あの「ダイソン」がガチで日本向け仕様になりました
当360.lifeでも幾度となくダイソンのスティック型掃除機をご紹介していますが、「ダイソンは重いからチョット……」という方も少なからずいらしゃることでしょう。
事実、ハイエンドモデルの「V11」は2.72kgもあり、お世辞にも軽量とは言えません。どちらかと言うと重くてパワフルな掃除機よりも、軽くてパワフルな掃除機の方が日本人にはうれしいですよね。
……そんな訳で、ダイソンを購入候補から外しちゃった方もいると思いますが、2019年8月に登場した「V8 Slim」は再考の価値がありそうです。
ダイソン
Dyson V8 Slim Fluffy
実勢価格:5万2000円
サイズ:W250×D210×D1123mm
重量:2.15kg(スティック時)
充電時間:約5時間
稼働時間:最大約40分(通常モード)、約7分(強モード)
「V8 Slim」は日本の住環境のために開発した、軽くて小回りのきくスティック掃除機なんだとか。
でも、いくら軽くて小回りがきいても、肝心な吸引力がイマイチだったら意味がないですよね。そこで編集部が「V8 Slim」の実力をテストしました!
さすがダイソン!V8 Slimは軽量化されたのにパワフルです
ガチ日本向けになったと言う「V8 Slim」の操作性や吸引力をテストしたので、ここから、その結果を詳しくご紹介したいと思います。
【手にかかる負荷】1.55kg
本体を手にした際の負荷は1.55kg。2019年4月当時、同社の最軽量モデルとしてに登場した「V7 Slim」よりも軽くなっています。
【騒音値】72.8dB
スティック掃除機としては優秀な数値! ダイソンは駆動音が気になるという方も多いと思いますが、この辺もかなりがんばっています。
ちなみに、過去のテストで計測した上位モデルの駆動音は以下の通りです。参考までにご覧ください。
なお、4つのパターンで吸引力のテストを行ったのですが「さすがダイソン!」といった結果になりました。
吸引力テスト①フローリング
フローリングに3種のゴミ(川砂・コーヒー粉2g・紙片6枚)をまいて吸引。溝の吸い残しもありませんでした。
吸引力テスト②フローリング(壁際)
フローリングの壁際に砂をまいて吸引したところ、一往復ですべて吸い取りました。フローリングを手でふれてみたところ、ザラザラ感もありませんでした。
吸引力テスト③タイルカーペット
表面のパイルがループ状になっているループタイプのタイルカーペット(素材はポリプロピレン100%)の上にコーヒー粉をまいて吸引したところ、ごくわずかですが吸い残しが見られました。
吸引力テスト④毛足の長い絨毯
ポリエステル100%、毛足の長さ20cmの絨毯に髪の毛を散布してテスト。1本だけ残りましたが、ほぼキレイになりました!
ちなみに、自宅でも実際に使用してみたところ、滑りが良くて非常に軽く感じました。ヘッドが薄くて小さいので、ソファーやベッドの下にもスッと入って使いやすかったです。
試しに自宅の小4男子に持たせてみたところ「軽い!」と喜んで使っていました。
クリーナーヘッドは小型・軽量化と同時に空気の流れが改善され、より効率的にゴミを吸引できるようになりました。また、パイプも短くなってサイズ感も日本向けに改良されています。
「Fluffy+」には便利なLED隙間ノズルなどが付属
Dyson V8 Slimは「Fluffy」と「Fluffy+」がラインナップ。掃除機本体の性能に違いはありませんが、付属ツールが異なります。
ダイソン
Dyson V8 Slim Fluffy+
実勢価格:6万5242円
Dyson V8 Slim Fluffyの付属品(画像はダイソン公式サイトより)
Dyson V8 Slim Fluffy+の付属品(画像はダイソン公式サイトより)
Fluffy+に付属する「LED隙間ノズル」は、暗くて狭い場所の掃除に役立ちます。
以上、2019年8月に登場した日本向けダイソン掃除機「V8 Slim」の検証レビューでした。
正直、ゴミの捨てにくさが気になりましたが、従来のダイソン掃除機とはひと味違う「軽やかな操作性」に驚きました! それでいてパワフルで、吸引力は“ダイソンらしさ”が満載でした。
単なる軽量型ではない、ダイソンの新機軸。ダイソンユーザーもそうでない方も、これは要チェックです!