面倒なアイロンがけがラクになるアイロンが欲しい!
アイロンがけはアイロン自体の重さで疲れるし、うっかりシワが寄ってしまったりと、意外と重労働かつ繊細な作業で、億劫な家事の一つ。雑誌・LDKの読者アンケートでもキライな家事の第2位にランクインしています。

※画像はAmazonより
面倒くささがついて回るアイロンがけですが、少しでもラクにしてくれるアイロンがあるとうれしいですよね。
そこで今回は、お手軽で人気のコードレススチームアイロンを徹底比較しました。
アイロンの種類

ランキングに入る前に、アイロンの種類とそれぞれの特徴や、適している素材を解説します。素材に適したアイロンを選ぶことで服が長持ちしたり傷める心配がなくなるので、ポイントをおさえておくと便利です。
スチームアイロン
今回のおすすめランキングでご紹介するアイロンです。
現代で最も一般的な種類で、高温の蒸気が出ます。本体のタンクに水を入れて使用します。衣服を高温のアイロン面でかけながら水蒸気を噴出することで衣類のシワを伸ばしたり、綺麗な折り目をつけることが可能です。高温の蒸気には脱臭・除菌効果だけでなく防虫効果もあるので、衣類を清潔に保つことができます。タンクの容量でスチームの量が変わってきます。価格帯が幅広いので、使用時間の長さやスチーム量などを見ながら選ぶと良いでしょう。
向いている素材
毛並みを綺麗に保つことが重要なウール素材に向いています。スチーマーを使うことでフワッとした肌ざわりに仕上げ、形を崩す心配もありません。また、薄手の綿製品に適しています。繊維を傷つけず、シワを大まかに取ってくれます。ただし、水が苦手なシルクなどの生地には向いていません。どうしてもアイロンを掛ける際には、直接アイロンを当てず、当て布などを使うようにしましょう。
ドライアイロン
昔からある定番のアイロンで、高温の熱とアイロンの重さでシワを伸ばすのが特徴です。そのためスチームアイロンに比べて本体が重く感じることもあります。しっかりと力を入れてアイロンをかけることで綺麗な仕上がりになります。衣類の水分を飛ばす効果もあるので生乾きの服を乾かす手段としても有効ですよ。衣服以外にも、シーツや枕カバーなどパリッと仕上げたいものに適しています。
向いている素材
綿や麻の生地のシワを取るときはドライアイロンが適しています。スチームアイロンから出る水蒸気は綿や麻にとって細かすぎるため、霧吹きとドライアイロンを併用することでこれらのシワを伸ばすことができます。
シルクの生地は水に弱い性質を持っているので、こちらもドライアイロンが適しています。中温に設定して優しくかけましょう。霧吹きなどを使うとシミの原因になる可能性があります。
ポリエステルなどの合成繊維は水分を含ませても仕上がりに特に影響が無いため、ドライアイロンを使用するのが良いでしょう。低温でかける他に当て布をするなどの注意が必要です。
衣類スチーマーとアイロンの違いって?

アイロンと似た商品に「衣類スチーマー」があります。ハンガーにかけたままシワが伸ばせるうえ、アイロン台を出す手間もいらないという手軽さもあって、最近じわじわと人気が出てきています。どちらを買えばいいのかその違いに迷っている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと服の種類で使い分けるのがベスト。ワイシャツなどのパリッとさせたい服を頻繁に扱うならアイロンがおすすめですし、一方、ブラウスやスカートなどのふわっとしたおしゃれ着を扱う頻度が多いなら、衣類スチーマーがおすすめです。
スーツにもおすすめなのでチェックしてみてください。
▼衣類スチーマーのおすすめはコチラ!
アイロンの選び方は?
家電製品の売り場に行くと、いろいろなメーカーのアイロンがありますが、せっかく購入するならアイロンがけが少しでもラクになるものを入手したいものです。アイロン選びで失敗しないように、アイロンの選び方で重要な4つのポイントをご紹介します。
1:スチームをチェック!

とにかくスチームで仕上がりが変わります。今回のテストでは、かけやすさも、仕上がりもアイロンによってはっきり違いが出ました。ただ、こればかりは実際に使わないとわからないポイントですので、ぜひ本ランキングテストの結果をご活用ください。
2:十分な重さがあるかチェック!
基本的にアイロンは「重い方が良い」と言われています。軽い方がラクなのでは? と思われがちですが、軽すぎるとシワを伸ばすためについつい力を入れてアイロンがけをしてしまうため、余計な力がかかりやすくなります。
結果、布地が動いてしまい上手くアイロンがけできなかったり、疲れてしまう原因に。アイロン自体の重さを利用して、力を入れず滑らせてシワを伸ばせることがベストです!
3:本体以外の機能性をチェック!

ただでさえ重労働で繊細なアイロンがけを、少しでもラクにしてくれる機能や工夫があるかは重要になります。下記5点はぜひチェックしてください。
【コードの有無】
コードレス、コード付き、それぞれにメリット・デメリット両方あります。
人気が高いコードレスは自由が利く分アイロンがけがとてもラク。しかし温度がすぐに下がってしまい、頻繁に充電しなくてはならないものもあるので注意が必要です。
一方コード付きは動きに制限がある反面、充電を気にせず使えるため、一度にたくさんの量をアイロンがけする人におすすめです。
【オートオフ機能の有無】
オートオフ機能とは、うっかりアイロンをつけっぱなしにしてしまった場合に自動で電源が切れる、安心安全の機能です。製品によって切れるタイミングが違ったり、音でお知らせしてから切れたりとさまざま。つけっぱなしによる火事や火傷を防ぐためにも要チェックです。
【コード巻き取り】
使う際にコードを引っ張って伸ばし、収納するときは自動で巻き取ってくれる便利な機能。上記のオートオフ機能とあわせて今回のランキングでもチェックしているので、ぜひ参考にしてみてください!
【給水タンクが外せるか】
スチームのための給水タンクは、外せるものと外せないものがあります。給水タンクがカセット式で外せるものであれば、水を汲んできて注ぎ入れるという手間が省けます。
【持ち運びのしやすさ】
アイロンは意外と収納場所に困るもの。収納しやすく、持ち運びがラクなものは、ストレスなく使うことができます。コンパクトなサイズかどうかもチェックするとより良いですね。
5:自分の手や動きにフィットするか

手にフィットしないものを使うと余計に疲れてしまいますよね。実際に売り場に行ってチェックできる場合は、持ち手の握りやすさや動かすときの力のかかり方にも注目してみて下さい。
今回は読者モニターに主婦目線で使用感をチェックしてもらったので、通販で買おうと思っている方は参考にしてください!
【持ち手の握りやすさ】
持ち手を握ったときに太すぎたり、細すぎたりしないか。また持ち手が長すぎたり、短すぎたりしないか。自身の手にフィットするものを探してみて下さい。
【持ち手を握ったときの手首の角度】
アイロンがけをする際、アイロンの面に対して手首が平行だと、力のかかり方が均等になりスムーズに動かすことができます。
手首が前傾気味になってしまう持ち手の場合、力が前にかかってしまい布が動いて、上手にアイロンがけができません。店舗で購入するなら、アイロンがけをするように手に持って動かしてみることをおすすめします。
ココもおさえたい!主婦読者が重要視する3つのポイント

アイロンの選び方をご紹介しましたが、実際に使う人が重視しているのはどこでしょうか? LDK読者のみなさんにアンケートをとって調査しました。
※LDK公式Twitterに置けるアンケート結果より
願い1:安い&キレイに仕上がるものが欲しい

アイロン新調時に重視する点の上位は、価格と仕上がり。つまり、安くてキレイに仕上がるものが欲しいことが判明。次いで、時短や重さを重視する人もいました。
願い2:予算は5000円以下に抑えたい

買い替え時に一番重視する点は価格でしたが、予算は多数の人が5000円以下。そこで、今回は比較的安い5000円~1万円台の価格帯の製品を中心に比較検証を実施しました!
願い3:コードレスアイロンを使いたい

コードレスが圧倒的な人気! コードありに比べるとパワーは不足しますが、コンセントを気にすることなく使える便利さには代えられないようです。
今回はこの事前に行った読者アンケートの結果に基づき、優秀なアイロンを探して比較テストを行います。主婦の多くが求める5000円以下の安い価格帯の製品を中心に、仕上がり・時短・使用感を比較しました。
テストランキングの詳細を発表する前に、アイロンのプロに教わったテクニックを2つご紹介します!
プロに聞いた!キレイ&時短になるかけ方って?
とっても面倒なアイロンがけですが、せっかくかけるならキレイに仕上げたいものです。そこで、キレイ&時短になる効果的なアイロンがけのやり方とコツを、アイロンの専門家でアイロン男爵こと山澤 亮治氏に教えてもらいました。
キレイテク1:狭い部位からかける

シャツをキレイにアイロンがけするには、衣類の面積が狭い部分からかけていき、最後に襟をかけるのがポイントです。
1.袖口(カフス)、2.袖、3.背中(シワにならないよう半分ずつかける)、4.前身ごろ(ボタン側)、5.前身ごろ(ボタン穴側)、6.襟の順にかけましょう。
キレイテク2:スチームはふんだんに

アイロンの仕上がりの要となるのは、スチームの量。アイロン中は、スチームやショットを出しまくって素早くシワを取りましょう。
キレイテク3:完璧を目指さない

業務用の道具もテクニックもない一般家庭では、プロ同様に仕上げるのは無理! 完璧にプレスしようとしてかえってシワを作ることも。少しかけ残すくらいがちょうどよいのです。
続いては、時短テクニックをご紹介します。
時短テク1:シャツは最低限ココだけ!

忙しいときでも1.襟、2.縫い合わせ(すべて)、3.前立て、4.ポケットをかければOK。これだけで、最低限の見栄えが整います。袖や身ごろは、前立てや縫い合わせをかければ、アイロン本体の幅だけで十分な範囲をカバーするため、省略しても大丈夫です。
時短テク2:洗濯方法も重要

速く仕上げるには洗濯方法も重要です。まずは、洗濯物を大雑把にたたんで、目の細かいネットに入れて洗います。そして脱水したら、縫い合わせ部分を重視してシワを伸ばし、干します。
時短テク3:低温→高温の順にかける

アイロンは、「時短テスト」でもわかるように、使用後に冷めるまで時間がかかります。よって、高温→低温でかけるより、低温→高温の順にかけたほうが効率的で時間のムダがありません。
アイロンのプロに教わったこれらのテクニックは、すぐにでも実践できるものばかりです。早速、試してみましょう!
それでは、本題の比較テストに入りたいと思います。
人気のコードレスアイロン8製品を比較テスト!

今回は、キライなアイロンがけを少しでもラクにしてくれるアイロンを探して、お手頃価格で人気のコードレススチームアイロンを徹底比較します。ラインナップは、ティファールやパナソニックなど大手家電メーカー製品や、ニトリ・カインズなどのPB製品など8製品。
テレビや雑誌などのメディアでも大活躍のアイロンの専門家である株式会社ヤワサワプレス代表のアイロン男爵こと山澤亮治氏にご協力いただき、弊社の検証部門「LAB.360」にてテストを行いました。
▼テストした8製品はこちら
・ニトリ コードレススチームアイロン リブレ HG-5016
・アイリスオーヤマ コードレスアイロン SIR-04CL
・カインズ コードレススチームアイロン CZ‐SIC1200
・日立 コードレススチームアイロン CSI-305
・パナソニック カルル コードレススチームアイロン NI-WL405
・東芝 コードレスアイロン コンパクト 美(ミ)ラクル La・Coo(ラクー)TA-FVX540
・ティファール フリームーブミニ6460 FV6460J0
・パナソニック カルル コードレス スチームアイロン NI-WL705
テストしたのは、次の3項目です。
テスト1:仕上がり

綿100%のオックスフォードシャツを洗ってアイロンがけをし、アイロンの要である仕上がりについて、全体的な仕上がり・細かい部分の仕上がり・スチーム・すべりやすさの4項目で評価しました。ひとかけで決まるものや、なかなかシワが伸びないものまでさまざまでした。
テスト2:時短

アイロンかけ面の中心温度変化を、熱電対センサーで測定。アイロンを最高加熱設定にして予熱完了サインが出たときの予熱時間と、その5分後に電源を切り安全に片づけられる温度(50℃以下)になるまでの冷却時間を測定しました。
テスト3:使用感

プロとモニターさんがアイロンの持ちやすさ・かけやすさ・オートオフ機能の有無などの付属機能も含めた使用感を評価。またオートオフやコードの自動巻き取りの有無などの付属機能もチェックしました。
以上の3項目をテストして、日々のアイロンがけをラクにしてくれる1台を探します。キレイに仕上がって、時短もできて使いやすいのはいったいどの製品でしょうか。それでは、気になるテストの結果をランキングで発表します。
キレイも時短も叶うティファール「フリームーブミニ」
ティファール
フリームーブミニ6460
FV6460J0
実勢価格:1万1000円
本体重量:920g
本体サイズ:長さ約21.0×幅約10.6×高さ約13.4cm
▼テスト結果
- 仕上がり: A+
- 時短: 2位
- 使用感: A
ベストバイとなったのは、口コミでも人気があるティファール「フリームーブミニ6460 FV6460J0」。濃厚で強いスチームが吹き出し、適度な重さでスーッとすべるため厚手のシャツのシワがたちどころに取れました。しかもすぐに使えて速く片づくという時短にも効果的なアイテム。堂々のベストバイ獲得です!
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: 花マル
- 細かい部分の仕上がり: ◎
- スチーム: 花マル
- すべりやすさ: ◎
パワフルで大量に出るスチームは、コードレスでは最高レベル。プレス力もしっかりあるため、厚手の綿のシャツについたガンコなシワも難なく伸ばせます。

厚手の綿のシャツについたガンコなシワも難なく伸ばせます。

ティファール製アイロンのよさは、なんといってもスチーム。この濃さと強さのおかげで素早くシワが伸びます。

スチームの濃さ&勢いはダントツ! サッとシワを伸ばしてパリッと仕上がります。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 71秒(6位)
- 冷却時間: 約30分(1位)

予熱時間は全体の6位、冷却時間は1位。比較的高温にならないため、時短になりました。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): ◎
- 使用感(モニター): ◎
- 機能: ◎
- オートオフ: 有
- コード巻き取り: 有
持ち上げた瞬間少し重みを感じますが、生地にのせると自重ですべり出すため、力をかけることなくシワを取ることができます。

握りやすくてあまり力を入れなくても生地の上を自重ですべるため、ラクにかけられます。
かけ心地が快適なパナソニック「カルル NI-WL705」
パナソニック
カルル コードレススチームアイロン
NI-WL705
実勢価格:1万2426円
本体重量:1100g
本体サイズ:長さ約23.0×幅約11.0×高さ約13.0cm
▼テスト結果
- 仕上がり: A+
- 時短: 8位
- 使用感: A+
2位はパナソニック「カルル コードレス スチームアイロン NI-WL705」。こちらも口コミで人気です。非常にすべりがよく、両端がラグビーボール状に細いため前後に動かしやすく、ボタン周りなど細かい部分のかけやすさも抜群。とにかく使いやすいものを探している人におすすめです!
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: ◎
- 細かい部分の仕上がり: 花マル
- スチーム: ◎
- すべりやすさ: 花マル
抜群のすべりやすさと全方向に開いた穴から出るたっぷりスチームにより、効率よくシワを取り除きます。

細かい部分も、細く加工された先端がスッと入り簡単に仕上がります。

全方向に開いた穴からスチームがたっぷり出ます。

ラグビーボール型のかけ面はカルルならでは。全方向にスチーム穴が配置され、前後左右に動かしやすいです。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 103秒(8位)
- 冷却時間: 約60分(8位)

最高温度が全製品中2番目だった分、予熱時間も冷却時間も最長。特に冷却は、1位の2倍の約1時間もかかりました。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): 花マル
- 使用感(モニター): 花マル
- 機能: 花マル
- オートオフ: 有
- コード巻き取り: 有
かけ面がなめらかで、両端がラグビーボール状に細いため、かける際に持ち替えることなく前後左右に取り回しやすいです。重心が安定するよう水タンクが中心に設置されているところも◎。

カルルの特徴のひとつラグビーボール型かけ面は、先端が2カ所あるため自由に方向転換可能です。
立体部分も得意な東芝「コンパクト 美ラクル La・Coo」
東芝
コードレスアイロン コンパクト 美(ミ)ラクル La・Coo(ラクー)
TA-FVX540
実勢価格:6090円
本体重量:約900g
本体サイズ:長さ約21.9×幅約10.3×高さ約12.3cm
▼テスト結果
- 仕上がり: A
- 時短: 7位
- 使用感: A+
3位は東芝「コードレスアイロン コンパクト 美(ミ)ラクル La・Coo(ラクー)TA-FVX540」。細部や立体部分がかけやすい形状で、前後に動かしやすいことが高評価。軽いかけごこちもモニターさんに好評でした。
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: ○
- 細かい部分の仕上がり: 花マル
- スチーム: △
- すべりやすさ: ◎
前は細く、後は上向きに曲がるなど前後の先端に工夫が凝らされているため、細部や段差部分もすんなり決まります。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 97秒(7位)
- 冷却時間: 約45分(7位)
全体7位で予熱も冷却も長めでした。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): ◎
- 使用感(モニター): 花マル
- 機能: 花マル
- オートオフ: 有
- コード巻き取り: 有
軽いかけごこちで、カルルと同様に前後左右に動かせますが、本品はかけ面の後ろが少し上に傾斜しているのが特徴。後ろに動かしても生地に引っかからず、ボタンなどの立体面も一気にかけられます。

かけ面の後ろを少し傾けてボタンの上をなぞるだけで、ボタン周りが一気かかって気持ちイイ!
コスパ重視ならパナソニック「カルル NI-WL405」
パナソニック
カルル コードレススチームアイロン
NI-WL405
実勢価格:5668円
本体重量:約1000g
本体サイズ:長さ約22.6×幅約11.0×高さ約13.0cm
▼テスト結果
- 仕上がり: A
- 時短: 6位
- 使用感: A
同3位はパナソニック「カルル コードレス スチームアイロン NI-WL405」。カルル705よりも低価格のシリーズでコスパ大。違いはすべりやすさとそれに伴う仕上がりにありました。
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: ○
- 細かい部分の仕上がり: ◎
- スチーム: ◎
- すべりやすさ: ◎
同ブランド705と同様の形状でスチーム力も優秀ですが、すべり具合やそれに伴う仕上がりは今ひとつ及びませんでした。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 63秒(3位)
- 冷却時間: 約42分(6位)
予熱時間が63秒で3位、冷却時間が42分で6位で、全体6位の成績でした。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): ◎
- 使用感(モニター): ◎
- 機能: ◎
- オートオフ: 有
- コード巻き取り: 有
カルル705と同様の水タンクとラグビーボール型のかけ面です。すべりやすさには差がありますが、使い勝手はほぼ変わりません。

重心が安定するよう中心に設置された水タンクのおかげで、重量の割には軽く感じます。
5位: 時短は優秀! アイリスオーヤマ「コードレスアイロン」
アイリスオーヤマ
コードレスアイロン
SIR-04CL
実勢価格:3225円
本体重量:700g
本体サイズ:長さ22.3×幅10.0×高さ13.1cm
▼テスト結果
- 仕上がり: C
- 時短: 1位
- 使用感: B
5位はアイリスオーヤマ「コードレスアイロン SIR-04CL」。仕上がりはイマイチですが、時短では8製品中1位に。素早く温まって最速で冷めるから、忙しい朝でもOKです。
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: △
- 細かい部分の仕上がり: ○
- スチーム: △
- すべりやすさ: △
細かい部分は◯でしたが、ほかはすべて△。スチームが弱く、小じわが残ります。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 68秒(5位)
- 冷却時間: 約30分(1位)

予熱完了まで約1分で、その5分後も180℃以上の高温まで上がったにもかかわらず、冷却は約30分と最短で完了しました。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): △
- 使用感(モニター): ○
- 機能: △
- オートオフ: 無
- コード巻き取り: 無
かけると生地に引っかかりますが、軽くて細部がかけやすいため5000円以下の製品のなかでは一番好印象でした。
6位: 仕上がりはキレイ 日立「コードレススチームアイロン」
日立
コードレススチームアイロン
CSI-305
実勢価格:4158円
本体重量:925g
本体サイズ:長さ21.0×幅10.5×高さ13.8cm
▼テスト結果
- 仕上がり: B
- 時短: 5位
- 使用感: C
6位は日立「コードレススチームアイロン CSI-305」。使用感がC評価と低めですが、適度な重みですべりもよく、全体的にはキレイに仕上がります。
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: ○
- 細かい部分の仕上がり: △
- スチーム: ○
- すべりやすさ: ◎
適度な重みがありすべりもよいので、全体的にはキレイ。でも、先端が細くないため、ボタン周りなどの細部は仕上げにくいです。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 66秒(4位)
- 冷却時間: 約38分(4位)
予熱時間も冷却時間も、どちらも中間の4位という結果に。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): △
- 使用感(モニター): △
- 機能: △
- オートオフ: 無
- コード巻き取り: 無
重みがあること自体は悪くないですが、グリップが太すぎるので女性の手にはより重く使いづらく感じます。
7位: 使用感が△ カインズ「コードレススチームアイロン」
カインズ
コードレススチームアイロン
CZ‐SIC1200
実勢価格:3980円
本体重量:800g
本体サイズ:長さ25.3×幅10.6×高さ13.0cm
▼テスト結果
- 仕上がり: C
- 時短: 4位
- 使用感: D
7位はカインズ「コードレススチームアイロン CZ‐SIC1200」。時短こそ4位でしたが、温度の下がりやすさとスチームの弱さがネックで、なかなかシワが取れませんでした。
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: △
- 細かい部分の仕上がり: △
- スチーム: △
- すべりやすさ: ○
すべりは◯でしたが、ほかの3項目はすべて△でした。ショットが連打できないのがキツい…。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 52秒(1位)
- 冷却時間: 約38分(4位)
予熱時間52秒で堂々の1位に。冷却時間が4位と惜しかったです。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): △
- 使用感(モニター): ×
- 機能: △
- オートオフ: 無
- コード巻き取り: 無
本体の軽さとすべりのよさがアダとなり、生地に吸いつかず上すべりするため、動きの制御がしづらいです。

グリップも握りにくくスチームボタンも押しづらいため、手が疲れてしまいます。
8位: シワがとれにくいニトリ「コードレススチーム アイロン」

ニトリ
コードレススチームアイロン リブレ
HG-5016
実勢価格:3045円
本体重量:650g
本体サイズ:長さ22.3×幅10.0×高さ13.1cm
▼テスト結果
- 仕上がり: D
- 時短: 3位
- 使用感: C
8位はニトリ「コードレススチーム アイロン リブレ HG-5016」。仕上がりも使用感もいまひとつでしたが、唯一時短は3位と優秀でした。
テスト1.仕上がり
▼テスト結果
- 全体的な仕上がり: △
- 細かい部分の仕上がり: △
- スチーム: ×
- すべりやすさ: ×
繰り返しかけてもしわが取れず、低評価でした。

すべりが悪いので、何回もかけてようやくシワを取ったと思ったら、別な場所に新たなシワが発生するハメに……。

スチームが貧弱でなかなかシワが取れません。
テスト2.時短
▼テスト結果
- 予熱時間: 56秒(2位)
- 冷却時間: 約35分(3位)
予熱時間が56秒で2位、冷却時間も約35分で3位と、時短にはもってこいです。
テスト3.使用感
▼テスト結果
- 使用感(プロ): △
- 使用感(モニター): △
- 機能: △
- オートオフ: 有
- コード巻き取り: 無
シワが取れにくいため、力を入れて何往復もする必要があるのが面倒。オートオフ機能つきなのはうれしいです。
おすすめはティファールとパナソニック!
以上、アイロンおすすめランキングでした。強力なスチームで頑固なシワを取り除き一番キレイに仕上げたティファールのフリームーブミニが最強のベストバイに!
使いやすいアイロンを探しているならパナソニックのカルルを選ぶと快適です。
価格差はそのまま仕上がりや作業効率に跳ね返ってくるため、アイロンは1万円以上の製品がおすすめです。
長い間使うものだから「有名なメーカーだから」「安いから」と決めずに、口コミやランキングを参考に選んでくださいね!
アイロンがけの補助アイテム3選!
パリッとアイロンがかかった衣服は見た目もいいし、袖を通すときにとても気持ちがいいものです。でもアイロンがけって、なかなかシワが伸びなかったり、うっかりシワをつけてしまったりと、労力のわりに満足いく仕上がりにならならず、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、過去のLDK編集部のテストで反響の大きかったアイテムを厳選してご紹介! これさえ揃えれば、あなたのアイロンがけも最強になること間違いなしです。
袖口も肩周りも楽チン! 人体型のアイロン台
細部まで工夫が行き届いた人体型のアイロン台がこちら。人に洋服を着せたような形状になっていて、アイロンがけがしやすくなっています。また、高さも13段階で調整できるようになっており、立っても、床に座っても作業可能です。
山崎実業
スタンド式
人体型アイロン台 プレミアム
実勢価格:4455円
細かいシワもつるんと消し去るキーピング
アイロンをかけたのに、すぐに波打ってしまったりシワが戻ってしまう「戻りジワ」に効果を発揮するのがこちらの2品。キーピングはハリのある仕上がりに、スムーザーはつるんとなめらかになります。
花王
キーピング
アイロン用のり剤
実勢価格:351円
花王
キーピング
スムーザー
アイロン用のり剤
実勢価格:309円
リンク先はあわせ買い対象商品です
いかがでしたでしょうか。面倒なアイロンがけも、パーフェクトにできちゃうアイテムがあれば、あなたもアイロンがけの達人になれるかも!? ぜひお試しください。
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