2Wayハンディクリーナーとは?
気になるホコリやゴミをサッと掃除できるハンディクリーナー。一台あると便利ですが、部屋全体を掃除するには小さくて不向きですし、サブの掃除機にするにしても使い所が限られます。
そこで選択肢に入るのが、スティッククリーナーとしても使える2Wayのハンディクリーナー。これなら手元も部屋も両方を掃除できるうえ、省スペースも実現できて、一挙両得です。
2Wayのハンディクリーナーといっても複数の製品がありますが、今回は雑誌「家電批評」で何度も登場しているシャークの高級ハンディクリーナーを筆頭に、低価格帯の3台を加えた計4製品をピックアップ。
ハンディとスティックの両形態で吸引力や使い勝手のテストを実施し、どちらの形態でもしっかりゴミを吸い取る製品を探しました。
2Wayハンディクリーナーの選び方は?
コスパを重視してテストしました!
テスト1:吸引力
ハンディとスティックのそれぞれの状態で異なるテストを実施して評価。前者はサッシ溝と壁際・突き当たりの掃除、後者はフローリング、壁際・突き当たり、カーペット、長毛じゅうたんにゴミを散らして掃除しました。
いずれの状態も残ったごみの量が少ない製品ほど、高評価です。
テスト2:静音性
最強・最弱モードで運転し、一定距離から騒音値を測定。数値が低い製品ほど高評価に。
テスト3:使い勝手
・お手入れのしやすさ
ダストボックスやフィルターなどの洗いやすさを確認。水洗いできるかや、掃除が必要なパーツの数で評価しました。
・操作性
電源ボタンの押しやすさや、モード表示のわかりやすさをチェック。直感的に操作できれば高得点です。
・アタッチメントの使いやすさ
付属のアタッチメントが本体に着脱しやすいか、使いやすい構造をしているかをチェックしました。
・ゴミの捨てやすさ
どれだけゴミが捨てやすいかを、実際に製品を触って評価。パーツを外してゴミを捨てる場合、外しやすさも評価に入ります。
・バッテリーの稼働・充電時間
公式HPや説明書からスペックを確認して評価。長時間使用できて、短時間で満充電できれば高評価です。
・小回り(スティック状態のみ)
椅子の足周りやソファの下、ベットの下などを実際に掃除し、ヘッドの可動域や動かしやすさも含めてチェックしました。
テスト4:購入コスト
購入時の負担を考慮し、低コストで買える製品ほど高評価にしています。
2Wayハンディクリーナーのおすすめは?
【1位】アイリスオーヤマ「充電式ハンディ クリーナー マルチツールセット HCD-22M」
- アイリスオーヤマ充電式ハンディクリーナー マルチツールセット HCD-22M
- 実勢価格: ¥10,180〜
- 吸引力(ハンディ)
- 吸引力(スティック)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- おすすめポイント
-
- 本体が軽いうえ持ち手にある溝に指が引っかかりグリップ感が優秀
- ハンディ状態の吸引力が強力
- がっかりポイント
-
- 最弱モードでも稼働音が大きめ
- 他製品と比べてゴミが捨てにくい
- 幅
- 60
- 奥行
- 60
- 高さ
- 415mm
- 重量
- 0.5kg
- 型番
- HCD-22M-W
ちょっとしたゴミをパパッと掃除できます。
スティック状態でもゴミを十分に吸引します。
ヘッドの可動域が広く、椅子の脚周りを簡単に掃除できます。また、方向転換もしやすく、狭い部屋でもスイスイと操作可能。ヘッドも浮きにくく、掃除がしやすいです。
【吸引力】
サッシ溝(ハンディ)
ハンディ状態では、ゴミをほとんど残さずにしっかりと吸引しました。
壁際・突き当たり(スティック)
スティック状態は、1往復だとゴミを半分ほどしか吸引できませんでした。
【静音性】
最弱モードでも電車に乗っているときの騒音値に近く、音は気になります。
【使い勝手】
電源ボタン1個とシンプルな構造で、直感的に操作できます。また、持ち手は人差し指をかける部分が溝になっていて、グリップ感が優秀。手が疲れにくかったです。
【2位】シャーク「Shark EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー」
- シャークShark EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー WV517JST
- 実勢価格: ¥30,670〜
- 吸引力(ハンディ)
- 吸引力(スティック)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- おすすめポイント
-
- ハンディもスティックも超強力な吸引力でゴミを残さない
- ワンタッチでゴミが捨てられる
- がっかりポイント
-
- 稼働時間が短め
- フィルターのお手入れが面倒
- 幅
- 68mm
- 奥行
- 90mm
- 高さ
- 398mm
- 重量
- 680g(本体のみ)
- 充電方式
- バッテリー
- 付属品
- 隙間用ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、フロア用電動ノズル
- 型番
- WV517JST
【吸引力】
サッシ(ハンディ)
1往復でゴミを残さず完璧に吸い取りました。
フローリング(スティック)
フローリングの溝に入ったゴミも回転ブラシでしっかりとかき出し、ゴミを吸引しています。
【3位】レコルト「コードレス 3ウェイクリーナー」
- レコルトコードレス 3ウェイ クリーナー
- 実勢価格: ¥12,040〜
- 吸引力(ハンディ)
- 吸引力(スティック)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 64mm
- 奥行
- 64mm
- 高さ
- 345mm
- 重量
- 490g(約)
- 型番
- RSC-3(GY)
【4位】BLUEFEEL「MONTANC PRO」
- BLUEFEELMONTANC PRO
- 実勢価格: ¥15,999〜
- 吸引力(ハンディ)
- 吸引力(スティック)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 73mm
- 奥行
- 73mm
- 高さ
- 360mm
- 重量
- 550g
- 型番
- BLF26252
【静音性】
おまけ:低価格帯のハンディタイプ3製品を加えて再比較
2Wayタイプのハンディクリーナーは、メインでもサブでも使えてコスパに優れるといえますが、サブの掃除機としてハンディだけの掃除機が欲しい人もいるはず。
そこで、前述の2Wayハンディクリーナー4製品に低価格帯のハンディクリーナー3製品を加えた合計7製品で、ハンディ状態の比較をしてみました。
高額製品がダントツの結果になるかと思いきや、検証してみると吸引力に大きな差はなし。低価格帯でもゴミをまったく吸い取れない製品はありませんでした。
ハンディ状態の吸引力に大きな差はなかった!
ハンディ状態の吸引力テストはサッシ溝と壁際・突き当たりで実施。 前者では、本体の構造や付属品の隙間ノズルの構造によって、ゴミの吸い取りがやや弱い製品がみられました。
一方、後者ではどの製品もしっかりゴミを吸い取り、すべての製品が優秀の評価。サッシ溝では差が出たものの、実用性の面では大きな差はないといえます。
【吸引力】
どの製品も十分以上の吸引力で、テスト中は驚きの声が連発でした。
7製品比較の結果を紹介します。
【1位】ALTENA「コードレス ハンディクリーナー」
- ALTENAコードレス ハンディクリーナー
- 実勢価格: ¥2,580〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- おすすめポイント
-
- ガンタイプで重量も軽く持ちやすい
- 1往復でゴミをしっかり吸い取る
- がっかりポイント
-
- 約14分と動作時間が短め
- 稼働音が大きくうるさい
- 幅
- 60mm(約)
- 奥行
- 190mm(約)
- 高さ
- 160mm(約)
- 重量
- 340g(約)
- 型番
- CHC01-WH
【吸引力】
サッシ(ハンディ)
片道では取り残しは多かったものの、1往復するとゴミはまったく残りませんでした。
壁際・突き当たり(ハンディ)
少しゴミが残ったものの、左側と突き当たりはゴミを残さずにしっかりと吸引しています。
小さなサイズで単一モードなのにこの吸引力は驚きです!
【2位】レイコップ「ハンディクリーナー Mobi RMC-100」
- レイコップハンディクリーナー Mobi RMC-100
- 実勢価格: ¥7,140〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 60mm
- 奥行
- 60mm
- 高さ
- 270mm
- 重量
- 420g
- 充電方式
- バッテリー
- 付属品
- 2wayノズル
- 型番
- RMC-100
- 型番
- RMC-100
【3位】アイリスオーヤマ「充電式ハンディクリーナー マルチツールセット HCD-22」
- アイリスオーヤマ充電式ハンディクリーナー マルチツールセット HCD-22M
- 実勢価格: ¥10,180〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 60
- 奥行
- 60
- 高さ
- 415mm
- 重量
- 0.5kg
- 型番
- HCD-22M-W
【4位】Gloture「GeeVacuum」
- グローチャーGeeVacuum
- 検証時価格: ¥10,780〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 87mm(約)
- 奥行
- 60mm(約)
- 高さ
- 169mm(約)
- 重量
- 370g(約)
【5位】レコルト「コードレス 3ウェイクリーナー」
- レコルトコードレス 3ウェイ クリーナー
- 実勢価格: ¥12,040〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 64mm
- 奥行
- 64mm
- 高さ
- 345mm
- 重量
- 490g(約)
- 型番
- RSC-3(GY)
【6位】シャーク「Shark EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー」
- シャークShark EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー WV517JST
- 実勢価格: ¥30,670〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 68mm
- 奥行
- 90mm
- 高さ
- 398mm
- 重量
- 680g(本体のみ)
- 充電方式
- バッテリー
- 付属品
- 隙間用ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、フロア用電動ノズル
- 型番
- WV517JST
【7位】BLUEFEEL「 MONTANC PRO」
- BLUEFEELMONTANC PRO
- 実勢価格: ¥15,999〜
- 吸引力(ハンディ)
- 静音性
- 使い勝手
- 購入コスト
- 幅
- 73mm
- 奥行
- 73mm
- 高さ
- 360mm
- 重量
- 550g
- 型番
- BLF26252
低コストと吸引力の両方を求めるならアイリス!
以上、2Wayハンディクリーナーのオススメランキング4選の紹介でした。
安くて良い、2Wayハンディクリーナーを求めて実施した4製品比較。約4万円(検証時)のシャーク「Shark EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー」と1万5千円前後の製品ではスティックとしての吸引力こそ差がありましたが、日常使いでは問題ないレベルの掃除性能でした。
スティック状態では4製品全て合格レベル以上の吸引力!
スティック状態では、シャークが圧倒的にゴミを吸い取りました。他の製品は苦手な場面はあるものの、日常生活では十分使えるレベルです。
スティック状態ではパイプの長さが増える分、一部の製品で は吸引力が低下するものがありました。
使い勝手ではBLUEFEEL「MONTANC PRO」が全項目で振るわず低評価でしたが、ほかの製品は操作性もよく、小回りがききストレスなく使えます。逆に静音性はBLUEFEEL以外の3製品がうるさく、夜間の使用にはあまり向きません。
まとめると、価格を気にしない人は吸引力が最強のシャーク「Shark EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー」、低コストと吸引力の両方を求めるならアイリス「充電式ハンディ クリーナー マルチツールセット HCD-22M」です。
ただ、動作音を重視するなら下位2製品も選択肢に入ります。
記事を参考にお気に入りを見つけてください。
2Wayハンディクリーナーのおすすめ
アイリスオーヤマ
充電式ハンディクリーナー マルチツールセット HCD-22M
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スティック状態の吸引力はやや弱いものの、日常使いでは十分な吸引力と思われます。