【2024年】猫用トイレのおすすめランキング9選。LDKが手入れ・掃除しやすい人気商品を徹底比較

いま人気の猫用トイレは？

ネコのトイレは愛猫が気に入って使ってくれるのはもちろん、飼い主がトイレの掃除がしやすいもの、ニオイが抑えられるものを選びたいですよね。

猫トイレは、主にノーマルトイレ・システムトイレ・自動トイレの3種類あり、近年は消臭性能が高く掃除に手間がかからないシステムタイプのトイレが人気です。

猫用システムトイレとは？

猫のシステムトイレとは2層構造のトイレのこと。上段はシステムトイレ用の猫砂、下段はシステムトイレ用のシートかマットを入れます。オシッコは猫砂を通して下段に流れ落ちるので、普段の掃除はウンチの処理だけでOKです。

システムトイレは使用済みのネコ砂をこまめに捨てる必要がないので、掃除回数が少なくて済みます。

上段にはスノコ状

システムトイレの上段は、スノコと同じ構造。おしっこはネコ砂を通して下段のシートもしくはマットに吸収されます。

システムトイレ用の猫砂が必要

システムトイレはオシッコをシートやマットに吸収させる必要があるので、固まるネコ砂は使用不可。システムトイレ用のネコ砂を使います。

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下段にはシートかマットを入れる

下段はトレーになっていて、オシッコを吸収するためのペットシーツやマットを入れます。吸収力や消臭性能はメーカーによって異なりますが、脱臭・抗菌シートをうたう商品が多いです。

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猫用システムトイレのメリット・デメリットは？

ネコ用システムトイレは、オシッコを採取しやすく臭いにくいのがメリット。掃除回数が少なく手間がかかりません。ただし、システムトイレは猫が嫌がりやすく、普通のネコトイレよりお金がかるというデメリットがあります。

システムトイレには、スコップや脱臭・抗菌チップなどがセットになっているものもあるので付属品もチェックしましょう。

猫用自動トイレのメリット・デメリットは？

全自動トイレとは、ネコが用を足すと自動で排泄物を清掃してくれるのが特徴のトイレのこと。家を空けることが多かったり、とにかくトイレ掃除の回数を減らしたいという人におすすめです。

一方で、ネコ砂を多く消費してしまうことや、消臭性能がイマイチというデメリットがあります。

人気のシステムトイレを徹底比較&自動トイレも検証

そこで今回は、花王・ユニチャーム・アイリスオーヤマなどの人気の猫用システムトイレを比較。

猫ちゃんと飼い主さんの快適度が高いおすすめを探して、口コミやレビューだけではわからない実力を徹底チェックし、猫トイレのおすすめランキングを決定。あわせて最新の自動トイレの性能も検証しました。

猫用トイレの選び方は？

おすすめを紹介する前に、まずはシステムトイレの選び方のポイントをお伝えします。

選び方1：タイプ

猫用のシステムトイレは大きく分けて4種類。それぞれにメリット・デメリットがあるので重視したいポイントで選びましょう。

オープンタイプ：シンプルで掃除しやすい

特徴

• 臭いにくさ：3／5
• 砂の飛び散りにくさ：3／5
• 利便性：4／5

オープン型のシステムトイレは、カバーがないのでお部屋にニオイが広がりやすいですが、こもりにくくもあるのでネコが嫌がりにくいです。

サイズは製品によって大きく異なり、コンパクトなものも、広々としたものもあります。1000円台で購入できるものもあり、シンプルなので掃除がしやすいです。

ドームタイプ：人間のメリットが多い

特徴

• 臭いにくさ：5／5
• 砂の飛び散りにくさ：4／5
• 利便性：3／5

ドームタイプのシステムトイレは、フードが付いているので、ネコ砂もニオイもトイレの外へ出にくいのが特徴。ドーム型は周囲を気にせず排泄ができ、薄暗くて落ち着けますが、中にこもるニオイを嫌がるネコもいます。

出入口が開閉式になっているフルカバータイプもあります。

上から入るタイプ：猫砂が飛び散らない

特徴

• 臭いにくさ：5／5
• 砂の飛び散りにくさ：5／5
• 利便性：2／5

上に入り口があるタイプのシステムトイレは、本体の天面に開いている穴から出入りします。ニオイ対策もバッチリで、ネコ砂も飛び散りにくいのが長所。ただし、子猫や足腰の弱まったシニアネコには不向きです。

深さがあるのでウンチの処理がやや面倒。上から入るタイプのシステムトイレは、販売しているメーカーが少ないです。

出入口が開閉式になっているフルカバータイプもあります。

IoTタイプ：猫の病気を発見しやすい

特徴

• 臭いにくさ：3／5
• 砂の飛び散りにくさ：3／5
• 利便性：5／5

オープンタイプのシステムトイレは、インターネット接続機能があり、専用アプリでネコの体重や排尿回数、滞在時間などがわかります。カメラが搭載され、排泄時の様子を確認できる製品も。

ネコの病気を早期発見しやすいですが、利用するには月額費がかかり、自宅にWi-Fi環境が必要です。

選び方2：サイズ

猫のサイズにあった大きさや深さのトイレを選ぶことも大事ですが、国内外の研究で、ネコは小さなトイレより大きなトイレを好むことがあきらかになっています。

できるだけゆとりのあるトイレを選びましょう。

獣医師

谷口史奈 先生 のコメント

トイレ本体は大きいに越したことはありません。

選び方3：人間目線だけでなくネコ目線で

システムトイレは人間目線だけでなく、ネコ目線でも選び事が大事。システムトイレを導入する際の注意点を獣医師の谷口史奈先生に教えてもらいました。

獣医師

谷口史奈 先生 のコメント

ネコは固まる砂が入った広いトイレで排泄することを好みます。だからシステムトイレは〝ネコに妥協してもらっている〟ということを忘れないでください。できるだけネコにストレスを与えないよう、トイレ本体は大きなものを選ぶのがいいでしょう。ネコが排泄を我慢したり粗相をしたりするなら、以前使っていたトイレに戻すべきです。

猫用システムトイレの人気商品を徹底比較

今回は、アイリスオーヤマやユニ・チャーム、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネット通販でも購入できる人気のシステムトイレ9製品をピックアップ。

獣医師の谷口史奈先生、ペット用品取扱士の奥田直樹さん、キャットシッターの三浦しずかさん、「拝啓ねこ様」店長のVEGAさん、「拝啓ねこ様」オーナーの近藤みゆきさんと一緒に以下の項目でテストしました。

広さ

ネコは狭いトイレよりも広いトイレを好むことがわかっています。そこで各製品のサイズをチェック。面積が大きいほど高評価となります。

使い勝手

純正のネコ砂やシーツをセットし、掃除のしやすさをチェック。ネコ砂やシーツが取り替えにくいものやお手入れがしにくいものは低評価としています。

消臭機能

ネコのオシッコで固まった鉱物系の砂を大量に用意。水に浸して「尿液」を作り、それを各製品に注ぎ、消臭性能（臭わないかどうか）をチェックしました。

それでは、テスト結果を評価の高かった順に発表します。

※検証協力／保護ネコカフェ「拝啓ねこ様」、キャットシッター「猫のお留守番」