便利な物干しハンガーで洗濯時間を時短
毎日のお洗濯、少しでも効率的に済ませたいものですよね。取り込みに時間がかかったり、厚手の衣類がなかなか乾かなかったり......プチストレスを抱えているなら、洗濯ハンガー(物干しハンガー)を見直してみるのもおすすめです。
そこで雑誌『LDK』や『MONOQLO』が、ニトリやカインズなどのホームセンターやネット通販で見つけた便利な洗濯用ハンガーをピックアップ。
服の通気性を高めて速く乾かす「立体ハンガー」や、引っ張るだけでサッと取れる「ピンチハンガー」、ワンアクションで肩掛け部分が開閉する「ワンタッチハンガー」など、お洗濯の時短が叶う便利な洗濯用ハンガーを探しました。
洗濯ハンガーの選び方は?
何気なく使っている洗濯用ハンガーですが、オーソドックスな衣類用から便利なピンチ付き・干しやすい回転フック、ミニサイズから大容量タイプまでさまざまな種類があります。
家族の人数や部屋干し派か外干し派など、生活スタイルに合ったものを選びましょう。
ポイント1:干すものに合ったタイプを選ぶ
洗濯ハンガーには、Tシャツなどを干すための「衣類用」と、下着や靴下などこまかいものを干すための「小物用」があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
衣類用
Tシャツやブラウスなどの洋服類やフェイスタオルなど、さまざまな洗濯物を干すことができます。
より衣服の通気性をよくするために立体になったハンガーや、パーカー専用ハンガー、ズボン干し用ハンガーなど機能性を高めたものもあります。
肩掛け部分がワンタッチで開閉する「ワンタッチハンガー」は、洗濯を干すのも取り込むのもスムーズ。大切なシャツの型崩れを防げます。
小物用(ピンチハンガー)
下着や靴下、ハンカチなど、細かいものを干すには小物用の洗濯ピンチハンガーが便利です。ピンチの数はいろいろあり、場所をとらないミニサイズやバスタオルも干せる大容量タイプなど、用途によって選べます。
洗濯バサミ部分が差し込み型になっているものもあり、洗濯物を引っ張って取り込むことが可能です。
ポイント2:素材で選ぶ
ハンガーやピンチハンガーには、プラスチック製、スチール製、ステンレス製などがあります。それぞれに長所や短所があるので、自分の重視するポイントに合うものを選びましょう。
プラスチック製
プラスチック製は軽くて扱いやすく、価格がリーズナブルなところがメリットです。一方、ベランダなど屋外で使用する場合は劣化しやすい面があります。
ステンレス製
ステンレス製は劣化しにくく、耐久性に優れているのがメリットです。見た目に高級感がありおしゃれですが、お値段はやや高め。またプラスチック製よりも重さがあります。
スチール製
スチール製のものは、ビニールでコーティングしているものが多く見られます。ステンレス製よりも錆びやすい面はありますが、軽量さと手頃な価格がメリットです。
アルミ製
アルミ製も軽くて扱いやすいのが長所。また紫外線に強いので、プラスチックよりも劣化しにくく丈夫で長持ちします。
ポイント3:使い勝手で選ぶ
滑り止めがあるかどうか
風に強い日は、洗濯物がハンガーから外れて飛ばされてしまうことも。肩の部分に滑り止め加工がされたものであれば安心です。
またフックや肩の部分に窪み付きのものは、キャミソールなどの肩紐が固定できて便利です。
コンパクトに折り畳めるかどうか
収納しやすさも大事なポイントです。ピンチハンガーはフレームが折りたためる省スペースなものが多いですが、ピンチ同士が絡んでしまうことも。絡みにくいように工夫されたものもあるのでチェックしましょう。
ワンアクションで取り込めるか
洗濯物を時短で干すなら、ワンアクションで取り込めるものがおすすめです。
ボタンを押したり、そのまま引っぱるだけで洗濯物を簡単に着脱できるワンタッチハンガーは、首元が伸びやすいTシャツやトレーナーの型崩れも防げます。
立体ハンガー8製品を比較
洗濯の困りごとのひとつが生乾き臭。部屋干しやお天気の悪い日はなかなか乾かず、いつまでもジメジメしがちですよね。
そこでおすすめしたいのが、服の通気性を高める「立体ハンガー」です。洗濯物の内側に空間をつくることで乾燥効率をアップ。厚みのある生地にもぴったりのアイテムです。
今回は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できる、8製品をピックアップ。雑誌『MONOQLO』が以下の3項目でテストしました。
▼検証項目
- 速乾性
- 使い勝手
- コスパ
それでは評価の高かった順に紹介します。
立体ハンガーのおすすめは?
レック「立体乾燥ハンガー 3本組」
レック
立体乾燥ハンガー
3本組
実勢価格:555円
▼テスト結果
- 速乾性 :◎
- 使い勝手:◎
- コスパ :○
立体ハンガーでベストバイとなったのは、レック「立体乾燥ハンガー 3本組」です。一般的なプラスチックハンガーはもちろん、検証した他の立体ハンガーと比べても優秀な速乾性を発揮しました。
のちほど紹介するA評価の「ホーリー」のように、8の字型アームのほうが広がりが大きく速乾性は高めです。ですがレックは広がり方が狭いぶん、乾燥後に不自然な形やシワがつきにくいというメリットがありました。
通気性を高めて早く乾かします
使うときは、ハンガー下部をクルッとまわすだけ。
点線部分の内側を見てみると──。
しっかり空間があります。服の前後がくっつかないので、素早く乾かします。
アストロ「洗濯物ハンガー」
アストロ
洗濯物ハンガー
3本組
実勢価格:865円
▼テスト結果
- 速乾性 :◎
- 使い勝手:○
- コスパ :○
アストロ「洗濯物ハンガー」はA評価。速乾性が優秀でした。
ホーリー「速乾ハンガー」
ホーリー
速乾ハンガー
20本セット
実勢価格:1980円
▼テスト結果
- 速乾性 :◎
- 使い勝手:△
- コスパ :◎
ホーリー「速乾ハンガー」もA評価です。8の字型のアームで速乾性に優れ、室内干しも安心。コスパもグッドです。
コモライフ「風が通るハンガー」
コモライフ
風が通るハンガー
5本組
実勢価格:1314円
▼テスト結果
- 速乾性 :○
- 使い勝手:○
- コスパ :○
コモライフ「風が通るハンガー」もA評価。速乾性も使い勝手もコスパもバランスよく良好です。
ニトリ「衣類が乾きやすいハンガー」
ニトリ
衣類が乾きやすいハンガー
3本組
実勢価格:407円
▼テスト結果
- 速乾性 :◎
- 使い勝手:△
- コスパ :○
ニトリ「衣類が乾きやすいハンガー」もA評価。速乾性が優秀でコスパも良しです。
Eaoike「速乾8の字ハンガー」
Eaoike
速乾8の字ハンガー
10本セット
実勢価格:2280円
※リンク先は色違いの商品ページです
▼テスト結果
- 速乾性 :◎
- 使い勝手:△
- コスパ :○
Eaoike「速乾8の字ハンガー」はB評価ですが、速乾性が優秀でした。
カインズ「8の字ドライハンガー」
カインズ
8の字ドライハンガー
2本組
実勢価格:298円
※Amazonは7個セットの販売ページです
▼テスト結果
- 速乾性 :○
- 使い勝手:△
- コスパ :○
カインズ「8の字ドライハンガー」もB評価。速乾性とコスパが良好です。
小久保工業所「PH テトラハンガー折りたたみ式 KL-071」
小久保工業所
PH テトラハンガー折りたたみ式
KL-071
実勢価格:306円
▼テスト結果
- 速乾性 :○
- 使い勝手:○
- コスパ :△
小久保工業所「PH テトラハンガー折りたたみ式 KL-071」もB評価。速乾性と使い勝手が良好でした。
ワンタッチハンガー5製品を比較
続いては「ワンタッチハンガー」の紹介です。
小物類を干すピンチハンガーでもワンアクションで開くものをワンタッチハンガーと言いますが、ここでご紹介するのは「肩掛けタイプ」。
6連・8連など複数のハンガーがついた連結タイプが主流で、一気にたくさん干せるのがメリットです。ハンガー同士の間隔が十分あいたものなら、乾きにくさもカバーできますよ。
今回は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できる、5製品をピックアップ。雑誌『LDK』が以下の3項目でテストしました。
▼検証項目
- 干しやすさ
- 取り込みやすさ
- 使いやすさ
それでは評価の高かった順に紹介します。
ワンタッチハンガーのおすすめは?
天馬「ポーリッシュ 華麗なたためるハンガー8連式」
天馬
ポーリッシュ
華麗なたためるハンガー8連式
実勢価格:1980円
▼テスト結果
- 干しやすさ :○
- 取り込みやすさ:◎
- 使いやすさ :◎+
肩掛け式ワンタッチハンガーでもっとも高評価となったのは、天馬「ポーリッシュ 華麗なたためるハンガー8連式」です。
従来のワンタッチハンガーと違って、4着を同時に取り込めるのがうれしいポイント。またサイドのフックを使えば、片側だけに洗濯物を干しても傾かず安定します。
ハンドルを回せば4着まとめ取り!
通常のワンタッチハンガーは1着ずつ落とすタイプですが、天馬は1つのハンドルをさっと回せば、4着いっぺんに取り込めて時短できます。
ワンタッチと一気取りの合わせワザで、面倒な作業がサクッと完了します。
オーエ「時短ハンガーダイレクト」
オーエ
時短ハンガーダイレクト
実勢価格:1250円
▼テスト結果
- 干しやすさ :◎
- 取り込みやすさ:◎
- 使いやすさ :○
次に高評価だったのは、A評価のオーエ「時短ハンガーダイレクト」です。スライドアームが勝手に動かないつくりで、干しやすさと取り込みやすさが高評価でした。
DCM「7連ハンガー」
DCM
7連ハンガー
実勢価格:877円
▼テスト結果
- 干しやすさ :○
- 取り込みやすさ:○
- 使いやすさ :◎
DCM「7連ハンガー」はB評価です。シンプルで収納がラクチンなのがグッド。使いやすさで高評価となりました。
ダイヤ「ワンタッチハンガー 8連スライド」
ダイヤ
ワンタッチハンガー 8連スライド
実勢価格:1680円
▼テスト結果
- 干しやすさ :○
- 取り込みやすさ:○
- 使いやすさ :○
ダイヤ「ワンタッチハンガー 8連スライド」もB評価です。バランスよい評価となりましたが、少し動かすとアームが勝手に広がるところがもう一歩。
カインズ「ワンタッチ7連スライドハンガー ホワイト」
カインズ
ワンタッチ7連スライドハンガー
ホワイト
実勢価格:1280円
▼テスト結果
- 干しやすさ :△
- 取り込みやすさ:○
- 使いやすさ :△
カインズ「ワンタッチ7連スライドハンガー ホワイト」はC評価です。取り込みやすさはよかったですが、ハンガー部分が外れやすいところが惜しいです。
ピンチハンガー3製品を比較
最後は「洗濯ピンチハンガー」を紹介します。
下着やハンカチなど小物類を干すピンチハンガーは、取り込むときに一つひとつ外していくのはとってもメンドウ。そこでおすすめなのが、引っ張るだけで外れるタイプのものです。
ピンチをつままなくても衣類がスルスル取れちゃうので、片手でOK。いくつもいっぺんに取り込めてラクに時短できます。
今回は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できる、3製品をピックアップ。雑誌『LDK』が以下の2項目でテストしました。
▼検証項目
- 取りやすさ
- 干しやすさ
それでは評価の高かった順に紹介します。
ピンチハンガーのおすすめは?
ニシダ「すぐ取れ角ハンガー プラ40・S」
ニシダ
すぐ取れ角ハンガー
プラ40・S
実勢価格:2050円
▼評価
- 取りやすさ:◎+
- 干しやすさ:◎
- 評価:A評価
ニシダ「すぐ取れ角ハンガー プラ40・S」は、干してるときはしっかり固定するのに、引っ張るだけでスルッと取れます。靴下なら3足分同時に取れて時短になります。
干しやすいのに引っ張ったら取れる!
干すときは固定されてるのに、引っ張るだけでスルンと抜けるところが魅力です。
コジット「どこでも早干し」
コジット
どこでも早干し
実勢価格:1078円/2本組
▼評価
- 取りやすさ:◎+
- 干しやすさ:◎
- 評価:A評価
コジット「どこでも早干し」は、差し込みタイプなので、上に引っ張るとスッと抜けます。
ピンチで挟まないからラクに取れるんです。
小久保工業所「洗濯物が一度に外せるピンチハンガー」
小久保工業所
洗濯物が一度に外せる
ピンチハンガー
実勢価格:214円
▼評価
- 取りやすさ:○
- 干しやすさ:△
- 評価:B評価
小久保工業所「洗濯物が一度に外せるピンチハンガー」は、一度に外せるとうたう製品でしたが、テストではすべてを外すことはできませんでした。
【まとめ】3タイプのハンガーでお洗濯をラクに!
以上、洗濯用物干しハンガーの紹介でした。今回紹介した3タイプのハンガーの、それぞれのおすすめ製品をもう一度紹介します。
レック「立体乾燥ハンガー 3本組」
レック
立体乾燥ハンガー
3本組
実勢価格:555円
天馬「ポーリッシュ 華麗なたためるハンガー8連式」
天馬
ポーリッシュ
華麗なたためるハンガー8連式
実勢価格:1980円
ニシダ「すぐ取れ角ハンガー プラ40・S」
ニシダ
すぐ取れ角ハンガー
プラ40・S
実勢価格:2050円
早く乾かせたり、一気に取り込めたりと、洗濯ストレスを減らしてくれる便利なアイテムです。用途に合わせて選んで、毎日のお洗濯を少しでもラクにしてくださいね。
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キャミソールなど小物が落ちないかも重要です。