運転効率を上げるには 室外機の置き方を見直そう

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家電の中でも消費電力が大きいエアコンは、消費電力に気を配りたいところです。運転モードやフィルター掃除など、風を出す室内機だけを調整しがちですが、それよりも運転効率を上げるためのキモは、室外機にあります。

室外機は室内の熱を外に排出するためのもの。この室外機が不適切な環境に置かれていると、冷蔵効率が悪くなります。室内機をキレイに保つのも重要ですが、エアコンを設置したら、何よりもまず室外機の設置環境を整えましょう。

以下、2つの注意するポイントを紹介します。夏本番を迎える前に、ぜひ参考にしてみてください。

①室外機の前にものを置かない

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※画像はダイキンの公式ホームページより

ポイントの1つ目は、室外機の周囲にものを置かないこと。ものを置くと風通しを悪くなり、放出した熱を吸い戻します。それにより運転効率が落ちてしまうんです。室外機の前はできるだけスペースを空けて、風通しを良くしておく必要があります。見た目がよくないので、隠してしまう人も多いようですが、隠し方に注意です。

②直射日光を避ける

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2つ目は、直射日光を避けることです。室内の熱を排出する際に電力を消費するので、直射日光で室外機自体の温度が上昇すると、より電力を多く消費してしまいます。

【裏ワザ】直射日光を遮る 「日陰」を作ってあげよう

室外機の運転効率を上げるためには、風の出入りを作りつつ、直射日光を避ける工夫をしてみてください。

【裏ワザ】直射日光を遮る「日陰」を作ってあげよう イメージ

簡単なのは日陰を作ることですが、あまり近い場所に壁などを作ってしまうと、今度は空気の循環が滞ってしまう場合があります。そこで室外機から1mほど離れた場所に、すだれのような風通しがいいものを立ててやると効果的です。ベニヤ板や傘でも代用可能です。陽射しを遮りながら、同時に空気の循環も阻害しないで済みます。

やってはいけないことは、室外機に直接水をかけることです。

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確かに水をかけて冷やせば消費電力は多少抑えられますが、効果は一時的です。それ以上に、濡れた地面から立ち上る水蒸気によって、室外機内部の基板が損傷する恐れがあるので要注意です。すだれなどで直射日光を遮るほうが現実的と言えます。


いかがでしたでしょうか。エアコンの冷房効率アップのために、ぜひ参考にしてみてくださいね。