簡単でおいしい料理が作れる“ずぼらキッチン家電”はどれ?
ほんとうは料理してみたいけど、知識も腕もないとできないんじゃない……そんな風に思ってはいませんか? 実は、スキルゼロ・ノウハウゼロでも最新家電さえあれば、簡単ですごくおいしい料理が作れるんです。
そんなラクに料理ができる「ずぼらキッチン家電」を本音の家電ガイド『家電批評』が探しました!
今回は、炊飯器ランキングの5万円以上部門でベストバイに輝いた逸品をご紹介します。なお、検証には簡単料理研究家の服部みどりさんと五つ星お米マイスターの片山真一さんにご協力いただきました。
2021年の炊飯器21台から各価格帯のベストを決定
炊飯器は数千円から10万円超えまで、その値段は千差万別。そこで、雑誌『家電批評』が2021年の人気炊飯器21モデルから3つの価格帯別にベストバイを決定しました。
テストでは、次の3項目を厳しくチェックしました。
テスト1:おいしさ
無洗米を吸水なしで炊飯。「炊きたて」「冷やご飯(常温)」「早炊き」「保温」の4種類を専門家が食味しました。
テスト2:使い勝手
炊き分け機能や炊飯速度、操作性やお手入れをチェックしました。
テスト3:炊飯データ
評価に含めない参考値として、普通炊飯時の釜内温度変化、お米の水分量や糊化状態を測定しました。
以上の3項目のテストを基に、各価格帯のベストバイを決定した中から今回は、5万円以上部門でベストバイに輝いたタイガー魔法瓶「炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-G100」をご紹介します。
プロも感動! タイガー魔法瓶「炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-G100」
タイガー魔法瓶
炊きたて 土鍋ご泡火炊き
JPL-G100
実勢価格:12万円
サイズ・重量:W290×H220×D351mm・7.4㎏
炊飯器ランキングの5万円以上部門のベストバイは、タイガー魔法瓶「炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-G100」。
21製品の中でも、お米の専門家が「別格!」と大絶賛したほどの美味しさ。炊きたてはふっくらした食感で、甘み・旨み・香りのすべてが最高級の炊きあがりでした。
ラクポイント1:古くなったお米でもウマい!
▼テスト結果
炊きたて :◎++
冷やご飯 :◎++
20時間保温:△
早炊き :◎++
炊きたては圧巻のふっくら感。しゃっきり派・もっちり派ともに大絶賛でした。早炊きも優秀で、芯までしっかり炊けて、ふっくら感は十分。早炊きとは思えない美味しさでした。保温だけはやや苦手ですが、毎日の食卓やお弁当など、いろいろなシーンで美味しさを実感できるはずです。
通常炊飯時の温度変化を見ると、低温の水を十分吸収させてから100℃以上の高温でじっくり炊きあげています。検証では古米の無洗米を吸水なしで炊飯するという悪条件でテストしましたが、炊きたては専門家も感動するほどのウマさでした。
芯までふっくら!土鍋ならではの香り、甘さが堪能できます。
ラクポイント2:いろいろな機能が超充実!
▼テスト結果
機能性 :◎++
お手入れ :◎
操作性 :◎
炊飯スピード:◯
70種類の銘柄炊き分けや5段階のかたさ調整など、機能は充実。お手入れもラクで、洗うのは内釜と内ブタの2つだけでOKです。
また、操作性も良好で、取消・炊飯・予約の3つの物理ボタンと液晶タッチパネルを組み合わせて操作しますが、画面やボタンが大きく、スムーズです。
5万円以上の炊飯器となると、やはり高いだけのことはあるという納得の結果に。ただ、実際のところU1万円の炊飯器の実力はどうなのか気になりませんか? こちらの結果もご紹介します。
U1万円の炊飯器は買っても大丈夫?
シャープ
KS-CF05C
実勢価格:8332円
サイズ・重量:W232×D275×H190mm・2.7㎏
※Amazonは出荷・販売共にTRUSTIME
▼「おいしさ」のテスト結果
炊きたて :△
冷やご飯 :△
20時間保温:△
早炊き :△
▼「使い勝手」のテスト結果
機能性 :△
お手入れ :◯
操作性 :△
炊飯スピード:◯
U1万円の炊飯器は、釜の底だけをヒーターで温めるマイコン方式がほとんど。釜のサイドや上側からも熱が加わる圧力IHやIHと違って、炊きムラができやすく、味や香りもイマイチでした。
まとめ
以上、タイガー魔法瓶「炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-G100」のご紹介でした。
価格は12万円と正直高いですが、味も使い勝手も十分すぎる実力を備えたモデルです。ご飯の味にとことんこだわりたい人には、ぜひ試してほしい一台です。気になったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
炊飯器の売れ筋ランキングもチェック!
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今回検証した炊飯器のなかでは別格の実力でした。