コスパ王大集結!安くて良いモノ大賞を発表

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テストするモノ批評誌『MONOQLO』では、これまで様々な製品をテストし、素晴らしい製品を「ベストバイ」としてご紹介してきましたが、実はその陰に「ベストじゃないけど……おすすめしたい」という“格安”製品もありました。

そこで、コスパに優れた全165製品を集め、安くて良いモノ大賞を決定! デジタル、アウトドア、日用品などカテゴリ別におすすめの製品を発表しちゃいます。

今回ご紹介するのは、熱々の鍋を楽しむための「土鍋4選&ケトル」です。まずは3000円台までで購入できる土鍋4製品を「保温性」に注目してチェックした結果をお伝えします。

熱が長持ちで安い! 武田コーポレーション「土鍋 こずえ 8号」

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武田コーポレーション
土鍋 こずえ 8号
実勢価格:1739円

サイズ・重量:W27×H24×D9cm・2.24kg

▼評価
味:○
保温性:◎

武田コーポレーション「土鍋 こずえ 8号」
は、95℃まで温めてからの保温性テストでベストの記録をマーク。火を止めてから25分間も80℃台をキープしました。

熱が長持ちで安い! 武田コーポレーション「土鍋 こずえ 8号」 イメージ2

また4つの鍋で寄せ鍋を作りプロに実食してもらったところ、味はほぼ変わりませんでした。2000円以下とお手頃なので、家族団らんの格安土鍋を選ぶなら、保温性の高い「こずえ」で決まりです!

ポイント:保温性が高い!

水1.5Lを弱火にかけ、95℃まで沸騰させたら火を止めて温度変化を計測。「こずえ」は最も温度低下が少なく、25分経過しても、今回検証した4製品の中で唯一80℃をキープしました。

ポイント:保温性の高さの秘密は、空気を含んだ土

ポイント:保温性の高さの秘密は、空気を含んだ土 イメージ

保温性の高さの秘密を探るべく、工具を使って製品を真っ二つにカットしてチェックしました。

ポイント:保温性の高さの秘密は、空気を含んだ土 イメージ2

「こずえ」は白土で、土のきめは粗め。土に遊びがある(空気を含んでいる)ため、熱を加えたときに割れにくく、保温性もほかに比べて高いことがわかりました。

角谷啓男 氏
陶芸家
角谷啓男 氏 のコメント

キメが少し粗めなので保温性が高いです

保温性は高い 銀峯陶器「萬古焼 銀峯 菊花 土鍋 8号」

保温性は高い 銀峯陶器「萬古焼 銀峯 菊花 土鍋 8号」 イメージ

銀峯陶器
萬古焼 銀峯
菊花 土鍋 8号
実勢価格:3180円

▼評価
味:○
保温性:○

銀峯陶器「萬古焼 銀峯 菊花 土鍋 8号」
は、赤土でキメは粗め。保温性も十分高いですが、惜しくも1位のこずえにはわずか及ばず2位となりました。

保温性は高い 銀峯陶器「萬古焼 銀峯 菊花 土鍋 8号」 イメージ2

こちらは断面です。キメの粗い赤土となっており、保温性もまずまず。デザインも素敵でテーブルに映えます。

割れやすさに注意 パール金属「ふきこぼれにくい 土鍋 8号」

割れやすさに注意 パール金属「ふきこぼれにくい 土鍋 8号」 イメージ

パール金属
ふきこぼれにくい
土鍋 8号
実勢価格:1989円

▼評価
味:○
保温性:△

パール金属「ふきこぼれにくい 土鍋 8号」
は、キメが細かい白土で、1位よりも遊びが少ない分、熱を加えたときに割れやすくなります。

割れやすさに注意 パール金属「ふきこぼれにくい 土鍋 8号」 イメージ2

断面です。キメの細かさが見てわかります。

保温性は低め リビング「土鍋 8号 宴」

保温性は低め リビング「土鍋 8号 宴」 イメージ

リビング
土鍋 8号 宴
実勢価格:1800円

▼評価
味:○
保温性:△

リビング「土鍋 8号 宴」
は、キメの細かい白土。保温性テストでは、一番早く80℃以下になってしまいました。

保温性は低め リビング「土鍋 8号 宴」 イメージ2

断面はこちら。キメが細かい分、保温性のテストでは4位でした。

以上が「おすすめ土鍋4選」でした。続いては食べ終わるまで熱々をキープしてくれる「調理ケトル」です。

ずーっとあったかい シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ SK-M251」

ずーっとあったかい シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ SK-M251」 イメージ

シロカ
おりょうりケトル
ちょいなべ SK-M251
実勢価格:1万2980円

サイズ・重量:W28×D20×H19cm・1.8㎏
消費電力:1200W
調理容量:1L

シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ SK-M251」は、過去ベストバイとなった「ちょいなべ」の新モデル。細かな温度設定ができるようになり、検証でも設定値よりやや低いものの、きちんと一定温度をキープしました。

沸騰させる調理も、適温に温めるのも、より幅広い料理を手軽に楽しめます!

ポイント:4つの温度モードを搭載

ポイント:4つの温度モードを搭載 イメージ

40℃、60℃、80℃、100℃の4つのモードを搭載。調理に合わせて設定することができます。

ポイント:どのモードでも一定の温度をキープ

ポイント:どのモードでも一定の温度をキープ イメージ

設定温度よりやや低くなりましたが、どのモードでも一定の温度をキープしています。ただ、設定温度が高くなるほど、実際の水温との差が大きくなりました。

※テスト方法:最大水量で「40°C→60°C→80°C→100°C」の順番で運転。各モードの終了アラームが鳴って5分経過後、 次のモードに変更していき、水温の変化を測定しました。

ポイント:何をつくってもウマい!

ポイント:何をつくってもウマい! イメージ

ラーメンやおでんなどを常にアツアツの状態で食べられるのが最高! また、沸騰しない温度にも設定できるので、熱燗やホットミルクなどの温めにも利用できますよ。

以上、熱々の鍋がおいしくなる「土鍋4選&調理ケトル」のご紹介でした。冬はもちろん、年中キッチンで活躍してくれるアイテムですのでぜひチェックしてみてください。

『MONOQLO』2021年2月号

『MONOQLO』2021年2月号 イメージ

晋遊舎
MONOQLO
2021年2月号
700円

「安くて良いモノ大賞」を特集した『MONOQLO』2021年2月号はこちらからも購入できます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。