あえて買うべき「安くて良いモノ」はどれ?
これまで、テストするモノ批評誌『MONOQLO』ではテストを通して最も優れたモノをベストバイとして紹介してきました。しかし、なかには「ベストバイではないけれど優秀なモノ」もあったんです。
そこで、各分野のプロへのアンケートや過去のテスト、新規の検証からアイテムをピックアップ。安いから妥協するのではなく、あえて選びたくなる理由がある「安くて良いモノ」を紹介します。
今回は、旨いご飯を「コスパ良く」食べられる最強セット。安くて旨いコシヒカリと、旨いご飯が炊ける安価な炊飯器をお米のプロに教えてもらいました!
旨くて安いお米ってどれ?
人々の食生活が多様化する中、消費量は減少傾向にあるものの、やっぱり日本の食卓に欠かせないのが、お米。中でも最も日本人好みの味とされ、人気も高いのがコシヒカリです。
新潟県産、特に魚沼産が一大ブランドとして有名で、他にも福島県産や富山県産、福井県産等が広く知られています。しかし、お米のプロである五つ星お米マイスターの片山真一さんによれば、令和3年は茨城県産が大当たりとのこと。
そこでお米マイスターの片山さんがおすすめする茨城県産のお米を教えてもらいました!
全農パールライス
【精米】茨城県産
白米 コシヒカリ 5kg
令和3年産
実勢価格:2048円
内容量:5kg
産地:茨城県
それがこちら、全農パールライス「【精米】茨城県産 白米 コシヒカリ 5kg 令和3年産」 。必ずしも、これが一番安いというわけではありませんが、お米取扱いの最大組織であるJAを通じたお米であることの品質の信頼性と供給の安定性、さらに比較的どこでも買える手軽さが、その理由とのこと。
炊きたての味はまた格別!
炊飯器のフタを開いた瞬間にあふれ出すお米の甘い香りと、一粒一粒が放つ美しい煌めきだけで、そのおいしさを確信します!
令和3年の茨城県産コシヒカリは魚沼産に迫る味
片山さんによると、「当然、生産者や地域によって同じ県内でも味は大きく変わります。しかし、県全体の平均で考えた場合、令和3年の茨城県産は極めて美味。お米のおいしさに不可欠な粘り・旨味・食感の3要素のバランスが非常に優れていて、これぞ本当のコシヒカリという味」だそうです。
また「私自身は福島県の会津産が昨年の第一等だと考えていますが、県平均で見れば、茨城県産は福島県産や、かの魚沼を擁する新潟県産と比較しても、味の違いはごく僅か。同時に食べ比べてみて初めて判別できるかどうかというほどの微妙な差。それくらい昨年の茨城県産はおいしいです」とのこと。
令和3年の茨城県産コシヒカリはお得感がすごい!
茨城県産コシヒカリを推すもう一つの理由が、そのお手頃感です。片山さんは以下のようにおっしゃっています。
「商品によって価格は千差万別ですが、平均的な米相場からすると新潟県産は約1.4倍、魚沼産に限れば2倍弱ほど、茨城県産よりも高額。福島県や富山県等の有名産地も1.2倍程度は高めです。そう考えると、茨城県産コシヒカリのコスパの高さがわかるでしょう。」
つまり、「令和3年の茨城県産コシヒカリは、有名な他の県産と比べて価格の違いほどには味に違いがない」ということ。ぜひこの機会に茨城県産コシヒカリのおいしさを体験してみてはいかがでしょうか。ちなみに今の時季、精米後3カ月以内がいちばんおいしく頂けるのだそうですよ!
続いては、お米を美味しく炊ける超コスパが高い炊飯器を紹介します。
安価で旨いご飯が炊ける炊飯器は?
タイガー魔法瓶
IHジャー炊飯器〈炊きたて〉
JPW-A100
実勢価格:2万5000円
サイズ:約W26.0×D35.4×H20.0cm
重量:約3.9kg
最大炊飯容量:1.0L(5.5合)
タイガー魔法瓶「IHジャー炊飯器〈炊きたて〉JPW-A100」は、安価ながら、お米をふっくら炊くことにこだわった一台。シンプルな分、使いやすくてお手入れも簡単です。片山さん曰く、「お米ごとの個性を引き出してくれる一台です」とのこと。
おいしいご飯がカンタンに炊ける!
初めてでも直感的に操作できるわかりやすい作りが魅力。炊飯器液晶は見やすく、ボタンも押しやすいです。
お手入れもラクチンです
丈夫で傷つきにくい内釜。内部の構造もシンプルなので、お手入れもラク。いつでも清潔にしておけます。
以上、お米のプロによる旨いご飯を「コスパ良く」食べられる最強セットを紹介しました。次の新米のシーズンまで、満喫しましょう。
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