カメラポケットサイズの「GR III」
思わず自腹で買っちゃいました

リコー(RICOH) GR III:カメラ

リコー(RICOH)
GR III
実勢価格:10万9252円

サイズ:約W109.4×H61.9×D33.2mm
重量:約257g
イメージセンサー:APS-C
画素数:2424万画素
連写(AF-C時):非公表
手ブレ補正方式:ボディ内補正
スマホ連携:Wi-Fi / Bluetooth

※画像は初回出荷限定のブルーリング同梱モデルです。

2019年3月に発売されたリコーのコンパクトデジタルカメラ「GR III」。軽くて、小さくて、持ちやすい絶妙なボディに惚れ込み、『家電編集』のカメラ担当・阿部が思わず自腹で購入!

デジカメなので厚みはありますが、横幅×高さはご覧の通り。

電源をオフにするとレンズが収納されるので、ポケットやカバンへの収まりも良好です。

リコー公式サイトより。

ちなみに編集部・阿部は、初回出荷6000台限定の「オリジナルブルーリング」が欲しくて予約購入しました!

カメラ単焦点レンズ搭載で
ズームはできません

「GR III」は28mm相当の単焦点レンズ……つまりズームのできない広角レンズを搭載。

ライバル機のソニー「RX100」などはズームレンズ搭載しています。ズーム機能は確かに便利なのですが、コンパクトカメラのズームレンズは一眼カメラのそれとは異なり、瞬時にズームすることができません。

GRには便利なズーム機能がついていませんが、「速写性」に関してはライバル機を上回ります。

GRの一番の魅力は何と言っても「持ちやすさ」と「速写性」。カメラを構えるとダイヤルやレバーに自然と親指と人差し指が配置されるように設計されていて、絞りや露出の調整が瞬時にできるようになっています。

設定が済んだら構図を探るのですが、単焦点レンズなので「どのくらいズームするか?」と考えることは無意味です。そのかわり、軽量さを活かして腕を思い切り伸ばしたりして大胆なアングルで攻められます。

ちなみに、このレンズが写す範囲はiPhone Xとほぼ同じで、XSよりちょっと狭めだったりします。

「なんだ、それじゃスマホと同じような画しか撮れないじゃん!」と思われるかもしれませんが、GRとiPhoneではまったく撮影感覚が違います。詳細は後述しますが、むしろ「格上」という表現がピッタリなんです!

カメラこれぞ「スナップ」!
GR IIIの実力を徹底レビュー

先ほど「GRの一番の魅力は持ちやすさと速写性にある」「GRとiPhoneではまったく撮影感覚が違う」とお伝えしましたが、この点を詳しくレビューしたいと思います。

気になるシーンをサクサク撮り尽くせる!

「GRⅢ」はカメラのレスポンスがとても軽快。電源を入れて0.8秒後にはシャッターを切れます。

撮りたい対象を見つけたら画面をタップしてAFエリアを指定。タッチパネルの反応も滑らかです。

オートフォーカスは爆速ではないものの、街中を撮り歩いてみると、被写体を見つけてから撮るまでの一連の動作が素早くできることに気づかされます。

GRなら「撮りたい」→「タッチ」→「シャッター」という一連の流れがスムーズ。気になるシーンをサクサク撮り尽くせて、これぞ「スナップ」といった印象です。

GRシリーズ待望の手ぶれ補正機能搭載

APS-Cセンサーを採用するGRで初めて手ブレ補正を採用。手持ちで滝が流れる様子も表現できます。

試した範囲ではしっかり構えれば1/5秒でも手ブレが抑えられました。夜景をはじめ、暗い場所での撮影でもISO感度を抑えてクリアな描写を得ることができます。

小さなレンズでもシャープに撮れる

APS-Cイメージセンサーに光を導くのは28mm相当F2.8のGRレンズ。

実際に写してみるととてもシャープで、木々の葉一枚一枚、雨粒の一つ一つを描写する力があります。気持ちいいシャープさで「この小さなレンズで、こんなに映るの?」と驚いてしまいました。

イメージコントロールで見栄えがアップ

「GR III」にはこれまでの「画像設定」と「エフェクト」を統合した仕上がり調整機能が搭載。「スタンダード」や「ビビット」など10種類の基本テイストが用意されていて、手軽に写真の雰囲気を変えることができます。

中でもイチオシなのが「HDR調」です。曇り空や夜景との相性が抜群。なんだかパンチにかけるな……と思ったら試してみてください。上の写真はHDR調で蒸気機関車を撮影したものです。鉄の質感や煙が強調されて迫力ある仕上がりになりました。

カメラ絶賛したい…でも
ここはチョット残念!

「GR III」が素晴らしい名作なのは間違いないです。でも実際に使ってみたところ「ここはチョット」と思う部分がチラホラ。GRを愛するからこその、“あえて苦言”がコチラです。

バッテリー持たなすぎ……

仕様上は200枚撮れることになっていますが、実際には200枚も撮れず……。モバイルバッテリーか予備バッテリーが必要です。

スマホ連携の対応が遅れ気味……

BluetoothとWi-Fiを使って撮影画像の自動転送ができるのですが、カメラ購入直後は転送に必要なアプリが利用できませんでした。

リコーイメージング公式サイトより。

マクロ撮影で迷う……

マクロモードでは、オートフォーカスが迷いやすい傾向にあるのも残念……。

阿部淳平
家電批評編集部 副編集長
阿部淳平 のコメント

料理とかサクッと撮りたいじゃないですか!

以上、「GR III」のガチレビューでした。

ズームできないし、今どき自撮りもできない……。でも、とにかく軽くて、小さくて、持ちやすい絶妙なボディと速写性は本当に魅力的。

写真を撮るのが楽しくなる1台であることは間違いありません!「GR III」が気になっている方はぜひ、参考にしてみてください。