ズボラさんもきちんとさんも満足できる冷凍保存テクって?
うまく使いこなせば、便利になるライフハックのひとつである冷凍保存。でも、適当に冷凍してしまうと食材がまずくなってしまったり、頑張りすぎるとかえって手間がかかってしまうのではないかと苦手意識を持っている人も多いのでは?
冷凍保存は、「とにかくラクしたい!」派と、「どうせやるなら頑張りたい!」派もいますよね。
絶対失敗しない! LDKが素材別にベストな冷凍保存方法を検証
そこで今回は雑誌『LDK』が、とにかくラクしたいズボラさんもちょっとだけ頑張るきちんとさんも大満足の簡単冷凍テクニックを調査。絶対失敗しない素材別冷凍保存術をお届けします。
今回は、鶏モモと鶏むね。味付けしながら冷凍するおすすめ方法を紹介します!
鶏ももはオイルを絡めた冷凍で食感キープ
鶏もも肉は、お肉を冷凍するときにオイルを絡めることで、オイルがお肉を乾燥から守る働きをし、冷凍でもプリプリ食感をキープすることができます。
今回は実際に、オイルコーティングして冷凍した場合と、オイルコーティング無しで冷凍した場合、パックのまま冷凍した場合の3パターンで比較し、実際にお肉を焼いて検証しました!
鶏ももをオイルコーティングで冷凍
▼テスト結果
- おいしさ:◎+
「オイルコーティングで冷凍」は、A+評価でした!
ドリップが出ることなく旨味をキープできていました。クセのないオリーブオイルなら、洋食はもちろんどんな料理にも使えますし、冷凍保存しているのにジューシーさが増している点も高評価でした。
塩こしょうで下味を付けておけば、調理時もラクちんです。
きちんとポイント:オイルでパサつき防止
塩こしょうで下味を付けたら、オリーブオイルを絡めるだけ。パックのままオイルをかければ洗い物もゼロです。
コツは塩こしょう後にオイルをかけるという点のみ。とっても簡単です!
塩こしょうの下味でそのまま調理が可能
冷凍保存の目安:1か月
オリーブオイルを絡めた鶏肉の冷凍保存の目安は1か月。オイルで包むことで空気を防ぎ、長期保存してもずっとおいしい状態をキープできました。
鶏ももをフリーザーバッグで冷凍
▼テスト結果
- おいしさ:◎
「フリーザーバッグで冷凍」は、A評価でした!
オイルコーティングに比べ、ジューシーさ倍増! とはいかないものの、ラップに包んでフリーザーバッグに入れるだけでも十分おいしさをキープすることができました。
鶏ももをパックのまま冷凍
▼テスト結果
- おいしさ:△
「パックのまま冷凍」は、C評価でした!
お肉を冷凍するときは、パックのままではどうしてもパサついてしまうようです。焼きムラもできてしまいました。
オイルコーティングすれば、冷凍してもお肉のおいしさが損なわれることはなく、むしろジューシーさが増すという結果になりました。
また、オイルコーティング無しでフリーザーバッグに入れて冷凍するだけでもパックのまま冷凍するよりおいしさをキープすることができました。
次に、オイルコーティングして冷凍したお肉を使ってできる簡単でおいしいレシピも紹介します!
冷凍を使ったおすすめレシピ:プリプリチキンのトマト煮
オリーブオイルなら洋風レシピとの相性も抜群! 下味&オイルで鶏もも肉がジューシーに仕上がります。
材料(2人分)
- (下味冷凍した)鶏もも肉……小さめ1枚(250g)
- 塩こしょう……少々
- オリーブオイル……大さじ1
- マッシュルーム……200g
- 玉ねぎ……1/2個
- トマト缶……1/2缶
- 塩こしょう……少々
冷凍の仕方
鶏肉を一口大にカットしたら、塩こしょうをふってオリーブオイルになじませ、ラップで包んでフリーザーバッグに入れて冷凍する
作り方
1:冷凍鶏もも肉は解凍しておきましょう。マッシュルームは細切り、玉ねぎはくし切りにしておく
2:フライパンを熱し、皮目を下にして中強火で焼きます。オイルに漬けているので、油はひかなくてOK
3:焼き色がついたらひっくり返し、玉ねぎとマッシュルームも追加する
4:玉ねぎがしんなりしたら塩こしょうで味を調えて、トマト缶を入れて中火にし、煮詰まったら完成
鶏むねは焼き肉のたれ漬けでジューシーに
パサつきがちな鶏むね肉は、お家にある調味料を使って冷凍しましょう。冷凍してもパサつかず超しっとり仕上がります。
鶏むね肉をそれぞれ2種類の調味料に漬けて冷凍保存し、実際に焼いて検証しました。
鶏むねを焼き肉のたれに漬けて冷凍
▼テスト結果
- おいしさ:◎+
「焼き肉のたれに漬けて冷凍」は、A+評価でした!
焼き肉のたれに漬けて冷凍すると、絶妙な加減で味もしみて、お肉がしっとりやわらかく仕上がりました。
余りがちな焼き肉のたれが有効活用できるだけでなく、調理時も味付け不要でラクちん! これだけで十分おいしいおかずになります。
味付けも下ごしらえも焼き肉のたれ1本で完了
冷凍保存の目安:3週間
焼き肉のたれには、砂糖と塩分が入っているため、味付きのブライン液感覚で、パサつきがちな鶏むね肉の味付けとブライン液が同時にできちゃいます。
さらに、油でコーティングもできるため、しっとり柔らかく仕上がります。
焼肉のたれで絡めた鶏むね肉の冷凍保存の目安は3週間です。
鶏むねをマヨネーズに漬けて冷凍
▼テスト結果
- おいしさ:◎
「マヨネーズに漬けて冷凍」は、A評価でした!
こちらもやわらかく仕上がりました。焼き肉のたれに比べて控えめな味付けなので、アレンジが自在に出来そうです!
パサつきがちな鶏むね肉も、この冷凍保存術を使えばしっとりジューシーに仕上がります。
焼き肉のたれで漬ければ、やわらかさと味付けの両方がひとつの工程で完了し、マヨネーズに漬ければアレンジ自在のしっとりむね肉が完成します。
次に、焼き肉のたれに漬けて冷凍保存したジューシーな鶏むね肉を使ったレシピを紹介します。
冷凍を使ったおすすめレシピ:鶏むね肉の野菜炒め
片栗粉をまぶしてカリッとコーティングすれば、味がしみしみのやわらかな鶏むね肉に仕上がります。
材料(2人分)
- (下味冷凍した)鶏むね肉……300g
- 焼き肉のたれ……大さじ3
- 玉ねぎ……1/4個
- にんじん……1/8個
- にら……1/4束
- 片栗粉……適量
- サラダ油……適量
作り方
1:下味冷凍した鶏むね肉を半解凍し、表面に片栗粉をまぶす
2:フライパンに油をひき、お肉を入れてフタをし、蒸し焼きにする
3:お肉にだいたい火が通ったら、にんじんと玉ねぎを加えて炒める
4:最後ににらを加え、軽く炒めて完成
おすすめの冷凍保存アイテムは?
岩谷マテリアル「アイラップ」
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冷凍でも下ごしらえでも大活躍
岩谷マテリアル「アイラップ」は、雑誌「LDK」の過去テストでベストバイに輝いた保存用ポリ袋。
湯せんができて解凍レンジもOKなので、保存だけでなく下ごしらえにも重宝します。マチ付きで間口が広く、食材の出し入れがしやすいのもポイントです!
- 内容量
- 60枚入り
- サイズ
- 25×35cm
- 厚さ
- 0.009mm
- 耐冷温度
- -30℃
- 耐熱温度
- 120℃
- 型番
- 4901140620010
以上、ズボラさんもきちんとさんも大満足な絶対失敗しない冷凍保存術をご紹介しました。
今回の記事を参考に賢く冷凍して、時短とおいしさ両方が叶う食卓を目指しましょう。
乾燥を防ぐので冷凍焼けせず、臭みも出ません。