おすすめサンドイッチ 最強ランキングを発表!
しっとりふわふわのパンに、具材をはさんだサンドイッチ。手軽なのにおいしくて、朝食やランチ最適ですよね。最近は、コンビニ商品も種類豊富になり、定番ものから本格派まで、選ぶのが楽しいほど。
とはいえ、100円台が中心のおにぎりに対し、1個300円が中心となるサンドイッチ選びは、より慎重になるという方も多いのではないでしょうか?
そこで編集部では、サンドイッチ専門店に迫る逸品を探すべく、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのサンドイッチ52製品を実食テスト! おすすめのサンドイッチ上位20製品をランキング形式でご紹介したいと思います!
まずはランキング発表の前に、ここ最近のサンドイッチの傾向と特徴をご覧ください。
【傾向と特徴①】具材、パン ともに各社進化し合っています
今回の検証でコンビニ3社に共通していたのは、「具材のごろっと感」「パンの本格化」というふたつのキーワード。その中で、各社どのような傾向と特徴があるのかご紹介します。
[セブン-イレブン]
セブン-イレブンは、たまご、ハム、ミックスサンドなどが、王道のアイテムが強いのですが、ここ最近は、カフェやサンドイッチ専門店のような本格派のパンを使ったものが急増中です。
[ファミリーマート]
しっとりしたパンと、女性ウケしそうな色鮮やかな具材のアイテムを含め、ずっしりとしたボリューム感に優れたアイテムが充実。1品でも十分満足できる食べ応えある品が豊富にそろっている印象です。
[ローソン]
ボリューム押しの印象が強いローソンですが、意外にも王道アイテムの質実剛健なクオリティが好印象です。近年高価格化しつつあるサンドイッチですが、低価格をキープしつつ、味の満足度を満たしてくれます。
【傾向と特徴②】シャキシャキ レタスは野菜サンドの革命です
精度の高いスライサーや、輸送技術の向上によって、昔の技術では出せなかった野菜のフレッシュ食感を実現できるようになりました。
見た目も鮮やかな断面は、「萌え断ブーム(カラフルで美しい断面)」を生み、サンドイッチ人気に火をつけました。
【テスト方法】食のプロ、マニアに 5項目で採点してもらいました
今回実食テストしたのは、コンビニから発売されている定番から本格路線のもの。各社20製品弱ずつ、全52製品をピックアップしました。
これらを「パンの質」「具の質」「味付けのよさ」「ボリューム感」「全体のバランス」の5項目でチェックし、専門店に迫る逸品はどれかプロに評価してもらいました。
なお、各製品のプロの方の評価は、下記のようにチャート化していますので、ランキング順だけではなく、自分のお好みによりぴったりの逸品を探すため、ご参考にしてください。
コンビニの商品は、発売地域がまちまちです。なるべくたくさんの地域で発売されている商品を選んでいますが、お近くにない場合はご容赦ください。また入れ替えやパッケージの変更が多いため、時期によっては異なるパッケージや商品名、価格、内容になることがあります。
評価をしてくれたのはこちらの方です。
写真左:片山智香子さん
パンマニア
パン屋さんめぐりの会主宰。テレビや雑誌にて全国の名店を紹介
写真中:さわけんさん
科学する料理研究家
料理教室「ミルハウス」主宰。料理研究家として各種メディアで活躍
写真右:田矢信二さん(リサーチ協力)
コンビニ研究家・サーベイリサーチセンター所属
セブン-イレブンとローソンで現場を経験。コンビニ本を出版
それでは、気になる1位から発表です!
【1位】パンチを求めるならコレ セブン「ペッパーポークサンド」
定番ものが強いセブンですが、攻めの姿勢が印象的だったのが、セブンの「ペッパーポークサンド」です。ミルフィーユ状に重ねた薄くハムに、ブラックペッパーがたっぷり。噛むごとにその印象が増します。「ピクルスでアクセントを加えれば完璧」と、さわけんさん。
セブン-イレブン
ペッパーポークサンド
実勢価格:298円
ジャンル:ハム
一食あたりカロリー:304kcal
チャートはこちらです。
肉とブラックペッパーの存在感がスゴイ! パンチを求めるならこれ一択です。
ブラックペッパーをたっぷりすり込んだハムが何重にもぎっしり入っています。
口溶けのよいパンのため、ハムそのものを食べている感覚があります。
【2位】耳まで美味しい本格派 セブン「石窯ライ麦パン」
粉の旨味があふれ、耳までおいしいパンのセブン「石窯ライ麦パン」は、デパ地下のサンドイッチを彷彿させ、高評価を獲得しました。
セブン-イレブン
石窯ライ麦パン(たまご&ハム)
実勢価格:298円
ジャンル:本格派
一食あたりカロリー:319kcal
チャートはこちらです。
「中身の具材はふつうですがクラスト(耳)もおいしく本格的です」と、片山さん。
【3位】圧倒的フレッシュさ! セブン「シャキシャキレタス」
みずみずしくシャッキリ感のあるレタスが決め手の「シャキシャキレタス」。ハムも入っていますが、主役はまさしくレタスです。それでいて、全体のバランスもいいサンドイッチに仕上がっています。
セブン-イレブン
シャキシャキレタス
実勢価格:250円
ジャンル:野菜
一食あたりカロリー:214kcal
チャートはこちらです。
圧倒的にレタスの存在感が際立っています。これぞ見事な“萌え断”です!
4位: 【4位】上品な仕上がりの
セブン「チキンカツサンド」
つづいてもセブンの、やわらかなかつを使用した「カツサンド」がランクイン。決め手となるソースは、甘すぎず、衣もしつこくないので、全体的に上品な印象です。
セブン-イレブン
チキンカツサンド
実勢価格:289円
ジャンル:チキン
一食あたりカロリー:391kcal
チャートはこちらです。
厚みのあるかつですが、歯で噛み切りやすいやわらかさに仕上がっています。
5位: 【5位】ふっくらパンと具が
マッチしたローソン「たまご」
「ローソンはたまごサンドに力を入れています」という田矢さんの声を裏付けるように、「たまご」がランクイン。粗めにクラッシュしたたまごに、他よりもふっくら弾力のあるパンと、具とパンのバランスのよさが光りました。
ローソン
たまご
実勢価格:220円
ジャンル:たまご
一食あたりカロリー:266kcal
チャートはこちらです。
価格以上の満足度を与えてくれる、王道の名にふさわしいサンドイッチです。
ぷりっとした白身と、ほっくり黄身を残したフィリングは、マヨネーズに頼りすぎない上品な味わい。
ボリュームはそれほどないものの、パンの厚みもちょうどよく、たまごとパンのバランスが見事です。
6位: 【6位】上品な仕上がりの
セブン「こだわりたまご」
セブンの「こだわりたまご」は、昔ながらのマヨネーズと一体感のあるクリーミーなフィリングが特徴です。やわらかなパンとのバランスもばっちり。
セブン-イレブン
こだわりたまごのサンド
実勢価格:224円
ジャンル:たまご
一食あたりカロリー:363kcal
チャートはこちらです。
黄身がとろけるように、クリーミーで、しっかりたまごの味もあります。
7位: 【7位】サイズ感が絶妙!
ローソン「ハムとたまご」
食べやすいカットで、手と口になじむカタチとボリューム感が好印象だった、ローソンの「ハムとたまご」。からしの効いたソースもしっかり入っています。
ローソン
ハムとたまご
実勢価格:298円
ジャンル:たまご&ハム
一食あたりカロリー:307kcal
チャートはこちらです。
大きさがちょうどよく、少しずつ違った味が楽しめるものポイントです。
8位: 【8位】ブロッコリーの食感がいい
ファミマ「えびとブロッコリー」
優しげなパッケージや、穏やかな色合いからは想像できないほど、しっかり野菜の食感を残したサラダ感に驚いたファミマの「海老とブロッコリーのサラダ」。まろやかなタルタルソースも効いています。
ファミリーマート
海老とブロッコリーのサラダ
実勢価格:298円
ジャンル:サラダ
一食あたりカロリー:227kcal
チャートはこちらです。
想像以上にブロッコリーがシャキシャキ&ザクザクとしていて、海老を超える存在感があります。
むっちりした海老とブロッコリー、枝豆がソースと絡み合います。
全粒粉はほんのり感じる程度なので、食べる人を選びません。
9位: 【9位】肉の存在感のある
ファミマ「チキン南蛮サンド」
パンに対して、やや肉の少なさはあるものの、一枚肉感のあるチキンがおいしい一品。南蛮の酸味はあまり感じず、照り焼きっぽい味にしあがっています。
ファミリーマート
チキン南蛮サンド
実勢価格:298円
ジャンル:チキン
一食あたりカロリー:363kcal
チャートはこちらです。
肉の繊維や弾力のあるチキンの存在感が光ります。
10位: 【10位】それぞれの具材が強い
ファミマ「ハムチーズたまご」
ハムとチーズ、そしてたまごの3つがはっきり存在感を感じます。それでいて、一体感がある仕上がりです。
ファミリーマート
ハムチーズたまご
実勢価格:220円
ジャンル:たまご&ハム
一食あたりカロリー:280kcal
チャートはこちらです。
口どけのいいパンが使われています。
11位: 【11位】それぞれの具材が強い
ローソン「ハムチーズたまご」
クリームチーズとチェダーチーズのまとまりが秀逸で、商品名をチーズ推しにしたくなるローソンの「ハムチーズたまご」がこちら。チーズに合わせて、サーモンを入れてもあいそうです。
ローソン
ハムチーズたまご
実勢価格:260円
ジャンル:たまご&ハム
一食あたりカロリー:291kcal
2種のテイストが楽しめます。
12位: 【12位】パンのボリュームがある
ファミマ「ベーコンレタストマト」
好みによりますが、耳付きのパンで、ボリューム感があるサンドイッチです。いろいろな具材が入っていて満足感も得られます。
ファミリーマート
ファミマプレミアムサンド
ベーコンレタストマト
実勢価格:368円
ジャンル:野菜
一食あたりカロリー:434kcal
チャートはこちらです。
食べ応えのある3枚仕立てのパンと、トマトの味が生きています。
13位: 【13位】あっさりポテサラ
セブン「ハムとポテトサラダ」
マヨネーズが少なめのあっさりとした味わいのポテトサラダがおいしいサンドです。ハムの厚みと、ポテトサラダのバランスがよく、ふたつがしっかり馴染んでいます。
セブン-イレブン
ハムとポテトサラダサンド
実勢価格:224円
ジャンル:サラダ
一食あたりカロリー:307kcal
チャートはこちらです。
マヨネーズ抑えめのポテトサラダに、ハムがリズムを与えてくれます。
14位: 【14位】男性受けするしっかり味
セブン「照焼チキンとたまご」
やわらかなたまごサンドに、ボリューム感のあるチキンの照り焼きを入れたような印象のサンドイッチです。ソースの甘辛さがおいしさを引き立てます。
セブン-イレブン
照焼チキンとたまご
実勢価格:257円
ジャンル:チキン&たまご
一食あたりカロリー:325kcal
チャートはこちらです。
男性好みの甘辛ソース&ボリュームのあるチキンで、満足感があります。
15位: 【15位】ゴロゴロ感のある
ローソン「ポテトサラダ」
ゴロッと入ったじゃがいもの食感が、変化を生み、最後まで食べ飽きません。ポテトサラダ自体は薄味で、上品な味わいになっています。
ローソン
ポテトサラダ
実勢価格:220円
ジャンル:サラダ
一食あたりカロリー:281kcal
チャートはこちらです。
ゴロゴロ入ったじゃがいもの食感と、上品な味付けが特徴的です。
16位: 【16位】フランスパンが主役の
ファミマ「石窯バケットサンド」
フランスパンらしい、やや引き(歯ざわりの固さ)のあるパンが主役のファミマ「石窯バゲットサンド」。チーズがよくあいます。
ファミリーマート
ファミマプレミアムサンド
石窯バゲットサンド
ハム&チーズ
実勢価格:298円
ジャンル:本格派
一食あたりカロリー:273kcal
チャートはこちらです。
ややからしが強め。マスタードの方が良かったかも……という声も。
17位: 【17位】懐かしい味
セブン「ハムサンド」
辛味がアクセントになったセブンの「ハムサンド」。懐かしいハムサラダのような香りと味わいに仕上がっています。
セブン-イレブン
ハムサンド
実勢価格:257円
ジャンル:ハム
カロリー:296kcal
チャートはこちらです。
マカロニサラダを思わせるソースで、懐かしい味が印象的です。
18位: 【18位】インパクトのあるカツ
セブン「ミニロースカツサンド」
歯切れのいい極厚なかつと、上品なソースの「ミニロースカツサンド」。パンにも厚みがあり、ボリューム満点です。
セブン-イレブン
ミニロースカツサンド
実勢価格:290円
ジャンル:カツ
一食あたりカロリー:304kcal
チャートはこちらです。
かつは、3cmに迫る極厚で、パンが小さく感じるほど!
19位: 【19位】メリハリある味の
ファミマ「タマゴサンド」
ファミマの「たまごサンド」は、卵黄の味が濃く、はっきりした味わい。たまごの後味にマーガリンのような風味が残ります。
ファミリーマート
たまごサンド
実勢価格:198円
ジャンル:たまご
一食あたりカロリー:322kcal
チャートはこちらです。
はっきりめのメリハリある味付けで、コーラのような飲み物が合いそう。
20位: 【20位】メリハリある味の
ローソン「レタスハム」
たっぷりのハムとシャキシャキレタスに、チーズ感あるクリーミーなソースが良く合います。ソースによって、全体の一体感が出ている感じです。
ローソン
ハムたっぷり! レタスハム
実勢価格:248円
ジャンル:野菜
一食あたりカロリー:190kcal
チャートはこちらです。
口どけのいい甘めのパンが使われています。
【まとめ】具とパンの統一感が 評価を大きく分けました
今回のテストでは、具材のおいしさだけではなく、パンとの統一感が、評価を大きく分けた印象。そのため、一見シンプルな定番具材のサンドイッチが、ランキング上位に点在する結果となりました。
パンは、ほぼすべての商品において、口溶けがよく、具とスッとなじむものが採用されており、評価に大きな差がつきませんでした。
そんななか、ローソンの「たまごサンド」のように存在感を感じさせるパンや、小麦粉の香りや旨味を感じさせるセブンーイレブンの「石窯ライ麦パン(たまご&ハム)」のような商品が生まれたことは、注目です。
以上、コンビニサンドイッチのBEST20のランキングをご紹介しました。ぜひ、こちらを参考にぜひお気に入りのサンドイッチを探してみてくださいね。
編集部では、今後も、コンビニサンドイッチの進化に期待したいと思います!