今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
動画撮影はスマホよりミラーレス一眼!
今どきのカメラには写真だけでなく、高い動画性能も求められています。「動画撮影ならスマホでいいのでは?」 と思われるかもしれませんが、シャープでリッチな色調が楽しめるのが一眼動画。そして、動画の画質や撮影のしやすさで定評があるのが、パナソニックのルミックスシリーズです。
そこで今回は、以前にご紹介した20万円以下のベストバイカメラ、パナソニック「LUMIX GH5Ⅱ」で、動画をうまく撮る方法の入門編をお届けします。
▼パナソニック「LUMIX GH5Ⅱ」の記事はコチラ
動画にも注力した新登場パナソニック「LUMIX GH5Ⅱ」
予算20万円以下部門でベストバイを獲得した、パナソニック「LUMIX GH5Ⅱ」です。
パナソニック
LUMIX GH5Ⅱ
ブラック
実勢価格:19万4040円(ボディ)
サイズ・重量:約W138.5×D87.4×H98.1mm・約727g
ISO感度:100~25600、L(ISO100)、H(25600)
EVF:0.5型・約368万・約1.52倍
モニター:3型・約184万・タッチ対応・バリアングル
最大解像度:アナモ6K 4992×3744(29.97p)
イメージセンサー:マイクロフォーサーズ
連写(AF-C時):約9コマ/秒
画素数:2033万画素
USB充電:対応
動画撮影に定評のあるルミックスシリーズの中でも、とくに動画に注力しているのがGHシリーズ。GH5は時間制限なく4K動画を収録できることから、アマチュアからプロまで幅広く活用されています。
そんなGH5が、Ⅱ型にリニューアル。対応する動画フォーマットが増えるなど、動画カメラとしてもさらに磨きがかかりました。
GH5Ⅱがおすすめな理由は?
それでは、GH5Ⅱがおすすめな理由をもう少し見てみましょう。
フルサイズ機に比べて小型軽量
動画に注力するミラーレスはソニーのα7Sシリーズなど、GH5Ⅱ以外にもいくつかありますが、GHシリーズはマイクロフォーサーズなのでレンズを含めると小型軽量。
他の機種とも比べてみましょう。
時間制限なしに4K動画を撮影できるところも魅力です。
動画用のオートフォーカスがピカイチ
動画のオートフォーカスは制御が難しいのですが、LUMIXは業務でも使用できるレベル。
また、ピントを合わせる速度を映像の意図に合わせて切り替えられます。被写体が動いているときはフォーカス速度を速め、人物を撮るときは遅めの設定と、使い分けるのがおすすめです。
最小限の機材で高品質な映像が撮れるのがGH5Ⅱ
ルミックスGH5Ⅱは決して最高の画質で動画が撮れるわけではありません。背景の滑らかなボケや明暗のダイナミックレンジなどを追求するなら、比較のところでご紹介したソニーなどのフルサイズ機のほうが優秀です。
ではなにがGH5Ⅱの強みかというと、前モデルのGH5ユーザーでもある福永さんいわく「シンプルな装備で撮影に注力できる」こと。
人物や動物を認識してその動きに滑らかに追従できるオートフォーカス、自然で違和感のない手ブレ補正、優秀なオートホワイトバランス、小型軽量でAFが素早い交換レンズ──。さまざまな特徴が、最小限の機材でも映像制作に通用するクオリティで映像を収録するために役立ちます。
映像の色調を整えたり、防ぎきれなかったブレはパソコンでの編集工程で補完すればOK。そのためにも少し暗め(カメラ用語で言えば「1/3段ほどアンダー」)で撮影しておきましょう。
プロカメラマン推奨のレンズを紹介!
福永さんは業務での映像制作にGH5を活用しているとのことで、おすすめのレンズを教えてもらいました。
14-140mmがメインレンズ。予算に余裕があるなら、背景を大きくぼかせるライカレンズもあるとバッチリです。
おすすめレンズ1:パナソニック「LUMIX G VARIO」
パナソニック
LUMIX G VARIO
14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
実勢価格:2万9800円
サイズ・重量:φ67×約75mm・約265g
レンズ構成:12群14枚
汎用的に使うなら、パナソニック「LUMIX G VARIO」がおすすめ。小型・軽量ながら、広角から望遠まで1本で撮影できる万能レンズです。逆光に強いのが撮影上の大きなメリット。動画AF性能も優秀です。
おすすめレンズ2:パナソニック「LEICA DG NOCTICRON」
パナソニック
LEICA DG NOCTICRON
42.5mm/ F1.2 ASPH./POWER O.I.S.
実勢価格:13万7016円
サイズ・重量:φ74×約76.8mm・約425g
レンズ構成:11群14枚
映画のように撮りたいなら、パナソニック「LEICA DG NOCTICRON」がおすすめ。マイクロフォーサーズでは最高レベルの画質を誇るレンズです。開放F1.2のレンズですが、動画撮影では少し絞ってF1.4で撮ると「収差が軽減され、人物の瞳がクリアに写る」(福永さん)とのこと。大きなボケで印象的な映像になります。
おすすめジンバル:Feiyu Tech「Feiyu Tech G6 Max」
Feiyu Tech
Feiyu Tech G6 Max
実勢価格:3万6135円
そしてもうひとつおすすめなのが、Feiyu Tech「Feiyu Tech G6 Max」。こちらはミラーレスで使える最小サイズのジンバルです。レンズを選べばこのような小型のジンバルにも搭載可能です。
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以上、「LUMIX GH5Ⅱ」での動画撮影入門編でした。次回は動画撮影を撮るのにおすすめ6アイテムを紹介します。
『家電批評』2021年9月号
晋遊舎
『家電批評』
2021年9月号
実勢価格:700円
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