カメラ 革命レベルの手軽さ!もはやジンバル入門の定番です!

DJIのOsmo Pocketはカメラを支える部分に「3軸ジンバル」という機構が組み込まれている4Kカメラで、傾けて撮影しても常に水平をキープしてくれるのが特徴です。

ウリはなんと言っても、そのサイズ。製品名のとおりとっても小さいです。文字どおりポケットに入ります

そして、このカメラのハイライトがトラッキング機能。撮影の際、ジンバルが自動で動いて被写体の顔をずっと追いかけてくれるんです。

自撮りでも、プロカメラマンが撮影したような新鮮な映像が楽しめます。モニターの小ささはスマホとドッキングすることでカバー。

実物を見たら、絶対欲しくなること間違いなし

本記事では、そんなOsmo Pocketの買い方や選び方、使い方を、公式&非公式の周辺機器も含め、ご紹介したいと思います。

Osmo Pocketは、本体もめちゃ楽しいですけど、周辺機器選びも楽しいんですよ

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DJI
Osmo Pocket

実勢価格:4万3880円
サイズ・重量:W36.9×H121.9×D28.6mm・116g
イメージセンサー:1/2.3インチCMOS
動画解像度:4K■3840×2160p、FHD■1920×1080p
保存動画形式:MP4、MOV
操作可能範囲:パン■-230~+50度、チルト■95~+50度、ロール■±45度

スマホのように手軽に高画質で撮影でき、アクションカメラのように軽くてコンパクト、3軸ジンバルを備えているため手ブレにも強いです。

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下の写真のようにカメラを持つ腕が傾いても、カメラ部分が常に水平をキープするように動いてくれるという優れもの。これが、カメラを支える部分に3軸ジンバルが組み込まれている効果です。

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このジンバルのスゴさは、走りながら動画を撮影してみれば一目瞭然でした。

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人も風景もほとんどブレることがないんです。まるでプロカメラマンのように大型のクレーンに乗って撮影しているよう。3軸ジンバルの効果は絶大です。

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同じ動画をiPhoneで撮影するとブレブレで、画面酔いするほどでした。

ダブルタップを覚えてください

Osmo Pocketは製品名のとおり、とっても小さいです。そして、このカメラのポイントがトラッキング機能。人物などの被写体を画面上でダブルタップすると被写体を認識して追尾します。

たとえば自撮り動画を撮るときは自分のほうにラフにカメラを向けておけば、被写体認識とジンバルのおかげで顔を追っかけ続けてくれるのです。実際に自撮りしてみたところ、まるで撮影者が別にいるかのような自然な映像が撮れていました。「自撮りぽくない」。これは驚きです!

【アクティブトラッキング】

ダブルタップを覚えてください イメージ

通常撮影時に被写体をタップすると追跡撮影できます。

【フェイストラッキング】

ダブルタップを覚えてください イメージ2

セルフィーモード」では撮影者の顔を追跡してくれます。

2種類のトラッキング機能を使えば「カメ止め」のようなノーカット撮影が素人でも実現できます。

とりあえずスワイプしてみればOKです

このカメラで戸惑うのは操作方法でしょう。小さな画面はタッチパネルで上下左右にスワイプできます。このスワイプ操作がこのカメラのポイント。動画と写真の切り替えなどもスワイプから。迷ったらとりあえずスワイプです。

とりあえずスワイプしてみればOKです イメージ

バッテリー残量をチェック。2時間ほどしかもたないのでこまめな充電が必要です。

とりあえずスワイプしてみればOKです イメージ2

撮影モードの選択メニュー。スローモーションなど多彩な撮影機能が用意されています。

3種類のモードでジンバルの動きが変わります

もっとも重要なのはジンバルの設定です。ジンバルの動きは「固定」「FPV」「フォロー」という3種類のモードから選べ、追従速度も高速と低速に切り替えられます。たとえば「FPV」を選べば、ジンバルを無視したような激しい視点移動ができます。

3種類のモードでジンバルの動きが変わります イメージ

3種類のモードの特徴は以下のとおりです。

【固定モード】

3種類のモードでジンバルの動きが変わります イメージ2

ジンバルの効果でカメラを持つ手を激しく動かしても視点の方向はほぼ固定されたまま。上下方向は地面に水平で、左右にはゆっくり動き出します。

【FPVモード】

3種類のモードでジンバルの動きが変わります イメージ3

上下方向、左右方向ともに本体の動きに合わせてカメラの向きも変わります。視線の動きを再現したような、臨場感あふれる映像が撮影できます。

【フォローモード】

3種類のモードでジンバルの動きが変わります イメージ4

左右方向への動きは固定モードのようにゆっくりと追従し、上下方向はFPVモードのように素早く移動する、ふたつのモードの中間的な動作です。

コントローラーホイールがあれば
切り替えが容易になります


コントローラーホイールの左ボタンを押すと、ジンバルのモードを簡単に切り替え可能です。

3種類のモードでジンバルの動きが変わります イメージ5

DJI
Osmo Pocket コントローラー ホイール

実勢価格:6930円

スマホとドッキングして
操作性を向上させます

ダブルタップとスワイプで簡単に設定ができるとはいえ、小さな画面だけでは操作しづらいので、スマホとドッキングできる設計になっています。

スマホとドッキングして操作性を向上させます イメージ

ドッキングするとDJIのアプリ「DJI Mimo」から操作できるようになります。アプリを使うと本格的な動画カメラのように感度やシャッター速度をマニュアルコントロールできるのもメリットです。

スマホとドッキングして操作性を向上させます イメージ2

また、Osmo PocketのmicroSDカードからスマホに動画を取り込むときにも、このアプリを使用します。

Osmo Pocketで撮りながら街歩きするだけでまるで紀行番組のような動画が撮れます。これからの旅のお供はこれに決定です!

カメラ まずは本体のみで使ってからアクセサリーを追加しましょう

Osmo Pocket本体の他に必要なのは、記録用のmicroSDカードだけ。4K撮影に対応したmicro SDカードを所持していれば、それを使えます。

なお、AmazonのSDカードセットは割高なので、必要ならバラで購入しましょう。

延長ロッド」はスマホも取り付けできますが、ファインダー化するには別途「ワイヤレス モジュール」か延長ケーブル※が必要です。

まずは本体のみで使ってからアクセサリーを追加しましょう イメージ

①SDカードセットは割高

SDカードセットのmicroSDカードは64GBで、単体で購入すると約1800円。なんとセットのほうが5000円以上も割高になりました。

②自撮り派は延長ロッドセットもあります

Osmo Pocketと同時にスマホも取り付けできる延長ロッド。高額ですが、画面の大きなスマホで撮影範囲を確認できるため、自撮りがはかどります。

まずは本体のみで使ってからアクセサリーを追加しましょう イメージ2

DJI
Osmo Pocket 延長ロッド

実勢価格:7919円

まずは本体のみで使ってからアクセサリーを追加しましょう イメージ3

XBERSTAR
DJI Osmo Pocket 延長ケーブル iPhone用/Type-C用 100cm

実勢価格:1325円/1325円

カメラ 公式&非公式アクセサリーも超楽しいんです!

Osmo Pocketは、公式・非公式を問わずアクセサリーが豊富なのが特徴です。撮りたい動画にあったアクセサリーを見つけるのも楽しみのひとつになります。

カメラ Osmo Pocket 拡張キットはお得感がかなり高い!

バラバラに購入すれば4点合わせて1万8000円オーバーになる「拡張キット」。「ワイヤレス モジュール」「コントローラーホイール」の両方を買うつもりなら超お得です。

ただ、「アクセサリーマウント」が目当てなら、台座がセットの格安品でもこと足ります。

DJI
Osmo Pocket 拡張キット

実勢価格:1万2000円

セット内容は以下のとおりです。

【ワイヤレス モジュール】

Osmo Pocket 拡張キットはお得感がかなり高い! イメージ

DJI
Osmo Pocket ワイヤレス モジュール

実勢価格:7580円

Wi-Fiでスマホを接続。離れた場所に置いてもスマホをファインダー代わりに撮影できました。

【コントローラーホイール】

Osmo Pocket 拡張キットはお得感がかなり高い! イメージ2

DJI
Osmo Pocket コントローラーホイール

実勢価格:7860円

カメラの向きを上下左右に操作するホイールは、空や地面を意図的に撮影したいときに活躍します。

【アクセサリーマウント】

Osmo Pocket 拡張キットはお得感がかなり高い! イメージ3

DJI
Osmo Pocket アクセサリーマウント

実勢価格:2486円

OSMO Pocketを台座に固定するアイテムですが、肝心の台座は別途用意する必要があります。

【microSDカード】

Osmo Pocket 拡張キットはお得感がかなり高い! イメージ4

サムソン
microSDカード 32GB EVOPlus Class10

実勢価格:970円

32GBと容量はもの足りませんが、実質無料と考えれば十分お得です。

カメラ microSDカードはとりあえず128GB

4K動画を撮影するなら、microSDカードは「UHSスピードクラス」が「3」以上、「ビデオスピードクラス」が「V30」以上、容量は128GBがおすすめです。「拡張キット」にも32GBのmicroSDカードが付属しますが、旅行などで使うと容量不足になる可能性があるため、買い足すことをおすすめします。

microSDカードはとりあえず128GB イメージ

サンディスク
128GB Extreme microSDXC

実勢価格:2998円

動画容量:5分/約4GB 駆動時間:約140分
   ↓
128GBあれば4K/60pで駆動時間いっぱいまで撮影できます

microSDカードはとりあえず128GB イメージ2

OSMO POCKETはコンパクトながら4K/60pの撮影に対応。遠くの建物も拡大すればハッキリ見えるほどの精細さだったのは驚きでした。

カメラ フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます

広角」「マクロ」「NDフィルタ」など、磁石でレンズ前に着ける多様なフィルタが用意されています。

【マクロレンズ】

フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます イメージ

DOSMUNG
DJI osmo pocket用マクロレンズ

実勢価格:1880円

フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます イメージ2

マクロフィルタを着ければ、直径2センチほどの花も数センチの距離で近接撮影できました。

ほかにもこんなフィルタを試してみました。

【広角レンズ】

フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます イメージ3

Mavdours
DJI Osmo Pocket 広角レンズ

実勢価格:1680円

フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます イメージ4

【魚眼レンズ】

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techcannon
DJI osmo pocket 用 魚眼レンズ

実勢価格:1899円

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【NDフィルタ】

フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます イメージ7

techcannon
DJI Osmo Pocketカメラ用フィルタ(ND16/PL)

実勢価格:1399円

フィルタを使えば思いどおりの映像を残せます イメージ8

思いのほか効果があるので、映像の変化を楽しめます。どれも磁力が弱いので落とさないように気をつけましょう。

カメラ 夜景はスーパーファイン設定がおすすめでした

公式サイトでは「より高いビットストリームが特徴」と解説されている「スーパーファイン」動画。

4Kと比べると画質は劣るものの精細感は高く、特に夜景は4Kより背景が明るく映っていました。

【スーパーファイン(FHD/30p)】

夜景はスーパーファイン設定がおすすめでした イメージ

1080/30pが最高画質となる「スーパーファイン」。夜景でも細部まで明るいです。

【4K/60p】

夜景はスーパーファイン設定がおすすめでした イメージ2

最高画質の4K/60pでも動画はかなり明るく、昼間と同様手ブレを抑えてくれました。

カメラ 大きなファインダーはスマホ連携で手に入ります!

スマホ接続用のアダプターを使えば、スマホをファインダー代わりにできます。設定などの操作がしやすく、Osmo Pocketの世界が広がりました。

大きなファインダーはスマホ連携で手に入ります! イメージ

DELUXEFOX
Osmo ポケットマウント+スマートフォン用携帯電話ホルダー+ミニ三脚スタンド

実勢価格:2099円

ただし、アダプタだけだとスマホがぐらついて撮影しにくいので、スマホホルダーはいっしょにほしいところ。三脚にもグリップにもなります。

大きなファインダーはスマホ連携で手に入ります! イメージ2

三脚を閉じれば手持ち撮影にも対応しました。

大きなファインダーはスマホ連携で手に入ります! イメージ3

AIWOKE
DJI Osmo Pocket 対応 アクセサリー (ios アダプター)

実勢価格:899円

本体にも付属しますが、コチラは別売りの格安品。問題なく使用できました。公式にはないType-Aアダプターもあります。アダプターに困っていたAndroidユーザーはこちらを利用してみましょう。

カメラ 反応がいまいちだったワイヤレス モジュールは固定撮影時に活用

ワイヤレス モジュール」があれば本体と離れた場所でもスマホをファインダーにできるため撮影の幅が広がります。

ただ残念ながら、映像が遅れたり固まったりすることが多く、激しい動きを伴う撮影には不向き。カメラを固定しての撮影のほうが適していました。

反応がいまいちだったワイヤレス モジュールは固定撮影時に活用 イメージ

DJI
Osmo Pocket ワイヤレス モジュール

実勢価格:7580円

Ulanzi
osmo pocket wifiワイヤレスモジュール + ulanzi osmo pocket ミニ三脚

実勢価格:1588円

カメラ 両手がフリーになるカバンクリップが超便利!

クリップでカバンのショルダーに取り付けて撮影しても、ブレないのはOsmo Pocketのメリット。両手がフリーで行動が広がります。

両手がフリーになるカバンクリップが超便利! イメージ

SANCANYI-RIBEN
DJI Osmo Pocket対応アダプター ブラケット + クリップ

実勢価格:1160円

リュックサックやショルダーバッグのショルダーに固定できるので、両手を自由に使えました。本体をカバンに取り付けても狙った被写体を撮影し続けることができるのは、強力なトラッキング機能をもつOsmo Pocketならではです。

両手がフリーになるカバンクリップが超便利! イメージ2

カメラ 拡張スタビライザーで手ブレをさらに軽減できました

OSMO POCKETのジンバルでも吸収しきれないような激しい動きを伴う撮影には、スタビライザーを併用してみてください。

本体に加えてスタビライザーでも揺れを吸収するため、異次元の手ブレ補正になります。

拡張スタビライザーで手ブレをさらに軽減できました イメージ

Ulanzi
DJI Osmo Pocket Z-Axis スタビライザー

実勢価格:2388円

拡張スタビライザーで手ブレをさらに軽減できました イメージ2

Osmo Pocket単独での撮影より揺れを吸収してくれるので、動画のヌルヌル感が増してもう感動的です。

カメラ 撮影時間がもの足りない!ならバッテリーグリップで決まり

Osmo Pocketの駆動時間は約140分。バッテリー交換ができないだけに、旅行などで1日中撮影することを考えるともの足りません。

そこで出番となるのがバッテリーグリップです。

撮影時間がもの足りない!ならバッテリーグリップで決まり イメージ

UURig
Osmo Pocket充電可能 Goproハンドグリップ

実勢価格:3000円

5200mAhの大容量で充電しながら撮影ができるうえ、握りやすい太さとちょうどいい長さで撮影しやすさもアップ。旅行のお供として欠かせないアイテムです。

自撮りにも最適

撮影時間がもの足りない!ならバッテリーグリップで決まり イメージ2

長さがあるので自撮りもしやすいです。このグリップにさらに別のグリップを追加して伸ばすこともできました。

カメラ ほかにもこんなアクセサリーを購入してみました

ジンバルとカメラだけを守るプロテクターは、できるだけ荷物を小さくまとめたいときに役立ちます。これを着ければレンズは傷つきませんが、ディスプレイはむき出しなので硬いものといっしょにしまうのは避けたいです。

ほかにもこんなアクセサリーを購入してみました イメージ

Bestmaple
DJI Osmo Pocket ジンバル プロテクター

実勢価格:890円

水深60mまで対応する防水ケースがあれば、水中でも手ブレ知らずの動画が撮影できます。ただ、フタを締めたときのカッチリ感が少し弱く感じました。

防曇紙も付属しており、ケースの曇り問題も解決。正面と背面がフラットになっているため映像が歪みにくくなっています。

ほかにもこんなアクセサリーを購入してみました イメージ2

Ulanzi
DJI Osmo Pocket 防水ケース

実勢価格:2688円


とにかくめちゃくちゃ遊べるカメラです!

いかがでしたでしょうか。単体でも抜群の手ブレ補正能力と、4K対応の高画質を誇るOsmo Pocketですが、アクセサリーを組み合わせれば思いどおりの動画がより簡単に撮影できます。