【2024年】アロマ虫除けスプレーのおすすめランキング12選。LDKがこどもにも使える人気商品を比較

こどもも使える、アロマ虫除けスプレーとは？

気温が高くなると、気になるのが蚊の存在。お出かけやキャンプなどのアウトドア・屋外での虫対策グッズの1つに、虫除けスプレーがあります。

最近では、子どもにも使える天然成分由来やナチュラル系をうたうアロマタイプの虫よけが登場していますが、ナチュラル系の虫除けにはあまりなじみがないという人も多いのでは？

そこで、雑誌『LDK』が虫よけに関するアンケートを行ったところ、次のようなことがわかりました。

Q.ナチュラル系虫除けって、どう思う？

モニター(女性) のコメント

イメージはいいけど効果がなさそう！

モニター(女性) のコメント

虫よけ独特のニオイはしないの？

モニター(女性) のコメント

効果が弱くて持続しそうにない。

アンケートの結果、「ただのアロマにすぎないのでは？」と、虫よけ効果を疑う声が多数でした。

化学成分ではなく、ハーブの力で虫を忌避

一般的に「虫よけ」をうたう市販の忌避剤にはさまざまなタイプがあり、「医薬品」「医薬部外品」とそれ以外のものがあります。

アロマタイプなどのナチュラル系虫除けスプレーは、虫よけに効果があると認められている化学成分配合の「医薬品」「医薬部外品」とは違い、虫が嫌がると言われているハーブの成分などで作られています。

「医薬品」「医薬部外品」には効果が認められた化学成分配合

「医薬品」「医薬部外品」の虫よけには、虫除け効果が認められる化学成分が入っています。虫よけの医薬品と医薬部外品の違いは、適用害虫や有効成分の濃度によります。

製品によっては年齢の使用制限が定められているので、こどもに使用する場合は注意が必要です。

アロマタイプ虫除けは天然由来成分などを配合

通販サイトでたくさん見かけるナチュラル系虫よけは、虫が嫌うハーブの成分などを配合。ハーブの種類により香りもさまざま。

製品によって「生後6カ月〜」または「新生児からOK」など、こどもの使用年齢に違いがあります。

害虫防除技術研究所代表・有限会社モストップ取締役

白井良和 氏 のコメント

化学成分入りの製品は効いて当然なんです。

そこで雑誌『LDK』が、こどもに使えて普段使いしやすいナチュラル系虫除けスプレーのおすすめを探して、プロと徹底検証しました。

こどもも使える虫除けの選び方は？

ドラッグストアやネット通販で注文できる虫よけスプレーですが、さまざまな種類があって、口コミやレビューだけでお気に入りの商品を見つけるのは難しいですよね。

ここでは、子供用にも使える虫除けスプレーの選び方でチェックしておきたいポイントをご紹介します。

選び方1：タイプ

スプレータイプ

スプレータイプには、エアゾールタイプとミストタイプがあります。どちらもよく動く赤ちゃんに素早く塗布したい人におすすめです。

エアゾールタイプは、ボタンの押し加減で噴射の長さを調整できるのが特徴。広範囲に素早く均一に塗りたい人向けです。

ミストタイプは、一定の範囲に少しずつ噴射でき、ひと押しで霧吹きのようにふわっと液体が出るのが特徴。飛び散りにくいです。

スプレータイプには、ベビーカーや衣類といった布に使える商品もあります。手を汚すことなく、サッと手軽に噴射できるので、こどもの肌に直接塗ることに抵抗がある人におすすめです。

肌用と衣服用はどちらがおすすめ？

衣服用だと半袖などでは腕の部分がガードしきれないかも。ただ、製品に含まれるエタノールや精油などが肌にあわない人は刺激を与えないよう衣服用を選ぶといいでしょう。

肌用のほうがガード力は期待大ですが、自分の肌状態と相談しましょう。

害虫防除技術研究所代表・有限会社モストップ取締役

白井良和 氏 のコメント

衣服用は体のまわりに虫よけ空間を作るイメージです。

クリーム・ジェルタイプ

適量を手に取って使うクリーム・ジェルタイプは、手が汚れるのがデメリットですが、耳の裏など、細かな部分までしっかり塗れるのがメリットです。

クリームタイプは、油分が多く保湿成分などを配合している商品もあって、肌にやさしいのが特徴。こどもの肌の乾燥が気になるという人におすすめです。

ジェルタイプは、油分が少なく伸びがよくサラッと軽いのが特徴。塗った後もベタつきにくい使い心地なので、汗をかきやすい子供の肌には塗りやすいでしょう。

シール・リングタイプ

虫が嫌うにおいを染み込ませたシールを貼るシールタイプは、気になった時にすぐに貼れるのがメリットです。

衣類や帽子などにペタッと貼るだけなので、虫除けを塗られるのを嫌がる赤ちゃんやコロコロと体勢が変わりやすいベビーにおすすめです。

また、クリップやブレスレット（リング）タイプだと腕や足に通すだけで手軽に虫除けができます。ただし、商品によって効果の持続性が異なるため、購入前に確認しておきたいです。

シートタイプ

拭くだけですみずみまで虫除け成分を塗れるシートタイプは、屋内外場所を問わず、どこでも気軽に使えるのが特徴です。

成分も飛び散らず、耳の裏や脇のきわなど細かな部分まで塗りやすいのがメリット。クリームやジェルのように、液が垂れたり服についたりしないのもメリットです。

また、コンパクトサイズで持ち運びやすい商品が多いので、携帯用にバッグのポケットなどに入れておけるので便利です。

置き型・吊り下げタイプ

空間自体に虫を寄せ付けたくない人には、置き型・吊り下げタイプが最適です。

吊り下げタイプはハンドルなどに引っ掛けるだけと設置も簡単で、ベビーカーや車などで使うのに最適です。

家の中の虫除けには置き型タイプがおすすめ。電池やコンセントを使うタイプとどちらも使用しないタイプ、吊り下げと置き型両方使える2WAYタイプがあります。

小さなこどもがいる家庭なら、電池やコンセントを使わないタイプがおすすめ。赤ちゃんの手が届かないところに置けます。

選び方2：成分をチェック

虫除けの有効成分で代表的な成分は、大きく3種類あります。それぞれの特徴をご紹介します。

ディート

有効成分にディートを使用した商品

日本で50年以上使用されている有効成分で、12歳以下のこどもは使用回数や年齢に制限があります。

ディート12％以下の商品

・6か月未満の乳児には使用できない
・6か月以上2歳未満は、1日1回まで
・2歳以上12歳未満は、1日1～3回まで

ディート30％の商品

・12歳未満には使用できない

蚊やマダニ、アブ、ブユ（ブヨ）、イエダニなど、複数の虫に対して虫除け効果がありますが、成分の濃度によって使える年齢や回数が違ってくるため、必ず事前に確認しましょう。

ディートの濃度によって「医薬品」「医薬部外品」の違いがあります。

イカリジン

有効成分にイカリジンを使用した商品

日本で2015年に使用が承認された有効成分で、大人にもこどもにも使用回数・年齢制限はありません。

複数の虫に対して虫除け効果がありますが、ディートよりは種類が少ないです。使用環境によっても異なりますが、濃度が高いほど虫除け効果の持続時間が長いです。

こどもへの使用制限がないため、兄弟で使い分けることなく同じものを使えたり、衣服の上からも使えるのでラクです。

イカリジンの虫よけには、濃度の違いによって2種類の製品があり、どちらも医薬部外品です。

天然由来成分

ユーカリ油（レモンユーカリ油）のほか、レモングラス、ミント、ローズマリー油、ハッカ油など、虫が嫌うとされるハーブの成分などを配合。ハーブの種類により香りもさまざまです。

製品によって「生後6カ月〜」または「新生児からOK」など、子どもの使用年齢に違いがあります。

無添加、オーガニックなどをウリしている商品も多いですが、天然由来成分は品質にはバラつきが生じることがあります。全ての商品が安心・安全というわけではないことも覚えておきましょう。

選び方3：対象年齢をチェック

こども用の虫除けを選ぶときは、対象年齢と1日あたり何回使用できるかを必ず確認するようにしましょう。

天然由来成分でも、小さいこどもには使えなかったり、1日あたりの使用回数が決まっているものもあるので注意が必要です。

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害虫防除技術研究所 所長の白井良和さんにもご協力いただき、晋遊舎の検証機関「LAB.360」で肌に直接吹きかけるタイプと衣服に吹きかけるタイプを検証しました。

※今回のテストでは、医薬品や医薬部外品の忌避効果の基準（忌避率90％以上）に満たなくても、「忌避効果」「忌避率」等の用語を使用しています。評価にはアカイエカを使っていますが、蚊に対する忌避効果を保証するものではありません。

テスト1：虫除け効果

アクリルボックス内に一定数量の蚊を放つ

腕を入れるための穴を開けたアクリルボックスを用意。屋外で活動的なヒトスジシマカを一定数投入。

何もつけない腕とスプレーをした腕で虫よけ効果を比較

複数人の被験者が、何もつけない腕と虫よけスプレーを噴射した腕を入れて、それぞれ1分30秒間に何回止まったかを数えました。

蚊が避けていった割合を示す忌避率は、（1ースプレーしたときに止まった数÷何もつけていないときに止まった数）×100で計算しています。

※服に噴射するタイプは、ストッキングを着けた腕にスプレー後、何回止まったのかを数えて検証しました。

テスト2：使用感

複数名の女性モニターに実際に使ってもらい、香りのよさ、スプレーのしやすさ、つけ心地を検証しました。

雑誌『LDK』編集部員も体を張ってテスト

雑誌『LDK』編集部員が実際全製品を試してテスト。虫よけの効果だけではなく、複数の女性モニターと香りやつけ心地など、使用感もテストしました。

参考テスト：持続性

スプレー直後と1時間半後で効果が保たれているかチェック

虫よけ効果がB評価以上の製品でテスト。スプレー直後に止まった蚊の数と、1時間30分後に止まった蚊の数から、持続率を判定しました。

それでは、総合評価の高かったアロマタイプの虫除けスプレーのおすすめ商品を紹介します。