冬の洗濯、しんどくないですか?
冬は洗濯のストレスを一番感じる季節。水温が下がって「汚れが落ちない」、気温が低くて厚手の服が増えるから「なかなか乾かない」などの悩みも増えがちですよね。
Q.洗濯にストレスを感じる季節は?
しんどいのは圧倒的に冬です!
※雑誌『LDK』公式読者アンケートより
冬の洗濯にストレスを感じている人が7割超え! 冬の洗濯悩みが圧倒的に多いことがわかりました。
そこで雑誌『LDK』が、冬のお洗濯の悩みを解決するべく、プロのテクや検証で成功した方法をご紹介します。
今回は、ダウンジャケットと羽毛布団をおうちで洗濯する方法です。
ダウンジャケットをおうちで洗濯する方法は?
クリーニングに出すと費用がかさみまくるダウンやジャケットも、プロ直伝のテクでおうち洗いできます。
羽毛の寄りさえ整えれば、水洗いでふんわり仕上がります。
ポイント1:柔軟剤を使わずに石けんか中性洗剤で洗う
ポイント2:天日干ししたあと乾燥機で膨らみアップ!
ダウンジャケットの洗い方のコツは?
ドラム式:洗濯ネットに入れず洗う
バランスを取るためにダウン2〜3着かタオルを入れて洗濯します。
縦型:洗濯ネットに入れて洗う
1:洗濯ネットに入れ、洗面台に水2Lに対して洗剤約10mlを溶かします。
2:ダウンを端から丸めて小さくします。
空気を押し出します。
3:洗面台に沈めて空気を抜き、押し洗いします。
洗面台で押し洗い。
4:洗濯機に移して、洗剤を足して洗濯します。
ダウンジャケットの干し方のコツは?
乾燥機での乾燥はNG。風通しの良い場所に2日間干します。振りさばいて羽をほぐし、最後に乾燥機に数分間かけるとふわふわに。
クリーニング店とお家洗いの仕上がりを比較
おうち洗いテクでクリーニング代を節約できるのでしょうか。
実際にドライクリーニングしてもらったものと、お家洗いしてみたものを比べてみました。
テスト方法
ダウンやジャケットの襟に擬似皮脂汚れやファンデをつけ、自分で洗ったものと、ドライクリーニングに出した状態を比較しました。
仕上がりの違いは?
クリーニング:◎
おうち洗い:◎+
クリーニングは熱をかけて乾燥するからかほんの少し縮みました。おうち洗いは縮みなし。
風合いの違いは?
クリーニング:◎+
おうち洗い:◎+
膨らみはおうち洗いが勝ります。クリーニングは生地のシワがほぼなく表面がキレイです。
Before
汗や皮脂で襟や袖口の汚れが気になります。
After:おうち洗い
右側は食器用洗剤、左側は衣類用中性洗剤で洗ったところ、左側が特にキレイになりました。
After:クリーニング
襟の黒ずみを落とす特殊洗浄オプション費用がかかりますが、汚れはしっかり取れました。
結論:ドライクリーニングよりもおうち洗いがふわふわに!
今回はドライクリーニングよりも、おうちで水洗いするほうがふわふわになりました。
襟の黒ずみは、洗濯前に衣類用中性洗剤をつけてもみ洗いするとキレイに落とせます!
羽毛布団をおうちで洗濯する方法は?
ひと晩にコップ1杯分の寝汗をかくと言われているので、羽毛布団を洗わないままだと汗で膨らみが悪くなり、保温性もダウン。年に1度おうちで水洗いすれば、ふっくら感がよみがえります。
汗汚れたっぷりの羽毛布団は水洗いでさっぱり&ふわふわ! 乾いたあとに羽毛をしっかり膨らませるのがコツです。
羽毛布団の洗い方のコツは?
縦型:ネットに入れて洗う
1:洗濯機に洗剤を入れ注水し、1分まわして止めます。
2:洗濯ネットに布団を入れ、端から丸めて空気を抜きます。
端から丸めて空気を抜きます。
3:洗濯槽の中で1分間押し洗いをします。
洗濯槽に沈めて押し洗いします。
5:フタをしめ、毛布洗いコースで洗濯開始します。
ドラム式:毛布洗いコースで洗う
洗濯ネットに入れず、バランスを整えるために2枚一緒に洗うかバスタオルを複数枚入れ、毛布洗いコースで洗濯開始します。
膨らみが悪くなるので柔軟剤を使わずに洗濯します。(白栄舎クリーニング代表茂木孝夫さん)
羽毛布団の干し方のコツは?
天気のよい日に干します。翌日は羽毛の固まりを手でほぐして、裏返して干します。
乾いたあとに数分間乾燥機にかけるか、上下に仰いで布団叩きで全体を叩くのを2~3回繰り返して、しっかり膨らませます。
Before
ペタッとした肌触り。
After
かさは増していませんが、フッカフカ。ふんわり感がアップしました!
以上、冬の洗濯悩みから、ダウンジャケットと羽毛布団をおうちで洗濯する方法でした。
クリーニングにしか出せないと思っていたダウンも羽毛布団もおうち洗いできるのはうれしいです。仕上がりもふっくらするので、気になる人は試してみてくださいね。
羽毛は水鳥の羽なので水洗いでは傷みません。(白栄舎クリーニング代表茂木孝夫さん)