最新炊飯器20製品を比較! プロのお気に入りはどれ?
炊飯器は1万円以下の格安品から10万超えの高級モデルまであり、価格帯がさまざま。「10万円超えの炊飯器ってどれくらいおいしくご飯が炊けるの?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこでテストするモノ批評誌『MONOQLO』ではお米のプロや料理家の皆さんと炊飯器20製品を比較検証しました。今回は高級炊飯器がおいしくご飯を炊ける秘密と、テストに参加したプロの方々がイチ推しする炊飯器を紹介します。
最新の炊飯器のおいしくご飯が炊ける理由1:粒感を残して炊き上げている
ひと昔前の圧力炊飯器は表面を溶かしてしまったため、米の甘みや旨みはあっても食感を残すのが苦手な傾向がありました。
しかし、最新の圧力炊飯器は粒感を残したまま芯からふっくら炊き上げます。
最新の炊飯器のおいしくご飯が炊ける理由2:理想の炊飯器には高火力が必要
もちろん食感だけでなく、旨みや甘みも重要な要素。それを引き出すのが、炊飯時の温度です。ポイントはたっぷりの吸水時間と100度付近の高温を長時間維持すること。
▼通常炊飯時の温度変化のグラフ
実際の温度変化をグラフで見比べると、検証でベストバイとなったタイガー魔法瓶「JPLーG100」は戦略が一線を画していることがわかります。
他製品が炊飯開始からすぐ、徐々に温度を上げ40度付近で給水を図る一方で、タイガーは20分頃まで30度以下をキープ。しかし、そこから急激な勢いで最高103度にまで達するのです(実測値)。
最新の炊飯器のおいしくご飯が炊ける理由3:炊き分けができる
上位機種になるほど、食感炊き分けや、銘柄ごとに適切な加熱をしてくれる機能があります。
象印マホービンの「NW-LB10」はフィードバックすると好みの食感にしてくる「わが家炊き」機能を搭載。圧力コントロールで食感が変化します。
朝はやわらかめで優しくサッと済ませ、夜は濃いめのおかずに合わせて食べ応えのあるご飯にする、みたいな使い方もおすすめ。ご飯の楽しみ方が広がります。
食感炊き分け機能はかなり信頼できます。
それでは、雑誌『MONOQLO』2021年10月号で20製品比較テストの監修をした、科学する料理研究家のさわけんさんと、五ツ星お米マイスターの片山真一さんのお気に入り炊飯器を紹介します。
最高峰のご飯が食べられる タイガー「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」
タイガー魔法瓶
土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉
土鍋ご泡火炊き
JPL-G100
実勢価格:12万5127円
※雑誌『MONOQLO』10月号の検証では1位
五つ星お米マイスターの片山真一さんのお気に入りは、タイガー魔法瓶「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JPL-G100」。
炊きたての美味しさはピカイチで甘みと旨みをしっかりと感じられます。もちろん、冷めても美味。さらに早炊きでもご飯の旨みがでるのはすごい! 操作しやすく、お手入れも簡単です。
しっかりと吸水時間をとって高火力で長時間炊き上げるため、米の旨みや甘みを最大限に引き出せます。これ以上は考えられないぐらい完成度が高い!
全ての項目で高評価!象印炎舞炊き 「NW-LB10」
象印マホービン
炎舞炊き
NW-LB10
実勢価格:9万9500円
※雑誌『MONOQLO』10月号の検証では3位
料理研究家のさわけんさんが選んだお気に入りの一台は、象印マホービン「炎舞炊き NW-LB10」。
食味評価だけでなく、操作性やお手入れのしやすさも◎以上を獲得し、非常にバランスの良いモデル。「さすが象印」と好評でした。
以上、炊飯器20製品のテストから選ばれた、プロおすすめの2製品の紹介でした。
炊飯器選びの参考にしてみてくださいね。
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『MONOQLO』2021年10月号
晋遊舎
『MONOQLO』
2021年10月号
実勢価格:700円
『MONOQLO』2021年10月号では「炊飯器20選最強ランキング」の特集を掲載しています。こちらもチェックしてみてください。
ごまかしのない本来のもっちりとしゃっきりを再現しています。