画質はGoProを超えて想像以上のクオリティ!
今回はドローンやスタビライザーカメラでおなじみのDJIが、満を持して送り出したアクションカメラ「OSMO Action」のレビューをお送りします。
アクションカメラといえば先駆者のGoProやソニーが有名ですが、後発のDJIもなかなかの実力でした!
DJI(ディー・ジェイ・アイ)
Osmo Action
実勢価格:3万6800円
サイズ:65×42×35mm
重量:124g
バッテリー容量:1300mAh
防水:11m
このカメラの一番の特徴は、何といってもレンズ横に配置された大きなモニター。このモニター、実はファインダーになるんです。
自撮り棒で撮影した際、あとで確認したら撮影範囲が思っていたのと違っていた……なんて経験はありませんか?
カメラの前後にスクリーンを備えた「Osmo Action」ならアングルを確認しながら撮影できるので、自撮りに失敗することもありません。
…という訳で、自撮りメインでアクションカメラの購入を考えるならば「Osmo Action」は最強の1台といっても過言ではなさそうです。
また、このデュアルモニター以外にも「Osmo Action」には使いやすい工夫がメリットがいくつかあります。
モード切り替えがメチャ速い!
モード切り替え用のQS(クイックスイッチ)ボタンが用意されているため、動画と写真の切り替えがすぐできます。ちなみに、QSボタンは水中でも使えます。
QSボタンを2回押すと全面モニターがファインダーになるんですが、このシステムはチョット画期的!
ケースなしで水中撮影OK
防水仕様でケースなしでも安心して水辺で使えます。公称では水深11mまで対応できるそうです。
水中でも細かい文字がはっきり読めるくらい、画質は上々でした。
アプリ連携もサクサク!
アプリもなかなか有能。スマホとカメラのWi-Fi接続はアプリの指示に従って操作するだけで、とっても簡単でした。
画質はいいけど手ブレ補正にややクセが…
「Osmo Action」は4K60Pに対応していて、映像の質は想像以上! 被写体の色を上手に表現してくれました。
撮影日はあいにくの天気でしたが、DJI「Osmo Action」で撮影した風景写真は色味がキレイに出ていて、目で見たままの風景を切り取った感じです。
画質はGoProの最上位モデル「HERO7 Black」を上回るレベルでしたが、実は残念なポイントがひとつ……。
手ブレ補正機能を有効にすると、画質が劣化し、映像が不自然な感じになってしまいました。
下の写真は手ブレ補正を無効にして撮影したものです。
補正を無効にすることで画質がグンと向上し、夜景もキレイに撮ることができました。
ちなみにDJI「OSMO Action」とGoPro「HER07 BLACK」、ソニー「FDR-X3000R」を比較するとこんな感じになります。
手ブレ補正の性能はGoPro「HER07 BLAC」が群を抜いています。しかし、補正をオフにしたときの映像の色味の自然さは、DJI「OSMO Action」の方が上です。
激しめのアクティビティの撮影に使うなら手ブレ補正がしっかりしている方が安心だと思いますが、自撮りメインで、そんなにガンガンに動き回る訳ではないなら「OSMO Action」の方が使いやすそうです。
アクションカメラの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
以上、DJI「OSMO Action」のレビューでした。
とても素性の良い4K画質です。精細感とともにナチュラルさのバランスが取れています。