食品雑貨 家で簡単に本格焼き鳥を作る方法プロと一緒に探し出しました!

お店で提供される焼き鳥は、身はプリプリ、皮はパリパリでとってもおいしいですよね。

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「同じような焼き鳥を家で焼くことは無理なのでしょうか…」いえいえ、そんなことはありません。コツさえ覚えれば、家でもお店並みの焼き鳥を食べることができますよ。

ということで今回は、家でも本格的な焼き鳥を作るために、LDK編集部と肉のプロがタッグを組み、以下の3パターンの調理法をテスト。本当においしく焼ける方法を探しました。

[パターン1]クシに刺さずフライパンで焼く
[パターン2]クシに刺してフライパンで焼く
[パターン3]魚焼きグリルで焼く

それでは気になるテスト結果をご紹介! 一番おいしく焼けた調理法はコチラです。

食品雑貨 “焼いてから串打ち”がベスト調理法皮パリパリで炭火焼きレベルです

“焼いてから串打ち”がベスト調理法皮パリパリで炭火焼きレベルです イメージ

一番おいしい焼き鳥に仕上がった調理法は、クシに刺さずフライパンで焼くでした。皮も含めて全面がこんがりと焼け、感動するほど香ばしく仕上がりました。肉もやわらかな食感で、炭火焼きに近いジューシーさです。

▼絶品焼き鳥の作り方はこちら

“焼いてから串打ち”がベスト調理法皮パリパリで炭火焼きレベルです イメージ2

[手順1]一口大に切ったモモ肉を強火で皮面から焼いていきます。

[手順2]ひっくり返して裏面もしっかり火が通ったら、取り出して竹串を刺して完成です!

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

皮をちゃんと焼けるから、店のレベルに近づけますね!

生と違って、焼いた後の鶏肉に串を刺すのはとっても簡単でした!

続いては、パターン2の「クシに刺してフライパンで焼く」にトライ。一口大に切った生の鶏肉をクシで刺してからフライパンで焼いてみます。

食品雑貨 串付きはおいしいけど焼きづらい生肉への串打ちもかなり難しい…

串付きはおいしいけど焼きづらい生肉への串打ちもかなり難しい… イメージ

続いては、クシに刺してフライパンで焼く調理法の検証結果を見ていきましょう。

串に刺したまま焼くので、焼きムラが出てしまいましたが、しっかりジューシーに焼くことはできました。しかし、プロからは、炭火焼きレベルのおいしさには届かないとの声も…。

▼ちょっぴり残念な焼き鳥の作り方はこちら

串付きはおいしいけど焼きづらい生肉への串打ちもかなり難しい… イメージ2

[手順1]モモ肉を一口大に切って、皮が表面になるように竹串を刺します。

[手順2]表面から強火で焼き、裏返して反対側もしっかり火を通します。

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

炭火焼のおいしさには届きませんでした!

焼くこと自体よりも事前に串に刺しておくことの方が大変で、技術も時間も必要です。

最後に検証する調理法は、パターン3の「魚焼きグリルで焼く」です。串を刺した後に魚焼きグリルで焼いてみました。

食品雑貨 こんなのもう焼き鳥じゃない!魚焼きグリルじゃ皮パリパリは無理

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最後に検証した調理法魚焼きグリルで焼くは残念な結果に…。串が焦げてしまい、もはや焼き鳥とは呼べない姿に…。

いざ食べてみると、肉はかたくてパサつきがあり、皮はフニャフニャで、焼き鳥らしい食感はまったくありませんでした。

▼マネしちゃダメな焼き鳥の作り方はこちら

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[手順1]モモ肉を一口大に切って、皮面を表にして串を打っておきます。

[手順2]魚焼きグリルの中火で10分焼いて完成です。

グリルでは、皮をパリパリに焼くための調整が難しいので、焼き鳥を焼くのはオススメできない結果でした。

3パターンの調理法を試した結果、串は焼いた後に打つのが一番という結論になりました。

こんなのもう焼き鳥じゃない!魚焼きグリルじゃ皮パリパリは無理 イメージ3

まるでお店で出てくる焼き鳥のように、鶏肉の味がしっかりと引き出されていて、皮もパリパリです。この方法なら、家でもすぐ本格的な焼き鳥ができますね!

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

串打ちがラクなので、家ではこの方法がベストですね!

一番おいしい調理法がわかったら、ここからは番外編。さらにワンランク上の焼き鳥を目指すべく、事前に漬け込むと良い効果をもたらす調味料も検証してみました。

食品雑貨 [番外編]調味料に漬け込み検証!よくあるアレでジューシーさアップ

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焼き鳥の調理法の検証に続いて、鶏肉をやわらかくジューシーにする調味料も探してみました。鶏モモ肉を2時間色々な調味料に漬けてから焼いて、どれが1番おいしくなるか検証しました。

気になる検証結果を見ていきましょう。

▼べストは塩+砂糖水でした!

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ベストは3パーセントの塩と砂糖を入れた水に漬け込んだ鶏肉でした! 鶏肉が水分を吸収して肉汁が増え、プリプリとした弾力がありながらやわらかな食感に。食感もジューシーさも圧倒的です。

▼水に漬けるだけでもプリプリ

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水に漬けるだけでもプリプリとした食感になって、かなり食べやすくなります。

▼日本酒だと丸コゲに……

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意外にも日本酒は微妙な結果に。やわらかくはなりますが、表面がご覧の通りコゲコゲになってしまい、見た目も味もイマイチでした。

▼酵素の力で柔らかくするしょうが

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しょうがに漬け込んだ鶏肉は、酵素の力でやわらかくなりました。ただ、香りが強く残るので、人によって好みが分かれそうです。しょうが好きの人はぜひ試してみてください。

▼効果は弱めだったヨーグルト

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ヨーグルトは他の調味料と比較して柔らかくなる効果が弱めでした。

ということで、焼き鳥の調理検証では、意外にも「串を打たずにそのままフライパンで焼く」がベストでした。お家で本格的な焼き鳥を楽しみたいときはぜひ試してみてください。

あ、調理する前に塩+砂糖水に漬け込めば、さらにおいしく仕上がりますよ。