Amazonの専用デバイス20製品を徹底比較しました!
2007年11月にリリースされた電子書籍リーダー「Kindle」を皮切りに、Amazonはタブレットやスマートスピーカーなど次々と専用デバイスをリリースしています。
「Amazon専用デバイス」なので、どの製品もAmazonのサービスがより快適に使えるように設計されている訳ですが、スペック違いのモデルが次々と登場してくるので、正直、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
という訳で編集部は、4種類のAmazonデバイス(計20製品)を集めて徹底比較を行いました。
今回はその中から、スマートスピーカー「Echo(エコー)」の比較結果をご紹介したいと思います。
しかし、ひと口に「Echo」と言ってもラインナップが多く、モデルによって特徴が大きく異なるので、3回に分けてご紹介したいと思います。
第1回:Echoの基礎知識
第2回:Echoスクリーン付きモデルの比較
第3回:Echoスクリーンなしモデルの比較
今回は「Echoスクリーン付きモデルの比較」をお送りします。
スクリーン付きEchoってどんなことができるの?
「Echo(エコー)」は超ザックリ説明すると、声で操作できて音楽配信が楽しめるスマートスピーカーということになります。
しかし、クラウドベースのAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」を搭載したEchoの機能はそれだけにとどまらず、天気予報やニュースの確認、スケジュールの管理、アラームやタイマーの利用、各種調べもの、メッセージや音声通話など非常に多機能です。
また、対応のIoT家電があれば、CMのように音声でテレビを付けたり、エアコンや照明を操作することも可能です。
「Echo」の現行モデルは、上記の図のように大まかに3タイプに別けられます。今回はこの中から「スクリーン付きモデル」をピックアップしてご紹介したいと思います。
スマートスピーカーにスクリーン(ディスプレイ)が搭載されたモデルで、一般的に「スマートディスプレイ」と呼ばれています。
スクリーンを搭載したことでタッチ操作が可能となり、初期設定時にスマホを出して専用アプリと接続する手間が省けるようになりました。また、音声で思い通りに操作できない場合でも、タッチ操作が可能なので快適です。
カメラを内蔵してるので、別のスクリーン付きEchoや「Alexa」アプリがインストールされたスマホ等とビデオ通話が可能です。さらに、スクリーン付きのAmazonデバイスなので「プライム・ビデオ」だって楽しめます!
また、Amazonで買い物をする際、スクリーンで商品の画像や詳細が見られるので注文ミスの防止にもう役立ちます。
音声認識がうまくいかないときはタッチ操作
急な来客や、電話がかかってきたときなど、音楽を一時停止したいのに音声認識がうまくいかない……なんてことが稀にあります。
でもスマートディスプレイはタッチ操作が可能なので、何度もスピーカーにしゃべりかける必要がなく、指でササッと操作を完了させることができます。
カメラ搭載でビデオ通話も可能
スクリーン付きEchoならビデオ通話も可能です。通話を行うにはスマホの「Alexa」アプリで事前に連絡先を登録しておく必要がありますが、スマホの連絡先の取り込みもカンタンです。
「プライム・ビデオ」も楽しめます
Amazonのスマートディスプレイなので、「プライム・ビデオ」にもしっかり対応!
「Echo Show」と「Echo Show 5」にはショートカットメニューが用意されていて、ここから「プライム・ビデオ」を起動して好きなビデオを楽しむことができます。
スクリーン付きEchoの大まかな特徴は以上の通りです。
ここからは、現行モデルの特徴を詳しく見ていきたいと思います。ますは大画面の「Echo Show」からどうぞ!
10.1インチ大画面搭載「Echo Show」
「Echo Show」は10.1インチHDスクリーンを搭載していて、スクリーン付きモデルの中では高画質。さらに、Dolby対応スピーカーで音質もパワフルです。
Amazon
Echo Show 第2世代
2018年12月発売
実勢価格:2万7980円
サイズ:246×174×107mm
重量:1755g
スクリーンサイズ:10.1インチ
画面解像度:1280 x 800
スピーカー:2インチ 10W スピーカー×2 / パッシブラジエーター / Dolbyデュアルスピーカー付き
カメラ:5メガピクセル
「プライム・ビデオ」はもちろん、「Amazon Music」を歌詞付きで楽しむことも可能です(※歌詞表示は対応楽曲のみ)。しかし、大画面&高音質はうれしいのですが、サイズが大きめなので置き場所を選びます。また値段も高めです。
コンパクトで気軽に使える「Echo Show 5」
先述の「Echo Show」に比べるとコンパクトで、どこに置いてもジャマになりにくいサイズ感の「Echo Show 5」。コスパも良いので、スマートスピーカーの“お試し”にもおすすめです。
Amazon
Echo Show 5
2019年6月発売
実勢価格:7980円
サイズ:148×86×73mm
重量:410g
スクリーンサイズ:5.5インチ
画面解像度:960 x 480
スピーカー:1.65インチ 4Wスピーカー
カメラ:1メガピクセル
先述しましたが、スクリーン付きEchoにはカメラが搭載されています。スマホの「Alexa」アプリを使えば、外出先でにEchoのカメラを起動させて、自宅の様子やペットの様子などを確認することも可能です。
ビデオ通話もできるので、カメラ機能は便利です。でも「留守中に誰かに部屋を見られたらイヤ」とか「セキュリティは大丈夫なの?」と心配に思うも方もいらっしゃることでしょう。
「Echo Show 5」には開閉式のカメラカバーが付いていて、物理的にカメラを隠すことができるので安心です。
公式での販売は終了しましたがスタイリッシュな「Echo Spot」
最後にご紹介するのは円形スクリーンを搭載した、小型でスタイリッシュな「Echo Spot」。
Amazonデバイスは入れ替わりが激しく、2018年7月に登場した「Echo Spot」は残念ながらAmazonでの取り扱いが終わってしまいました。
Echoにはこういったモデルもある(あった)ということで、どうぞ参考までにご覧ください。
Amazon
Echo Spot
2018年7月発売
販売価格:1万4980円
サイズ:104×97×91mm
重量:419g
スクリーンサイズ:2.5インチ
画像解像度:480×480
スピーカー:内蔵スピーカー
カメラ:0.3メガピクセル
※現在、Amazonでは販売していません。
スタイリッシュでコンパクトなので、家のいろいろな所にポンと置けます。しかし、時計を表示させたりビデオ通話をする分には問題ないですが、この画面サイズだとややタッチ操作がしにくかったです。
以上、「スクリーン付きEcho」のご紹介でした。
「スマートスピーカーは欲しいけど音声操作にチョット抵抗がある」とか「プライム会員だから、ビデオも音楽もめいっぱい楽しみたい!」という方は、スクリーン付きEchoを使ってみてはいかがでしょうか。