iPadやiPhoneでハイレゾをワイヤレスで楽しむならAKGのイヤホン＆ヘッドホンが最強! (家電批評)

音楽や映画をより高音質に! iPadでハイレゾ音源を楽しむ

iPadやiPhoneでハイレゾ音楽をワイヤレスイヤホンで聴きたい……。

そんな望みを簡単に実現できる製品がこちら！ AKG「N5 Hybrid」（イヤホン）とAKG「N9 Hybrid」（ヘッドホン）です。

AKGは1947年創業のオーストリアのオーディオブランドで、クリアなサウンドと原音に忠実な再現性が特徴です。2製品ともLDACやLC3plusの高音質コーデックに対応しています。

そして両製品を特徴づけるのが付属のUSB-C対応ドングルです。これをiPadなどに装着するとLC3 plusが利用できるのでiPadやiPhoneでハイレゾをワイヤレスで楽しめます。

ドングルはイヤホンのケースやヘッドホン内部に収納できるので便利。ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの使い勝手も良好でした。

なお参考として、3万円クラスベストバイ製品のテクニクス「EAH-AZ80」とも音質比較を行っていますのでぜひ参考にしてください。

音質が向上するドングル付きイヤホン&ヘッドホンが登場!

AKG「N5 Hybrid」

AKG「N9 Hybrid」

Apple製品で採用されているワイヤレスコーデックは「AAC」です。決して悪い音ではありませんが、ハイレゾ音楽を聴くことはできません。

そこでおすすめなのが、AKGのワイヤレスイヤホン＆ヘッドホン！ 専用のドングルにより、ハイレゾ音楽が手軽に楽しめます！

iOSの設定

ハイレゾを楽しむには、iPadやiPhoneのオーディオ品質を変更する必要があります。

設定から「ミュージック」→「オーディオの品質」で「ロスレスオーディオ」をオンに。「モバイル通信ストリーミング」を「ロスレス」か高音質（AAC）に設定します。

「Wi-Fiストリーミング」は「ハイレゾロスレス」を選ぶのがおすすめです。

高音質コーデックに対応のドングル

USB-C（またはA）端子を備える機種に限定されますが、製品に付属する専用ドングルを使用すると、96kHz／24bitに対応した高音質コーデック「LC3 plus」が利用可能。

これにより、これまでAACでしか再生できなかったiPadやiPhoneでUSB-C端子のモデルならより高音質で楽しめます。

LC3 plusで聴くための準備はドングルを機器に装着するだけです。

オーディオライター

ゴン川野 氏 のコメント

LC3 plusに対応したドングルを付属するのは画期的！

低遅延でゲームにも最適

ドングルの利点は音質が向上するだけではありません。音の遅延がほとんどないので、ゲームや映画鑑賞にも最適なんです。

今回紹介しているiPadやiPhoneのほか、PS5やSwitchなどのゲーム機やPC、Macなどと接続して楽しめます。

リズムゲームやFPSゲームも問題なく遊べる印象でした。動画も音声が映像とズレないので快適です。

スマホアプリが多機能

AKG「N5 Hybrid」やAKG「N9 Hybrid」には、専用スマホアプリが用意されています。

ノイキャンの強さや外音取り込みといった基本的な項目のほか、自分の耳の聞こえ方を測定して、再生する音質を最適化するパーソナル設定もあります。

加えて、カスタム可能なイコライザーや空間オーディオの設定など、 音質を自分好みに調整する項目も充実。通話時に相手の声の聞こえ方や自分の声の大きさを変更できるユニークな機能も備わっています。

3万円クラスでベストバイのテクニクス EAH-AZ80と比較!

AKG「N5 Hybrid」とAKG「N9 Hybrid」のどちらも ドングルなしの状態だと聴きやすい音質ではあるものの、解像度やダイナミクスに乏しいところがありました。

しかし、ドングルを付けると音質が一変してベストバイのテクニクス「EAH-AZ80」に迫る高得点に！ 解像度やダイナミクスがグッとアップしています。

AKG「N5 Hybrid」はクリアさも1ポイント以上アップしました。

クラシック音楽ファシリテーター

飯田有抄 氏 のコメント

ドングル使用時は、 EAH‐AZ80に点数が近く、聴きやすい音質でした！

AKG「N5 Hybrid」とAKG「N9 Hybrid」の検証方法は？

音質はサウンドを構成する各項目をゴン川野さんと飯田有抄さん、装着感や通話テストを含む使い勝手の評価には編集部を加えて複数人でテストしています。