【今回のお悩み】体が硬いせい?ぎっくり腰になっちゃう…
今回のお悩みは「ぎっくり腰」。立ち上がるのも大変になるツラい症状だから、何とか避けたいですよね。繰り返しなってしまうのは、やはり体が硬いせいかもしれません。
体が硬くなってしまうのは、なぜなのでしょうか。原因を探ってみましょう。
体が硬くなる原因は?
→同じ筋肉を使いすぎ&筋肉を使わなすぎるから
柔軟性は、筋肉と密接なつながりがあります。一部の筋肉だけを酷使するのも、全く使わないのも両方NG。
関節の可動域が狭くなるので、無理な動きをしたときに体を痛めやすくなるんです。
解決方法は?
→股関節周りの柔軟性を高めましょう
ストレッチで筋肉の柔軟性を高めれば、ぎっくり腰を防ぐことができるんです。
柔軟性を高めるには、股関節の可動域を広げることが大切です。ハムストリングを伸ばすストレッチを行いましょう。筋肉がしなやかに動けば怪我の予防になります。
ベッドの上3分でできる「股関節やわらかストレッチ」
ストレッチ1:開脚して脚を動かす
開脚して座り、股関節から脚を内・外にねじる
まずは準備運動代わりの簡単なストレッチから。無理のない角度で開脚して座りましょう。股関節の付け根からねじるように、脚を内・外にパタパタと動かします。
30秒間続けましょう。無理のない範囲でなるべく大きく開脚すると、股関節がやわらかくなる効果があります。
ストレッチ2:あぐらで片手を伸ばす
あぐらをかき、片手を斜め上に伸ばします
誰かに引っ張られているイメージで、片手を反対方向の斜め上に伸ばします。脇の下から脇腹の筋肉が伸びるよう、普段動かさないところまでしっかり遠くに伸ばしきるイメージが大事です。
左右30秒間ずつ行います。
アドバイス:腰がビキッってなっちゃうときは?
体が硬すぎるせいか、腕を上げると腰がビキッと痛むというモニターさん。腰が痛むのが気になって、気持ちよく伸ばせないようです。
そんなときは、手を伸ばす角度を変えてみましょう。上方向がツラい場合は手前に調整。これで痛みもなく、気持ちよくより深く伸ばせるようになりました!
真上じゃなくてもOK! 無理のない角度を探そう。
やわらかストレッチ3:つま先へ体を倒す
片脚を伸ばして座り、つま先に向かって体を倒します
右脚を伸ばし、左脚は曲げた状態で座ります。右のつま先に向かってぐっと体を倒しましょう。このとき、右手でつま先をつかむと効果的。空いている左手で右ひざを押さえ、ハムストリングをしっかり伸ばして下さい。
左右30秒間ずつキープします。
やわらかストレッチ4:座って前屈
両脚を伸ばして座り、前屈を繰り返します
反動をつけて行う、ゆる前屈です。両脚を伸ばして座ったら、反動をつけながら前屈します。ひざをしっかり伸ばして、裏ももからひざ裏の筋肉を伸ばしましょう。
手の指先がつま先に触れるよう意識し、余裕があれば、つま先をつかんで手前に傾けるとより効果的です。
呼吸を止めないよう注意しながら、30秒間繰り返します。
モニターさんの結果を発表します!
今回お悩みを寄せてくれた読者モニターのSさん。このストレッチを自宅で続けてもらったところ、うれしい変化が起きました。
開脚と前屈の角度がこんなに変わったんです!
以前はほとんど前屈できてなかったのに、脚が大きく開くようになり、手も床につくようになりました。
※読者モニターが自宅で今回紹介したストレッチを約2週間、毎日1セット以上続けた結果です。
前より体を動かしやすくなった気がします!
今回のストレッチを動画でおさらい
紹介した股関節やわらかストレッチは動画で確認できます。実際に行いながら、チェックしてみて下さいね。
以上、股関節やわらかストレッチでした。全部やってもたったの3分。どれもシンプルな動作で覚えやすいですね!
体が自由に動かなってしまう、ぎっくり腰は本当に避けたいもの。ストレッチを続けて、ケガをしにくいやわらかい体を手に入れて下さいね!
股関節を中心に、全身の柔軟性を高めるストレッチを紹介します!