500Lクラス最強の冷蔵庫は?
冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれてから70年。急冷・急凍・パーシャル・チルド……冷蔵庫の多機能化が進んでいます。
でも、メーカーごとにそもそもどんな違いがあるのか、性能差はどれだけあるのか、気になりませんか? どうせなら、「買って良かった!」と思える製品を選びたいですよね。
そこで、雑誌「家電批評」編集部が、人気5大メーカー(パナソニック、HITACHI、東芝、三菱、シャープ)の500Lクラスの冷蔵庫を5台集めて、比較テストを敢行。丸裸にします!
冷蔵庫のトレンドは?
1. 「急冷」「急凍」って実際便利なの?
昨今の冷蔵庫は、冷凍室の一角を急冷・急凍スペースにするのが一般的です。
急冷機能は冷蔵前の粗熱とりに重宝
今回テストした製品では、5製品中4製品が「急冷」機能に対応していました。
そこで、製品ごとの指定時間でお弁当をどれだけ冷やせるかをテストしたところ、雑菌の繁殖をおさえる10℃以下にはなりませんでしたが、冷蔵庫に入れる前の粗熱とりとしては実用的ということがわかりました。
時間が長いほど温度は下がりますが、忙しい朝に使うならパナソニック「NR-F53CV1」と東芝「GR-W510FZS」の3分はとても魅力です。
【テスト:お弁当をどれだけ冷やせるか】
のり弁当の急冷前の表面温度は約43℃でした。
パナソニック:クーリングアシスト[冷ます](3分)
ほんのりあたたかいですが、3分で冷蔵庫に入れられる温度まで下がっていて実用的です。
東芝:おしらせ冷却(3分)
パナソニックと同じ3分ですが、温度はわずかに高め。冷蔵庫保存できる温度にはなっています。
シャープ:作りおき急冷(20分)
中心の温度は36.9℃とまだ高めですが、フチのほうのお米はかなり冷たくなりました。
日立:クイック冷却(60分)
温度はかなり下がりましたが、60分かかったことを考えるともう少し下がってほしかったです。
急冷調理・急速冷凍はパナソニックに軍配
パナソニック「NR-F53CV1」と東芝「GR-W510FZS」で明暗が分かれたのが、急冷調理と急速冷凍です。
「急冷調理」は熱々のスープを冷製スープにできるかテスト。「急速冷凍」はご飯を急速冷凍後、レンジであたためて通常冷凍したご飯と味を比較。ともにパナソニック「NR-F53CV1」は理想的な仕上がりでしたが、東芝「GR-W510FZS」は物足りない結果になりました。
【テスト:炊きたてご飯を急速冷凍】
パナソニック:クーリングアシスト[急凍](60分)
あたためるとしっとりしておいしい。通常保存とは差がありました。
東芝:おいしさ密封[急冷凍](180分)
通常保存したご飯と変わらず、あたためるとパサパサでした。
【テスト:熱々スープを冷製スープに】
パナソニック:クーリングアシスト[急冷](15分)
約70°Cから15.8°Cまで冷却。冷製スープといえる温度になりました。
東芝:冷却調理(15分)
37.2°Cと常温まで下がりましたが、冷製スープではありません。
2. 冷蔵庫アプリはこれからも進化が期待できそう!
今回テストした5製品とも、冷蔵庫がアプリでの操作に対応していますが、各社で個性が出ました。
アプリで庫内の「各種設定」を行える製品が多く、ドアの外側に操作パネルを備える製品が減ったことに影響しているかも。
「食材管理」や「買い物サポート」・「料理のサポート」は、買い忘れやフードロス対策に効果的です。
レシピは庫内の食材をもとに検索できるパナソニック「NR-F53CV1」やシャープ「SJ-MF51M」の実用度が高め。
田中さんは「カメラで自動認識した食材をもとに献立を提案してくれるとありがたいです」と、将来は合わせ技を期待していました。
操作に応じた「通知」機能は、離れて暮らす家族の見守りにも使えそうです。
アプリは全体的にまだまだ進化の途上という感があり、さらに洗練されることを期待します。
カメラで自動認識した食材をもとに献立を提案してくれるとありがたいです。
3. カメラで庫内を撮影できる機能は?
カメラで庫内を撮影できるのはパナソニック「NR-F53CV1」と日立「R-HXCC54V」の2製品。2年前から進化を感じられない日立に対して、後発のパナソニックはAIで野菜の認識や利用期限を管理するなど、「できたらいいな」を実現しています。
正直、カメラの使い勝手はいまひとつ、さらなる改良を期待します!
パナソニックと日立が庫内カメラを採用しましたが、「保存した食材をすべて自動でリスト化」という理想にはまだおよびません。
とはいえ、パナは野菜のみですが自動認識し、さらにそれを使ったレシピ検索が可能と、なかなか高機能です。
買い忘れがあるとイヤなので、買い物中に冷蔵庫の中身を確認できるのはアリです。
4. 電気代はどうなの?
常時電源に接続する冷蔵庫だけに、電気代は安いに越したことはありません。桃世さん、田中さんは季節でモードを変更すると教えてくれましたが、「ちょっと面倒」という人は省エネできる冷蔵庫を選びたいところ。
そこで、稼働時の電力消費から通常モードと省エネモードの1年間の推定電気代を計算したところ、下の表のような結果になりました。
通常モードと省エネモードの推定電気代
推定値のため省エネモードのほうが電気代が高く出た製品もありますが、日立とアクアは温度が上がり、湿度が下がっていることから省エネ運転が稼働しているのは間違いなさそうです。
識者が実践する冷蔵庫の節電テクニック
同じ機能を使って電気代が安くなることはありません。コンプレッサーを稼働する電気代+照明にうまいことAIが働いてくれたらうれしいです。
温度は手動ですが夏季・冬季で変更したりしています。切り替えたほうがいいですが、これこそ自動制御してほしいですよね。
自宅の冷蔵庫に節電機能はないため、冬は「弱」、夏は「中」にしています。たくさん詰め込んだときは「強」にすることもあります。
5. 冷蔵庫の脱臭能力は?
脱臭能力は三菱とシャープがハイレベルな争いでした。ともに魚臭は「薄い」、たくあん臭は「なし」と譲らず。キムチ臭を「非常に薄い」まで脱臭した三菱がベストです。
脱臭能力は三菱に軍配!
魚・たくあん・キムチと臭いをほとんど残さなかった三菱に対して、日立は臭いが残ってしまいました。
冷蔵庫の選び方は?
今回は、雑誌『家電批評』編集部が各社の得意不得意を見つけるため、鮮度保持性能や付加機能、使い勝手、脱臭機能などをチェックすべく、さまざまなテストを実施。
識者として、料理研究家や家電評論家など6名の専門家に協力してもらいました。
今回の評価のポイント
ポイント1:鮮度保持機能
(1)チルド・パーシャル室
冷蔵室と同じ食材を入れて、どれだけ鮮度に差が出るかをチェックしました。
(2)冷蔵室
鮮度を保ったまま、精肉や鮮魚をどれだけ長く保存できるかを確認しました。
(3)野菜室
「葉菜類」「果菜類」「根菜類」「キノコ」を入れて1週間の鮮度を確認しました。
(4)冷凍室
生のお肉と魚を1週間保存し、解凍後のドリップ量を計測しました。
以上をLAB.360室長の松下がテストしました。
ポイント2:使い勝手
冷蔵室のドアの開けやすさ、野菜室・冷凍室の引き出しやすさなどを識者4人(さわけんさん、桃世さん、田中さん、うめまるさん)に厳しくチェックしてもらいました。
ポイント3:付加機能
急冷・急凍・粗熱取りなど、各メーカー備わっている機能はそれぞれ使用し確認。
機能の効果が食材の味に関係あるものは、料理研究家(さわけんさん、桃世さん)がチェックしました。
ポイント4:脱臭性能
臭いが強い食材を入れて、冷蔵室内の脱臭モードの効果を臭気判定の専門家(石川さん)が確認しました。
冷蔵庫の比較方法は?
続いて今回のテストの詳細を説明していきます。
テスト1:鮮度保持性能
肉や魚、野菜の重量から鮮度を推測
冷蔵室とチルド室は、食材を入れて試験開始から3日後の状態で評価。冷凍室と野菜室は3日後と7日後の状態をチェックしています。
なお、庫内の温度設定は冷蔵庫や野菜室など場所を問わず全メーカー共通で「中」モードで運転。
各食材を入れた日と一定日数後の水分減少量から鮮度がどれだけ保たれているか算出しました。
また今回は全ての食材をラップなしで評価しています。
水分減少が少ないほど鮮度維持できている目安としています。
【鮮度保持:日立が得意】まるごとチルドでダントツの鮮度保持を発揮
冷蔵室内の全体がチルド室になるのが特徴の日立。実際に測定すると、他メーカーを圧倒する鮮度保持性能でした。
ビールをキンキンに冷やして保持できる
R-HXCC54V
日立
テスト2:付加機能
メーカーごとに機能が異なります
500リッタークラスになると、「急冷」「急凍」「粗熱取り」「解凍」など各社さまざまな機能を備えています。三菱の「切れちゃう瞬冷凍」のように他メーカーにない機能も見逃せません。
各社の独自機能はそれぞれ問題なく使えるか確認。類似の機能は極力同じテスト方法で性能差をチェックしました。
メーカー特有の機能を一通りチェックしました!
急冷・急冷凍
急凍モードと、通常の冷凍で凍らせたご飯を食べ比べておいしさを凝縮させているか確認しました。
粗熱とり
買ったばかりのお弁当の温度を測り、粗熱取りモード(ない場合は急冷モード)の運転時間と温度の下がり具合で評価しました。
解凍
凍らせたひき肉を「解凍モード」で解凍。すぐに料理に使える状態まで柔らかくなっているかを実際にひき肉を切ってチェックしました。
製氷
各社揃えているクイックモードで製氷をさせて、1時間で何個の氷が作れるかを確認し評価しました。
【付加機能:東芝が得意】あらゆる機能を兼ね揃えていたのは東芝
他メーカーにない「速鮮チルド」は、お刺身などの生物の鮮度を保ち、おいしい状態をキープ。プロも大絶賛でした。
料理の時短にも役立つ機能満載
GR-W510FZS
東芝
テスト3:使い勝手
プロ4人で使い勝手ベストを確定!
食材の入れやすさや庫内の整理のしやすさを中心に、料理研究家、家電評論家をお招きして座談会方式で「使い勝手ナンバーワン」を決めました。
【使い勝手:東芝が得意】入れやすい東芝が使い勝手もベスト
ドア側にライトがつき明るいと評判がよかったのが東芝。ドアポケットの高さを簡単に変えられるのもポイントです。
庫内の明るさが高評価でした
GR-W510FZS
東芝
テスト4:脱臭性能
臭いが残りやすい食材を入れて確認
生物や漬物、魚などを長期間入れると残る臭いって気になりますよね? 以下の方法で脱臭性能もチェックしました。
テスト食材:たくあん・ししゃも
前日にたくあんとししゃもを入れて、テスト開始1時間前に脱臭モードを運転。庫内から食材を出して、臭いがどれだけ取れているかを確認しました。
テスト食材:キムチ
脱臭モードを回した状態でキムチを入れて10分間放置。食材を取り出して10分後に庫内を嗅いでもらい、どれだけ臭いが残っているかを確認しました。
【脱臭性能:三菱が得意】臭いをほとんど残さないのは三菱
特別脱臭モードを備えている訳ではありませんが、「フレッシュエアフィルター」の効果か一番臭い残りが少ない結果でした。
キムチの臭いもほぼ残さない
MR-MZ54K
三菱電機
最強の冷蔵庫ははたして? それでは、テスト結果を発表します!
冷蔵庫のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、冷蔵庫のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東芝GR-W510FZS
|
650mm |
699mm |
1833mm |
120kg |
507L |
357L(チルド室含む) |
112L |
24L(上段)、94L(下段)、20L(製氷) |
|
パナソニックNR-F53CV1
|
650mm |
725mm |
1850mm |
110kg |
525L |
287L(チルド室含む) |
101L |
96L(メイン)、15L(製氷)、26L(クーリングアシスト) |
|
シャープSJ-MF51M
|
685mm |
630mm |
1838mm |
93kg |
505L |
266L(チルド室含む) |
90L |
31L(上段)、98L(下段)、20L(製氷) |
|
日立R-HXCC54V
|
650mm |
756mm(カメラ使用時) |
1875mm |
115kg |
540L |
278L(特鮮氷温ルーム含む) |
103L |
28L(上段)、109L(下段)、22L(製氷) |
|
三菱電機MR-MZ54K
|
650mm |
699mm |
1833mm |
118kg |
540L |
298L(フレッシュゾーン含む) |
103L |
91L(メイン)、29L(瞬冷凍室)、19L(製氷) |
【1位】東芝「GR-W510FZS」
- 東芝GR-W510FZS
- 実勢価格: ¥250,880〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥250,880〜
- 冷蔵室
- チルド
- パーシャル
- 野菜室
- 冷凍室
- 使い勝手
- 付加機能
- 脱臭
得意の鮮度保持に加えて冷却機能が強化された
冷蔵庫のおすすめランキングでベストバイは、A評価の東芝(TOSHIBA)「GR-W510FZS」。鮮度保持で好結果を残しました。
「ベジータ(VEGETA)」の由来である野菜室は、根菜・葉茎菜・果菜・きのこと種類を問わず鮮度を保持できたのはさすが。切った野菜は「使い切り野菜BOX」に放り込むだけで乾燥を防げます。
冷蔵室は比較テストを行った「中」モードでも肉類・魚類の鮮度を保ったうえ、より低温の「冷蔵室チルドモード」も用意。「強」モードのため電気代は気になりますが、野菜室とあわせて鮮度管理は「東芝にまかせた!」という感じです。
テストでの一番の驚きは「速鮮チルド」。マイナス4℃まで一気に冷却するこの機能で、フタをせずに2時間刺し身を放置すると、なんとおいしくなりました。試食したさわけんさん・桃世さんも「食べやすい」「臭みがない」と絶賛! 刺し身好きには見逃せない機能です。
機能面では4人の識者が庫内の見やすさに言及。「明るさがちょうどいいです」(田中さん)、「野菜室がキレイで、気分が上がります」(さわけんさん)というように、一日に何度も使うものだから庫内の見やすさは重要です。
ブルートゥーススピーカーには、テレビの音も届かず孤立しがちなキッチンの救世主になる可能性を感じました。
鮮度保持を重視し、使い勝手のいい冷蔵庫が欲しい人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 野菜室で選ぶならイチオシ!
- 使い勝手で選ぶならイチオシ!
- 付加機能で選ぶならイチオシ!
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 699mm
- 高さ
- 1833mm
- 重量
- 120kg
- 容量
- 507L
- 冷蔵室容量
- 357L(チルド室含む)
- チルド室容量
- 19L
- 野菜室容量
- 112L
- 冷凍室容量
- 24L(上段)、94L(下段)、20L(製氷)
- 型番
- GR-W510FZS(TH)
「明るさがちょうどいいです。
野菜室がキレイで、気分が上がります。
性能と使い勝手のベストバランスは東芝
冷蔵室
冷蔵室の左側に設置されている操作パネル。「ボタンが見やすい」(桃世さん)ので操作性はいいです。アプリと連携すればドアを開けずに操作も可能です。
チルド室
チルド室が奥まで引き出せて見やすいです。
野菜室
野菜の鮮度が違います。使い切りボックスが意外と便利です。
“東芝だけ”の機能が実用的!
ポイント1:自在に高さを変更できるドアポケット
片手でサッと調整できる
ありそうでほかにない、東芝だけの機能がドアポケット位置のワンタッチ調整です。ポケットに置くものの高さに合わせてピッタリの位置に調整できるので、スペースのムダがありません。
両開きのドアはドアポケットの収納力に不満が出がちですが、この機能は解消に役立ちます。
ドアポケットの高さが変えられるのはほかにない機能です。微妙な高さの調味料などを置きやすいです。
ポイント2:庫内がキレイに見えるLEDライト
天井ライトが庫内全体を照らす
室内を照らすドア側のライト
東芝は野菜室や冷凍室を含めて庫内の見やすさが好評でしたが、その理由のひとつがLEDライトです。特に冷蔵室は庫内だけでなく、ドア側にもLEDライトが付いているのが特徴。
田中さんも「明るさがちょうどよくて、庫内がキレイに見えるから食材も見やすいです」と好印象でした。
明るさがちょうどよくて、庫内がキレイに見えるから食材も見やすいです。
ポイント3:音楽やテレビ音声がキッチンで聞こえる
人の声が聞き取りやすい
冷蔵庫の上部にはスピーカーを内蔵。スマホやテレビとBluetoothで接続し、音声を再生できます。離れた場所にあるテレビの音声も、料理をしながらハッキリ聞こえます。人の声が聞き取りやすいです。
タッチオープンは広めのキッチンには有効
採用しているのが東芝だけになったタッチオープン。両手が塞がっているときに便利という声がある一方、キッチンが広くないと誤作動が増えるというネガティブな意見もありました。
おいしさをキープしたまま解凍&保存
【チルド】速鮮チルドは刺し身が冷えておいしくなった
フタあり・なしの2種類の刺し身を用意し、「速鮮チルド」で120分保存後に試食。
驚いたことに、フタなしのほうがほどよく冷えていて味がわかり、おいしいという評価になりました。これがあれば食べ残した刺し身もおいしく保存できます。
サーモンはフタなしで保存したほうが、臭みがなく感じました。冷たくキープされていておいしいです。
家で使えるのがすごい! -4℃は絶妙な温度
「速鮮チルド」は−4℃という絶妙な温度で一気に冷やし、表面だけを少し凍らせます。−5℃以下になると氷の結晶が大きくなってしまうので、絶妙な温度です。「家でパーシャルフリージングができるのはすごい」とさわけんさんも絶賛です。
家でパーシャルフリージングができるのはすごい。
【チルド】カッチカチのひき肉がたった30分で切れちゃう
冷凍保存したひき肉を解凍するには意外と時間がかかりますが、チルド室の「解凍モード」を使えば30分後には包丁で切れる硬さになりました。
同機能を備えたパナソニック「NR-F53CV1」や三菱「MR-MZ54K」より短時間。常温で解凍するより速く、ベタつかないのも◎です。
多少硬さがありますが、力を入れれば包丁の刃が入ってひき肉がばらけます。
火をとおす前の生だと切りにくいかたまり肉や刺し身のサクも、この機能を使えばほどよい硬さになってスライスしやすくなります。
【この機能に注目】最速ならずも……27分で製氷完了
あるとうれしいのが時短製氷機能です。3社(パナソニック、東芝、シャープ)が30分を切るという好成績のなか、東芝は2番手。1分半差で1位のパナソニック「NR-F53CV1」より製氷数では東芝「GR-W510FZS」がリードしました。
食材の鮮度保持は5製品中2位タイでした
【野菜室】あらゆる野菜の鮮度を高水準でキープします
「もっと潤う摘みたて野菜室」は10日間鮮度をキープするとうたっていますが、それを裏づけるように7日間の水分減少率テストでも5製品中トップの成績を記録しました。
特に注目したいのが、5種類の野菜(きゅうり、セロリ、にんじん、しいたけ、キャベツ)すべてが平均して好記録だったこと。安心して野菜の保存をまかせられます。やはり「ベジータ」は伊達じゃありません。
野菜室で保存して7日目の野菜と水分減少率
野菜室にたまる野菜ゴミ問題を“底の穴”が解決します
東芝の野菜室には、底に「おそうじ口」が備わっています。下にゴミ袋を広げれば、野菜から落ちた葉や土をおそうじ口から落として掃除完了。野菜室が中段にあるからこそできる装備です。
【この機能に注目】切った野菜をまとめて保存できる使い切り野菜BOXが便利すぎる
東芝といえば毎回話題になるのが、「使い切り野菜BOX」の便利さです。
中途半端に使った野菜をどのように保存するかは頭を悩ませるところですが、これがあれば中に入れてフタをするだけ。本当に単品で販売してほしいです。
使いかけの野菜をまとめて保存できるのがいい。このBOXだけ欲しいくらいです。
【冷蔵室】冷蔵室に保存した肉・魚の鮮度を3日間維持
生と加工品の肉類と魚類をラップなしで冷蔵室に3日間保存し、鮮度を比較。冷蔵室は通常モードに設定しましたが、全段チルドの日立に迫る減少率の低さです。ちなみに「冷蔵室チルドモード」も試したところ、全品で水分減少率が低下しました。
【チルド・パーシャル】冷蔵室よりは平均して好結果もライバルにはおよびません
チルド室の上段(パーシャル)・下段(チルド)でも同様の鮮度保持テストを行いましたが、サーモンと干物は冷蔵室より減少率が低下しました。
ただ、全体では上段は5製品中4番手、下段は5製品中2番手の評価。ともに平均点以上ではありましたが、鮮度保持が1位の日立「R-HXCC54V」にはかないませんでした。
3日保存後の水分減少率(%)
【冷凍室】牛肉とひき肉は7日間水分量はほぼ変化なし
冷凍室で通常冷凍した牛肉・ひき肉の水分減少率は、それぞれ0.1%と0.4%を記録。
牛肉では0.0%を記録した製品もあったためそれに次ぐ2位の評価になりましたが、ひき肉は他4製品と同率でトップ。おいしさを閉じ込めてくれています。
サーモンだけ劣化が進む
ほとんどの製品が水分減少率0.6%以下だったサーモン。1.4%減少した東芝は大きく評価を下げました。
【冷凍室】急速冷凍機能は粗熱とりに便利です
3分でつくりたてのお弁当の温度を下げられる「おしらせ冷却」ですが、温度変化は小さめ。冷却後もまだあたたかくおいしく食べられる温度でした。
冷蔵室に入れる前の粗熱とりにはなりますが、桃世さんも「まだあたたかいので、もう少し冷めてもいいかも」という評価です。
まだあたたかいので、もう少し冷めてもいいかも。
3分後の温度
【アプリ】豊富とはいえませんがちょっと便利になります
冷蔵庫と連携する「IoLIFE」アプリを使うと、AIが利用パターンを学習して省エネ運転をする、曜日ごとに決まっている予定を音声で知らせてくれるなど、ちょっと便利な機能が利用できます。
庫内の詳細な設定も可能。食材管理リストやレシピ検索といった、冷蔵庫とリンクした機能もあります。
ドアの閉め忘れをアプリで通知してくれる機能は、子どもが閉め忘れてもすぐに気付けるのが便利。
1~60分で冷却時間を設定
冷却したい食材や料理の量や温度に合わせて時間を調整できるので、狙った温度まで下げられます。
アプリでできること
IoLIFE
- 庫内撮影:―
- 各種設定・モニター:操作設定変更/カスタム設定/運転状況確認
- 食材管理:食材リストの作成
- 買い物サポート:―
- 料理サポート:食材リストや季節からおすすめレシピを検索
- 通知:ドアの閉め忘れ
- アドバイス:ユーザーサポート
- 省エネ:かってにエコ/かってにエコ+
- その他:みまもり機能
- 連携:機器連携
- 接続方法:Wi-Fi
▼その他のテスト結果
冷蔵庫
- 平均温度:2.3°C
- 平均湿度:80.5%
- 電気代:1万61円 (※電気代は31円/kWhで計算)
チルド室1:「速鮮チルド」モード
- 平均温度:2.0°C
- 平均湿度:81.8%
チルド室2:「氷結晶チルド」モード
- 平均温度:0.2°C
- 平均湿度:80.3%
野菜室
- 平均温度:6.1°C
- 平均湿度:64.2%
冷凍室
平均温度:-18.7°C
省エネモード
- 平均温度:1.3°C
- 平均湿度:74.7%
- 電気代:1万662円 (※電気代は31円/kWhで計算)
【2位】パナソニック「NR-F53CV1」
- パナソニックNR-F53CV1
- 実勢価格: ¥349,678〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥350,000〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥349,678〜
- 冷蔵室
- チルド
- パーシャル
- 野菜室
- 冷凍室
- 使い勝手
- 付加機能
- 脱臭
ホームフリージングはパナソニックにおまかせ
冷蔵庫のおすすめランキング2位は、A評価のパナソニック(Panasonic)「NR-F53CV1」。「クーリングアシスト」をはじめとした付加機能の豊富さと実用性の高さで、パナソニックが第2位にランクインしました。
「冷ます」「急冷」「急凍」という3つの機能は、さわけんさん、桃世さんも納得のテスト結果。特に、冷凍前のご飯のおいしさをキープしていた「急凍」は、パサパサになっていた他製品との差に衝撃を受けました。
空いた時間にまとめて料理をしてホームフリージングしておきたい人には、強力なサポートになります。
冷凍したひき肉を簡単に切れる状態にした「パーシャル半解凍」は、自然解凍のようにドリップが出ることもなく、ひき肉を調理に使いやすい状態にしてくれました。
このように、自宅調理の手間を解消してくれるのが、パナソニックの大きな強みです。
また、識者からの評価が高かったのがデザインとつくりです。高級感のある「黒」は、置くだけでキッチンをアップグレード。ドアや引き出しの動きもスムーズで、使っていてストレスがありません。
- おすすめポイント
-
- 急冷で選ぶならイチオシ!
- 野菜室で選ぶならイチオシ!
- 製氷で選ぶならイチオシ!
- アプリで選ぶならイチオシ!
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 725mm
- 高さ
- 1850mm
- 重量
- 110kg
- 容量
- 525L
- 冷蔵室容量
- 287L(チルド室含む)
- チルド室容量
- 20L
- 野菜室容量
- 101L
- 冷凍室容量
- 96L(メイン)、15L(製氷)、26L(クーリングアシスト)
- 型番
- NR-F53CV1-K
パナの急冷・急凍が調理の“忙しすぎ”を解消します
最上段にコンプレッサーを配置して奥まで手を届きやすくする、ドアポケットの位置を低くするなど、背が低めの人にやさしいのがパナソニックの特徴です。ドアや引き出しのつくりがよく、デザインは高級感があり、所有欲も満たしてくれます。
引き出しがフルオープンできると見えないストレスがなく、フードロスも減らせそうです。
引き出しが使いやすい!
ポイント1:下段が広く使える上部コンプレッサー
上段はビール3缶が置ける程度
2Lペットボトルは奥行きが足りません
デッドスペースになりがちな最上段の奥にコンプレッサーを配置したことで、野菜室や冷凍室の引き出しの奥行きが広く使えます。
ポイント2:クイック操作ボタンでドアを開けずに設定
押す回数で設定が変わる
右側ドアの下部にクイック操作ボタンを備えており、クーリングアシストの設定が可能です。設定のためだけにドアを開ける必要がなくなって節電にも貢献。
設定したメニューはライトで確認できます。設定は押す回数で変わります。
ポイント3:引き出しが最奥までフルオープンで引き出し可能
奥までスーッと引き出せる
野菜室と冷凍室がすべて引き出せる「ワンダフルオープン」で、奥に入れた食材も簡単に取り出せます。「掃除がしやすい」(さわけんさん)のもメリット。ベアリングがなめらかで開閉もスムーズです。
掃除がしやすい。
【この機能に注目】カメラ搭載で食材を管理
庫内カメラを新搭載。野菜のみですが自動認識し、さらにそれを使ったレシピ検索が可能です。
【Good】野菜リストを作成
野菜を45品目認識。野菜室に対象の野菜を入れると、リスト化してくれます。 認識速度も早く、対応する食材が増えれば管理の手間が大幅に減ります。
【Bad】電源が別
カメラの電源は冷蔵庫本体とは別。冷蔵庫スペースにコンセントが2つないこともあるため、改善してほしいポイントです。
冷凍室の「冷やす・凍らす・製氷」に高い評価
【冷凍室】3種類のクーリングアシストで調理の手間に差がつきます
パナソニックといえば「冷ます・急冷・急凍」の3つの機能をもつ「クーリングアシスト」を使わない手はありません。
「冷ます」ではお弁当の粗熱とり、「急冷」は熱々のスープを冷製スープに、「急凍」はご飯のおいしさを損なわずに冷凍と、テストでもその実用性の高さを実証してくれました。
まだ熱いお弁当もそのまま入れられます
冷蔵室内のパネルだけでなく、ドアのボタンやアプリでも設定が可能です。
冷ます(3分/5分)
- 表面温度:35.4°C
- 内部温度:40.8°C
表面温度が約43°Cだったお弁当を3分で35.4°Cまで冷却し、冷蔵庫に入れてもほかの生物に影響のない温度に。まだあたたかいので、熱々だと食べられない小さな子どもなどの料理を冷ますのにも使えます。
冷蔵庫に入れても負担のない温度です。
急冷(10分/15分)
- 急冷前:70.0°C
- 急冷後:15.8°C
わずか15分で70°Cあったできたてのスープを15.8°Cまで冷やしました。ビシソワーズのような冷製スープの調理や、ポテトサラダ用に蒸したじゃがいもを冷ますなどの用途で重宝しそうです。
短時間でこれだけ温度が下がるのはメリットです。
急凍(45分/60分)
3時間以上かけて普通に冷凍したご飯がパサパサになっていたのに比べて、急凍は水分を感じられてもちっとしていました。さわけんさんも「しっとりしてデンプンも糊化度が高くおいしい」と高評価です。
しっとりしてデンプンも糊化度が高くおいしい。
中に水分があり、もちっとしています。
【冷凍室】うまもりカバーで食材に霜がつかない
冷凍室の上段トレイには、霜がつくのをおさえる「うまもりカバー」を装備。なしでは1日で霜でおおわれたのに、ありではわずかでした。
【野菜室】野菜の鮮度キープは東芝「ベジータ」と同評価
野菜室の鮮度維持は、定評のある東芝「GR-W510FZS」と同点で最高評価。特にきゅうりとにんじんは東芝より水分減少率が少なめです。「ワンダフルオープン」で中身が見やすいのも見逃せません。
7日間の水分減少率(%)
野菜室以外の鮮度は低調
冷蔵室・チルド・パーシャルに保存した肉類・魚類の水分減少率は、他メーカーに比べて高めです。特にハムは乾燥が進みました。
3日保存後の水分減少率(%)
【冷凍室】まさに“速氷”最速25分で氷ができる
急速製氷機能で製氷時間を比較したところ、パナソニックは25分で断トツの1位。製氷数は9個でしたが、この素早さなら使用機会は多そうです。
【アプリ】アプリでできること
Live Pantry
- 庫内撮影:◯
- 各種設定・モニター:クーリングアシスト(冷ます・急冷・急凍)/クイック操作ボタンの時間設定変更
- 食材管理:入庫日や利用期限の目安から早く使ったほうがいい食材とそのレシピを提案
- 買い物サポート:カメラで庫内の食材を撮影
- 料理サポート:庫内の食材をもとにしたレシピ検索
- 通知:ドアの開閉状況/給水タンクが空/製氷完了
- アドバイス:電気代の削減状況を表示/エコナビ運転の状況
- 省エネ:お留守番モード/お買い物準備モード/冬季省エネ運転/AIクーリング
- その他:停電そなえモード/サポートと連携
- 連携:オーブン/炊飯器/オートクッカー/テレビ/空気清浄機/洗濯機
- 接続方法:Wi-Fi
▼その他のテスト結果
冷蔵庫
- 平均温度:1.6°C
- 平均湿度:85.4%
- 電気代:2万3006円 (※電気代は31円/kWhで計算)
チルド室1:「チルドルーム」モード
- 平均温度:0.7°C
- 平均湿度:30.4%
チルド室2:「微凍結パーシャル」モード
- 平均温度:0.6°C
- 平均湿度:36.4%
野菜室
- 平均温度:5.3°C
- 平均湿度:45.9%
冷凍室
- 平均温度:-19.0°C
省エネモード
- 平均温度:4.6°C
- 平均湿度:25.9%
- 電気代:1万3468円 (※電気代は31円/kWhで計算)
【3位】シャープ「SJ-MF51M」
- シャープSJ-MF51M
- 実勢価格: ¥251,772〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥252,727〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥251,772〜
- 冷蔵室
- チルド1
- チルド2
- 野菜室
- 冷凍室
- 使い勝手
- 付加機能
- 脱臭
全体的にバランスのいい一台
冷蔵庫のおすすめランキング3位は、A評価のシャープ(SHARP)「SJ-MF51M」。
シャープ「SJ-MF51M」は奥行きが他製品より狭い分、収納面の工夫がたくさん見られて好感の声が目立ちました。機能で「解凍」が備わるとより便利になるかもしれません。
今回5製品中2位のパナソニック「NR-F53CV1」は鮮度保持が評価が低かった分、付加機能の多さや使い勝手で点数を伸ばし、僅差でシャープ「SJ-MF51M」が3位に。鮮度保持と機能のバランスを見ればシャープのほうが優秀ともいえます。
- 幅
- 685mm
- 奥行
- 630mm
- 高さ
- 1838mm
- 重量
- 93kg
- 容量
- 505L
- 冷蔵室容量
- 266L(チルド室含む)
- チルド室容量
- 19L
- 野菜室容量
- 90L
- 冷凍室容量
- 31L(上段)、98L(下段)、20L(製氷)
- 型番
- SJ-MF51M-H
冷凍室内の仕切りと冷蔵室内にある棚がスライド式。食材を整理する工夫が◯。
シャープは薄型なのに収納上手
収納の引ける派棚と仕切りにアリ!
ポイント1:冷蔵庫の仕切りを動かしやすい
スライド式で棚を折りたためる
棚を奥に収納できる
冷蔵室内の2段目の棚はスライド式。棚を半分に折りたためて、棚自体が不要な時は室内の奥に収納できます。鍋を入れる際などに便利。
ポイント2:どこにどんな食材を入れるかわかりやすい
上下で保存する食材が違います
引き出しやすいチルド室!
チルド室は2段。上段と下段で保存に適した食材をイラストで示してくれています。また引き出しやすいように、チルド室の前だけ高さが調整された溝があるのもポイント。
ポイント3:冷凍庫や野菜室も整理整頓しやすい
収納に役立つ仕切り
掃除に便利なトレー
冷凍室には、食材をタテに入れやすいように幅を調整できる「タテ置き名人」を完備。野菜室は取り外し可能なトレーがついており、ゴミをトレーに集めて捨てられます。
ポイント4:ドアパッキンがプラスチックで劣化しない!しかもオートクローズ
ドアパッキンの素材がプラスチックなので、長期間使用してもゴム製のように劣化しません。
ドアはオートクローズを採用。自動でドアが閉まるので、閉め忘れの心配がありません。
【鮮度保持】鮮度保持性能は野菜も魚もバランスよく良好
鮮度保持の総合結果は、東芝「GR-W510FZS」と同率の2位という好成績。なかでもチルド室は、日立「R-HXCC54V」と並んで1位タイと非常に優秀な結果でした。
冷蔵室だけでなく、野菜室も1位の東芝「GR-W510FZS」とパナソニック「NR-F53CV1」に続き僅差で3位。点数的には十分優秀です。
これだけ鮮度がよければ安心して食材を入れられます。
【脱臭】集中シャワーモードで臭いを撃退
脱臭に効果があるプラズマクラスターには、「集中シャワーモード」があり、機能をオンにするとドアの開閉が多いタイミングを分析。生活リズムに合わせて集中的にイオンを放出します。
キムチを10分間放置したあとだと臭いが残りましたが、30分後にはほぼ臭い残りゼロでした。
【アプリ】アプリでできること
COCORO HOME
- 庫内撮影:―
- 各種設定・モニター:―
- 食材管理:使いきりメモ
- 買い物サポート:買物メモ
- 料理サポート:旬の食材や買い物メモの食材からメニューを提示
- 通知:ドアの開閉状況/給水タンクが空/気象アラート
- アドバイス:節電方法/掃除方法
- 省エネ:ソーラー家電連携
- その他:天気予報/見守り機能/伝言/声のメッセージ/蓄電池と連携
- 連携:ヘルシオ/ホットクック/テレビ/洗濯機
- 接続方法:Wi-Fi
▼その他のテスト結果
冷蔵庫
- 平均温度:3.8°C
- 平均湿度:45.7%
- 電気代:1万487円 (※電気代は31円/kWhで計算)
チルド室1:「うるおいチルド」モード
- 平均温度:1.5°C
- 平均湿度:73.6%
チルド室2:「低温つくりおきルーム」モード
- 平均温度:0.1°C
- 平均湿度:41.8%
野菜室
- 平均温度:3.3°C
- 平均湿度:43.5%
冷凍室
- 平均温度:−20.7°C
省エネモード
- 平均温度:5.3°C
- 平均湿度:45.7%
- 電気代:1万682円 (※電気代は31円/kWhで計算)
【4位】日立「R-HXCC54V」
- 日立R-HXCC54V
- 実勢価格: ¥296,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥296,000〜
- 冷蔵室
- チルド1
- チルド2
- 野菜室
- 冷凍室
- 使い勝手
- 付加機能
- 脱臭
圧倒的な鮮度保持性能!チルドで選ぶなら日立
冷蔵庫のおすすめランキング4位は、A評価の日立(HITACHI)「R-HXCC54V」。
とにかく食材の鮮度保持に特化しているのが日立です。冷蔵室全体を低温・高湿のチルドに設定できるため、パッと見でも他社より肉や魚の輝きが違った印象です。
標準設定でも肉・魚の鮮度保持がトップなのは驚きですが、反面、野菜室の点数は5社の中で最低と極端な結果に。
また、使い勝手の面では筐体に指紋がつきやすい、引き出しのガタツキが気になるなどの指摘もありました。
とにかく冷蔵室の食材の鮮度を守りたい、チルド機能重視の人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- チルドで選ぶならイチオシ!
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 756mm(カメラ使用時)
- 高さ
- 1875mm
- 重量
- 115kg
- 容量
- 540L
- 冷蔵室容量
- 278L(特鮮氷温ルーム含む)
- 特鮮氷温ルーム容量
- 14L
- 野菜室容量
- 103L
- 冷凍室容量
- 28L(上段)、109L(下段)、22L(製氷)
- 型番
- R-HXCC54V(XN)
冷凍室はスライドが2枚の3段構造になっており、大容量で収納しやすいです!
冷蔵室まるごとチルドで食材ツヤツヤ
使い勝手や脱臭などの総合点で、3位のシャープ「SJ-MF51M」とわずか1.6ポイント差で4位。
とはいえ、鮮度保持では日立がオール満点で5製品中1位で、強みを見せつけました。
とりあえず冷蔵庫に入れておけば食材がおいしく保存できます。
冷凍室はスライドが2枚の3段構造になっており、大容量で収納しやすいです!
冷凍室まるごとチルドで食材ツヤツヤ
まるごとチルド設定での平均湿度は実測で87.7%! 肉や魚をそのまま入れておけます。ラップは短時間であればなくてもOK。
約2°Cと冷蔵室の温度が低いので、ビールもキンキンに冷えます。かつ冷凍庫ほどの低温ではないので、忘れてほったらかしでも凍りにくいです。
【特鮮氷温ルーム】ほぼ鮮度が失われずみずみずしいまま
3日後の豚ロース
食材をチルドより低温・高湿で保存する特鮮氷温ルームの鮮度保持も最高得点をマーク。特に湿度は平均91.5%と5製品中で圧倒的トップでした。
3日間の水分減少率を見てみても、水分減少率が下がるどころか逆に上がっている食材もあり、ラップなしでも1日程度なら食材のツヤを保ったまま保存が可能です。ケースが開けやすいのも高評価でした。
カメラ撮影のせいで頻繁にライトが消えてしまいます
冷蔵庫上部のカメラが常時起動してドア開閉の際に庫内を撮影しています。
庫内の記録がアプリで確認できるので出先で食材を確認するのに便利ですが、撮影時に庫内のライトが付いたり消えたり......。食材を取り出す際は邪魔に感じるかも......。
開けるとチカチカして、見づらいです。
【アプリ】アプリでできること
日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ
- 庫内撮影:◯
- 各種設定・モニター:庫内温度の確認と設定
- 食材管理:カメラ画像をもとに食材を自動登録(未対応あり)/食材名から入力
- 買い物サポート:カメラで庫内の食材を撮影
- 料理サポート:旬の食材の情報
- 通知:長期間使用していない食材/ドアの閉め忘れ
- アドバイス:―
- 省エネ:―
- その他:天気・気温からお買い物のおすすめ度を表示
- 連携:―
- 接続方法:Wi-Fi
カメラと連携
Good:自動リストを作成
冷蔵室を開けるたびに写真を撮影し、それをもとに食材リストも作成します。また、長期間動きのない食材を通知してくれるのも助かります。
Bad:撮影は冷蔵室のみ
撮影できるのは冷蔵室のみで、前から見えない位置にある食材は写りません。また、消費が早い野菜室に対応していないのも残念です。
▼その他のテスト結果
冷蔵庫
- 平均温度:1.5°C
- 平均湿度:85.4%
- 電気代:1万2060円 (※電気代は31円/kWhで計算)
チルド室1:「丸ごとチルド」モード
- 平均温度:1.4°C
- 平均湿度:87.7%
チルド室2:「特鮮氷温ルーム」モード
- 平均温度:0.6°C
- 平均湿度:91.5%
野菜室
- 平均温度:6.2°C
- 平均湿度:67.6%
冷凍室
- 平均温度:−20.8°C
省エネモード
- 平均温度:3.9°C
- 平均湿度:73.2%
- 電気代:1万1496円 (※電気代は31円/kWhで計算)
【5位】三菱「MR-MZ54K」
- 三菱電機MR-MZ54K
- 実勢価格: ¥249,719〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥249,719〜
- 冷蔵室
- チルド
- パーシャル
- 野菜室
- 冷凍室
- 使い勝手
- 付加機能
- 脱臭
唯一無二の性能と機能!冷凍と解凍の二刀流で “切れちゃう”三菱
冷蔵庫のおすすめランキング5位は、三菱(MITSUBISHI)「MR-MZ54K」。三菱は独自の進化を遂げています。
急冷など時短調理用の機能は一切なく、鮮度保持の結果も芳しくない代わりに「切れちゃう」系の機能が充実。ひき肉が凍っているにも関わらず包丁が通るのは感動モノで、解凍いらずでそのまま料理に使えちゃいます。
そして、公式サイトや説明書で強調されていないのに、脱臭性能はなんとトップ。
ドアを閉めて操作できるタッチパネルも好評と、付加機能の少なさや鮮度保持の低さで点を落としましたが唯一無二の強みが光りました。
- おすすめポイント
-
- 脱臭で選ぶならイチオシ!
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 699mm
- 高さ
- 1833mm
- 重量
- 118kg
- 容量
- 540L
- 冷蔵室容量
- 298L(フレッシュゾーン含む)
- フレッシュゾーン容量
- 26L(氷点下ストッカールーム、ワイドチルド含む)
- 野菜室容量
- 103L
- 冷凍室容量
- 91L(メイン)、29L(瞬冷凍室)、19L(製氷)
- 型番
- MR-MZ54K-H
脱臭ではトップ!たくあん、ししゃものニオイはほぼ消えました
三菱「MR-MZ54K」は脱臭性能が5製品中トップですが、付加機能の少なさや鮮度保持の低さで評価を落としました。
AIで自動制御することで操作を減らしているため、特段冷蔵庫を触りたくない人にとって光る製品かもしれません。
切れちゃう瞬冷凍などの独自機能を重視する人は買いです。
ひき肉が軽い力でサクッと切れる!
切れちゃう瞬冷凍(瞬冷凍室)
約−7°Cで冷凍することで、凍ったまま刃が通るので時短に。パック入りの肉や魚もくっつかずに剥がせます。
氷点下解凍(氷点下ストッカールーム)
冷凍した肉や魚のドリップを抑えつつ包丁で切れる硬さに解凍。
切りやすい硬さになっていますね。
【使い勝手:庫外タッチパネル】冷蔵室を閉めたまま操作可
慣れれば簡単に操作できます
他社は全てボタン操作のために冷蔵室のドアを開ける必要がありますが、三菱はドア正面のタッチパネルで操作できます。ドアを開けっ放しにしなくていい! と好評でした。
外のタッチパネルで操作できるので、冷蔵室を覗き込まなくていいのがラクです!
【脱臭】キムチの臭いも残さない驚きの脱臭力
専門家も驚いた脱臭性能
冷蔵庫内に残りがちな臭いといえばキムチ。全ての冷蔵室で10分間放置して比較したところ、最も臭いが残らなかったのが三菱「MR-MZ54K」でした。専門家も驚いた脱臭性能です。
脱臭性能はもっとアピールしたほうがいいですね。
ただし、機能数は少なめ……時短調理にはほぼ使えずです
粗熱とりや急冷といった時短調理用の機能はほぼありません。
他社と同じ検証方法で比較できた機能は2つのみ……。切れちゃう瞬冷凍など独自機能を搭載しているものの、それ以外はやや弱い印象でした。
【アプリ】アプリでできること
MyMU
- 庫内撮影:―
- 各種設定・モニター:各種機能設定変更/庫内温度設定変更
- 食材管理:食生活にあった食材の保存場所
- 買い物サポート:食材選びのコツ紹介
- 料理サポート:切れちゃう瞬冷凍を活用したレシピ/DELISH KITCHEN監修レシピ
- 通知:ドアの開閉状況/給水予測
- アドバイス:―
- 省エネ:エコレベル確認/A.I.予報
- その他:―
- 連携:―
- 接続方法:Wi-Fi
▼その他のテスト結果
冷蔵庫
- 平均温度:4.7°C
- 平均湿度:24.5%
- 電気代:9962円 (※電気代は31円/kWhで計算)
チルド室1:「ワイドチルド」モード
- 平均温度:1.0°C
- 平均湿度:28.3%
チルド室2:「氷点下ストッカールーム」モード
- 平均温度:−1.6°C
- 平均湿度:24.7%
野菜室
- 平均温度:4.0°C
- 平均湿度:88.5%
冷凍室
- 平均温度:−17.5°C
省エネモード
- 平均温度:2.5°C
- 平均湿度:23.2%
- 電気代:9593円 (※電気代は31円/kWhで計算)
冷蔵庫の「使い勝手」専門家の注目ポイントは?
全体的には東芝、パナソニックが好評……各社個性的な機能が目立った
4人の識者が冷蔵庫の「使い勝手」を語りました!
冷蔵庫はとても高価な買い物です。一般的に10年は使い続ける人が多く、なかなか買い替えが発生しないもの。
今回紹介する500リッタークラスは30万円超え(検証時)が大半。うっかり使いにくい製品と長期間暮らすなんてことはなんとしても避けたい。
また、このクラスは各社ともに自信のある機能を詰め込んでいるため、機能やスペックで比較するのも骨が折れます。
そして何より、冷蔵庫は毎日使う家電だからこそ、ドアの開閉や食材の取り出しやすさなどでストレスを感じないことが大切ですよね。
そこで今回、4名の有識者をお招きし、実際に冷蔵庫を触ったうえで「使い勝手のいい冷蔵庫はどのメーカーか」を徹底討論してもらいました。
細かい部分が高得点なパナソニック
まず「使い勝手」2位(総合2位)と評価が高かったのがパナソニック「NR-F53CV1」です。ベアリング式レールを採用した引き出しは開閉しやすく、フルオープンできるので庫内の視認性が高いのが高評価でした。
また、庫内を冷やすコンプレッサーを上部に配置したことで、冷蔵室最上段の奥行きが狭く、背の低い人にとっては食材を取り出しやすいメリットも。
一方で、普段最上段に大きめのペットボトルをストックする人にとっては、どこにペットボトルを置くかで悩むのがデメリットになります。
自分の利用スタイルに合わせ、最上段は牛乳の予備や缶ビールをストックする場所と決めるなど、狭いからこその工夫が必要でしょう。
パナソニックは、引き出しは100%フルオープンが可能。開閉は静かで、無駄な力がいらずスムーズです。
パナソニックは、冷蔵室最上段の奥行きが狭いので、奥の方に入ってしまって手が届かない!ということが起こりません。
独自路線の三菱
使い勝手の最終評価は機能の少なさから5製品中4位という結果でしたが、独自路線が目立ったのが三菱「MR-MZ54K」。
他社は温度調整する際に冷蔵室内などのボタン操作が必要ですが、三菱「MR-MZ54K」はドア前面にあるタッチパネルで操作します。そのため、冷蔵室に顔を突っ込まずに操作できる点や、ドアを開けっ放しにせずにすむ点が好評。
加えて、切れちゃう瞬冷凍や氷点下解凍など、食材が凍ったまま切れる機能は唯一無二で、三菱を選ぶ理由となるはずです。
新鮮保存の日立
総合4位の日立「R-HXCC54V」(「使い勝手」5位)は、冷蔵室の強みが際立ちました。冷蔵室全面がチルドになり、食材の鮮度保持ではダントツ。
使い勝手は、卵が14個入るケースが地味ながら高評価でした。「卵が4個残った状態で10個入りパックを買い足してもまるごと入れておけるので、14個あることが重要です」というさわけんさんの言葉に一同納得。
卵が4個残った状態で10個入りパックを買い足してもまるごと入れておけるので、14個あることが重要です。
ちなみに、「使い勝手」3位のシャープ「SJ-MF51M」にも同様の14個入る卵ケースが用意されています。
東芝はブルートゥースでの音楽再生でキッチンにいるのが楽しくなりそう
今回4人の識者が議論した結果、「使い勝手」1位(総合1位)となった東芝「GR-W510FZS」は、ドアポケットの調整のしやすさに加え、冷凍室の容量が大きいことで支持を集めました。昨今の物価高によるまとめ買い需要を意識した設計でもあります。
特徴的なドアポケットは片手でも位置調整が楽です。上下にジャキジャキっと移動できて気持ちいい!
また、意外に好評だったのが、東芝のブルートゥーススピーカー機能。冷蔵庫の上部にスピーカーを搭載しており、ブルートゥースで外部デバイスと接続できます。
音楽を聴きながら料理する人は多いですが、わざわざキッチンにスピーカーを持ってくるのは面倒……。スマホで聴くのも音が小さい……。じゃあ冷蔵庫にスピーカーを搭載しちゃえ! という発想の転換に脱帽で、キッチンで料理するのをより楽しくしてくれます。
音質はまだまだですが、音楽再生が好評なら、今後各社の冷蔵庫にも搭載されていくかもしれません。
Bluetoothマーク
スピーカー
座談会まとめ
今回の座談会は、さわけんさんの「結局誰が使うかによるよね」の一言でスタートしました。
冷蔵庫としての完成度は東芝「GR-W510FZS」が上回りましたが、2位のパナソニック「NR-F53CV1」以下にもそれぞれ光る機能があります。買い替えの際はぜひ本誌の検証結果を確かめて、家電量販店に足を運んでみてください。
マグネットが前面に貼れるのはパナソニックとシャープだけ
冷蔵庫といえばマグネット。前面にマグネットが貼れると、紙の予定表やゴミ収集日のスケジュールを貼りつけて確認でき、やはり便利です。マグネットがつくのは当たり前と思いきや、最近はそうではないんです。
検証した5機種で前面にマグネットがつくのはパナソニック「NR-F53CV1」とシャープ「SJ-MF51M」のみ。買ってから気づくと驚くポイントでもあるので、注意が必要です。
前面にマグネットが貼れると、紙の予定表やゴミ収集日のスケジュールを貼りつけて確認でき、やはり便利です。
パナソニック「NR-F53CV1」、シャープ「SJ-MF51M」以外は側面にマグネットを貼れますが、スペースが狭いと貼ったものが見えないことも……やっぱり前面に貼れるのが正義。
これがあるからおすすめできる!私の“推し”機能はコレ!
日立・シャープはパック丸ごと入る
10個入りの卵パックがそのまま入るので、卵が切れる前に買い足せます。
卵をよく買う我が家には重要です!
東芝の速鮮チルド!お刺身がおいしい
シンプルにおいしい。フタなしでも乾燥は少なく、冷たくキープされました。
通常よりの臭みが少なく感じます。
日立の全面チルドがとにかく最高
買った食材はとりあえず放り込んでおけば新鮮に保てるので、重宝しています。
まずはココへ入れて、後で仕分けます。
三菱の製氷は全部外して洗える
タンク、製氷皿、パイプまで全部取り外して洗えるので、取り回しが最高です。
綺麗好きなので丸洗い可はうれしいです。
多すぎる機能全部並べて比べてみた!
近年、メーカーは時短調理やAI、アプリなど多様な機能の搭載で差別化を図っています。一方で機能が増えすぎ、呼び方も違うため、消費者としてはどの機能で何ができるのかわかりにくい。
そこで、同じ基準のテストで比較した機能を横並べで比較してみました! ぜひ参考にしてください。
【こんな機能も!】味がしみ込む?時短調理アシストとは?
最後にテストしたのが、パナソニックがうたう下味付けのサポート機能。「15分で味がしみ込む」とのこと。
急冷にそんな機能あるのでしょうか?
急冷することで味がしみ込みやすくなるのは「野菜なら実証されていますが、肉では聞いたことがありません」と、さわけんさんは懐疑的です。
野菜なら実証されていますが、肉では聞いたことがありません。
ということで、調味料に漬け込んだ鶏ムネ肉を冷蔵庫で180分保存したもの、パナソニック「NR-F53CV1」の「急冷」15分、似た機能の東芝「GR-W510FZS」の「冷却調理」10分の3種類用意し、食べ比べしました。
食べ比べると、パナソニック「NR-F53CV1」は調味料に3時間つけた肉にはおよばず、同時間冷蔵庫に入れた肉とも差が出ないという結果になりました。
それどころか、参考につくった東芝「GR-W510FZS」のほうがおいしいという意外な評価に。
結局、味がしみ込むかどうか、真偽のほどは冷凍室の暗闇の中です。
鶏ムネ肉の照り焼きでしみ具合をチェック
【基準】冷蔵庫保存:180分
調味料がしみ、生姜が効いた照り焼きです。
【パナソニック「NR-F53CV1」】クーリングアシスト「急冷」:15分
切り口の色づきは基準との違いはわからず。肉に味はあまりしみていません。
時間が短いせいか、味の入りは少なめです。
【東芝「GR-W510FZS」】冷却調理:10分
基準の50%ほどのしみ加減。肉がやわらかくパナソニックに比べると味はしみました。
鯛のづけも明確な差は出ず
【パナソニック「NR-F53CV1」】冷蔵庫:15分
【パナソニック「NR-F53CV1」】クーリングアシスト「急冷」:15分
切断面の色味、味ともに冷蔵庫と急冷に差はありません。
【東芝「GR-W510FZS」】冷蔵庫:10分
【東芝「GR-W510FZS」】冷却調理:10分
見た目にはまったく違いはわかりません。味も同様でした。
兄妹誌『LDK』の冷蔵庫のおすすめは?
今回の冷蔵庫テストは、雑誌『家電批評』と兄妹誌『LDK』とのコラボ。『LDK』でも、同じ冷蔵庫5製品をテストしています。
『LDK』ではとくに、『LDK』の読者が冷蔵庫選びで一番気になるという「使い勝手」に注目。「鮮度保持力」や「性能」テストに加えて、モニター40人以上を集めて使い勝手を隅々まで細かくチェック。一緒に暮らしたい一台を決めてもらいました!
そこで、ここからは、使う人目線で選んだ『LDK』の冷蔵庫おすすめランキング5選を紹介します。
LDKのテスト方法は?
【テスト1】鮮度保持力
肉や魚、野菜などを冷蔵。冷蔵室とチルド室は3日後、冷凍室と野菜室は3日後と7日後の水分減少率を測定。低いほど鮮度が保たれている。
【テスト2】プロによる使い勝手&性能をテスト
庫内の使いやすさを家電や料理のプロがチェックして評価。また、チルド室で保存した刺身のおいしさなども比較しました。
【テスト3】モニターによる使い勝手テスト
実際に食材を出し入れしながら冷蔵室、ドアポケット、冷凍室、野菜室すべてをモニターに見てもらい、満足度で評価。
兄妹誌『LDK』の結果ははたして?それでは、結果を発表します!
【1位】東芝「GR-W510FZS」
- 東芝GR-W510FZS
- 実勢価格: ¥250,880〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥250,880〜
- 鮮度保持力
- 使い勝手(プロ)
- 使い勝手(モニター)
使い勝手のよさは文句なしのトップ!
5台の冷蔵庫の頂点に立ったのは東芝「GR-W510FZS」でした。
特に、冷凍室、野菜室の十分な広さに8割以上のモニターが満足と回答。使い勝手のいいドアポケットや大きめ冷凍食品も収納しやすい冷凍庫など、どこをとってもストレスなく使えると好評でした。
鮮度保持力は各室合計ではパナソニック「NR-F53CV1」と並んで5製品中2位でしたが、野菜室は1位で、東芝冷蔵庫の看板技術でもある「ベジータ」の実力を発揮。
冷蔵室はもちろん、野菜室も冷凍室もたっぷり入る東芝。野菜を長持ちさせることもできるなんて、まさに理想の冷蔵庫です!
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 699mm
- 高さ
- 1833mm
- 重量
- 120kg
- 容量
- 507L
- 冷蔵室容量
- 357L(チルド室含む)
- チルド室容量
- 19L
- 野菜室容量
- 112L
- 冷凍室容量
- 24L(上段)、94L(下段)、20L(製氷)
- 型番
- GR-W510FZS(TH)
整理のしやすさや鮮度キープ力で庫内広々なのに食品ロス防止!
氷結晶チルドはお刺身好きにオススメの機能です。
冷蔵・チルド室
チルド室は2段になっていて上段の温度はモードにより約-6~ 1℃、下段は約0~3℃に設定可能。
ドアポケット
高さが自由に調節できるフリードアポケットやチューブスタンドが他製品には なく使いやすい。
野菜室
うるおい冷気で野菜のみずみずしさを守る、使いかけ野菜の鮮度を守りながら保存する、お手入れがしやすいおそうじ口があるなど、野菜の鮮度にこだわった機能が充実。野菜保存の悩みを解消してくれます。
2Lペットボトルが立てて入る深さ。ちょうど腰上あたりで野菜を出し入れしやすい位置なのもGood。
冷凍室
1kgのフライドポテトやLサイズの密閉袋も立てて並べてピタッと入れられる深さと仕切りがポイント。
1週間たっても野菜がイキイキ! たっぷり入って清潔を保てる野菜室がスゴい
大物野菜や2Lペットボトルは余裕! おそうじ口も助かります
小物野菜が入る上段と大物野菜も余裕の下段。手前は2Lペットボトルの深さで、野菜も立ててしまえます。野菜くずをつまみ取らなくていい、おそうじ口も便利です。
どんな野菜もうるおいキープ。使い切り野菜BOXが便利です
7日後の水分減少率を測ったところ、どの野菜も好成績でトップに。野菜をおいしく水分を守ってくれる「ベジータ」の実力は本物でした。
使い切り野菜BOXも超便利!
このBOXだけ欲しいぐらい便利です。
大容量の冷凍食品が立てて整頓しながら入れられる!
メインの冷凍室には収納ケースに仕切りが3個付いていて、ケースの外側、内側どちらにも取り付け可能。形や厚みが一定でないフライドポテトやカット野菜など大きめの冷凍食品の袋がケースにピタッと気持ちよく収納できます。
炊きたてご飯などを急冷凍したり、すぐに冷やしたい食品を入れたりするのに便利。忘れないようお知らせする機能も。
チルド室は2段で広々使い分け! 速鮮チルドがいい
チルド室の上段は「速鮮チルド」と冷凍した肉を素早く解凍する「解凍モード」の機能が。刺身にフタあり、フタなしで速鮮チルドを試したところ、フタなしのほうが、臭みがなくおいしく変化しました。
タッチオープンで手がふさがっていても開けられる!
冷蔵庫の扉に手をかざすとスイッチが点灯、触れるとドアが開けられるため、手がふさがっているときに腕やひじが使えて便利です。自動扉はオフにすることもできます。
【ここは賛否あり】
Bluetoothスピーカー
音質がよくて欲しい人がいる反面、使わないとの声も。キッチンにミニスピーカーを置けばいいかも!?
給水タンク
分解できますが、複雑なつくりです。また、水を上まで入れたとき、慎重に運ばないと横から水がこぼれます。
モニターの声
ドア横に照明があります
庫内が隅々まで見えるちょうどいい明るさ。中を見渡しやすかったです。(Mさん・30代)
タッチオープンが便利! ただ、小さい子どもがいると危なくて使えないかも。(Sさん・30代)
スピーカー付きは面白いけれど、つけるならスマートスピーカー機能のほうがよかったです。(Kさん・40代)
高さが変えやすい
ドアポケットの高さが変えられるのがいい。片手でも動かせるので食品を入れながら調節できます。(Nさん・30代)
細かいゴミが下から取れる
使いきり野菜BOXがあるおかげで迷子が減らせそう。野菜くずが落とせる穴もありそうでなかったので便利だと思います。(Sさん・50代)
【2位】パナソニック「NR-F53CV1」
- パナソニックNR-F53CV1
- 実勢価格: ¥349,678〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥350,000〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥349,678〜
- 鮮度保持力
- 使い勝手(プロ)
- 使い勝手(モニター)
スタイリッシュな見た目も好評
黒いボディと質感で高級感があり、キッチンが引き締まるパナソニックの冷蔵庫「NR-F53CV1」は、庫内の使いやすさと冷却、冷凍の付加機能が高評価で5製品中2位にランクイン。
特にモニターから評価が高かったのは、野菜室と冷凍室がフル オープンできて奧まで食材を入れるスペースがあることでした。
明るくて清潔感のある庫内も人気。
また、クーリングアシストルーム(本体真ん中)はドアを閉めたままクイック操作ボタンで切り替えられるのも魅力でした。
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 725mm
- 高さ
- 1850mm
- 重量
- 110kg
- 容量
- 525L
- 冷蔵室容量
- 287L(チルド室含む)
- チルド室容量
- 20L
- 野菜室容量
- 101L
- 冷凍室容量
- 96L(メイン)、15L(製氷)、26L(クーリングアシスト)
- 型番
- NR-F53CV1-K
背が低くても最上段がバッチリ使える構造! 急凍機能が 時短を叶えます
フルオープンできると中身が見やすくフードロス防止になります。
冷蔵・チルド室
奥行きを半分にできるスライドトレイはスッと動かせて、手前に背の高いものを置けます。
野菜室
奧まで見渡しやすい野菜室は鮮度保持力も東芝と同率1位という好成績。
下段がフルオープン&フル収納で奥まで使いやすい
パナソニックはコンプレッサーを最上段奧にすることで、奧まで手が届きにくい上段は奥行きを狭く、たっぷり入れたい野菜・冷凍室は広くなっている。しかも、下段はフルオープンで奥まで見やすい。
急冷、急凍、製氷など冷凍室が優秀
クーリングアシスト(はやうま冷却、はやうま冷凍)
冷ます、急冷、急凍ができるクーリングアシストルームが優秀。
70℃のスープを冷ます検証をしたところ、15分で15.8℃まで下がりました。急凍で凍らせたご飯も炊きたてのおいしさを再現! 熱々を入れられるから調理の時短につながります。
温め直したご飯はもっちり。
真ん中にあるクーリングアシストルームの粗熱取りは、冷製スープやポテトサラダ作りなどに便利。氷をすぐに作りたいときに助かる速氷機能も優秀でした。
【ここは賛否あり】
AIカメラ
ドアポケットや野菜室の2段目など、隅々まで写真を撮ってくれます。しかし、冷蔵庫を開けているあいだ、ピロン、ピロンと音が鳴り続けるのはうるさいです。
冷蔵庫とは別にカメラ用にコンセントが必要です。また、音が気になりました。
アプリに送られる画像はキレイです。
モニターの声
外気が火あるのを防いでくれる
肉のパックをそのまま冷凍室に入れてしまうことがあるけど、霜が付きにくいカバーが活躍しそう。(Iさん・30代)
身長150cm以下でも最上段の奥まで手が届くのがうれしいです。(Kさん・30代)
庫内に入れてからセットできる
急冷、急凍が1つのボタンで操作できるのがいい。これなら覚えられそう。(Kさん・50代)
【3位】シャープ「SJ-MF51M」
- シャープSJ-MF51M
- 実勢価格: ¥251,772〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥252,727〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥251,772〜
- 鮮度保持力
- 使い勝手(プロ)
- 使い勝手(モニター)
奥行きがないから庫内をしっかり見渡せる!
シャープ「SJ-MF51M」はほかの4台と比べて奥行きが10cmほど浅くてやや本体幅が広め、冷蔵庫前を広く使えるようになっています。
メインの冷蔵室はドアポケットが広い分、より奥行きが浅く感じられますが全体を把握しやすい、という声も。
しかし、野菜室を狭く感じる点や冷凍室の仕切りがイマイチ、などの意見もあり、モニター評価は5製品中4位。
2段のチルド室や半ドアだと自動で閉まるオートクローズなどは好評でした。
- 幅
- 685mm
- 奥行
- 630mm
- 高さ
- 1838mm
- 重量
- 93kg
- 容量
- 505L
- 冷蔵室容量
- 266L(チルド室含む)
- チルド室容量
- 19L
- 野菜室容量
- 90L
- 冷凍室容量
- 31L(上段)、98L(下段)、20L(製氷)
- 型番
- SJ-MF51M-H
500L超えですが2人暮らしにも使いやすいサイズ
狭くても卵が14個入るケースがあってうれしいです。
冷蔵・チルド室
奥行きはなくても一番下の棚が奥側に立てて収納できるようになっているため、鍋などもラクに入る。
冷凍室
上段は深めで動かせる仕切り付き。お弁当のおかずやアイスの収納に便利。
オートクローズで半ドア防止
ドアが約10cmになると自動で閉まります。ビミョーに開いていた、ということも防げる!
使い分けしやすいチルド室は鮮度保持力も優秀でした!
チルド室の評価が高く、日立と並んで5製品中1位。野菜室も上位の東芝「GR-W510FZS」、パナソニック「NR-F53CV1」と僅差だったため、庫内の使い勝手が自分に合っていればバランスは悪くないです。
【ここは賛否あり】
野菜室のサイズ感
下段に大物野菜を入れるためか上トレーが浅くなっている部分が。もやしの袋すら引っかかる高さで、使い道が限られるのが気になりました。
モニターの声
奥行きわずか63cm
奥行きが浅そうだと思ったけど結局奥のものを忘れてしまうのでいいかも。(Iさん・30代)
急に冷蔵庫に話しかけられてびっくり。天気予報やクイズは不要なのでオフにするかも。(Aさん・30代)
冷凍室の仕切りが使いやすそうだけど、上段トレーがちょっと深すぎるかも。下段が深い方が好み。(Mさん・30代)
【4位】三菱「MR-MZ54K」
- 三菱電機MR-MZ54K
- 実勢価格: ¥249,719〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥249,719〜
- 鮮度保持力
- 使い勝手(プロ)
- 使い勝手(モニター)
モニター評価は5製品中3位。シンプルさが人気
ドア前面にタッチパネルがあったり、氷用の給水タンクが埋め込みだったりとほかの4台にはないポイントで、モニターによる評価は5製品中3位でした。
性能面でも「切れちゃう瞬冷凍」が便利で、冷凍肉を少しだけ使いたいときなどに活躍します。
惜しくも4位になったのは、鮮度保持力がわずかに劣ったこと、粗熱取りなどの機能が少ない点。
しかし、実際には多様な機能は使わないという声もあるので、シンプル派にはイチオシです。
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 699mm
- 高さ
- 1833mm
- 重量
- 118kg
- 容量
- 540L
- 冷蔵室容量
- 298L(フレッシュゾーン含む)
- フレッシュゾーン容量
- 26L(氷点下ストッカールーム、ワイドチルド含む)
- 野菜室容量
- 103L
- 冷凍室容量
- 91L(メイン)、29L(瞬冷凍室)、19L(製氷)
- 型番
- MR-MZ54K-H
“切れちゃう瞬冷凍”の技術は神!
製氷まわりが全部取り外して洗えるのがうれしいです。
冷凍・チルド室
給水タンクが埋め込みのため庫内のデッドスペースがなくなり、チルド室が端から端まで広々使えます。
野菜室
2Lペットボトルが立てて入ります。上段ト レーも深さがちょうどいいです。
操作は扉前面のタッチパネル
他メーカーは冷蔵室内に操作パネルがありますが、三菱「MR-MZ54K」はドアに触れると操作パネルが点灯して、タッチパネルで庫内の設定ができます。
冷凍肉がサクッと切れる人気の「切れちゃう瞬冷凍」
解凍せず必要な分だけ使える「切れちゃう瞬冷凍」。凍ったまま、プロも驚くほどサクッと切れて、料理をラクにしてくれます。
肉を小分けにしたり、凍らせたソースをすくって使えたりと便利です。この機能が目当てで三菱の冷蔵庫を選ぶ人も。
パックの中で重なった魚や肉もくっつかずはがせます。
ドリップを抑えて解凍する「氷点下解凍」(氷点下ストッカールーム)も使える!
モニターの声
小物なら上段を開けずに取り出せる
冷凍室のケースの一部が空いているので、下段のものがそのまま取れるのはほかにはない工夫。(Sさん・40代)
冷蔵室の下右側の棚の高さを変えられて使いやすそう。(0さん・50代)
野菜室は2Lペットボトルも入って十分な大きさ。野菜のビタミンC が増えるのはスゴいと思いますが、長持ちするかどうかのほうが気になります。(Iさん・30代)
【5位】日立「R-HXCC54V」
- 日立R-HXCC54V
- 実勢価格: ¥296,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥296,000〜
- 鮮度保持力
- 使い勝手(プロ)
- 使い勝手(モニター)
冷蔵室全体がチルドで肉や魚の鮮度保持は5製品中1位!
日立は冷蔵室がまるごとチルド室として使えることで、どの段も食材をよく冷やせることから鮮度保持では5製品中1位に。
使い勝手では、メインの照明がすぐ消えてしまうなど、ほかにも購入の決め手となる機能が少なく評価を下げました。
今回集めた冷蔵庫5製品のなかで唯一、真ん中が冷凍庫のタイプですが、日立は真ん中野菜室、どっちも冷凍室の3タイプがそろっています。例えば「野菜室はいらない」という人は検討材料になるはずです。
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 756mm(カメラ使用時)
- 高さ
- 1875mm
- 重量
- 115kg
- 容量
- 540L
- 冷蔵室容量
- 278L(特鮮氷温ルーム含む)
- 特鮮氷温ルーム容量
- 14L
- 野菜室容量
- 103L
- 冷凍室容量
- 28L(上段)、109L(下段)、22L(製氷)
- 型番
- R-HXCC54V(XN)
カメラのせい? 消えちゃう照明が惜しい
冷凍・チルド室
電力消費量が多くなるが冷蔵室全体をチルド(約0~3℃)に設定できます。作り置きをたくさんする人に○。
冷凍室
冷凍室は3段ケースで、普通に引き出すと一番上の薄物ケースは出てこないのは賛否ありです。
肉や魚、ご飯などを早く凍らせたいときに便利。
冷凍室が3段になっているのは大容量でいいですね。
平均で1.5℃。冷蔵室のまるごとチルドで食材イキイキ!
とにかくよく冷やすのが得意で、冷蔵室を約60分間まるごとチルドより冷やす「クイック冷却」や肉の鮮度を保つ「特鮮氷温ルーム」の評価も高かったです。
【ここは賛否あり】
野菜室
上段トレーを引き戻すとき、やや持ち上げる必要あり。スムーズに出し入れできませんでした。
照明が消える
カメラのライトが影響するのか、庫内の照明が消えます。
モニターの声
最上段の薄物ケース
冷凍室の薄物ケースは薄すぎないので、肉や魚のパックを入れやすそうです。(Aさん・30代)
冷凍室が3段あるのに気付かなかった。3段にするなら2段で深いほうがいいかも。(Mさん・50代)
ここまでは、兄妹誌『LDK』のおすすめ冷蔵庫5選の紹介でした。
『家電批評』の冷蔵庫おすすめランキングのまとめ
以上、雑誌『家電批評』冷蔵庫のおすすめランキングでした。
「鮮度保持」テストで上位に食い込んだ東芝「GR-W510FZS」・日立「R-HXCC54V」・シャープ「SJ-MF51M」は湿度が高く、「鮮度保持」評価が振るわなかった三菱「SJ-MF51M」は湿度が低いです。湿度が鮮度保持の秘訣だと推測できます。
なお、今回の「鮮度保持」テストは全製品、「中」モードに統一して行いました。
パナソニック「NR-F53CV1」はエコナビ運転とうたう「中」モードの鮮度テストで評価が下がった節があります。しかし、「強」モードでの運転の場合、実測の電気代が年間で2万円を超え、省エネモードの運転でも一番高い結果になってしまいます。
また、どのメーカーも省エネモードと通常運転で温湿度グラフの波形が異なりますが、実際に電気代が安くなっているかといえば、大して変わらない結果でした。
「機能面」は500Lクラスの冷蔵庫で定番化した急冷・急凍だけでなく、解凍モードや鮮度をより長く保つ特殊なチルドモードなど、多種多様。
1位の東芝「SJ-MF51M」は幅広い「機能」を揃えており、鮮度の評価も合わせて総合的に文句なしの1位といえます。
他の選択肢としては圧倒的な鮮度保持性能を誇る日立「SJ-MF51M」。使い勝手のいい「切れちゃう瞬冷凍」を搭載する三菱「SJ-MF51M」も有力です。
記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのお気に入りを見つけてください。
冷蔵庫のおすすめ
東芝ライフスタイル
GR-W510FZS
冷蔵庫の売れ筋ランキングもチェック!
冷蔵庫のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
できたてのお弁当を冷蔵庫で保存できる温度に下げるのにちょうどいい機能です。