モバイルプロジェクターの人気製品に新モデルが登場
心身ともにリフレッシュするには、ひと息つくことが肝心。そこで、雑誌『家電批評』が自分だけで楽しむ時間に使いたいアイテムを探しました。
モバイルプロジェクターは、室内外どこでも場所を問わずに映像を映し、とっておきの時間にぴったりのアイテム。最近では、壁があればどこでも映せる利点に加え、画質の向上も進んでいます。
そんなモバイルプロジェクターで人気の製品といえば、アンカー「Nebula Capsule II」です。
アンカー
Nebula Capsule II
実勢価格:8万2947円
サイズ:W80×D80×H150 mm・0.74kg
解像度:1280×720
明るさ:200ANSIルーメン
この定番モデルに待望の後継機「Nebula Capsule 3 Laser」が登場しました。解像度が720PからフルHDに向上し、レーザー光源も搭載と、性能がアップしています。
新モデル:アンカー「Nebula Capsule 3 Laser」
※画像はAmazonより
アンカー
Nebula Capsule 3 Laser
実勢価格:11万9900円
サイズ:W83×D83×H167mm・0.95kg
解像度:1920×1080、フルHD
明るさ:300ANSIルーメン
アンカー「Nebula Capsule 3 Laser」をテストしてみましたが、結果は期待に反し残念なことに。
競合製品に比べて劣っていた明るさが、レーザー化によって改善されたかと思いきや、意外と暗く、変わらず及びません。解像度も劇的な向上ではないので、前機種と直接比べない限り性能アップを実感しづらいでしょう。
しかも、約12万円という価格です。モバイル機としては一応の合格点といえるスピーカー音質はあるものの、500ml缶ほどのサイズでは画質向上に限界があることを思い知らされる製品でした。
待望の後継機も明るさ不足にはがっかり
▼テスト結果
- 総合評価 :B
- 暮らし充実度:3/5点
▼おすすめポイント
- ペットボトルサイズのコンパクトさ
- 約2.5時間映せるバッテリーを内蔵
- 前機種と同様、AF対応で設置が簡単
▼残念ポイント
- レーザー光源だけど明るさが足りない
【暗いシーン(完全消灯)】暗い部屋なら使用に耐えられる
- 評価:合格
暗い部屋での視聴では、一応輝度は足りており、フルHD化による解像度アップも前機種と比べれば感じられます。
【暗いシーン(照明あり)】昼間の使用には向いていない
- 評価:微妙
照明がついた部屋では想像以上に映像が暗く感じられます。コントラストが低下し、ドット感も出てしまっています。
もっと明るさがほしかった
少しでも部屋が明るいと輝度が足りていないことが明らかです。鮮やかさも感じられません。
以上、アンカー「Nebula Capsule 3 Laser」の検証レビューでした。
モバイル機種ながら圧倒的な明るさを誇る「Halo+」がおすすめ
XGIMI
Halo+
実勢価格:9万7790円
サイズ・重量:W113.5×D145×H171.5mm・1.6kg
最大投写:120インチ
解像度:1920×1080
明るさ:900ANSIルーメン
XGIMI「Halo+」は、過去のテストでモバイルプロジェクターのベストに選ばれた製品です。900ルーメンを誇る明るさで、テストしたモバイル機のなかではNo.1。プロも「驚くほどキレイ」と太鼓判を押すほどでした。
モバイルでも圧倒的な明るさのプロジェクターなら、こちらをおすすめします。
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レーザー光源に期待するとがっかり感が大きいです。