家電 家電量販店がオススメする家電をジャンル別にランキング化しました

今や日本全国いたるところで、家電量販店を見ることができます。さまざまな種類の量販店があり、それぞれオススメする製品に違いがあるかもしれない……。そう思った当編集部は、都内の家電量販店25店舗への覆面調査を敢行! 量販店がオススメする家電のピックアップに成功しました。

調査結果をもとに、「空気清浄機」、「エアコン」、「スティック掃除機」、「炊飯器」、「冷蔵庫」、「電子レンジ」の6ジャンルについて量販店オススメモデルBEST3を作成したのでご紹介します。くどいようですが、今回のランキングはあくまで量販店員オススメの製品です。360.lifeの評価とは必ずしも一致しないことがある点はご了承ください。

記事1位BEST 【空気清浄機1位】花粉を撃退するテクノロジーを搭載した空気清浄機

パナソニック:F-VC70XP:空気清浄機

パナソニック
F-VC70XP
実勢価格:4万3595円
サイズ:W39.8×H64×D27.9(下部含む)cm
重量:約10.2kg

空気清浄機の1位はパナソニック「F-VC70XP」になりました。本製品の特徴は、イオンテクノロジー"ナノイーX"と"ダブルフローツインルーバー"による花粉撃退能力です。花粉だけでなく、部屋に侵入するPM2.5 からタバコやペットの臭いにいたるまで、空気の汚れをクリーンにしてくれます。

記事2位BEST 【空気清浄機2位】部屋の状況に合わせて空気をクリーンにします

シャープ:KI-HS70:空気清浄機

シャープ
KI-HS70
実勢価格:3万9200円
サイズ:W37×H66×D29.3cm
重量:約10kg

2位はシャープ「KI-HS70」です。空気中の情報を蓄積して分析する"COCORO AIR"が、部屋の空気状況に合わせた運転を行います。そして、シャープ製品でお馴染みの"プラズマクラスター"も搭載。ソファーやカーペットに付着したニオイや菌を消臭・除菌します。

記事3位BEST 【空気清浄機3位】花粉をしっかり吸引して加湿も強力です

パナソニック:F-VXP90:空気清浄機

パナソニック
F-VXP90
実勢価格:6万1527円
サイズ:W39.8×H64×D30.9(下部含む)cm
重量:約11.8kg

3位は1位に続いてパナソニックの「F-VXP90」になりました。汚れの種類に合わせた気流切り替えや高性能フィルターが本製品の魅力です。また、1位の「F-VC70XP」の上位機種にあたります。

このように空気清浄機BEST3は、パナソニック製品2機種がランクインしました。そのなかでも販売員がこぞってオススメしているのが、「F-VC70XP」です。性能面では、花粉撃退能力や加湿空気清浄機能のパワフルさを魅力に挙げる販売員が多かったです。また、"プラズマクラスター"を搭載しているため少し割高になるシャープと比べて、コスパ面でも優秀との声も。さらに、フィルター部分がスポンジ式でメンテナンスが手軽にできることなど、販売員ならではの多角的な視点によりウリ文句もさまざまでした。

記事1位BEST 【エアコン1位】ムーブアイ機能が非常に優秀です!

三菱電機:霧ヶ峰 Zシリーズ(2018年版):エアコン

三菱電機
霧ヶ峰 Zシリーズ(2018年版)
実勢価格:18万9700円
サイズ:W79.9×H29.5×D38.5(据付後39)cm
畳数の目安:11~17畳(冷房)、11~14畳(暖房)
消費電力:960W(冷房)、970W(暖房)

※リンク先の商品は主に14畳用向けの製品になります。

各メーカーがしのぎを削るエアコン部門は、三菱電機の「霧ヶ峰 Zシリーズ(2018年版)」が1位になりました。本製品の特徴は、なんと言っても"ムーブアイ機能"でしょう。高精度赤外線センサーが人と部屋を分析して体感温度を測り、室外の気温などの影響を、室温が変化する前に先読みして運転します。体感温度の低下を防いでくれるので、快適に過ごすことを可能にするエアコンです。

記事2位BEST 【エアコン2位】2種類の気流が部屋を快適にします

富士通:ノクリア Xシリーズ(2017年版):エアコン

富士通
ノクリア Xシリーズ(2017年版)
実勢価格:20万8800円
サイズ:W78.6×H29.3×D37.8(据付後38)cm
畳数の目安:11~17畳(冷房)、11~14畳(暖房)
消費電力:870W(冷房)、970W(暖房)

2位にランクインしたのは、富士通「ノクリア Xシリーズ(2017年版)」です。温度と速度の違う2種類の気流をコントロールして部屋全体を快適にする"デュアルブラスター"を搭載。この機能は、冬は足元から暖かく、夏はムラなく涼しい環境を提供してくれます。

記事3位BEST 【エアコン3位】部屋干しにも活躍する除湿機能が便利です

日立:白くまくん Xシリーズ(2017年版):エアコン

日立
白くまくん Xシリーズ(2017年版)
実勢価格:20万2600円
サイズ:W79.8×H29.5×D37.4cm
畳数の目安:11~17畳(冷房)、11~14畳(暖房)
消費電力:880W(冷房)、920W(暖房)

エアコン部門の3位は、日立「白くまくん Xシリーズ(2017年版)」になりました。"カラット除湿・健康冷房【涼快】"という再熱方式を採用にしていることが特徴です。この方式なら、室内の温度を下げることなく、湿度だけを下げることができます。肌寒いけど湿度を下げたい雨の日などに効果を発揮するでしょう。

人気が分かれたエアコン部門は、各メーカーのさまざまなシリーズが推されるなかで三菱電機「霧ヶ峰 Zシリーズ(2018年版)」が1位に輝きました。性能面では、部屋全体に気流を送るために本体横からも送風する点を評価する声が多かったです。コスパ面でも同シリーズの型落ちモデルをオススメする販売員がいたほどでした。2位の富士通「ノクリア Xシリーズ(2017年版)」は、使用頻度が高い人にとっては省エネに優れていると評判です。3位の日立「白くまくん Xシリーズ(2017年版)」と、惜しくも4位だったダイキン「AN40VRP」は接戦で、エアコンのトップの座をめぐる争いは激化の一途をたどっているランキングとなりました。

記事1位BEST 【スティック掃除機1位】ダイソンを選べば問題ないです!

ダイソン:V8 Fluffy:掃除機

ダイソン
V8 Fluffy
実勢価格:4万8000円
サイズ:W25×H122.7×D21cm
重量:約2.61kg
駆動時間:約40分(バッテリー通常モード)
充電時間:約5時間

スティック掃除機部門の1位は、ダイソン「V8 Fluffy」でした。「コード付き掃除機よりも確実にゴミを吸い取ります」のキャッチコピー通り、吸引力は流石の一言に尽きます。そして、1度の充電で約40分の運転が可能で取り回しの良さもバツグンです。家電批評本誌でも実力面で折り紙付きのダイソンが、量販店のオススメとしても抜きんでていました。

記事2位BEST 【スティック掃除機2位】自走式なので軽快にお掃除を行なえます

日立:PV-BD200:掃除機

日立
PV-BD200
実勢価格:1万8200円
サイズ:W27×H110×D17cm
重量:約2.8kg
駆動時間:約40分(標準)
充電時間:約4時間

2位は日立「PV-BD200」です。ブラシの回転で自走するので、軽やかにお掃除できることが魅力の本製品。さらにLEDライトを搭載しているので、暗い場所でもゴミを見逃すことはありません。また、ダストケース部分はまるごと水洗いできるなどメンテナンスが簡単に行なえるのもメリットです。

記事3位BEST 【スティック掃除機3位】スムーズな操作性と北欧カラーが魅力的です

エレクトロラックス:ergorapido Lithium COLOR POP ZB3101:掃除機

エレクトロラックス
ergorapido Lithium COLOR POP ZB3101
実勢価格:1万7910円
サイズ:W26.3×H107×D15cm
駆動時間:約20分(通常モード)
充電時間:約4時間

3位にランクインしたのは、スウェーデン生まれの家電メーカーエレクトロラックスの「ergorapido Lithium COLOR POP ZB3101」でした。大小どんなゴミも見逃さない"トライアングル・パワーノズル"を搭載! さらにヘッドが水平に左右180度動くため、持ち手や掃除機の方向を変えることなく使う人の動きに合わせてくれるなど操作性が良いのも特徴です。

スティック掃除機部門では、「代表的なスティック掃除機といえば」「最低限これくらいの吸引力は必要」など絶賛の声を集めたダイソンが、ダントツでオススメされました。ランキングのなかで唯一の国内メーカー日立の「PV-BD200」は、主にコスパ面が良いという声が多かったです。3位の「ergorapido Lithium COLOR POP ZB3101」は、ダイソンと比べて手元が軽く、安定性が高いことと、スタイリッシュなデザイン性といった点が評価され一定の支持を得ました。

記事1位BEST 【炊飯器1位】お米の美味しさに迫れる炊飯器!

タイガー魔法瓶:炊きたて tacook JKT-J100:炊飯器

タイガー魔法瓶
炊きたて tacook JKT-J100
実勢価格:1万4488円
サイズ:W26×H21.1×D35.4cm
重量:約4.1kg

炊飯器部門は、タイガー魔法瓶「炊きたて tacook JKT-J100」が見事1位となりました。最大の特徴は、付属のクッキングプレートを使うことで、お米を炊きながら同時に調理もできる点です。おかずを作る手間がはぶけるので、家事の時短と光熱費の節約ができます。また、お米の甘みを引き出す"剛火IH"も本製品の魅力です。釜全体を包み込むように加熱して、お米を芯からふっくら炊き上げます。そして、"高温蒸らし"がお米のα化を促進。お米本来の甘みを引き出します。

記事2位BEST 【炊飯器2位】一粒一粒ふっくらしたご飯を炊き上げます

パナソニック:Wおどり炊き SR-HX107:炊飯器

パナソニック
Wおどり炊き SR-HX107
実勢価格:2万8948円
サイズ:W25×H20.1×D32.1cm
重量:約4.6kg

2位にランクインしたのは、パナソニックの「Wおどり炊き SR-HX107」でした。釜内に泡の熱対流を生み出し、米粒の間に大量の気泡が通り熱を伝える"大火力おどり炊き"機能が搭載されています。さらに、釜の側面や底だけではなくフタにもIHを搭載した"全面発熱5段IH"で、お米を一粒一粒ふっくら炊き上げる炊飯器です。

記事3位BEST 【炊飯器3位】お米の甘みを凝縮して香りを引き出します

タイガー魔法瓶:GRAND X THE 炊きたて JPG-X100:炊飯器

タイガー魔法瓶
GRAND X THE 炊きたて JPG-X100
実勢価格:8万6571円
サイズ:W26.1×H22×D32.5cm
重量:7.3kg

1位に続いて3位もタイガー魔法瓶の炊飯器がランクイン! 「GRAND X THE 炊きたて JPG-X100」は、"プレミアム本土鍋"による理想的な加熱でお米をふっくら香り高く仕上げてくれます。また、選択したメニューや行っている操作を音声で読み上げる"音声ガイド"も搭載されており、操作性もなかなか優秀です。

炊飯器部門の調査では、販売員の「とにかくタイガーならハズレなしです! 」という声が印象的でした。ほかにも、「タイガー製品に共通するのは、炊きたての美味しさと圧力炊きによるもちもちした食感」と賛辞を送る意見も多々あり、老舗メーカーならではの製品力とマーケティング力を垣間見ることができます。そんなランキング1位と3位のタイガー魔法瓶に割って入ったのがパナソニックです。販売員は「Wおどり炊き SR-SPX107」の、炊き分け機能やスチーム機能に販売員も注目していました。

記事1位BEST 【冷蔵庫1位】見た目はスリムでも実は大容量な冷蔵庫です!

三菱電機:MR-B46C:冷蔵庫

三菱電機
MR-B46C
実勢価格:15万5200円
サイズ:W60×H182.1×D69.9cm
重量:約104kg
容積:455L

冷蔵庫部門の1位は、三菱電機の「MR-B46C」です。横幅60cmなので見た目は非常にスリムですが、455Lと大容量が本製品の特徴になります。また、冷凍した食材を解凍しないですぐに使える"切れちゃう瞬冷凍"機能も非常に便利です。

記事2位BEST 【冷蔵庫2位】肉や魚、野菜の鮮度を長持ちさせます

三菱電機:MR-WX52C:冷蔵庫

三菱電機
MR-WX52C
実勢価格:18万2000円
サイズ:W65×H182.1×D69.9cm
重量:約118kg
容積:517L

2位にランクインしたのは、三菱電機「MR-WX52C」でした。特徴は、野菜をみずみずしく新鮮に保ち、ビタミンCを増やす"朝どれ野菜室"や、肉と魚を生のまま保存できる"氷点下ストッカーD"を搭載している点でしょう。またワイドな棚を2分割して、効率の良い収納を可能にする"セパレートガラスシェルフ"も特徴的です。

記事3位BEST 【冷蔵庫3位】大容量の野菜室と冷凍室が人気の秘訣

パナソニック:NR-F503HPX:冷蔵庫

パナソニック
NR-F503HPX
実勢価格:19万4800円
サイズ:W65×H182.8×D69.9cm
重量:約103kg
容積:500L

3位はパナソニックの「NR-F503HPX」となりました。さまざまな機能を搭載している本製品ですが、中でも注目したいのが"ワンダフルオープン"です。冷凍室と野菜室が100%全開になるため、大容量なうえ奥まで見えて使いやすい機能となっています。

冷蔵庫部門では三菱の冷蔵庫が、「スマートな見た目に対して大容量」「出してすぐ包丁を入られれる冷凍保存」「生ものがニオイにくい」といった点で販売員からのオススメされることが多かったです。さらに「冷蔵庫といえば三菱」と断言する販売員も多かったです。そんな圧倒的三菱人気のなか、パナソニックの「NR-F503HPX」も"ワンダフルオープン"などの機能面の使いやすさやコスパ面から一定数オススメされました。

記事1位BEST 【電子レンジ1位】重さを測って温め加減を調整する優等生です!

日立:ヘルシーシェフ MRO-TS8:電子レンジ

日立
ヘルシーシェフ MRO-TS8
実勢価格:3万3260円
サイズ:W48.7×H36.5×D43cm
重量:約16.5kg

電子レンジ部門の1位に輝いたのは、日立の「ヘルシーシェフ MRO-TS8」でした。本製品は、重さを測って温め加減を調整する"トリプル重量センサー"を搭載しています。これにより、冷凍と冷蔵の2品や重さの違う2品を同時に温めることが可能です。さらに水蒸気調理もできるなど、高スペックなレンジとなっています。

記事2位BEST 【電子レンジ2位】お手入れ簡単でコスパの高さが光ります

日立:ヘルシーシェフ MRO-TS7:電子レンジ

日立
ヘルシーシェフ MRO-TS7
実勢価格:2万8746円
サイズ:W48.3×H34×D38.6cm
重量:約14kg

2位は、1位に引き続き日立の電子レンジ「ヘルシーシェフ MRO-TS7」がランクインしました。"トリプル重量センサー"は搭載されていないですが、その分お買い求めやすい価格となっているのでコスパ面では優秀な製品です。さらにこの「ヘルシーシェフ」シリーズは、庫内側面に汚れを落としやすいシリコン系塗装が採用されていたり、ヒーターが露出していないので庫内天面を簡単に拭き取れたりと、お手入れが簡単なことも特徴となっています。

記事3位BEST 【電子レンジ3位】温めも解凍もムラなくできる高火力がウリです

東芝:石窯ドーム ER-RD3000:電子レンジ

東芝
石窯ドーム ER-RD3000
実勢価格:4万9700万円
サイズ:W49.8×H39.6×D39.9cm
重量:約20kg

3位に入ったのは、東芝「石窯ドーム ER-RD3000」でした。東芝ならではの石窯構造が特徴の本製品は、300度の大火力でオーブン調理を行なえたり、温めや解凍の加熱ムラを抑えることができるなど、消費者にとってありがたい機能が豊富に搭載されています。

電子レンジ部門の調査でわかったのは、店頭での「ヘルシーシェフ」ゴリ推し感が強いことです。オートメニューが豊富で解凍もしっかり可能、レンジのお手入れもラクといった、電子レンジとして王道を走る魅力を各販売員からすすめられました。その一方で、孤軍奮闘したのが東芝です。「石窯ドーム ER-RD3000」の"石窯構造"や"300度まで高温が出る"という独自機能を推す声もあり、日立「ヘルシーシェフ」一強のなかで存在感を見せつけました。

家電量販店のジャンル別オススメモデルBEST3を紹介してきましたが、いかがでしたか。今回の調査結果ではパナソニック製品のプッシュがやや多いことがわかりました。すべてのジャンルを押さえているメーカーだけあって、どのジャンルでも一定数のプッシュがあり、トータルで考えるとパナソニック推しが目立つ形となったようです。

何はともあれ、読者の皆さんが家電量販店で家電を購入する際は、自分自身が「良い」と感じたモノを購入するようにしてください。今回のランキングがその参考になれば幸いです。