これからの鍵開けは顔認証が来る
両手がふさがっているときに、ダイヤルや指紋認証ボタンを押せないのが不便だったスマートロック。
そんな不便を解消する「顔認証」対応のスマートロックがセサミから発売されたのでレビューしていきます!
手に荷物を持っていても、小さな子どもを抱えていても、カメラが勝手に顔を認識して鍵を開けてくれるのが便利です!
テスト方法は6項目
設置・設定のしやすさ
本体のセットアップからスマホでのアカウント作成に初期設定、ドアへの設置に至るまでの難易度を比較しました。
操作性
認証ユニットは各認証方法での鍵の開けやすさを、ロックユニットについては手動での開閉のしやすさを確認しました。
アプリの使いやすさ
ドア外側の認証ユニットのみのテスト項目で、各種認証登録・管理のしやすさを主にチェックしています。
付加機能
ドア外側の認証ユニットのみのテスト項目。
唯一の違いである認証方法の数で得点を変えています。
静音性
ドア内側のロックユニットのみのテスト項目。
施錠・開錠時にユニットが発する音の大きさを確認しました。
コスパ
ドア内側のロックユニットのみのテスト項目。
機能面での違いがないので、価格を重視して評価しました。
認証ユニット「セサミ フェイス Pro」とロックユニット「セサミ5」の組み合わせがベスト
セサミのスマートロックでこれまで可能だった解錠方法は、暗証番号、ICカード(モバイル含む)、指紋認証の3つ。
これに加え、顔認証と静脈認証ができるようになったのが、2025年5月発売の認証ユニット「セサミ フェイス」シリーズです。
複数の組み合わせを試した結果、高機能な「セサミ フェイス Pro」と価格を抑えたロックユニット「セサミ 5」の組み合わせがベストでした。
キャンディハウス「セサミ フェイス Pro」
- キャンディハウス セサミ フェイス Pro
- 最安価格: ¥8,980〜
- 設置・設定のしやすさ
- 操作性
- アプリの使いやすさ
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 顔認証や静脈認証をはじめ多様な開錠方法に対応
- ダイヤルの施錠ボタンが便利
- がっかりポイント
-
- リセットボタンやネジカバーが使いにくい
- 幅
- 47.6mm(本体のみ)
- 奥行
- 34.2mm(本体のみ)
- 高さ
- 122mm(本体のみ)
- 重量
- 109.4g(本体のみ)
- 型番
- 860013658205
静脈認証
顔でうまく反応しなくても、手をかざすと「静脈認証」で開錠可能。
手があいているときは便利です。
施錠ボタンは標準版より便利
「フェイス」と異なり、ダイヤルパッド上に施錠ボタンとICカードのタッチ目印があるため使いやすいです。
キャンディハウス「セサミ5」
基本的な機能はProと同じなのに3000円も安い!
開閉時の機械音が大きいですが、高さや幅の異なる多くのサムターンに対応しているのが高ポイントです。
Proより幅広ですが、設置の不便は感じません。
開閉機能はProと変わらず、3000円安いのはかなりお得です。
設置位置の調整
サムターンの幅・高さが合わなくても、自分で調整が可能です。
他モデルは何が違う?
キャンディハウス「セサミ フェイス」
ノーマル版でも生体認証はすべて利用可
対応している認証方法はICカード、指紋、顔、静脈の4種類。
テストですべて試してみましたが、どれも問題なく使用できました。
気になる点は、SIMピンやゼムクリップがないとリセットに困る点、電池カバーがネジ留めで少し面倒なことぐらいです。
静脈も指紋もOK
3つの生体認証に加え、SuicaなどのICカードを鍵として登録できます。
リセットボタンやカバーのねじ留めは△
使用頻度は低いですが、小さくて老眼だと厳しいです。
キャンディハウス「セサミ5 Pro」
Proはノーマル版より静かで耐久性が高い!
ノーマルよりも背が高く細身です。
機能に違いはありませんが、ブラシレスモーター搭載で音が静か、耐久性にも優れるのがメリットです。
ノーマル版より静かだけどProもそこそこうるさいです
静音性でノーマル版には勝ちはしたものの、他社スマートロックと比べると音は大きいです。
セサミは鍵が合わなくてもオーダーメイドで作ってもらえる
鍵が合わなくても「特殊アダプター」を600円で作って対応してくれるのもセサミのよいところ。
まとめ:顔認証だけでなく静脈認証も便利!
今回は、今まさに注目をされているスマートロックの中からキャンディハウス「セサミ シリーズ」の「顔認証」製品中心に検証をしました。
まず「セサミ 5」「セサミ 5 Pro」の2製品と「セサミ フェイス」「セサミ フェイス Pro」の2製品は、どちらも機能に大差ありません。
ダイヤル不要ならProではなくノーマル版セサミ フェイスを、静音性や耐久性を重視して「セサミ 5 Pro」を選ぶのもアリです。
そして新採用の顔認証と静脈認証についてテストしてわかったのは、顔認証は素顔を登録しておけばメガネやサングラスの着用も、帽子もOKだということ。
ただし、前髪やマスクで顔の大半が隠れたり、帽子&眼鏡などで素顔と違う部分が増えたりすると、認証できないようです。
また、マスク着用時の顔の登録もできませんでした。
静脈認証は期待以上です。
手を前に出してドア前に立てば顔より早く認証できますし、スマートウォッチも必要ないのが便利でした。
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鍵がちゃんと閉まるか不安な人も、施錠ボタンで閉められるので安心です。