半分のサイズでも焼ける自由なホットプレートをレビュー
新しいキッチン家電は使用頻度や置き場所の問題で、導入するか悩みますよね。
そこで、雑誌「LDK」が一緒に暮らしたいキッチン家電を探して話題の製品をテスト。本当に活躍するのか、スーパーエコごはん研究家の桃世真弓さんと一緒に徹底チェックしました。
キッチン家電を選ぶポイントのひとつに「お手入れのしやすさ」があります。今回はお手入れのしやすさに特化した製品に注目。簡単にお手入れできれば、大掃除する必要もなくなります!
今回は、半分のサイズでも焼ける自由なホットプレート、ドウシシャ「エバークック デュオグリル」を検証します。
ドウシシャ「エバークック デュオグリル」
ドウシシャ
エバークック デュオグリル
実勢価格:¥24,200
サイズ:W42×D30×H8cm(両面時)
ドウシシャ「エバークック デュオグリル」は、フライパンでおなじみのブランドから発売した初の調理家電。ヒーターとプレートが一体型になっていて、本体が小さくて気軽に出し入れできます。
頼りたくなるワクワクPoint
- 二面焼きができて一面ずつ温度が変えられる
- 片面だけでも使えて省スペース
- 分解してコンパクトにしまえる
調理しやすさは?
評価◯:おひとり様用の晩食もアリ! 囲んで焼肉も楽しいです
焼肉やパンケーキなど焼くのには便利ですが、油受けのスリットに細かい具が落ちるため、焼きそばなどは二面で焼けません。
焼きそばは1人前でギリギリ。炒めものは片面のみでの調理になるので、どうしても少量しかできません。
焼きムラ:中央より端のほうが火力強めでよく焼ける
左端
左端をキレイな焼き色がつきました。
右端
右端は左よりやや弱めでも問題なし。
中央
中央は端より少し時間がかかりました。
餃子で焼きムラをテストしたところ、中央より外側のほうがよく焼けました。また、右より左のほうが温まるのが早かったですが、隅までキレイに焼けました。
立ち上がり:短時間で隅まで温まる
デュオグリル
シーズヒーターをプレートに埋め込んでいて、熱伝導がいいです。過去のワースト製品と比べても一目瞭然です。
過去ワースト
過去ワーストは190℃まで5分27秒かかりました。
こげつき:フッ素加工で焦げつかずヘラでスルン
エバークックのフライパンとは違って普通のフッ素加工ではあるものの、ギトギトの汚れも軽く拭くだけで簡単に落とせました。
ココが惜しい:油がめっちゃハネる
焼肉とチキンステーキを焼いたとき、かなり広範囲に油が飛びました。油が多い調理で使用したあとは大掃除が必須です。
▼テスト結果
- 調理しやすさ:◯
片面使いでおひとり様用の晩酌もいいですが……、四隅をしっかり焼けるから囲んで楽しいです!
使いやすさは?
結果◎:油を落とせるスリットや高級感のあるデザインもいい!
フライパンでおなじみのブランドから発売した初の調理家電。左右別の温度設定で二面調理できるだけでなく、片側だけの省スペース調理もできます。
ダイヤルをひねるだけと操作が簡単。左右のダイヤルで5段階の温度設定ができます。
片面使い:片側を外してコンパクトに使える
使わないほうは付属のカバーを被せます。プレートは左右どちらでも使えるので2枚を交互に使用してもOK!
二面調理:左右で異なる温度に設定できる
温度設定の範囲は80℃~最大230℃で170~200℃(ダイヤル3~4)は油煙を抑えるモードになっています。ダイヤルはつまみやすく回しやすいです。
油は中央の油受けへ
2枚のプレートの間にはスリットがあり、油をレールと容器に落とせるようになっています。
▼テスト結果
- 使いやすさ:◎
持ち上げるだけで外せるプレートで片面・二面を使い分け! 油を落とせるスリットや高級感のあるデザインもいいです。
お手入れは?
結果◎:プレートは丸ごと水洗いできる!
プレート、油受けパーツが洗剤で洗えます。水洗いできない本体や遮熱板も、そんなに汚れないことや、汚れが溜まりやすい部分もないためお手入れがラク。ベタつかずキレイを保てます。
お手入れ方法
1:プレートを外す
十分に冷めてからプレートを取り外します。プレートは持ち上げるだけ。
2:油受けを外す
本体にある油受けレールと容器を取り外します。プレート同様、簡単に取り外せます。
3:遮熱板を外す
ロックつまみを2カ所動かして、プレートから遮熱板を外します。
4:遮熱板と本体以外は水洗いOK
プレート、油受けレール、容器は食器用中性洗剤で水洗いOKです。
収納:付属バンドでコンパクトになる
2枚のプレートを外側にして小さくしまえます。引き出しや棚にも入ります。
専用バッグも付属しています。
▼テスト結果
- お手入れ:◎
プレートは丸ごと水洗いOK! 収納もピタッと四角くなってコンパクト!
結果:油ハネが少し気になるけど旬の食材をじっくり焼きたい
ドウシシャ「エバークック デュオグリル」
- ドウシシャエバークック デュオグリル
- 実勢価格: ¥19,304〜
- 調理しやすさ
- 使いやすさ
- お手入れ
- おすすめポイント
-
- ダイヤルをひねるだけと操作が簡単
- プレートは丸ごと水洗いOK
- がっかりポイント
-
- 油がめっちゃハネる
- サイズ
- W435×D127×H260mm
- 重量
- 3.6kg(約)
- 型番
- HPY-121
以上、ドウシシャ「エバークック デュオグリル」の検証レビューでした。
フライパンでおなじみのブランドから発売した初の調理家電は、使いやすくてお手入れも簡単なのが魅力です。気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。
2人分くらいなら片側だけでちょうどいい量が焼けます。