ミルク時間が快適になる哺乳瓶とは?
赤ちゃんにとって欠かせない授乳の必需品といえば哺乳瓶。
母乳育児の場合でも、人に預けたり、風邪を引いて薬を飲んだりしたときなどにあると便利なベビー用品です。
そんな哺乳瓶ですが、実に多彩なモデルがリリースされていて、何を選べばよいか迷いがちなグッズ。
製品ごとにいろいろな違いはありますが、基本的に押さえておきたいのは「素材」「形状」「サイズ」「日々の使い勝手」の4つです。
大前提として赤ちゃんの好みや成長に合ったものを選ぶのが正解ですが、毎日何度も授乳させることを考えると、ママ・パパの使い勝手も重要です。
LDKが人気のプラスチック哺乳瓶をテスト
そこで、雑誌「LDK」特別編集ムック「ベビー用品完全ガイド」が、ピジョン・西松屋・リッチェルなど人気のプラスチック哺乳瓶を比較。
ママ・パパも赤ちゃんもミルク時間が快適になる使いやすいおすすめを見つけました!
哺乳瓶の選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずは哺乳びんの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:素材
大まかに「ガラス」と「プラ」の2種類!それぞれで特徴が異なる
ほ乳びんの素材は一般的に「プラスチック」と「ガラス」の2種類あります。
重量や耐久性など、それぞれの素材で異なるため、赤ちゃんや使用環境に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ガラス製の特徴
▼メリット
- 傷に強い
- 温度調整しやすい
▼デメリット
- 割れやすい
- プラスチック製より重い
プラスチック製の特徴
▼メリット
- 軽い
- 携帯性が高い
- 割れにくい
▼デメリット
- 傷やニオイ、色が付きやすい
選び方2:ニップルの形状
飲むペースや飲む力で最適は違う。赤ちゃんに合うものを選ぶのが大事
ニップルとは、哺乳瓶用ちくびのこと。消耗品として交換しながら使う必要のあるパーツです。
ニップルの「穴」は大まかに分けて「スリーカット」「クロスカット」「丸穴」の3種類。
丸穴は傾けるだけでミルクが出ます。クロスカットは口を動かすことで出やすく、スリーカットは吸う力によって適切な量が出るのが特徴です。
選び方3:
サイズ
大体「160ml」と「240ml」の2種類!赤ちゃんの成長に合わせよう
ほ乳びんのサイズでよくあるのが120~160ml、240ml前後の2種類です。
一般的に生後3~4カ月になると飲むミルク量は200mlと言われています。新生児は160ml前後から始めて、飲む量に合わせて買い替えるのが便利です。
選び方4:本体の形状
理想はくびれアリの調乳しやすい広口タイプ
哺乳瓶は真ん中にくびれがあると、どんな大きさの手にもフィットして持ちやすいのでオススメです。
持ち運びしやすいスリムタイプもありますが、調乳のしやすさでは広口タイプを選ぶのがベストでしょう。
くびれアリ
くびれがあると持ちやすく落とす心配も少なくなります。形状もコロンとかわいいです。
くびれナシ
くびれのない哺乳瓶は手の小さい人や携帯するのには便利。スリムタイプのものが多く持ち運びしやすいですが、粉が入れにくく、洗いにくいのが難点です。
選び方5:日々の使い勝手
飲ませやすい形状はもちろん調乳やお手入れも考えて選ぶ
ほ乳びんは素材やサイズに加えて、ボトルの形状やフード、ニップルの着脱など、製品ごとに違いがあります。
飲ませやすさのほか、調乳やお手入れも含めた使い勝手の良さも重要です。
哺乳瓶の人気商品を比較
今回は雑誌『LDK』が、ベビー用品店やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったネット通販などで購入できる人気のプラスチック製哺乳びんを比較。
助産師の古市菜緒さん、一般のママ・パパモニターのみなさんと一緒に以下の項目をテストしました。
テスト1:調乳のしやすさ
ボトルの入れ口が広く、粉ミルクやお湯を入れやすいか。また、キャップやフードなどを分解、組み立てやすいかもチェックしました。
テスト2:飲ませやすさ
手で握ったときにボトルの形状が持ちやすいかを確認。また、フードを手軽に外せるか、ニップルが舌に乗せやすいかも調査しています。
テスト3:お手入れしやすさ
ボトル内やパーツの洗いやすさ、パーツの分解、組み立てなどの手軽さで採点。スチームや薬液などの除菌方法(※)の多さも加味しています。
(※)基本的にほ乳びんの「電子レンジ除菌」は発火や破裂などの懸念からメーカー非推奨なので、今回の評価には含めていません。
それでは、テスト結果が評価の高かった順に哺乳瓶のおすすめ商品を紹介します。
哺乳瓶のおすすめは?
哺乳瓶のおすすめランキングです。商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||
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ピジョン母乳実感®哺乳びん
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160ml |
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hegenHegenベビーボトル(PPSU)
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150ml |
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moYUUmmoYUUm PPSU哺乳瓶
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170ml |
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大塚製薬ビーンスターク 哺乳びん
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150ml |
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チュチュマルチフィット 広口タイプ プラスチック製哺乳びん 160ml
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160ml |
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リッチェルはなえみ PPSU 哺乳びん 160ml
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160ml |
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b.boxPPSU製哺乳瓶
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180ml |
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NUKプレミアムチョイスほ乳びん温度センサー付
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250ml |
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SmartAngel広口哺乳びん 2本組
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250ml |
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コンビテテオ 授乳のお手本哺乳びん プラスチック製 160ml SS サイズ 乳首付
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160ml SSサイズ 乳首付 |
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ドクターベッタ哺乳瓶【ジュエル】S3-Gingham
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120ml |
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レックアンパンマン 哺乳びん スタンダード
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160ml |
【1位】ピジョン「母乳実感®哺乳びん」
- ピジョン母乳実感®哺乳びん
- 実勢価格: ¥1,790〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- 入れ口が広く調乳しやすい
- 持ちやすい形状でフードの着脱もラク
- ボトル内がフラットで底まで洗いやすい
- 容量
- 160ml
- 型番
- 1026735(160ML)
すべての項目で最高評価
調乳からお手入れまですべての項目で最高評価を獲得。識者も、ママ・パパも大絶賛でした。
分解や組み立てがラクなので屋外でも使いやすいです。
入れ口が広いのでミルクを入れやすい
広口なので粉ミルクやお湯を入れてもこぼしにくいのが特徴。目盛も問題なく見やすいです。
持って振りやすい形状もポイントです。
持ちやすい形状でフードもサッと外せる
くびれのあるボトルは誰でも握りやすいのが特徴。5本の指で底を持って飲ませても安定します。
手や指で持ったときに違和感のないボトル形状でした。
フードカバーはしっかりはまりますが引っかかるようなこともなく、大きな力いらずで着脱できます。
フードカバーも外しやすく屋外でも扱いやすいです。
ボトル内がフラットで底まで洗いやすい
洗うパーツは4つだけ。ボトルは広口でスポンジをスッと入れやすいです。内部は平坦かつ浅めなので隅々までしっかり洗浄できます。
【2位】hegen「Hegenベビーボトル(PPSU)」
- hegenHegenベビーボトル(PPSU)
- 実勢価格: ¥3,300〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- コンパクトで持ちやすい
- 広口ボトルで調乳やお手入れがスムーズ
- ニップルは舌を乗せやすい形状
- 容量
- 150ml
- 型番
- 121
乳首やキャップは慣れると手軽に着脱できます。
広口で調乳がスムーズ
ボトルの入れ口が広いのでこぼしにくいです。
ニップルとキャップのセットは慣れが必要かも。
コンパクトで持ちやすい
女性の手でも持ちやすいサイズ感で、舌を乗せやすいニップルの形状も魅力。携帯性もバツグンです。
【2位】moYUUm「moYUUm PPSU哺乳瓶」
- moYUUmmoYUUm PPSU哺乳瓶
- 実勢価格: ¥3,090〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- 手にフィットするボトルが持ちやすい
- 広口で調乳も洗うのもスムーズ
- フードカバーの着脱も手軽
- 容量
- 170ml
フードカバーも外しやすい
適度なくびれのあるボトルは持ちやすく、フードカバーの着脱も簡単です。
広口で調乳も洗うのもスムーズ
ボトルはフラットで入れ口が広く、側面や底もしっかりと洗いやすいです。
ボトルのメモリ表示は40mlから。
【2位】大塚製薬「ビーンスターク 哺乳びん」
- 大塚製薬ビーンスターク 哺乳びん
- 実勢価格: ¥998〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- ニップルは乳房に近い形状で舌に乗せやすい
- ボトルが握りやすくお手入れもしやすい
- コスパも優秀
- 容量
- 150ml
- 型番
- -
ニップルは乳房に近い形状
ボトルの持ちやすさは高評価。それに加えてニップルは舌に乗せやすい形状です。
スポンジがスッと入る!
広口でスポンジは入れやすいです。底や溝に突起がありますが、許容範囲です。
ボトルやニップルに使いやすい工夫を感じました。
【5位】チュチュ「マルチフィット 広口タイプ プラスチック製哺乳びん 160ml」
- チュチュマルチフィット 広口タイプ プラスチック製哺乳びん 160ml
- 実勢価格: ¥1,755〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- 広口のボトルで底や溝まで洗いやすい
- 分解と組み立てがラクにできる
- 容量
- 160ml
- 素材
- PPSU(ボトル)、シリコーンゴム(乳首)、ポリプロピレン(フード、キャップ)
- 乳首
- 1サイズ、クロスカット穴(マルチフィット乳孔)
- 消毒
- 煮沸、レンジ、薬液
- 型番
- 4973210995991
【5位】リッチェル「はなえみ PPSU 哺乳びん 160ml」
- リッチェルはなえみ PPSU 哺乳びん 160ml
- 実勢価格: ¥1,684〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- 携帯性に優れ屋外でも授乳しやすい
- 入れ口が広くて底が浅いので扱いやすい
- 容量
- 160ml
- 素材
- ポリフェニルサルホン、ポリプロピレン、シリコーンゴム
- 乳首
- Sサイズ、丸穴
- 消毒
- 煮沸、レンジ、薬液
- 型番
- 4945680205344
【5位】b.box「PPSU製哺乳瓶」
- b.boxPPSU製哺乳瓶
- 実勢価格: ¥2,750〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- 楕円形のボトルでとにかく持ちやすい
- ボトルのくびれが手にフィットする
- 容量
- 180ml
- 型番
- 752
【8位】NUK「プレミアムチョイスほ乳びん 温度センサー付」
- NUKプレミアムチョイスほ乳びん温度センサー付
- 実勢価格: ¥1,213〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- おすすめポイント
-
- ボトルがスリムで握りやすい
- ニップルは赤ちゃんが舌を乗せやすい
- がっかりポイント
-
- ボトルが長く底を洗うのがやや大変
- 容量
- 250ml
- 型番
- FDNK03208150
【9位】SmartAngel「広口哺乳びん 2本組」
- SmartAngel広口哺乳びん 2本組
- 検証時価格: ¥812〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- 容量
- 250ml
【10位】コンビ「テテオ 授乳のお手本哺乳びん プラスチック製 160ml SS サイズ 乳首付」
- コンビテテオ 授乳のお手本哺乳びん プラスチック製 160ml SS サイズ 乳首付
- 実勢価格: ¥1,153〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- 容量
- 160ml SSサイズ 乳首付
- 素材
- ポリプロピレン(フード、キャップ、調節リング B、ニップルビン)、シリコーンゴム(乳首、中ぶた、調節リングA)、PPSU(ボトル)
- 乳首
- SSサイズ、丸穴3つ
- 消毒
- 煮沸、レンジ、薬液
- 型番
- E389157H
【10位】ドクターベッタ「哺乳瓶【ジュエル】S3-Gingham」
- ドクターベッタ哺乳瓶【ジュエル】S3-Gingham
- 実勢価格: ¥2,420〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- 容量
- 120ml
- 型番
- -
【12位】レック「アンパンマン 哺乳びん スタンダード」
- レックアンパンマン 哺乳びん スタンダード
- 実勢価格: ¥1,000〜
- 調乳のしやすさ
- 飲ませやすさ
- お手入れしやすさ
- 容量
- 160ml
- 型番
- KK-161
哺乳瓶のおすすめ まとめ
以上、赤哺乳瓶のおすすめランキングでした。
今回は人気のプラスチック哺乳瓶を集めて、専門家とママモニターに実物を触ってもらい徹底比較。授乳に関係する「調乳」「飲ませやすさ」「お手入れ」の3項目を採点してベストを決定しました。
その結果、ベストバイに選ばれたのはピジョン「母乳実感®哺乳びん」。
調乳のしやすさからお手入れまで死角なし。使い心地がバツグンで、識者もママ・パパモニターも大絶賛でした。
哺乳びん選びは赤ちゃんの好みを考えながら、毎日の使いやすあも大事です。
今回のランキングを参考に、ぜひお気に入りの哺乳瓶を見つけてみてくださいね。
ミルクの時間がとにかくラクになるピジョン
ピジョン
母乳実感®哺乳びん
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ニップルのフォルムも違いがあります。