合体・変形機構を備えたノートPC用モニターライトが登場!
ベンキュー(BenQ)から、新機軸のノートPC用モニターライトが発売されました。
モニターライトは、多くの類似製品が見つかるジャンルですが、本製品には変形機構による設置自由度の高さと組み立て式&バッテリー搭載による携帯性の高さという特徴があるとのこと。
それってどういうモノなのか、気になりませんか? そこで機能の実用性や照明としての実力はどうなのか、類似製品とどこまで違うのか実際に使ってみました。
そもそも、ノート用モニターライトっていつ&何に使うの?
- 寝室で家族が寝ているとき 寝ている人がいる部屋でパソコンを使用する際に、室内灯を使わずに済みます
- 喫茶店などの薄暗い場所 自分で照明の明るさを変えられない場所で役立ちます
- キャンプなど屋外での夜間 アウトドアでの夜間にパソコンを使いたい際には必須
- 節電目的 モニターライトの消費電力は、シーリングライトに比べると圧倒的に省電力です
- 楽器の譜面台用の照明 譜面台、イーゼル用の照明や読書灯としても使えます
LaptopBarのテスト方法は?
今回はPC系編集者の佐久間康文さんに協力していただき、ベンキュー「LaptopBar」の照明性能をチェック。さらに、類似の人気の格安製品とも比較しました。設置、使い勝手などスペック以外の部分は実際に使用して判定しています。
▼テスト項目はこちら
明るさ
最大照度&色温度での明るさを照度計で測定して評価
使い勝手
実際に使用した上での操作性や装着しやすさを採点
設定
照度、色温度、自動調光の設定項目の充実具合を判断
操作性
各種ボタンでの操作のしやすさを評価
携帯性
サイズ、重さ、かさばり感、バッテリー駆動をチェック
価格
同系統の製品との価格差や性能差を考慮して採点
それでは気になるテスト結果を見ていきましょう!
合体・変形機構を備えたノートPC用モニターライトとは?
ベンキュー「LaptopBar」
- ベンキューLaptopBar
- 実勢価格: ¥18,900〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥18,900〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥18,900〜
- 明るさ
- 使い勝手
- 設定
- 操作性
- 携帯性
- 価格
新機軸のモニターライトが登場!
ベンキュー「LaptopBar」は、合体・変形機構を備えたノートPC用のモニターライト。
本製品には、変形機構による設置自由度の高さと、組み立て式&バッテリー搭載による携帯性の高さという特徴があります。
肝心の証明は照明は十分な明るさを確保しつつ、広がりのある光で周囲とのコントラスト差による眩しさを軽減しています。
- 幅
- 4.5cm
- 高さ
- 23.7cm
- 奥行
- 10.2cm
- 重量
- 0.18kg
- 照度
- 700Lux
- 色温度
- 2700〜5700K
- 適合スクリーン厚
- 制限なし
- バッテリー駆動時間
- 160分(最大、明るさ50%)
- 型番
- 9H.W4EWT.WS3
▼検証結果
- 明るさ:7.5Wの最大消費電力の割に照度はやや控えめです。
- 使い勝手:マグネットシールが使い回せない以外は上々です。
- 設定:照度と色温度は無段階で設定可能。自動調光も優秀。
- 操作性:操作方法は先進的ですが、操作性に難があります。
- 携帯性:分離構造でかさばらず、バッテリー駆動で携帯性抜群。
- 価格:文句なしに高品質ですが、高すぎる感は否めません。
ライトの組み立て&設置は手間いらず!
最初にノートPCの天板に付属のマグネットシールを貼ります。
次に分割されているLaptopBarの照明部とバッテリーを合体。
そして、合体したLaptopBarをマグネットシールに取り付けるだけと非常に簡単。配線なしで磁石でくっつけるだけなので取り外したい時も一瞬です。
ここは微妙:一度貼ったシールは再利用不可
マグネットシールは濃いグレーとシルバーの2枚が付属。粘着テープで貼り付けますが剥がすと再利用できません。できれば予備の粘着シールを付属してほしかったところです。
ジェスチャ&タッチ操作は先進的ですが煩わしいときも
ライトアームを伸ばせばより広範囲を照らせます
ライトはマグネット接合部を20°の範囲で無段階で角度調節することができます。さらに、折りたたまれているライトアームを伸ばすと照射範囲が広がるので状況に合わせて変形させることで使いやすくなります。
照度と色温度はLEDバーを見ながら無段階調整できる
照度と色温度はLEDバーをスライドタッチすると無段階で調節可能なので、直感的に操作することができます。また、調整した設定はお気に入りとして保存しておけます。
操作はジェスチャ式。タッチ式でも良かったのでは?
LaptopBarの上部から2cm以内で、左右どちらかに手を動かすと電源操作ができます。ただし、手の動きが早かったり、2cm以上離すと反応しません。 カッコいいですが思い通りに動作しないとストレスになります。
LEDの光は十分に明るく広がりがあって眩しくない
ノートPCの周囲を広く照らせる
LaptopBarの光はやさしく広がる感じがあり、眩しさを感じないので長時間作業しても目が疲れにくいです。
ライトアームを伸ばすと、より広い範囲を照らせます。周囲の環境や目的に応じて使い分けるといいでしょう。
明るさも十分で問題なく作業できる
自然な角度で卓上に設置した際の明るさは、照度・色温度ともに最大設定で438lux(ノートPCの手前で計測)。モニターやライトの傾きで値は多少変化しますが十分な明るさを確保することができます。
類似の格安製品でも同様の検証をしてみました!
Quntis「L204 Pro」
- QuntisL204 Pro
- 検証時価格: ¥3,280〜
類似の格安モニターライト
Quntis「L204 Pro」は、格安のノートPC用格安モニターライト。
電源は2in1方式のUSB-C・Aで配線が必要ですが照度も十分にあり、安価で導入しやすいモニターライトです。
- 幅
- 45mm
- 高さ
- 300mm
- 奥行
- 100
- 重量
- 185g
- 照度
- 700lux
- 色温度
- 3000K、4000K、5000K、6500K
お手軽価格の製品と基本スペックを比較!
ベンキュー「LaptopBar」を、人気の格安モニターライト、Quntis「L204 Pro」とも比較しました。
カタログスペックでは照明としての両製品の性能に大差はありません。明確に異なるのは対応するスクリーンの厚さとバッテリー搭載の有無でした。
クリップ式なのでモニターとの相性もあります
Quntis「L204 Pro」だけでなく、多くのノートPC用モニターライトはクリップでノートPCに固定します。しかし、この方式だとクリップが液晶画面やWebカメラと干渉してしまいがちです。
照射範囲に偏りがあるのが一目でわかります
ベンキュー「LaptopBar」と比べるとQuntis「L204 Pro」は光に広がりがないのが一目瞭然。。特に後方への広がりがなく、前方に集中しており、これが眩しさの原因のようです。
明るさは十分にあるが眩しく感じる部分も
単純な明るさだけならQuntis「L204 Pro」の方が上回っていました。しかし、光に広がりがなく、局所的に眩しく感じるところがありました。
【まとめ】広がりのある照明と設定自由度が魅力
以上、ノートPC用モニターライトであるベンキュー「LaptopBar」の紹介でした。
局所的な明るさだけなら本製品よりも高い測定値を記録したものもありますが、そのような製品は眩しさや光源の設定範囲で大きく劣りました。実際に試した結果から、ベンキュー「LaptopBar」は性能に優れたノートPC用モニターライトといえます。しかし、類似の格安製品に比べると高額です。性能に比してこの価格を許容できるかどうかが、最大のポイントといえるでしょう。
Amazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。