市販で買える安全なドッグフードとは?

犬の健康を維持するうえで欠かせないドッグフード。ほとんどの人は、特定の製品を継続的に与えているでしょう。
だからフード選びは、とても重要。愛犬に問題のある製品をあげ続けたら、健康を損なうおそれがあります。
知っておいてほしいのは「知名度」や「原材料」だけでフードを選んではいけないこと。ドッグフードはメーカーの信頼性や栄養素のバランスも重要です。
「LDK」が成犬用の小型犬向けドッグフードをテスト

そこで今回は、「LDK」特別編集ムック「ワンDK デラックス」が主に大手ペットフードメーカーの主食用ドッグフードをピックアップ。
研究開発や安全対策に力を入れているか、栄養素のバランスに問題はないか、着色料など犬に不必要な原材料を使っていないか、徹底的にチェックしておすすめのドッグフードを探しました。
愛犬の健康を維持し、いつまでも元気でいてもらうためにも、ぜひ検証結果を参考にフードを選んでください。
ドッグフードの選び方は?
おすすめ紹介の前に、まずはドッグフードの選び方について解説します。
選び方1:タイプで選ぶ
ドッグフードは「ドライフード」「半生フード」「ウェットフード」の3タイプがあります。
【ドライフード】効率的に栄養素を摂取できて使い勝手もいい

ドライフードは原料を混ぜ合わせ、加熱・加圧・成形したもの。
水分が10%前後しかないこともあり、封を切っても日持ちします。質量あたりの栄養価が高く、効率的にエネルギーや栄養素を摂取できます。
ただし、余分に与えると肥満になりやすいというデメリットも。
【半生フード】弾力性がありシニア犬でも食べやすい

半生フードは「セミモイスト」もしくは「ソフトドライフード」とも呼ばれます。
水分量は25〜30%程度で、ドライフードより柔らかく、嗜好性も高い傾向にあります。主原料は穀類のこともあれば肉類のことも。
封を切ったらできるだけ早く使い切る必要があります。
【ウェットフード】水分が多くてジューシーだから犬が喜びやすい

ウェットフードはチキンやビーフが主原料のことが多く、ジューシーなので犬が好んで食べる傾向にあります。
基本的に使い切りで、やや高額。水分が多いので質量あたりの栄養価が低く、必要な栄養素量を摂取するには、かなりの量を与える必要があります。
選び方2:信頼できるメーカーの製品を選ぶ
ホームページにアクセスして研究や工場をチェック
犬の健康を支えるドッグフードを製造するには、ペット栄養学をベースにした研究開発が必要。また、原材料の品質管理や工場の衛生管理も問われます。
これらに力を入れているか、メーカーのホームページなどで確認しましょう。
こんなメーカーには要注意!
研究に関する情報を発信していない
ドッグフードは長期的かつ継続的に与えるので、科学が問われます。
研究に関する情報を公開していないメーカーは、信頼性が低いと言わざるを得ません。
工場に関する情報を発信していない
問題のあるフードを製造しないようにするには、品質管理や安全対策に力を入れる必要があります。
製造工場が国際規格(ISOなど)を取得しているのが理想です。
誤解を招く広告表現をしている
たとえば、主食用のドッグフードは加工品なのに「手作り」とアピールするのはNG。
こうした誤解を招く表現をするメーカーは、信頼性に欠けます。
選び方3:愛犬のライフステージに合った総合栄養食を選ぶ
“主食用”と勘違いしやすいドッグフードもあるから注意
「一般食(その他目的食)」の表示があるフードは、“おかず”のようなもので、犬が健康を維持するのに必要な栄養素が適量含まれていません。
必ず「総合栄養食」と記載されたフードを主食にしましょう。
また、必要な栄養素量は成長段階によって異なるので、愛犬の年齢に対応している製品を選ぶのがベターです。
子犬(1歳未満)

急速に成長するので栄養価の高いフードが必要。
「子犬用」「成長期用」と表示された製品を選びましょう。
成犬(1〜6歳程度)

子犬用フードを与えると肥満の原因に。
「成犬用」「健康維持用」と記載されている製品を選びましょう。
高齢犬(7歳ごろから)

7歳前後は太りやすく、10歳以降くらいになるとやせやすいので、愛犬に適した製品をチョイスしましょう。
主食にするのは総合栄養食

総合栄養食は、犬に必要な栄養素が適量含まれている主食用のフードです。

一般食は「その他目的食」と記載されていることも。嗜好増進などが目的です。
オールステージ対応フードが選ばないほうが無難

オールステージ対応フードは、子犬からシニア犬まで対象にしています。
上述の通り必要な栄養素量は成長段階によって異なるので、本記事では非推奨です。
選び方4:栄養素バランスが整った製品を選ぶ
フードのパッケージをチェックして栄養素量が適量か確認を
総合栄養食のドッグフードは、犬が栄養不足にならないよう設計されています。ただし、栄養素は多く摂取すれば良いというわけではありません。
たとえばたんぱく質は、過剰に摂取すると腎臓に負担がかかるおそれも。ここで紹介している推奨栄養基準を参考にフードを選びましょう。
健康な犬の推奨栄養素量
たんぱく質 | 脂質 | 繊維 | |
子犬 | 22〜32% | 10〜25% | 推奨値なし |
成犬 | 15~30% | 10〜20% | 5%以下 |
高齢犬 | 15〜23% | 10〜15% | 2%以上 |
出典/「小動物の臨床栄養学 第5版」
※正常な体重と体型の犬が対象
ドッグフードの栄養素量は、パッケージやメーカーの商品ページに掲載されています。
特別な理由がない限り、特定の栄養素量が多すぎたり少なすぎたりする製品は、選ばないほうが無難です。
選び方5:原材料は気にしすぎない
有害な原材料を使用したフードの製造は禁止されている
原材料でペットフードの順位づけするネット記事は多いですが、「ペットフード安全法」により、有害な物質を含む、もしくはその可能性がるフードの製造は禁止されています。
ペットフードメーカーが法律を順守しているか抜き打ち検査も行われているので、原材料はそこまで気にしなくてOKです。

ペットフードにはさまざまな添加物が使用されています。すべて安全性が確認されています。
ネットの記事に惑わされないようにしてください。
選び方6:食いつきの良いフードを選ぶ
犬好みのごはんならしっかり食べるしストレスも与えない
ドッグフードは体重に適した量を与えることで、健康を維持できるように設計されています。どんな良質なフードでも、犬が必要量を食べなければ、健康を損なう可能性も。
また、好みでないごはんを毎日食べなければならないのは、犬にとってストレスです。食いつきが悪いなら、別のフードを試しましょう。

ビーフが好きだったり、チキンが苦手だったりと、犬の嗜好は個体によって異なります。
愛犬が好む香りや味を見極めましょう。毎回計量してちゃんと食べているか確認することも大切です。
ドッグフードの検証方法は?
今回、雑誌「LDK」の特別編集ムック『ワンDK デラックス』編集部が、ホームセンターやネット通販で買える成犬の小型犬向けドッグフード32製品をピックアップ。その中からB評価以上の高評価を獲得した商品を「ドライフード」「半生フード」「ウェットフード」に分けてランキングで紹介します。
ペット管理栄養士・ペットフード販売士の奥田直樹さんと共に、以下の3つの検証で各製品を評価しました。
テスト1:信頼性

ドッグフードは科学や安全性が問われる製品。
メーカーのホームページにアクセスし、どんな研究開発をしているのか、どんな工場で製造しているのか、公開している情報が多いほど高評価としました。
テスト2:栄養素バランス

「犬は肉食寄りの雑食だから、たんぱく質は多いほうがいい」という声もありますが、これは誤り。栄養素は少なすぎても多すぎてもダメです。
そこで各フードの栄養素バランスが適切かチェックしました。
テスト3:原材料

犬にメリットのない着色料や具体的な名称を避けた原材料の使用はマイナス評価。
DHAやEPA、オリゴ糖、乳酸菌、コラーゲンなど健康に配慮された原材料の使用はプラス評価としました。
※テストごとに5段階評価していますが、重要度は信頼性、栄養素バランス、原材料の順であるため、一部のテストが高評価あるいは低評価でも、総合評価が低いあるいは高いこともあります。
ドッグフード(ドライフード)のおすすめは?
実際に比べてみた、主食用ドッグフード(ドライタイプ)のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||
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ロイヤルカナンロイヤルカナン ミニ アダルト
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800g |
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日本ペットフードビューティープロ 成犬用 1歳から
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2500g |
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ペットラインプロフェッショナル・バランス 1歳から
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1000g |
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スマックフローラケア DOG 1歳〜成犬用
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800g |
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日本ヒルズ・コルゲートヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル マルチケア 小型犬用 ラム&ライス
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200g |
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マルカンサンライズ ナチュラハ グレインフリー ターキー・チキン&野菜入り 成犬用
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700g |
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イースタープロステージ フォーミュラ サーモン アダルト
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800g |
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マースジャパンニュートロ ワイルドレシピ 超小型犬〜小型犬用 成犬用 チキン
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800g |
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ネスレ日本プロプラン 成犬の健康維持をサポート成犬用(1歳〜)/超小型犬・小型犬 / チキン
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800g |
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ユニ・チャームフィジカライフ 成犬用 チキン&大豆入り
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800g |
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森乳サンワールドスーパーゴールド フィッシュ&ポテト プラス 関節の健康に配慮
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800g |
【1位】ロイヤルカナン「ロイヤルカナン ミニ アダルト」
- ロイヤルカナンロイヤルカナン ミニ アダルト
- 最安価格: ¥1,146〜
- おすすめポイント
-
- 栄養素のバランスがいい
- メーカーの信頼性が高い
- 消化性の高い小麦たんぱくを使用
- 内容量
- 800g
▼「ロイヤルカナン ミニ アダルト」のテスト結果
- 信頼性:◎+
- 栄養素:◎
- 原材料:◎
信頼性にかかわる情報をもっとも多く公開しているメーカー。
【ココがGOOD 1】国際規格を取得した工場でフードを製造

どんな工場で製造しているかわかりやすいです。
韓国にある製造工場は、国際規格のISO22000(食品安全マネジメントシステム)を取得。一定以上の安全性が確保されています。
品質と安全に対する取り組みや工場内部を動画で公開するなど信頼性◎です。
【ココがGOOD 2】栄養素のバランスと原材料に問題がない

消化性の高い小麦たんぱくを使用しているのが特徴。たんぱく質28%、脂質16%、繊維2.5%程度(いずれも乾物量)と、栄養素のバランスが整っています。
原材料は不必要なものがなく、魚油やオリゴ糖を始めとした健康に配慮した成分を複数使用しているのがグッド!
【2位】日本ペットフード「ビューティープロ 成犬用 1歳から」
- 日本ペットフードビューティープロ 成犬用 1歳から
- 最安価格: ¥1,480〜
- おすすめポイント
-
- たんぱく質や脂質などが適量
- 製造工場が国際規格を取得している
- 小分けになっているので風味が低下しにくい
- 内容量
- 2500g
▼「ビューティープロ 成犬用 1歳から」のテスト結果
- 信頼性:◎+
- 栄養素:◎
- 原材料:◎
【ココがGOOD 1】ペットフード研究所の詳細を公開している

ホームページでは、国内最古とされるペットフード専門の研究所で、どんな研究をしているのか紹介しています。
【ココがGOOD 2】製造工場が国際規格を取得していて比較的安全性が高い

静岡県にあるフードの製造工場は国内最大級で、ISO22000を取得。
フードの製造方法を写真付きで解説しているのも◯です。
【3位】ペットライン「プロフェッショナル・バランス 1歳から」
- ペットラインプロフェッショナル・バランス 1歳から
- 最安価格: ¥1,760〜
- おすすめポイント
-
- 栄養素バランスが高い
- 研究センターも製造工場も国際規格を取得
- 機能性成分を多く配合
- 内容量
- 1000g
▼「プロフェッショナル・バランス 1kg」のテスト結果
- 信頼性:◎+
- 栄養素:◎
- 原材料:◎
【ココがGOOD 1】ペットフードの開発方法や検証方法を解説

ホームページで茨城県にある研究開発センターの情報を公開。フード開発の様子や検証・測定方法がわかります。
学会で発表した研究実績も紹介しています。
【ココがGOOD 2】研究開発センターも製造工場も国際規格を取得

工場だけでなく研究開発センターも国際規格を取得し、品質管理に力を入れています。
【4位】スマック「フローラケア DOG 1歳〜成犬用」
- スマックフローラケア DOG 1歳〜成犬用
- 最安価格: ¥759〜
- おすすめポイント
-
- 穀物不使用フード
- 機能性成分を配合
- がっかりポイント
-
- たんぱく質が高めなのでシニア犬に不向き
- 内容量
- 800g
▼「フローラケア DOG 1歳〜成犬用」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
【ココがGOOD】どんな研究開発や安全対策をしているか公開

フードの製造工場は国際規格であるISO9001を取得。公式サイトで安全に関する情報を発信しています。
ペット栄養学に関する研究成果も発表しており、一定程度の信頼性があります。
【4位】日本ヒルズ・コルゲート「ヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル マルチケア」
- 日本ヒルズ・コルゲートヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル マルチケア 小型犬用 ラム&ライス
- 検証時価格: ¥495〜
- おすすめポイント
-
- 栄養バランスがすぐれている
- 最先端の研究に基づいて開発
- がっかりポイント
-
- 原材料評価はまあまあ
- 内容量
- 200g
▼「ヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル マルチケア」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◎+
- 原材料:◯
【6位】マルカン「サンライズ ナチュラハ グレインフリー」
- マルカンサンライズ ナチュラハ グレインフリー ターキー・チキン&野菜入り 成犬用
- 最安価格: ¥883〜
- おすすめポイント
-
- 穀物不使用フード
- 信頼性、原材料は高評価
- がっかりポイント
-
- たんぱく質量多めでシニア犬には不向き
- 内容量
- 700g
- 型番
- SNH-084
▼「サンライズ ナチュラハ グレインフリー」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
【7位】イースター「プロステージ フォーミュラ サーモン アダルト」
- イースタープロステージ フォーミュラ サーモン アダルト
- 最安価格: ¥1,450〜
- おすすめポイント
-
- 穀物不使用フード
- 製造工場がISO9001を取得
- がっかりポイント
-
- たんぱく質の割合がやや多い
- 内容量
- 800g
▼「プロステージ フォーミュラ サーモン アダルト」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
【8位】マースジャパン「ニュートロ ワイルドレシピ」
- マースジャパンニュートロ ワイルドレシピ 超小型犬〜小型犬用 成犬用 チキン
- 最安価格: ¥1,680〜
- おすすめポイント
-
- 穀物不使用フード
- 研究機関の専門サイトがある
- がっかりポイント
-
- 機能性成分は少なめ
- 内容量
- 800g
- 型番
- NW102
▼「ニュートロ ワイルドレシピ」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◯
【9位】ネスレ日本「プロプラン 成犬の健康維持をサポート」
- ネスレ日本プロプラン 成犬の健康維持をサポート成犬用(1歳〜)/超小型犬・小型犬 / チキン
- 最安価格: ¥1,624〜
- おすすめポイント
-
- ネスレの最上位ドッグフード
- がっかりポイント
-
- 栄養素、原材料評価はそこそこ
- 内容量
- 800g
▼「プロプラン 成犬の健康維持をサポート」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◯
【10位】ユニ・チャーム「フィジカライフ 成犬用 チキン&大豆入り」
- ユニ・チャームフィジカライフ 成犬用 チキン&大豆入り
- 最安価格: ¥1,471〜
- おすすめポイント
-
- 消化率の高い原材料を使用
- がっかりポイント
-
- 栄養素、原材料評価はそこそこ
- 内容量
- 800g
- 型番
- 4520699655122
▼「フィジカライフ 成犬用 チキン&大豆入り」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◯
【10位】森乳サンワールド「スーパーゴールド フィッシュ&ポテト プラス」
- 森乳サンワールドスーパーゴールド フィッシュ&ポテト プラス 関節の健康に配慮
- 最安価格: ¥1,775〜
- おすすめポイント
-
- バランスが良く栄養素は高評価
- がっかりポイント
-
- 研究や工場の情報公開がない
- 内容量
- 800g
- 型番
- 4978007004474
▼「スーパーゴールド フィッシュ&ポテト プラス」のテスト結果
- 信頼性:△
- 栄養素:◎+
- 原材料:◎
ドッグフード(半生フード)のおすすめは?
【1位】日本ペットフード「コンボ もっちりふっくら 国産チキン しっとりビーフ添え」
- 日本ペットフードコンボ もっちりふっくら 国産チキン しっとりビーフ添え
- 最安価格: ¥649〜
- おすすめポイント
-
- 信頼性が高いメーカー
- 工場がグレードの高い国際規格を取得
- 機能性成分も複数配合
- 内容量
- 600g
▼「コンボ もっちりふっくら 国産チキン しっとりビーフ添え」のテスト結果
- 信頼性:◎+
- 栄養素:◯
- 原材料:◯
【ココがGOOD】品質管理や安全対策に力を入れている

フード製造工場は食品安全マネジメントシステムの認証を得ていて安全性◎です。
【2位】ペティオ「モアソフト チキン アダルト」
- ペティオモアソフト チキン アダルト
- 最安価格: ¥253〜
- 内容量
- 50g
- 型番
- A14151
▼「モアソフト チキン アダルト」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
皮膚や被毛、腸の健康に配慮したフードです。
【2位】ペティオ「プラクト 総合栄養食 半生ごはん」
- ペティオプラクト 総合栄養食 半生ごはん 成犬用健康サポート
- 最安価格: ¥327〜
- おすすめポイント
-
- 信頼性が高い
- 健康をサポートする機能性成分が複数
- がっかりポイント
-
- 栄養素評価はそこそこ
- 内容量
- 125g
▼「プラクト 総合栄養食 半生ごはん」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
【2位】日本ペットフード「ビタワン君のWソフト 成犬用」
- 日本ペットフードビタワン君のWソフト 成犬用 ビーフ・やわらかささみ添え
- 最安価格: ¥498〜
- おすすめポイント
-
- 信頼性は高い
- がっかりポイント
-
- 栄養価は低い
- 内容量
- 200g
▼「ビタワン君のWソフト 成犬用」のテスト結果
- 信頼性:◎+
- 栄養素:△
- 原材料:△
【2位】マルカン「サンライズ ゴン太のほねっこ やわらかフード」
- マルカンサンライズ ゴン太のほねっこ やわらかフード ビーフ&野菜入り
- 最安価格: ¥299〜
- おすすめポイント
-
- 半生フードの中では栄養バランスが良い
- 製造工場が国際規格を取得している
- がっかりポイント
-
- 着色料使用
- 内容量
- 700g
- 型番
- SSB-043
▼「サンライズ ゴン太のほねっこ やわらかフード」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◎
- 原材料:△
【6位】ドギーマンハヤシ「無添加良品 からだ想いの毎日ごはん 子犬〜成犬用」
- ドギーマンハヤシ無添加良品 からだ想いの毎日ごはん 子犬~成犬用
- 最安価格: ¥299〜
- おすすめポイント
-
- 製造工場は国際規格を取得
- がっかりポイント
-
- 着色料を使用
- 内容量
- 200g
- 型番
- 9002730424003
▼「無添加良品 からだ想いの毎日ごはん 子犬〜成犬用」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◎
- 原材料:△
【7位】マルカン「サンライズ じゅわリッチ 黒毛和牛チーズ入り」
- マルカンサンライズ じゅわリッチ 黒毛和牛チーズ入り
- 最安価格: ¥368〜
- おすすめポイント
-
- 多種多様な原材料
- がっかりポイント
-
- 着色料の数が多い
- 内容量
- 750g
▼「サンライズ じゅわリッチ 黒毛和牛チーズ入り」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:△
ドッグフード(ウエットフード)のおすすめは?
【1位】ロイヤルカナン「ロイヤルカナン ウェット 小型犬 成犬用」
- ロイヤルカナンロイヤルカナン ウェット 小型犬 成犬用
- 最安価格: ¥184〜
- おすすめポイント
-
- 信頼性は最高評価
- 犬の食欲を刺激する香りと味付け
- 内容量
- 85g
▼「ロイヤルカナン ウェット 小型犬 成犬用」のテスト結果
- 信頼性:◎+
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
【ココがGOOD】犬の健康を維持するための研究開発が行われている

研究開発の詳細を公式サイトで紹介。ペット栄養学の専門家チームが、科学を重視してフードを開発しています。
研究方法も詳しく発信しています。
【2位】日本ヒルズ・コルゲート「ヒルズ サイエンス・ダイエット ウェット 腸の健康サポートプラス」
- 日本ヒルズ・コルゲートヒルズ サイエンス・ダイエット ウェット 腸の健康 サポートプラス 小型犬用 1歳以上の成犬 高齢犬用
- 最安価格: ¥308〜
- おすすめポイント
-
- 情報公開に積極的で信頼できる
- たんぱく質が多すぎずシニア犬にも与えやすい
- 内容量
- 200g
▼「ヒルズ サイエンス・ダイエット ウェット 腸の健康サポートプラス」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◎
多数の犬猫がいる研究所を動画で公開しています。
【3位】マースジャパン「シーザー 自然素材レシピ」
- マースジャパンシーザー 自然素材レシピ ビーフ&さつまいも・にんじん
- 最安価格: ¥128〜
- おすすめポイント
-
- 自然素材にこだわっている
- がっかりポイント
-
- 原材料評価は標準的
- 内容量
- 85g
- 型番
- CEM6
▼「シーザー 自然素材レシピ」のテスト結果
- 信頼性:◎
- 栄養素:◯
- 原材料:◯
ドッグフードの与え方のポイントは?
基本的に市販のペットフードは安全性を十分にチェックしてから出荷されます。しかし、ごくまれにリコールが起きることもあります。
過去には特定のフードを食べたイヌやネコが相次いで腎不全を発症し、製造会社が該当商品をリコールするという事件も起きました。こうしたことからリスク管理をしておくことが大切です。
ここでは、ドッグフードの与え方のポイントをご紹介します。
ドライフードとウェットフードの違いは?
ドライフードはウエットフードに比べて含水量が少なめ。嗜好性は高くありませんが、粘性が低く、歯に付きにくいので、歯石が形成されにくいです。ウエットフードは水分量が多くて嗜好性が高め。粘性が高いため歯に付きやすく、結果的に歯石が形成されやすくなります。
ドライフード

メリット
- ほとんどのブランドは割安な大容量サイズを用意しています。ひんぱんに購入しなくていいのも魅力。開封後もある程度は風味が保たれます。
- ドライフードはウエットフードに比べて粘性が低く、歯に付きにくいので、歯石が形成されにくいという特徴があります。
デメリット
- ウエットフードは肉や魚をたっぷりと使っていてジューシー。ドライフードは水気や香りが少ないこともあり、そこまで嗜好性が高くありません。
- ドライというだけあってフードの含水量が少なめ。水を積極的に飲まないイヌだと、水分が不足して泌尿器の病気リスクが上がります。
ウエットフード

メリット
- 一般的に肉や魚を主原料としているので、嗜好性が高め。また、食事のたびに缶やパウチを開封するので風味が損なわれません。
- 水分量が多く粘性が高いため歯に付きやすく、結果的に歯石が形成されやすくなります。そのため食後の歯みがきが欠かせません。
デメリット
- 水分量が多く粘性が高いため歯に付きやすく、結果的に歯石が形成されやすくなります。そのため食後の歯みがきが欠かせません。
- 缶やパウチに入っている食べきりタイプなので、ドライフードに比べると高価。傷みやすいので、食べ残したら早く片付ける必要もあります。
ドライフードとウエットフードには、それぞれ上にあげたようなメリット、デメリットがあり、必ずしもどちらが良いとは言い切れません。
ドライフードは水分補給がほとんどできないというデメリットがありますが、栄養価が高いので、たくさん食べさせる必要がありません。日持ちする、割安の大容量サイズが多い、といったこともメリットです。
一方、ウエットフードは嗜好性が良く水分量も多いですが、価格が高めです。
そんなわけで、1日のなかでも朝はドライ、夜はウエットというように、ローテーションをして与えるようにしましょう。
フードローテーションが愛犬の健康維持につながる

複数のフードを順番に与えることによって、何か問題があったときのリスクを分散することができます。
日ごろから複数のフードを与えておけば、万が一フードに問題があっても、健康被害を最小限に食い止めることができます。
また、イヌもいろいろなタイプのフードを味わえれば、より食事を楽しめるようになるでしょう。
ドッグフードの切り替えのタイミングは?
被毛やウンチに問題がみられないなら、現在与えているフードをきちんと消化・吸収できていると考えられます。
毛がパサついている、ウンチの色や硬さに問題がある、といった状態が続くなら、フードの切り替えを検討するとともに動物病院を受診しましょう。
フードが愛犬に合っているかどうかはウンチと被毛をチェック

いまのドッグフードが愛犬に合っているかどうかはウンチと被毛をチェックしてみましょう。
ここでは、目安としてうんちの見分け方を紹介します。
GOODうんち

健康的なウンチは適度な水分を保持していて、ツヤがあります。色は茶色で、ハシでつまめる程度の柔らかさです。
回数は1日1〜4回程度です。
NGウンチ
▼軟便・下痢

▼硬い・小粒

▼量が多い

多便はきちんと消化できていないおそれがあります。
ドッグフードのおすすめ まとめ
以上、ドッグフードのおすすめランキングでした。今回は32製品をジャッジし、その中で高評価だった上位の21製品を紹介しました。
愛犬の健康を維持するためには、日々の食事に気を配りたいもの。ドッグフードは毎日あげるものだから、信頼性が高く栄養素バランスに優れたものを選びたいですよね。
着色料など犬に不必要な原料が無添加かどうかもチェックしたいポイントです。
最後に、テスト結果を踏まえた各ランキングの総評とベストバイをご紹介します!
【ドライフード】ドッグフードのおすすめ

ロイヤルカナン
ロイヤルカナン ミニ アダルト
世界的に有名なメーカーの製品が1位

ドライフードは、半生フードやウエットフードに比べて低価格。簡単にあげられますし、封を切っても日持ちするので多くの飼い主が愛犬の主食にしています。
「ドライフードだけ与えている人が50%弱」という調査結果もあるほど。
ご存知の通り、ドライフードは多種多様。今回は主に主要メーカーの総合栄養食をテストしました。
どの製品も栄養素のバランスに大きな問題はありません。ただし、マルカン「サンライズ ナチュラハ グレインフリー」やマースジャパン「ニュートロ ワイルドレシピ」はたんぱく質が多く、シニア犬には与え続けないほうがいいでしょう。
信頼性で最高評価を獲得したのはロイヤルカナンの「ロイヤルカナン ミニ アダルト」。他社に比べ、研究開発や製造工場の情報を多く公開していました。
同社の製品はマイナス要素がなく、ベストバイも獲得! 標準的なフードよりやや高価ですが、それだけの価値があると言えるでしょう。
【半生フード】ドッグフードのおすすめ

日本ペットフード
コンボ
もっちりふっくら 国産チキン しっとりビーフ添え
ドライフードに比べて全体的に評価が低め

弾力性があり、嗜好性も高い傾向にある半生フード。ドライフードより種類が少なく、選択肢が限られます。
今回検証したのは、比較的人気が高い5製品。大半のメーカーは、研究開発や製造工場の情報を公開し、信頼性で高い評価を獲得しました。
ただし、ドライフードと比べると、全体的に栄養素の評価が低め。健康な成犬の場合、脂質の割合は10〜20%が推奨されていますが、10%を下回る製品が多く見られました。
原材料の評価もイマイチ。犬にメリットのない着色料を多用している製品が目立ちます。
ベストバイを獲得したのは、日本ペットフードの「コンボ もっちりふっくら 国産チキン しっとりビーフ添え」。
栄養素や原材料の評価は標準的でしたが、信頼性で最高評価を得たことが勝因です。
【ウエットフード】ドッグフードのおすすめ

ロイヤルカナン
ロイヤルカナン ウェット 小型犬 成犬用
ウエットフードの多くはタンパク質が過剰

ウエットフードの大半は、ビーフやチキンが主原料。お肉を堪能できるうえにジューシーなので、食いつきが良い傾向にあります。
ただし栄養価はあまり高くないため、犬が1日に必要な栄養素を摂取するには、かなりの量を与える必要があります。
肉主体なので、タンパク質が多すぎるのもネック。今回検証した製品も、ほとんどが30%を超えていました。なかには60%を超える製品もあり、主食として与え続けるのは避けたほうが無難です。
ベストバイとなったのはロイヤルカナン「ロイヤルカナン ウェット 小型犬 成犬用」。メーカーの信頼性も高く、ドライフード編と合わせて2冠を達成しました!
本記事を参考に、愛犬に合ったドッグフードを選んでみてくださいね。
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特定のことだけを重視して選ばないようにしてください。