挽きたての香りを楽しめる!ペッパーミルにはどんな種類があるの?

料理の香りづけや刺激をプラスしたいときに欠かせない調味料といえば、ブラックペッパー(黒コショウ)。あらかじめ挽いてある市販品も便利ですが、「ペッパーミル」を使えば、挽きたての香りを楽しむことができます。また、仕上げに「ガリガリッ」と挽いて料理にかければ、本格的な雰囲気を味わえます。
しかし、一口にペッパーミルといっても、いろんな種類があって迷ってしまいますよね。そこでまずは、ペッパーミルにはどのようなタイプがあるのか「手動タイプ」と「電動タイプ」を順に見ていきましょう。
1:手動タイプ

手動タイプは主に、オーソドックスな「両手でひねるタイプ」、手軽な「片手で挽くタイプ」、腕力に自信のない人でもOKなハンドルを回して挽く「グラインダータイプ」などがあります。
2:電動タイプ
電動タイプは、力をかけずに素早く大量のスパイスを挽くことが可能。料理でブラックペッパーをたくさん使う人にオススメです。乾電池を使用する分コストはかかります。
手動タイプにはさらに細かい分類があります

手動タイプには、主に3つのタイプがあることを既に紹介しました。では、どれを選ぶのが良いでしょうか。
ここで、3つそれぞれの特徴を細かく確認していきます。
両手でひねるタイプは万能型
一般的に筒型になっている「両手でひねるタイプ」は、力が入れやすいのが特徴です。また、挽く量を細かく調節することができます。繊細な香り付けにも適しているので、万能型といっても過言ではないでしょう。
ただし、両手が埋まってしまうので、皿や器を持ちながら作業することができない点はデメリットかもしれません。また、油で汚れてしまうと、滑りやすくなり、上手に挽くことができなくなるので注意してください。
片手タイプはプレゼントにおすすめ
そのデザイン性からプレゼントとしてもおすすめの片手タイプは、ボタンを押したりレバーを握ったりするだけで手軽に素早く挽くことができるのがポイント。スマートな動作を魅せることができる点もメリットではないでしょうか。
1回に出る量が少ないので、いつもついブラックペッパーをかけすぎてしまう人も安心。見た目もオシャレなので、テーブルに置くだけでインテリアとしても役立ちます。
デメリットは、料理でブラックペッパーを大量にかける場面には馴染まないところです。
グラインダータイプはスムーズな作業が魅力
グラインダータイプは、ハンドルを回すだけで挽くので握力が弱くても使いやすいです。一度に大量のブラックペッパーが必要という場面では、こちらのタイプが手軽に作業できるのでおすすめ。
ただし、ハンドル部分がやや邪魔になるところがデメリット。購入前にキッチンに収納する場所があるか確認してから選ぶ方がよいでしょう。
用途は人それぞれ…ペッパーミルを選ぶときのポイントは?
では具体的にどんなペッパーミルが使いやすいのでしょうか。自分がどんなシーンでペッパーミルを使うのか想定した上で、ペッパーミルを選ぶ際におさえておくべきポイントをチェックしましょう。
ポイント1:使用シーンに適した材質か

キッチンで使うのであれば、汚れたときにお手入れしやすいガラス製やステンレス製のボディが便利。透明のボディなら残量も確認しやすいです。一方で木製のボディは、水濡れに弱いのでどちらかといえば食卓向きです。
また、2本セットなどでソルトミルとしての利用も検討しているなら、グラインダー(刃)は、塩分に強いセラミック製を選びましょう。
ポイント2:ちょうどいいサイズ感か

腕力に自信のない人は軽いものを、手の小さいひとはボディが太すぎないものを選びましょう。また、食卓で使うのであれば、あまり場所をとらないサイズが望ましいです。
ポイント3:粗さ調節機能があるか

スパイスの粒の粗さを調節できるミルを使えば、料理の仕上げに使いたいときには粗挽きにして、下味を付ける際には食材になじみやすいように細かく挽くといった具合に、メニューによって使い分けも可能です。
ポイント4:使い勝手はいいか

分解して洗えるか、補充しやすいつくりかなどもチェック。また、受け皿やフタが付いているタイプなら、ブラックペッパーが飛び散る心配がありません。
他にもこんな点を要チェック

ここまで紹介したポイント以外にも、選ぶ際のチェックポイントがあります。購入してから後悔することのないようにチェックしておいてください。
おしゃれなデザインで料理を楽しむ
ペッパーミルはデザインのバリエーションも豊富。最近では、カラフルなタイプやストライプなど個性的なものも続々と登場しています。
おしゃれなデザインのアイテムがあれば、料理がますます楽しくなるはずです。食卓に置いておくだけでも、料理が一層洗練された雰囲気になりますよ。
さらに、スパイスラックを別途調達しておけば、キッチンでおしゃれにペッパーミルを収納することができます。スパイスラックにも冷蔵庫などに付けられるマグネット式や広く作業スペースを取れる吊り下げタイプなど様々ありますので、ぜひチェックしてみてください。
安いアイテムは粒が揃わない場合もあるので注意
ペッパーミルは、高級品と思っている方も多いかもしれませんが、実はスーパーや百均でお手軽に購入することができます。しかし、安いアイテムだと大きな粒と細かい粒が混ざり不揃いになることもある上、1回に出る量も少なめ。
コスパは良いので、自分で楽しむ分には十分かもしれませんが、お客さんに料理を提供する機会があるのなら、数千円代の価格帯のものも1つは用意しておいた方が良いでしょう。
挽きやすいのはどれ?ペッパーミル20製品をテスト!
今回は「手動タイプ」のうち、オーソドックスな「両手タイプ」を10製品、便利そうな「片手タイプ」を1製品をチョイス。「電動タイプ」は9製品選び、専門家にテストしてもらいました。今回行ったテストは、以下4つです。
テスト1:挽きやすさ[配点:30点]

ブラックペッパーをミルに詰め、実際に挽いてみて「素早く挽けるか」「手が疲れないか」を確認。「持ちやすさ」「軽さ」も評価のポイントに加えました。
テスト2:使い勝手[配点:30点]

「手入れのしやすさ」「粒の粗さの調節方法がわかりやすいか」などを評価。フタや受け皿が付いているものには加点しました。
テスト3:仕上がり[配点:20点]

挽き上がったブラックペッパーの粒が粗すぎないか、撮影してチェック。粒の大きさを調節する機能がついているものについては、狙い通りの粒の大きさに挽けているか確認しました。また、2本セットや2種類のスパイスが入れられる商品に関しては、ピンク岩塩も挽いて粒の仕上がりを確認しました。
テスト4:デザイン[配点:20点]

おしゃれな道具を使うと、料理や食事の時間が楽しくなります。キッチンや食卓に置いていて絵になるデザイン・サイズ感か評価しました。
以上を踏まえて、さっそくペッパーミルのおすすめランキングへと参りましょう!
手動タイプのペッパーミルのおすすめランキング11選
まずは、手動タイプのペッパーミルのおすすめランキング11選からご紹介します!
デザインと挽きやすさを両立 プジョー「クレモン チョコ 13cm ペッパーミル 27933」
プジョー(PEUGEOT)
クレモン チョコ 13cm ペッパーミル 27933
実勢価格:2960円
サイズ:φ5.4×H13.5cm
重さ:169g
素材・材質:ボディ/天然木(ブナ)、シャフト/ステンレス、ギア/鉄
▼採点結果
- 挽きやすさ: 25/30点
- 使い勝手: 20/30点
- 仕上がり: 19/20点
- デザイン: 20/20点
- 合計: 84/100点
手動タイプのおすすめランキング第1位に輝いたのは、プジョー「クレモン チョコ 13cm ペッパーミル 27933」でした!ほどよい手応えを感じながら黒コショウの粒の粗さを調節しやすく、しかも手が疲れることなく快適に使えました。

ギアには鉄を採用。パワフルに、黒コショウの粒が引っかからずに挽くことができました。コショウ以外に、山椒、花椒、コリアンダーシードにも使えます。

ミル上部のネジには、プジョーおなじみのライオンのマークが。粒を細かくするにはネジを時計回りにしめ、粗くするには反時計回りにゆるめます。目盛りはありませんが、狙い通りに粒の大きさを調節することができました。
挽いた後の仕上がり
粒は全体的にキメ細かい印象で、ちゃんと細挽き〜粗挽きまで、狙った通りに粒の大きさを微調整できました!
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き



受け皿が付いていない点と、開口部が狭く補充しにくい点以外は、ほぼパーフェクト! 手馴染みが良くてとても使いやすく、高級感のあるデザインが食卓に映えます。
粒の大きさを4段階で調整可能 CASUAL PRODUCT「青芳 セーフティー SP ミル A-S 064845」
CASUAL PRODUCT
青芳 セーフティー SP ミル A-S 064845
実勢価格:991円
サイズ:約φ4.4×H10.6cm
重さ:約100g
素材・材質:本体/メタクリル樹脂(耐熱温度60℃)、臼部/セラミック、シャフト/アルミニウム、臼押さえ部・アジャスター部/ABS樹脂(耐熱温度80℃)、バネ/ステンレス、上部ネジ/真鍮(ニッケルメッキ)
▼採点結果
- 挽きやすさ: 26/30点
- 使い勝手: 22/30点
- 仕上がり: 16/20点
- デザイン: 19/20点
- 合計: 83/100点
手動タイプのおすすめランキング第2位は、レトロな形状にモダンなクリア素材の組み合わせがおしゃれなCASUAL PRODUCT「青芳 セーフティー SP ミル A-S 064845」です。粒の大きさ調整のしやすさと挽きやすさが好感触でした!

底面に●印があり、矢印に合わせることで挽き目を調整できます。粒の数が大きいほど粗挽きになります。ツマミが幅広なので力を入れて回しやすいです。

クビレ形状が手にフィットし、挽きやすさも◎。

補充の際は、上部のネジを回してカバーを外します。口は狭めなので、スパイスを入れる際に少しだけ粒がこぼれ落ちました。
挽いた後の仕上がり

粒の大きさは4段階で綺麗にキレイに挽き分けることができました。
▼細挽き ●


▼中間 ●●


▼粗挽き ●●●


▼さらに粗め ●●●●



昔ながらの形状で握りやすくて力を入れやすいです。粒の調整もしやすく、ムダな動きがないから手が疲れにくいです。コンパクトなサイズ感は食卓に置くのにちょうどいいですね。

粒の調整がひと目でわかるのは嬉しい! 受け皿と掃除ブラシが付いたら完璧ですね。
手になじみ挽きやすい 京セラ「セラミックミル スパイス用 CM-15N-BK」
京セラ(Kyocera)
セラミックミル スパイス用 CM-15N-BK
実勢価格:1500円
サイズ:φ5.1×H13.7cm
重さ:190g
素材・材質:臼/セラミック磁器、本体/ABS樹脂,ガラス、粗さ調節ツマミ/ポリアセタール、バネ/SUS304
▼採点結果
- 挽きやすさ: 25/30点
- 使い勝手: 27/30点
- 仕上がり: 18/20点
- デザイン: 13/20点
- 合計: 83/100点
手動タイプのおすすめランキング同率2位は、京セラ「セラミックミル スパイス用 CM-15N-BK」。小ぶりなサイズはキッチンに、食卓にと、場所を選ばず使えます。

ゆるやかにくびれた形状とフタに施された波状の凹みが手によくなじみます。しっかり握れて、挽きやすかったです。

ツマミを回して粒の大きさを調節します。目印があるのでどの方向に回せばよいかわかりやすいです。
挽いた後の仕上がり
細挽きから粗挽きまで、見事なグラデーションに仕上がりました。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


4位: スピーディーに挽ける 京セラ(Kyosera)「セラミック ミル CM-20-FP」
京セラ(Kyosera)
セラミック ミル CM-20-FP
実勢価格:1827円
サイズ:約φ6×H15.5cm
重さ:約204g
容量:約150ml
素材・材質:刃部/セラミック磁器、フタ・本体(上)/アクリル樹脂、ボトル/ガラス、粗さ調節ツマミ/ポリプロピレン樹脂
▼採点結果
- 挽きやすさ: 22/30点
- 使い勝手: 26/30点
- 仕上がり: 18/20点
- デザイン: 10/20点
- 合計: 76/100点
手動タイプのおすすめランキング第4位は、京セラ(Kyosera)「セラミック ミル CM-20-FP」です。

容器部分に軸がないので補充がしやすいです。容量もたっぷりなので、頻繁に使う人にオススメ。

挽き目調整の視認性はまずまずです。

口に近い部分はくびれており、支える手がフィット。底面に近い部分はガシッと掴んで回しやすく、手動タイプにしてはスピーディーに挽くことができました。
挽いた後の仕上がり

細挽きの仕上がりはやや粗めな印象ですが、粒の大きさは揃っていて綺麗です。黒コショウの香りがよく立ちました。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


ガラス瓶は匂いが付きにくいし、拭き取りも丸洗いもしやすいのでキッチンでもガンガン使えると思います。挽くときの手応えもかたすぎず、手速く挽けるのは良いですね。
5位: キャンプなど持ち運び用に活躍 VKCHEF「ミニスパイスミル(2本セット)」
VKCHEF
ミニスパイスミル(2本セット)
実勢価格:1490円
サイズ:約φ3×8.7cm
重さ:約57g(実測)
容量:10ml×2
素材・材質:容器/ソーダライムガラス、ミル部(内部)容器蓋・ミル部本体・キャップ/PP樹脂、調整ツマミ/POM樹脂
そのほかの材料:セラミック、アルミニウム
ミル部外面:スプリング、ステンレスリング
▼採点結果
- 挽きやすさ: 19/30点
- 使い勝手: 17/30点
- 仕上がり: 16/20点
- デザイン: 17/20点
- 合計: 69/100点
手動タイプのおすすめランキング第5位は、ミニサイズのミル2本がセットになったVKCHEF「ミニスパイスミル」です。

超ミニサイズなので、そのままスパイスを入れようとするとポロポロこぼれてしまいました。付属の漏斗を使用することで、補充をスムーズに行えました。

本体サイズが小さく握りづらいため、ひねる動作は手が疲れました。料理で毎日使いするというよりも、食卓や、キャンプなどでたまに使うのに向いていそうです。

持ち運びにピッタリな巾着付き。ちなみに箱入りなので、キャンプ好きな人へのギフトとしても良いでしょう。
挽いた後の仕上がり ブラックペッパー

ツマミの調整がやや難しかったです。細挽きと中挽きは繊細な仕上がり、粗挽きは粒を半分に割る感じになりました。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き

挽いた後の仕上がり ピンク岩塩

岩塩のほうが柔らかく削れやすいため、ブラックペッパーよりも細かい仕上がりになりました。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


粒のサイズ調整を細かく行うのは難しいですが、一定の大きさで挽くぶんには問題ないかと思います。
6位: 胡椒付き! コール&メイソン「ペッパーミル グルメプレシジョン ダーウェント H59401G」
コール&メイソン
ペッパーミル グルメプレシジョン ダーウェント H59401G
実勢価格:9350円
サイズ:φ6×H19cm
重さ:296g
素材・材質:トップ/ステンレススチール、ボディ/アクリル、リング/ステンレススチール、ベース/ステンレススチール
付属品:胡椒
▼採点結果
- 挽きやすさ: 13/30点
- 使い勝手: 20/30点
- 仕上がり: 16/20点
- デザイン: 17/20点
- 合計: 66/100点
イギリスの老舗ブランドコール&メイソンの「ペッパーミル グルメプレシジョン ダーウェント H59401G」が手動タイプの第6位にランクイン。スタイリッシュなデザインと仕上がりのよさで得点を伸ばしました。
容器にブラックペッパーが入った状態で販売されています。

ボディに6段階の目盛りが付いていてわかりやすい点は好評価ですが、挽いたときの手ごたえが軽く、何度もひねる必要があります。手がとても疲れ、挽きやすさの得点が伸び悩みました。
挽いた後の仕上がり
挽きにくいものの仕上がり自体はキレイで、ちゃんと調節できました。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


同率6位: 使い勝手◎な Dreampassing「スパイスミル 2個セット」
Dreampassing
スパイスミル 2個セット
実勢価格:1999円
サイズ:φ6.5×H13.5cm
重さ:209g(実測)
素材・材質:上部/ステンレス、グラインダー部/セラミック、ボディ/ガラス
▼採点結果
- 挽きやすさ: 17/30点
- 使い勝手: 25/30点
- 仕上がり: 15/20点
- デザイン: 9/20点
- 合計: 66点
Dreampassing「スパイスミル 2個セット」が、使い勝手のよさで同率6位に。醤油さしのような見た目でデザインの評価を落としましたが、汚れを気にせずにガンガン使える点は◎です。
ボディが太いので、手の小さい人はボディを握るよりも底面に手を添えた方が持ちやすいです。

調整つまみに粒の大きさの目印があります。
腐食しにくいセラミック刃を採用。1本は塩用、もう1本はコショウ用と、セット使いもできます。
挽いた後の仕上がり
全体的に細かい仕上がりで、粒の大きさはそんなに変わらない印象です。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


8位: 粒の粗さ調節自在! アスベル「セラミックミル 岩塩・スパイス用 「フォルマ」ブラック」
アスベル(ASVEL)
セラミックミル 岩塩・スパイス用 「フォルマ」ブラック
実勢価格:1100円
サイズ:φ6.2×H13.5cm
重さ:150g
素材・材質:本体/ソーダガラス、フタ/ポリプロピレン、キャップ/アクリル、調節ツマミ/ABS、刃部/セラミック、バネ/ステンレス
▼採点結果
- 挽きやすさ: 17/30点
- 使い勝手: 20/30点
- 仕上がり: 18/20点
- デザイン: 10/20点
- 合計: 65/100点
手動タイプのおすすめランキング第8位は、アスベル「セラミックミル 岩塩・スパイス用 「フォルマ」ブラック」。実用性に優れていますが、手応えがやや重たく手が疲れました。デザインの評価は低めです。

ツマミを境に細目と粗目の表示が分かれており、回す方向がわかりやすくなっています。
挽いた後の仕上がり
細かめ、中間、粗めと、キレイに調節できました。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


9位: 1本に2種類のスパイスを入れられる HAILIX「2 in 1ソルト&ペッパーグラインダー」
HAILIX
2 in 1 ソルト&ペッパーグラインダー
実勢価格:1589円
サイズ:約φ5.2×H22cm
重さ:262g(実測)
素材・材質:201ステンレス鋼
▼採点結果
- 挽きやすさ: 15/30点
- 使い勝手: 18/30点
- 仕上がり: 14/20点
- デザイン: 17/20点
- 合計: 64/100点
手動タイプのおすすめランキング第9位は、1本に2種類のスパイスを入れられるHAILIX「2 in 1 ソルト&ペッパーグラインダー」です。

色の異なるスパイスを入れると華やかな印象で、キッチンなどに飾っておいても映えそうです。

粒の大きさの目印は見づらいです。

太い寸胴形状なので、手の小さい人にとっては握りづらいかも……。
挽いた後の仕上がり ブラックペッパー

細挽き〜中挽きの加減が難しく、空回りしているような手応えで挽くのに時間がかかってしまいました。細挽き・中挽きともに粒が細かく、サイズ間はほぼ一緒です。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き

挽いた後の仕上がり ピンク岩塩

ピンク岩塩は狙ったサイズに挽くことができました。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


出が良くないので、手が疲れました。また、金属の匂いが手に移ってしまった点がとくに気になりました。
10位: レストラン気分が味わえる MagicSky「ペッパーミル ソルトミル 白本と茶褐色 2点セット」
MagicSky
ペッパーミル ソルトミル 白本と茶褐色 2点セット
実勢価格:2100円
サイズ:φ5.5×20.5cm
重さ:192g
素材・材質:ボディ/天然オーク木、グラインダー/セラミック
▼採点結果
- 挽きやすさ: 17/30点
- 使い勝手: 15/30点
- 仕上がり: 15/20点
- デザイン: 15/20点
- 合計: 62/100点
手動タイプのおすすめランキング第10位は、MagicSky「ペッパーミル ソルトミル 白本と茶褐色 2点セット」。王道のペッパーミルという印象のデザインです。
全長20.5cmのサイズはちょっと大げさに感じてしまうかもしれませんが、2本セットが手頃な価格で揃い、レストランの雰囲気を味わえます。
水洗いは不可で、お手入れ用のブラシが付いています。

粒の大きさ調節用のネジは目印がなく、回す方向や何回転したかがわかりづらいです。木のボディは残量が外から見えないので、使用頻度の高い人には向かないかもしれません。
挽いた後の仕上がり
粒の大きさにはあまり差が見られませんが、手はそんなに疲れませんでした。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


11位: 片手で使える HAILIX「ステンレス製ミル ワンプッシュ式 2個セット」
HAILIX
ステンレス製ミル ワンプッシュ式 2個セット
実勢価格:1799円
サイズ:φ2.7×H15.2cm
重さ:175g
素材・材質:ステンレス鋼、PMMAガラス
▼採点結果
- 挽きやすさ: 15/30点
- 使い勝手: 15/30点
- 仕上がり: 10/20点
- デザイン: 20/20点
- 合計: 60/100点
片手タイプの利便性を検証すべくチョイスしたHAILIX「ステンレス製ミル ワンプッシュ式 2個セット」は、手動式で11位という結果に。デザインは満点ですが、その他の項目がふるわず順位を落としました。

挽いた後の仕上がり
粗めの仕上がりです。粒の大きさは調整できないので、食卓で仕上げにかけたいときに使うのがよさそうです。
▼ブラックペッパー


▼ピンク岩塩


ステンレスは塩分により腐食する場合もあるので、塩を入れて使う際には注意してください。
電動タイプのペッパーミルのおすすめランキング9選
ここからは、電動タイプのペッパーミルのおすすめランキング9選をご紹介します!
ラッセルホブス「電動ミル ソルト&ペッパー ミニ 7932JP(2本セット)」
ラッセルホブス
電動ミル ソルト&ペッパー ミニ 7932JP(2本セット)
実勢価格:4400円
サイズ:約φ3.5×H18.5cm
重さ:約180g
素材・材質:ステンレス、セラミック、PCTG樹脂、ABS樹脂
電池:単4乾電池×4本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 30/30点
- 使い勝手: 16/30点
- 仕上がり: 20/20点
- デザイン: 19/20点
- 合計: 85/100点
電動タイプのおすすめランキング第1位に輝いたのは、ラッセルホブス「電動ミル ソルト&ペッパー ミニ 7932JP」です。スタイリッシュなデザインと、電動タイプにしては軽量で扱いやすい点が高評価でした!

片手で扱えるサイズ感が◎。挽き上がりまでのスピードも上々でした。

スパイスを入れる容器が小さいので、スプーンで補充する際に粒がこぼれました。口の細い袋から直入れなら補充もストレスなく行えそうです。
挽いた後の仕上がり ブラックペッパー

サイズ調整の目印はありませんが、ツマミを時計回りに回すと細挽き、反時計回りで粗挽きに。スムーズに粒の大きさを変えて挽くことができました。
▼細挽き

細惹きの粒も角が立って綺麗な仕上がり。食欲をそそる良い香りが立ちました。
▼中間

▼粗挽き

挽いた後の仕上がり ピンク岩塩

ピンク岩塩の挽き分けも◎。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


台座がついていて、2本並べても邪魔にならないサイズ感が◎。容器が小さいので頻繁に補充する必要がありそうですが、スパイスの鮮度さが保たれるという意味では良いかもしれませんね。

単3乾電池は上部、スパイスは下部と入れる場所が分かれているので、補充時に電池落下の心配がありません。ただ、スパイス容器に本体をセットする際、合わせる位置がわかりづらくて少し手こずりました。
小型が魅力の エフエイト「電動マルチミル ホワイト B007-WH」
エフエイト
電動マルチミル ホワイト B007-WH
実勢価格:2399円
サイズ:φ5.5×H17.6cm
重さ:225g
素材・材質:ABS樹脂、セラミック
電源:単3乾電池×4本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 30/30点
- 使い勝手: 18/30点
- 仕上がり: 16/20点
- デザイン: 16/20点
- 合計: 80/100点
電動タイプのペッパーミルのおすすめランキング第2位は、エフエイト「電動マルチミル ホワイト B007-WH」です。受け皿がないため使い勝手でやや点数を落としましたが、挽きやすさは抜群です!

他の電動式ペッパーミルと比べると背が低く、コンパクトな設計。重量も比較的軽いので、腕力のない人にもオススメです。

ボタンが押しやすいのでどんどん挽けますが、容量はそんなに多くないので、こまめに補充する必要がありそうです。

調整用のツマミは表示がややわかりづらいです。
挽いた後の仕上がり
粒の大きさを狙い通りに調節できましたが、粗挽きから細挽きに戻すときに粒が隙間に挟まりがちでした。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


おしゃれな粗挽き ラッセルホブス「電動ミルソルト&ペッパー 7921JP」
ラッセルホブス
電動ミルソルト&ペッパー 7921JP
実勢価格:3300円
サイズ:約φ6×H23cm
重さ:約330g
素材・材質:ステンレス、セラミック、ABS樹脂、AS樹脂
電源:単3乾電池×4本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 25/30点
- 使い勝手: 22/30点
- 仕上がり: 13/20点
- デザイン: 19/20点
- 合計: 79/100点
電動タイプの1位に続いて、3位にもイギリス生まれの家電ブランドラッセルホブス「電動ミル ソルト&ペッパー 7921JP」がランクイン。同ブランドはデザインの評価が高く、キッチンで使うなら見せる収納がオススメです。受け皿が付いているので衛生面も○。

ライトも搭載。暗所での調理や仕上げに便利です。

「+」と「-」の表示がありますが、回転方向はわかりづらいです。
挽いた後の仕上がり
粒の大きさは、とにかく粗いです。いちばん細かい設定で挽くと、一般的な粗挽きぐらいの粒の大きさになります。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き



電池を入れる場所とスパイスを入れる場所が分かれているので、補充しやすかったです。受け皿が付いている点もGOOD。やや大きいですが、使い勝手のいい電動ミルです。
4位: dretec(ドリテック)「光るペッパーミル PM-106」
dretec(ドリテック)
光るペッパーミル PM-106
実勢価格:2372円
サイズ:約φ5.3×H22cm
重さ:約310g(本体とフタ)
素材・材質:本体/ステンレス、ABS樹脂、ポリカーボネート、フタ/ABS樹脂、回転軸/アルミニウム
電池:単4形アルカリ乾電池×6本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 20/30点
- 使い勝手: 17/30点
- 仕上がり: 20/20点
- デザイン: 16/20点
- 合計: 73/100点
電動タイプのおすすめランキング第4位は、dretec(ドリテック)「光るペッパーミル PM-106」です。その名の通り、稼働時にライトが点きますが、明るさは控えめで、作業への影響はあまり無いと感じました。

容量が大きめなのでそこまで頻繁に補充する必要はなさそうですが、補充のたびに重たい電池ユニットを目印に合わせてセットする必要があります。

太くて若干握りづらいですが、片手で使えました。
挽いた後の仕上がり

全体的に粒が繊細で均一で、仕上がりの評価は満点! 1位のラッセルホブスと同様、スパイスの香りが強く立ちました。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


粒の大きさ調整の目印は白地で見づらいですが、仕上がりは1、2を争うレベルで良かったです!

キッチンで調理に頻繁に使うなら、これぐらいの容量があるとちょうど良いかも。フタが付いているのも○。
5位: 大きすぎ!?な 京セラ「セラミック電動ミル CMD-50」
京セラ(Kyocera)
セラミック電動ミル CMD-50
実勢価格:5000円
サイズ:φ7.6×H24.7cm(台座含む)
重さ:約310g
素材・材質:本体/ABS樹脂、刃/セラミック磁器、回転軸/ポリアミド66
電源:単3乾電池×4本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 25/30点
- 使い勝手: 20/30点
- 仕上がり: 15/20点
- デザイン: 10/20点
- 合計: 70/100点
電動タイプのペッパーミルのおすすめランキング第5位は京セラ「セラミック電動ミル CMD-50」でした。本体サイズが大きく、片手で持つとずっしりと重たいです。末広がりの形状なので、落とさないよう注意が必要です。

調節用のつまみの表示はわかりやすく、挽きやすさも問題なし。
挽いた後の仕上がり
粒の大きさはほぼ変化がありません。一定の大きさで大量に挽きたい人向けです。
▼細挽き


▼中間


▼粗挽き


6位: BRUNO「LEDライト付スパイスミル」
BRUNO
LEDライト付スパイスミル BHK223
実勢価格:2200円
サイズ:約φ4.5×H22cm
重さ:約215g(電池除く)
素材・材質:本体/ABS樹脂、容器/ポリカーボネート、ステンレス鋼、刃/セラミック
電池:単4形アルカリ乾電池×6本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 25/30点
- 使い勝手: 15/30点
- 仕上がり: 15/20点
- デザイン: 14/20点
- 合計: 69/100点
電動タイプのおすすめランキング第6位は、BRUNO「LEDライト付スパイスミル」です。スリムな形状で、オシャレなカラーリングが目を引きます。

スパイスを入れようと本体を回し外したところ、外側のカバーと中身が分離し、電池ユニットが落下。この手のタイプは補充時の取り外しは慎重に行う必要があります。乾電池の周りに脱落防止の透明カバーが付いている点は良かったです。

スリムで形状的には良いのですが、表面の素材がやや滑りやすいと感じました。

LEDライトの明かりは控えめでした。
挽いた後の仕上がり

ダイヤルに目印はありませんが、サイズ調整はスムーズに行えました。仕上がりもまずまずといったところ。
▼細挽き

▼中間
粒の大きさにバラつきがありました。

▼粗挽き


ペッパーミルとしての機能はそこそこですが、質感が若干チープで、受け皿が付いていない点は△です。
7位: 傾けるだけで挽ける Ninonly「電動ペッパーミル」
Ninonly
電動ペッパーミル
実勢価格:1780円
サイズ:約φ7×H21cm
重さ:約350g
素材・材質:セラミック、ステンレス鋼、ABS樹脂、AS樹脂
電池:単4乾電池×6本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 20/30点
- 使い勝手: 23/30点
- 仕上がり: 14/20点
- デザイン: 10/20点
- 合計: 67/100点
電動タイプのおすすめランキング第7位は、Ninonly「電動ペッパーミル」です。こちらは、本体を傾けるだけでスパイスを挽けるという変わり種のペッパーミルです。

電池ユニットと容器は別々になっており、容器に軸などがないので補充がスムーズ。

ペッパーミルを垂直にせずとも、手首の角度が自然な状態で持って挽けるので、意外とラクちんでした。LEDライトは強力な青色発光なので、好みが分かれそうです。

掃除用ブラシが付いている点は高評価! しっかりフチに沿って粒をかき出すことができました。ただし、本体を傾けすぎるとミルが作動するので要注意です。
挽いた後の仕上がり

ツマミに目印はありません。中挽きから粗めの仕上がりになりました。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


本体を徐々に傾ければ粒が急に飛び散るといったこともなく、傾けるタイプにしては感覚的に使いやすかったです。スパイスが出てくる部分が上に付いているので、埃の混入を防ぐには調味料棚に入れたり、カバーをかけたりといった工夫が必要ですね。

重量はありますが、傾けて持つだけで良いので手はそこまで疲れませんでした。
8位: 意図せぬタイミングで作動 Toffy(トフィー)「電動ソルト&ペッパーミル K-EM1-SV」
Toffy(トフィー)
電動ソルト&ペッパーミル K-EM1-SV
実勢価格:2420円
サイズ:約φ6×H18cm
重さ:約340g(電池含まず)
素材・材質:本体/ステンレス、ABS樹脂、ボトル/ガラス、刃/セラミック
電池:単4形アルカリ乾電池×6本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 16/30点
- 使い勝手: 19/30点
- 仕上がり: 17/20点
- デザイン: 12/20点
- 合計: 64/100点
電動タイプのおすすめランキング第8位は、7位に続き本体を傾けて挽くタイプのToffy(トフィー)「電動ソルト&ペッパーミル K-EM1-SV」です。スパイスを入れる容器のみ別売りで購入し、本体を付け替えて使用することができます。

電池部と補充部が分かれているので補充をラクに行えました。

粒の大きさ調整の目印は比較的わかりやすいですが、ツマミが小さく少し回しづらいです。

本体を平行に傾けたぐらいで作動します。そのままだと粒がフチに引っかかったり、周囲に飛び散ったりするため、垂直に近い角度で構える必要があり、手が疲れました。

フチに粒が残りますが、傾けて払おうとするともれなく作動するため、残った粒は立てた状態で拭き取ったほうが良いでしょう。
挽いた後の仕上がり

粒は揃っていて仕上がりはまずまず。粗挽きは粒が小さめでした。
▼細挽き

▼中間

▼粗挽き


挽き上がりは綺麗ですが、自分で狙ったタイミングや位置で出すのが難しかったです。お手入れのしにくさでもストレスが溜まりそう……。
9位: Fohil「電動ミル(2本セット)」
Fohil
電動ミル(2本セット)
実勢価格:2198円
サイズ:約5.2×20.6cm
重さ:約241g(実測)
素材・材質:セラミック、ABS樹脂、AS樹脂
電池:単4乾電池×6本
▼採点結果
- 挽きやすさ: 17/30点
- 使い勝手: 15/30点
- 仕上がり: 10/20点
- デザイン: 8/20点
- 合計: 50/100点
電動タイプのおすすめランキング第9位は、Fohil「電動ミル(2本セット)」でした。

補充の際は、外側のカバーと電池ユニットを取り外しする必要があります。

粒の出が悪いため、使用時無意識に力んでしまい、手が疲れました。
挽いた後の仕上がり
粒の大きさ調整用のダイヤルがついていますが、2本ともいくら回しても粒の大きさが変わらず……。すべて粒が細かく仕上がり、しっとりとした質感になってしまいました。
▼ブラックペッパー

▼ピンク岩塩


調整用のツマミを開いてもミルの隙間が開かず、回転もしばしば止まり動作が不安定でした。個体差があるかもしれませんが、今回は細挽きにしか使えませんでした。
実用性重視?デザイン重視?好みに合ったペッパーミルを選ぼう!

ペッパーミルのおすすめランキングはいかがでしたか?今回は実用性とデザイン性に優れたプジョー「クレモン」が手動タイプのベストに輝きましたが、用途や好みは人それぞれです。
粒の大きさを自在に調節できるものがいいのか、片手で軽快に挽きたいのか。はたまた、好きなデザインの商品を使いたい、挽くときの手応えを感じたいという人もいることでしょう。
今回の検証でわかったポイントを参考に、好みのペッパーミルを使って料理を楽しんでみてくださいね!
マイクロスコープでスパイスの粒を撮影すると、微細な違いがよくわかります。