Wi-Fiってどんなものを選ぶのが正解なの…?
スマホやタブレットなどに加え、最近ではネットに対応したスマート家電が続々と登場しているのでWi-Fi需要は高まるばかりです。Wi-Fi環境を整えるためにはルーター(通信機器)を用意する必要があるわけですが、一言に「ルーター」といってもピンキリで、適当に選んでしまうと通信速度が遅くて後悔することも……。
まず、Wi-Fiの電波には「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2種類があり、「デュアルバンド対応」と「トライバンド対応」のものがあります。
デュアルバンドは2.4GHz帯と5GHz帯が1回線ずつあります。
対してトライバンドは、デュアルバンドより5GHz帯の回線がひとつ多くなっています。当然、5GHz帯の回線が2本ある方が電波の流れはスムーズです。
ぜひ、以上のことをふまえたうえで編集部がオススメするWi-Fiルーターのベストをご覧ください。
イチオシはバッファローのトライバンド対応ルーター
編集部が2018年上半期ベストとしてオススメするのは、トライバンドに対応したバッファローの「AirStation WTR-M2133HP」です。
BUFFALO(バッファロー)
トライバンドWi-Fiルーター
AirStation WTR-M2133HP
実勢価格:1万9271円
サイズ:231×231×70mm
重量:約970g
何だか見慣れない形をしていますが、「WTR-M2133HP」は効率よく電波を飛ばしつつ、部屋に調和するようデザインされたバッファローの新型ルーターです。
トライバンド対応でスペックもかなり優秀。人気の10製品を集めて行った最新の比較テストでトップの実測値を叩き出しました。
検証の詳細はコチラの記事をご覧ください。
【速いWi-Fi】失敗しない選び方、「ルーター」おすすめランキング10選[2018年最新]
クルッと回せる可動式アンテナを搭載。中継機やネット対応家電などがある方向にアンテナを向けることで、通信を強化することができます。
しかし、いくら優秀と言えども部屋数や障害物が多ければ繋がりにくくなってしまいます。Wi-Fi環境をより快適にしたい場合は、コチラの専用中継機を併用してみてください。
BUFFALO(バッファロー)
専用中継機 WEM-1266
実勢価格:1万1924円
サイズ:130x130x43mm
質量:約200g
もうチョット安くてイイものが欲しいならコチラがオススメ
検証ではだいたい1万円前後のルーターが安定した実力を見せています。
「うちはデュアルバンドで十分」「もうチョット手頃なものが欲しい」という方は、最新ランキングで2位になったバッファローの「WSR-2533DHP」はいかがでしょうか。コンパクトで機能的なうえ、コスパ面も言うことなし! こちらもなかなかの逸品です。
BUFFALO(バッファロー)
WSR-2533DHP
実勢価格:8393円
サイズ:160×160×36.5mm
質量:約400g(本体のみ)
……ちなみに、さらに格安のモデルはどうかと言うと、検証では“値段なりのスピードしか出ない”という印象でした。高級モデルを買う必要はありませんが、Wi-Fiルーターを選ぶ際は1万円前後のものを選ぶと安心かもしれません。
メッシュWi-Fiって実際のところどうなの?
最近では「メッシュネットワーク」に対応したメッシュWi-Fiというものが注目されています。
最初から屋内にWi-Fiルーターを複数台設置して使うことを想定したシステムで、ルーター同士を接続することで幅広いエリアをカバーすることができます。
“海外大手”発のシステムで、次世代のトレンドになりそうな予感はありますが、Google「Wi-Fiシステム」とASUS「Lyra mini」の検証を行ってみたところ、実測値は期待ほど伸びませんでした。
Google
Wi-Fiシステム(3個セット)
実勢価格:4万1980円
ASUS
Lyra mini(2個セット)
実勢価格:2万4660円
……という訳で、現状では海外製のメッシュWi-Fiは「ルーターのファーストチョイス」としてはあまりオススメしません。
以上、Wi-Fiルーターの2018年上半期ベストでした。ルーター選びで悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、パッケージなどに記載されている数値はメーカーがスペックに基づいて算出した“理論上の最速数値”なので、実際の通信速度とは異なります。目安にはなりますが、あくまでも理論値なのでご注意ください。