パソコンニッチにも思える「USB Type-C - HDMI変換アダプタ」とは?

USB Type-C - HDMI変換アダプタはその名の通り、USB Type-C端子をHDMI端子に変換する機器です。

これを使えばモニターに映像入力用のUSB Type-C端子がなくても、パソコン、スマホやタブレットからUSB Type-C経由で映像を出力できるようになります。

つまり、映像を出力する機器側にHDMI端子がなく、かつモニター側にUSB Type-C端子がない場合に必要になる変換アダプタです。

以下にその使い道を解説します。

ニッチにも思える「USB Type-C - HDMI変換アダプタ」とは? イメージ
ニッチにも思える「USB Type-C - HDMI変換アダプタ」とは? イメージ2
ニッチにも思える「USB Type-C - HDMI変換アダプタ」とは? イメージ3

このように、パソコンとモニターが備える端子の種類によってはUSB Type-C - HDMI変換アダプタは不要な場合も。購入を検討する前に、まず自分の持っている機器の入出力端子を確認しましょう。

なお、USB Type-C - HDMI変換アダプタによく似た製品に「USB Type-C - HDMI変換ケーブル」があります。

前者は別途HDMIケーブルが必要ですが、必要な長さのHDMIケーブルを選択して使えます。後者は別途HDMIケーブルを用意する必要はありませんが、ケーブルの長さは変えられません。

建部博
MONOQLO編集長/家電批評統括編集長
建部博 のコメント

うちの子どもたちがゲームをする際に、まさに必要な機器。このように自宅の環境を確認してみると、けっこう必要としてる人がいるジャンルの製品です。

パソコン6月発売のミヨシ「USA-PHA1」の実力は?

ミヨシ「USA-PHA1」

  • ミヨシUSB PD対応 USB Type-C – USB A/HDMI変換アダプタ
  • 実勢価格: ¥4,382
29mm(約)
奥行
69mm(約)
高さ
11mm(約)
重量
30g(約)
HDMI出力
最大4K/60Hz(3840×2160/60Hz)
USB PD規格
USB PD3.0準拠(最大100Wまで対応)
ケーブル長
0.15m(約)
型番
USA-PHA1

今回検証する「USB PD対応 USB Type-C – USB A/HDMI変換アダプタ USA-PHA1」(以下、USA-PHA1)は、「独自の企画を提案し続ける、ニッチなケーブルメーカー」を自称する「ミヨシ」が2023年6月に発売したUSB Type-C - HDMI変換アダプタです。

スタンダードな変換アダプタと比べてやや大き目ですが、どんな機能を搭載しているのでしょう。

ということで今回は、PC&周辺機器に詳しいベテラン編集者の佐久間氏と『家電批評』編集部がユーザー目線で真剣にテストしました!

それでは、気になるテスト結果を見ていきましょう!

パソコンテスト1:サイズや筐体をチェック

結果:高級感があり、ケーブルの長さがちょうどいい!

結果:高級感があり、ケーブルの長さがちょうどいい! イメージ

本体は金属製で汚れや手脂が目立たないマット仕上げ。各端子も頻繁な抜き差しに耐えそうなしっかりした作りです。

結果:高級感があり、ケーブルの長さがちょうどいい! イメージ2

サイズはUSB Type-C - HDMI変換アダプタとしては少し大きいですが、多機能なUSBハブと比べればかなり小型。

インジケータLEDはデザインに馴染むように配置されており、動作状態がひと目でわかるようになっています。LEDの色は悪目立ちしない白色なのも好印象です。

結果:高級感があり、ケーブルの長さがちょうどいい! イメージ3

ケーブルの長さは15cmで、長すぎず短すぎず、大抵はちょうどいい塩梅と言えます。

佐久間康文 氏
元PCパーツショップ店員・PC・ゲーム系編集
佐久間康文 氏 のコメント

安価な海外メーカーの場合、安っぽいプラ製の筐体が多いですが、USA-PHA1は剛性の高い金属製です。

パソコンテスト2:インタフェースをチェック

結果:給電しながら使えるUSB PDと便利なUSB-Aを搭載!

結果:給電しながら使えるUSB PDと便利なUSB-Aを搭載! イメージ

「USA-PHA1」の最大の特徴は、HDMI端子の他に給電用のUSB PDとUSB-Aを備えている点です。しかもUSB PDは100Wに対応しており、映像出力に使用している機器を充電・給電しつつ使用できます。

USB Type-Cがひとつしかない機器の場合、変換アダプタに使ってしまうと充電できなくなるので、これは非常に便利な機能です。

結果:給電しながら使えるUSB PDと便利なUSB-Aを搭載! イメージ2

また、機器側のUSB端子を使い切ってしまっても、本機にはUSB-Aがあるので端子不足を補えます。

佐久間康文 氏
元PCパーツショップ店員・PC・ゲーム系編集
佐久間康文 氏 のコメント

USB Type-C - HDMI変換アダプタに給電とUSB端子が付いたことで利便性が爆上がり。長時間の作業でもバッテリー残量を気にせずに使えます。

パソコンテスト3:使い勝手をチェック

結果:4K環境で使うならUSB-Aはオマケ?

安価なUSB Type-C - HDMI変換アダプタには4K出力のリフレッシュレートが30Hz(描写回数が1秒間に30コマ)の製品も多いですが、「USA-PHA1」は4K60Hzでの描写が可能です。

一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hzなので、4Kモニターで違和感なく作業するには60Hz対応は必須事項といえます。

結果:4K環境で使うならUSB-Aはオマケ? イメージ

「USA-PHA1」で4Kモニターに映像を出力した状態。HDMIケーブルを接続しただけで、すぐに映りました。

結果:4K環境で使うならUSB-Aはオマケ? イメージ2
結果:4K環境で使うならUSB-Aはオマケ? イメージ3

パソコン以外にDisplayPort Alternate Mode対応のスマホやタブレット、USB Type-C仕様のiPadに対応しており、大画面に映像を写せます。

結果:4K環境で使うならUSB-Aはオマケ? イメージ4

カタログスペックには記載されていませんが、Nintendo Switchにも対応しており、手軽に携帯できるドックとしても活用できます。

ただし、注意点としてUSB-Aとの同時使用があります。USA-PHA1で4K映像を出力している際にUSB-Aを使用すると、リフレッシュレートは30Hzに落ちてしまいます。よって、USB-AはUSB端子が足りないときだけ、緊急処置として使うのがいいでしょう。

なお、フルHDモニターに接続する場合は、USB-Aと同時使用しても60Hzで出力できます。

佐久間康文 氏
元PCパーツショップ店員・PC・ゲーム系編集
佐久間康文 氏 のコメント

Nintendo Switchを持ち歩く人は「USA-PHA1」を一緒に持っておくと、出先でもモニターに出力できて便利です。

パソコンミヨシ「USA-PHA1」のテスト結果まとめ

結論:「変換ケーブル以上、ハブ未満」のニーズに刺さる人に大アリ!

ミヨシ「USA-PHA1」

  • ミヨシUSB PD対応 USB Type-C – USB A/HDMI変換アダプタ
  • 実勢価格: ¥4,382

総合評価: 3.75

サイズ感
 4.00
機能性
 4.00
インターフェース
 4.00
コスパ
 3.00
おすすめポイント
  1. 全体的に高級感がある
  2. ハブと比べると省スペース
  3. 4Kを60Hzで出力できる
  4. USB-Aを備える
  5. 映像出力機器を給電しながら使用できる
がっかりポイント
  1. ハブほどの汎用性・利便性がない
  2. 一般的な変換アダプタに比べるとやや高価
  3. USB-Aを併用すると4K出力が30Hzになってしまう
29mm(約)
奥行
69mm(約)
高さ
11mm(約)
重量
30g(約)
HDMI出力
最大4K/60Hz(3840×2160/60Hz)
USB PD規格
USB PD3.0準拠(最大100Wまで対応)
ケーブル長
0.15m(約)
型番
USA-PHA1

以上「USA-PHA1」の正直レビューでした。

変換アダプタとハブのスキ間という、まさに「ニッチなケーブルメーカー」のミヨシらしい製品でした。

本機は給電とUSB-Aを備えた変換アダプタというよりも、HDMI出力を備えたUSB Type-Cハブに近い製品です。ただし、ハブに比べると端子の種類や数が少なく、ハブ的な使い方はあまり期待できません。

ハブまでの端子数は必要ないけど、給電しながらHDMI出力したい」という、やや狭目のニーズに応える「ちょっと便利な変換アダプタ」と評価できました。その使い方にハマりそうなら大いに検討をおすすめできます。