【結論】今、買うべき電動昇降デスクおすすめ
雑誌『家電批評』が電動昇降デスクを検証した結果、総合的に最もおすすめできるベストバイに輝いたのは、昇降範囲が広めで操作も快適、なおかつ高コスパと3拍子が揃った、FlexiSpot「E7H」でした。天板サイズは4種類から選べ、カラバリも豊富です。
天板を高くしても揺れが少ない!
- FlexiSpotE7H+長方形天板
- 最安価格: ¥75,055〜
いちばん快適に作業できる電動昇降デスクは?

リモートワークの定着に伴い、オフィスチェアや電動昇降デスクへの需要は高まる一方です。
そこで今回、プロにご協力いただき、電動昇降デスクの徹底比較を敢行。伊藤さん直伝の「正しいデスクの使い方」を踏まえ、年齢や体型の異なる男女モニターを集めて4製品を検証しました。
また、近年ニーズが高まっているキャスターやケーブルトレーなどのオプション品も重要なチェックポイントです。そうした拡張性やスペック面も加味し、多角的な視点で最強のデスクを探ります。
▼オフィスチェアのおすすめはこちら
電動昇降デスクの正しい使い方
モニター検証を実施するにあたって、デスクへの正しい座り方をワークデスクとチェアのプロに教わりました。
前のめりにならないように!

着席時はあごを軽く引き、頭が体の真上に来るようにしましょう。
チェアには深く腰掛ける

背筋を伸ばし、チェアに深く腰掛けて背骨は「S字」を描くように座ると、体への負担が軽減します。
足は床につける

足は地面から離さないように。デスクの高さを上げて起立するときも、背筋を伸ばしましょう。
身長に対して会社の机が低すぎて底上げしている。肩が痛い。
電動昇降デスクの比較方法
今回は雑誌『家電批評』が電動昇降デスク4製品をピックアップし、上述の正しい使い方を踏まえて比較。また、年齢や体型が異なる男女モニターを集めて検証しました。
<編集部&識者評価>
昇降範囲
各製品の昇降する範囲をチェックして評価。上限下限や、昇降範囲が広めの製品は加点です。
組み立てやすさ
実際に組み立てて、組み立てやすさを評価しました。
耐荷重
耐荷重を確認して採点。大きいほど高評価です。
メモリ機能
登録できるメモリが多いほど高得点です。
追加オプション
キャスターやケーブルトレー対応の有無を評価しました。
サイズ展開
天板のサイズ展開の多さをチェック。多いほど高得点です。
安全性
ロック機能や衝突・障害物検知の有無を採点しました。
コスパ
天板・フレームの最安価格を比較しました。
<モニター評価>
使い勝手
昇降デスクとしての使い勝手を総合的に評価しました。
昇降範囲の体感
各製品の昇降範囲がモニターにとって使いやすいかチェックしました。
昇降の快適さ
昇降のスムーズさや昇降音の大きさを体感で採点しました。
操作性
操作盤のボタンの押しやすさや反応を評価しました。
それではテストの結果を高評価順に発表します。
電動昇降デスクのおすすめランキング
雑誌「家電批評」が電動昇降デスクの比較検証を実際に行ったところ、1位ベストバイはFlexiSpotの「E7H+長方形天板」でした。2位はCOFOの「COFO Desk Premium(140サイズ)」でした。
| 商品 | サイズ展開 | ||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FlexiSpotE7H+長方形天板
![]() |
|
1100mm(本体)、1400mm(長方形天板) |
680mm(本体)、25mm(長方形天板) |
635mm(本体)、700mm(長方形天板) |
34.9kg(約、本体) |
635〜1285mm |
160kg |
ロック・障害物検知 |
4種類 |
9色 |
|||||||||||||
COFOCOFO Desk Premium(140サイズ)
![]() |
|
1400mm |
700mm |
630~1280mm |
31kg(約、本体) |
630~1280mm |
125g(最大、天板含む) |
ロック・はさみ込み防止機能 |
4種類 |
4色 |
|||||||||||||
山善電動昇降デスク/ハイエンドモデル(コンセント付き厚型天板/幅140cm) EHD-1470
![]() |
|
1400mm |
700mm |
585~1185mm |
41.5kg |
585~1185mm |
80kg(均等荷重) |
障害物検知機能 |
3種類 |
8色 |
|||||||||||||
サンワダイレクト100-ERD038M
![]() |
|
968mm(拡張天板収納時)、1200mm(拡張天板使用時) |
600mm |
730~1230mm |
35kg(約) |
730~1230mm |
50kg |
衝撃検知機能 |
1種類 |
1色 |
【1位】FlexiSpot「E7H」
- FlexiSpotE7H+長方形天板
- 最安価格: ¥75,055〜
- 昇降範囲
- 組み立てやすさ
- 耐荷重
- メモリ機能
- 追加オプション
- サイズ展開
- 安全性
- コスパ
- 使い勝手
- 昇降範囲の体感
- 昇降の快適さ
- 操作性
- おすすめポイント
-
- 昇降範囲が広い
- 昇降操作・動作がスムーズ
- がっかりポイント
-
- 組み立て時に穴開けが必要
- 幅
- 1100mm(本体)、1400mm(長方形天板)
- 奥行
- 680mm(本体)、25mm(長方形天板)
- 高さ
- 635mm(本体)、700mm(長方形天板)
- 重量
- 34.9kg(約、本体)
- 対応天板サイズ
- 幅1200〜2000mm、奥行600〜800mm、厚み20mm以上
- 昇降範囲
- 635〜1285mm
- 耐荷重
- 160kg
- 安全機能
- ロック・障害物検知
- サイズ展開
- 4種類
- カラー展開
- 9色
- 型番
- E7H
昇降範囲
上限

下限

昇降範囲は63.5cm〜128.5cmと60cmあり、幅広い人に合います。
トレーが奥にあるので170cm台の自分でも脚を組みやすいです。(身長170cm台・普通)
追加オプション

ケーブルカバーが付属し、有料ですがキャスターにも対応しています。
ニーズが多いキャスターとケーブル収納に対応しているのは◎。
昇降の快適さ
高くしても揺れが少ない

デスクを高くしてもグラつきが少なく、安定感は抜群です。
ただし、昇降時の音はやや大きめといった声もありました。
音が大きいのは少しマイナス。昇降速度は速くて好印象です。(身長約170cm台・細身)
操作性
タッチボタンは感度よし

ボタンはタッチ式。感度も優秀でモニターからはおおむね好評です。
0.1cm単位で調節可能

100cm以下は0.1cm単位で調節可能です。
反応がよく、物理ボタン派ですがこれならタッチ式もアリ!(身長150cm台・細身)
組み立て時に天板への穴開けが必要
工具が必要で設置が面倒……

ケーブルトレーや操作盤の設置に、天板に穴を開ける必要があり面倒。電動ドライバーを使いましょう。
【2位】COFO「COFO Desk Premium(140サイズ)」
- COFOCOFO Desk Premium(140サイズ)
- 検証時価格: ¥87,999〜
- 昇降範囲
- 組み立てやすさ
- 耐荷重
- メモリ機能
- 追加オプション
- サイズ展開
- コスパ
- 安全性
- 使い勝手
- 昇降範囲の体感
- 昇降の快適さ
- 操作性
- おすすめポイント
-
- 静音性が高く昇降がスムーズ
- 天板裏がマグネットで使い勝手がいい
- がっかりポイント
-
- 価格が高め
- 幅
- 1400mm
- 奥行
- 700mm
- 高さ
- 630~1280mm
- 重量
- 31kg(約、本体)
- 昇降範囲
- 630~1280mm
- 耐荷重
- 125g(最大、天板含む)
- 安全機能
- ロック・はさみ込み防止機能
- サイズ展開
- 4種類
- カラー展開
- 4色
昇降範囲・快適さ
なめらかに動いて心地よい!

昇降音が静かという声が多数。なめらかに動くため、ストレスなく高さを調整できます。
昇降音はいいちばん静かに感じました。昇降もスムーズで快適です。(身長170cm台・がっしり)
使い勝手
高級感を感じる手触り

天板の手触りはなめらかで、掃除がしやすそう。ただし、重いので組み立てや移動は大変でした。
天板の手触りがよくて高級感を感じました。昇降も問題なし。(身長180cm台・細身)
マグネットでデスク下をアレンジ!

天板裏はマグネットでよく使うものをくっつけられます。マグネットを利用した有料オプションも豊富です。
マグネットのオプションが豊富なので、カスタマイズ性が高いです。
裏面が全面マグネットは最高! 省スペースになり便利と感じます。(身長150cm台・細身)
操作性
物理ボタンで直感的に動かせる

Bluetooth接続でスマホから操作

物理ボタンで、アプリからも操作可能。メモリー機能は3つまでと他製品より少なめです。
物理ボタンで押しやすいいです。ボタンの反応もよく、ラグを感じません。(身長150cm台・細身)
高くすると人によってはグラつきが気になる

モニターの半数から、デスクが高い状態だと、揺れが気になるという声がありました。
タイピングなど激しい動きをすると揺れが目立ちました。(身長170cm台・普通)
【3位】山善「電動昇降デスク/ハイエンドモデル(コンセント付き厚型天板/幅140cm) EHD-1470」
- 山善電動昇降デスク/ハイエンドモデル(コンセント付き厚型天板/幅140cm) EHD-1470
- 最安価格: ¥71,773〜
- 昇降範囲
- 組み立てやすさ
- 耐荷重
- メモリ機能
- 追加オプション
- サイズ展開
- 安全性
- コスパ
- 使い勝手
- 昇降範囲の体感
- 昇降の快適さ
- 操作性
- おすすめポイント
-
- 組み立てがしやすい
- がっかりポイント
-
- ケーブルトレーの奥行きが浅く脚に当たりやすい
- ボタンが奥まっていて少し見にくい
- 幅
- 1400mm
- 奥行
- 700mm
- 高さ
- 585~1185mm
- 重量
- 41.5kg
- 耐荷重
- 80kg(均等荷重)
- 昇降範囲
- 585~1185mm
- 耐荷重
- 80kg(均等荷重)
- 安全機能
- 障害物検知機能
- サイズ展開
- 3種類
- カラー展開
- 8色
- 型番
- EHD-1470(SLGY/MWH)
組み立てやすさ

説明書がわかりやすく、天板にナットが組み付けられていて、分解時のことも考慮されています。
予備のボルトが全種類あるので、安心して組み立てられます。
使い勝手

ケーブルトレーの奥行きが浅く、特に男性だと着席時に脚が当たりやすいです。
ちょうどいい位置だと余裕がなく、脚が組めないのは残念です。(身長170cm台・普通)
【4位】サンワダイレクト「100-ERD038M」
- サンワダイレクト100-ERD038M
- 最安価格: ¥59,800〜
- 昇降範囲
- 組み立てやすさ
- 耐荷重
- メモリ機能
- 追加オプション
- サイズ展開
- 安全性
- コスパ
- 使い勝手
- 昇降範囲の体感
- 昇降の快適さ
- 操作性
- おすすめポイント
-
- 天板開閉・引き出しなど独自機能アリ
- がっかりポイント
-
- 天板を開閉する操作部が少し危ない
- キャスターは非対応
- 幅
- 968mm(拡張天板収納時)、1200mm(拡張天板使用時)
- 奥行
- 600mm
- 高さ
- 730~1230mm
- 重量
- 35kg(約)
- 昇降範囲
- 730~1230mm
- 耐荷重
- 50kg
- 安全機能
- 衝撃検知機能
- サイズ展開
- 1種類
- カラー展開
- 1色
- 型番
- 100-ERD038M
使い勝手

天板は中央からガバッと開くので、角度をつけてタブレットなどを使えます。
天板が開閉する機能は液タブ(液晶ペンタブレット)を使うときに便利そう。ただ、操作は天板中央の穴から行うので、指を挟みそうです。(身長170cm台・普通)
天板拡張機能は2本の棒で支える形なので作りが少し不安。最初から大きくして脚幅を広く取ってほしいです。(身長150cm台・細身)
疲れない環境につながる電動昇降デスクの選び方
“仕事”も“遊び”も疲れず没頭できる机とは?

イスやデスク選びで陥りがちなのが、「高いほど良い」という思い込みです。しかし、いくら高価な製品でも、素材や形状が自分の体に合わなければ意味がありません。
何より優先すべきは、「正しい姿勢」をキープできるかどうか。そのカギを握るのが「調整機能」の豊富さです。
その点においても、天板の高さを自分の体格に合わせて微調整できる「電動昇降デスク」はおすすめです。
機能的なイスと組み合わせることで、より細部まで「正しい姿勢」に対応した環境が整います。
昇降デスクは「低さ」が重要。小柄な人でも合わせやすい?

よほど高身長でない限り、一般的な昇降デスクで「高さ」が足りなくなることは稀です。 一方で、注意が必要なのは「低さ」です。どこまで下げられるかは製品によって大きな差があるため、購入前のチェックが欠かせません。

一般的な事務机の高さは70cm前後なので、60~65cmの高さまで下げられると安心です。
天板サイズは「拡張」で決めよう!
机選びで特に注意したいのが、天板のサイズや形状です。 デスクは大型家具のため、万が一自分に合わなくても、気軽に交換したり処分したりすることが容易ではありません。だからこそ、「何となく」で決めず、事前に設置スペースや作業環境をしっかり把握して選ぶことが重要です。
ノートPCのみ使用なら
幅:120cm、奥行:60cm
モニターやスピーカーを併設するなら
幅:140cm以上、奥行:70cm以上
デスクの端の形状もチェック
フラット(写真左)、曲線(写真右)

アームレストのないイスなどで、腕が天板の角に当たって気になるという人は、体がフィットしやすい「曲線タイプ」を選ぶとよいでしょう。
電動昇降デスク選びの際によくある質問Q&A
デスクの天板サイズはどれくらいが適切ですか?
用途に合わせて選びましょう。ノートPCのみで作業する場合は「幅120cm・奥行60cm」程度で十分ですが、モニターやスピーカーを置く場合、または広々と作業したい場合は「幅140cm以上・奥行70cm以上」あると快適です。
電動昇降デスクを選ぶ際、重視すべきポイントは?
一般的なデスクの高さはどの製品も十分なことが多いですが、下限(低さ)は製品によって大きく異なります。小柄な方は、60~65cm程度まで下げられるモデルが、そうでない方でも自分の体格に合わせて細かく微調整できるモデルを選ぶと、正しい姿勢をキープしやすく安心です。
デスクを高くすると「揺れ」が気になりませんか?
構造上、高くすればするほど揺れやすくなります。これはどの製品にも言えることですが、高さを上げるほど重心が高くなり、タイピングなどの振動を拾いやすくなります。揺れを最小限に抑えたい場合は、脚部(フレーム)の重量が重いものや、今回1位のFlexiSpotのように支柱が太く頑丈なモデルを選ぶのがポイントです。
まとめ:自分の最適な作業姿勢に合うデスクを選ぶのが大事
以上、電動昇降デスクのおすすめランキングの紹介でした。
今回、ランキング形式で評価しましたが、大切なのは「自分が心地よいと感じる作業姿勢に合うデスク」を選ぶこと。
デスクの好みは使う人によって大きく異なり、想定する作業も違うため、人によって製品の向き不向きがあります。
だからこそ、今回は専門家の伊藤さんには直接採点ではなく監修のみをお願いし、検証はモニターによる評価を中心に行いました。
例えば今回4位となったサンワダイレクト「100-ERD038M」は、他製品にない機能が盛りだくさんでコスパも高く、机に向かって描くイラストレーターの人などには刺さるでしょう。
一方、デスクワーク中心でモニターを設置したい、デスクまわりを自由にカスタマイズしたい人は1位のFlexiSpot「E7H+長方形天板」や2位のCOFO「COFO Desk Premium(140サイズ)」など、オプションが豊富な製品がおすすめです。
3位の山善「電動昇降デスク/ハイエンドモデル(コンセント付き厚型天板/幅140cm) EHD-1470」のように、昇降の下限が低い製品は、子どもや背の低い人にも適しています。
ぜひ今回の結果を、デスク選びの参考にしてみてください。
なお、組み立ては必ず2人以上で行うことが推奨されています。自力の作業が難しい場合は、各社の組み立て設置サービスを利用するのがおすすめです。本記事を参考に、快適に作業ができるデスクを選んでください。
電動昇降デスクのおすすめ

FlexiSpot
E7H+長方形天板
オフィスデスクの売れ筋ランキングもチェック
オフィスデスクのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)







コンシェルジュ歴12年。過去にヘルニアを患い正しい座り方を痛感。