【新定番①】ARを使った教育アプリ カエルの解剖&絵画は大人もハマる
ARとは「Augmented Reality」の略。コンピューターを利用して現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術のことで、一般的には「拡張現実」といわれます。このAR、メーカーの必死さに反してユーザーはピンとこない機能の代表格だと思いますが、アップルおすすめのこの2つの教育アプリは違います。
特に驚かされたのがカエルのアプリ。長年のAndroidユーザーが「初めてApple Pencilすごい!」と思った理科実験アプリで、大人でも楽しめる仕上がりです。
Designmate (I) Pvt. Ltd.
Froggipedia
実勢価格:480円(iPhone,iPad)
実際に使用した様子がこちら。アプリをダウンロードしたら、ARで目の前にカエルを出現させます。
皮膚を透過させて、筋肉や血管などを観察できる上、アップルペンシルをメスにして解剖実験が体験できます。この解剖が標本のピン留から内臓をトレイに取り出すまで実にリアル。
メスの力加減も筆圧で再現し、強すぎると怒られるという細かさ。
もう一つはこの絵画アプリ。
Boulevard Arts, Inc.
Boulevard AR
実勢価格:360円(iPhone、iPad)
絵に近づいたり、
角度を変えても絵画が表示されますが……、
なんと、回り込んでイーゼルの裏まで観察できるんです。美術館じゃ見れないところも鑑賞できて、本物の展示とは異なるARならではの良さを実感。
子供騙しかと思ってましたが、この2つのアプリの精巧さに驚きました。これならデジタル教科書もアリです。
【新定番②】iMac Proアクセ マウスもキーボードも黒コーデ!
最安でも約60万円という超高価格で話題を呼んだiMac Pro。アップルファンが注目したのはその性能もさることながら、ブラック(アップルの呼び方はスペースグレイ)塗装されたマウスやキーボードでした。
長らく、Macの純正アクセサリーは白(シルバー)が定番だっただけに、ブラックはレア。ただ、それだけのために60万円は出せません。ところが、最近アップルがブラック塗装のマウスやキーボードの単品販売を開始。気軽にブラックなアクセサリーを揃えられるようになりました。
Apple
Magic Mouse 2
実勢価格:9504円
Apple
Magic Keyboard(テンキー付き)
実勢価格:1万4904円
Apple
Magic TrackPad
実勢価格:1万3824円
なお、キーボードとマウスを含めても、お値段はホワイトより2000円高いだけ。単に黒くなっただけですが、机の印象は想像以上に変わりそうです。今年のMacアクセサリーはブラックが流行ること間違いなし!
【新定番③】ポケットシネマカメラ 映画レベルの動画が録れます
昨今ではミラーレスや一眼レフでもプロレベルの4K映像を撮影できますが、4K60フレームのRAW動画は映画やドラマの撮影に使われる業務用の高価なビデオカメラ・シネマカメラじゃないと撮れません。しかし、この15万円台(ボディ)のポケットシネマカメラ4Kなら、4K60PのRAWが撮れるんです。
レンズはLUMIXやPENと、バッテリーはキヤノンの一眼レフと共通。外部モニターをつないで接続でき、SSDを接続して長時間収録可能。高性能マイクも内蔵しています。
ブラックマジックデザイン
Pocket Cinema Camera 4K
予定価格:15万9624円(9月発売)
サイズ:W178.1×H96×D85.5mm
重量:非公表
イメージセンサー/フォーサーズ(撮影解像度4096 × 2160)
ソニーのFS 5Ⅱは一眼カメラのようにレンズが交換でき、放送用のビデオカメラより大きいフォーサーズやSuper35mm(APS-Cに近い面積)といった大型のイメージセンサーも搭載 。ボケを生かした表現はもちろん、編集を前提に暗いところから明るいところまで、ダイナミックレンジの広い高画質な動画が収録できます。
ソニー
FS 5Ⅱ
希望小売価格:62万円
そもそも映画を撮る「シネカメラ」は涙が出るほど高額なんですが、15万円で買える「ブラックマジック」はまさに価格破壊。映像業界で話題を集めている理由は値段だけでなく、4万円の業務用の動画編集ソフトも付属しているところ。何がすごいって、このカメラで録れば映画スタジオと同じ編集が自分でできるんです!
いわゆる映画やフィルムらしい重厚なトーンの映像を作る際には撮影後にパソコンで「カラーグレーディング」という作業を行います。このカラーグレーディングに最適なのがRAW動画なのですが、4K RAWが撮れるシネマカメラは100万円クラスが当たり前という世界で、個人が手にするには無理がありました。
そんな中オーストラリアのブラックマジックデザインは、数千万円はした業務用のカラーグレーディングシステムを買収してパソコン用に改修。無料版まで開発して公開するなど、映像分野で価格破壊を続けてきました。
ブラックマジックデザイン
DaVinci Resolve 15
実勢価格:カメラに付属(単品販売:3万6698円)
ブラックマジックデザインのカラーグレーディングソフト「DaVinci Resolve」の有償版が付属するPocket Cinema Camera 4K。DaVinci Resolveは業界標準のソフトで、放送・映像業界のプロにも愛用者がたくさんいます。
本誌カメラマンの文田氏も「アマチュアが諦めていた部分がコレで一気に解決しますね。あれしたいコレしたいが全部、手に届く範囲でできます」とご満悦そうでした。
RAW保存はできませんが、カラーグレーディングを考慮した「log収録」ができる一眼カメラは増えています。ソニーのα7IIIやパナソニックのLUMIX GH5Sは特にムービーに最適。おすすめです。
ポケットシネマカメラ4Kで撮影後にパソコンで色合いや明るさ、コントラストなどを作り込む過程を楽しめるのも醍醐味。このカメラで勉強して、映画クオリティの動画にチャレンジしてみては?
【新定番④】モバイルプロジェクター 絵本で寝落ちしない子供の寝かしつけに
絵本の読み聞かせではなかなか寝てくれない我が子を、子供の好きな映像を壁や天井に投写して寝かしつける “お助けメカ”が、手のひらに乗るソニーのモバイルプロジェクター「MP‐CD1」。小型サイズですが、バッテリー駆動だけで約2時間、映画でいうと1本分が見られるので、子供の寝かしつけには十分使えます。
ソニー
MP-CD1
実勢価格:4万2035円
サイズ:約W83.0×H16.0×D150.0mm
質量:約280g
駆動時間:約2時間
本体サイズは約幅83×高さ16×奥行き150mmと、スマホと同じようなコンパクト設計。重量もバッテリー内蔵で280gと軽量で、携帯用ケースも付属しています。
5000mAのバッテリー内蔵で、スマホやタブレットのモバイルバッテリーとしても活躍します。プロジェクターで投写中でも他のUSB機器に充電ができるので、いざという時に便利。約2時間半でフル充電されます。
本来のビジネス用途なら会議・プレゼンに余裕を持って活用できます。
本体にWi‐Fi機能はありませんが、充電用と給電用のUSB端子が各1基とHDMI1基が搭載されています。PCの映像はHDMIをつないで一発再生。投写しながら同時に給電も行えるので、「Chromecast」や「Fire TV Stick」につなぎ、ストリーミングした動画をプロジェクターで映すことができます。
スイッチを入れると、約5秒で投写が始まります。画面サイズは40~120型で、投写距離は40型で115cmとやや長め。本体だけで天井投写も可能ですが、ミニ三脚があれば、より気軽に本体の角度調整ができます。残念ながらオートフォーカスはなく手動調整で、画質選択も標準とダイナミックのみ。ここはモバイル用と割り切りましょう。
明るさは105ANSIルーメン。暗い部屋なら120型でもくっきり投写されます。傾斜した位置から投写しても、傾きを検知して画面を見やすい四角形に自動で補正してくれます。
HDMI変換アダプターを用意すればスマホの映像もOKで、1.0Wのモノラルスピーカーも寝かしつけ用なら十分。ベッドでお気に入りのアニメやYouTube動画を見れば、寝落ち時間もグッと早まります。あとは子供より先に寝落ちしないように注意しましょう。
【新定番⑤】ノータッチハンドソープ 安くて目詰まりしないミューズが別格です
いくつものディスペンサーを使ってきたけれど、これだけはどうしてもみんなに試してほしい! それが、ミューズのノータッチ泡ハンドソープです。手をかざすだけでハンドソープが自動で出るのががホントに楽で、とくにこのノータッチ泡ハンドソープは別格。
ミューズ
ノータッチ泡ハンドソープ
実勢価格:1209円
サイズ:W183 過希有R×D90 ×H188mm
内容量:250ml
調理中に食材に触れる前後などはサッと手を洗いたいもの。そんな時にも「かざす」だけでハンドソープが出るのはホントに便利です。
泡タイプだから目詰まりの心配もありません。
海外製にもセンサー感度もよくて抽出量も調整できるタイプがありますが、値段が高いうえに詰まりやすいのが難点。
simplehuman
センサーポンプ
ソープディスペンサー
実勢価格:1万7700円
一方のミューズは価格も約1000円と安く、1年以上使用しても詰まりなし。抽出量の調節はできませんが、面倒に感じるのは最初だけ。少なく感じたらもう一度かざせばいいんです。すぐ慣れるし、一度慣れたら手放せないのがミューズの魅力。あなたもきっと虜になるはず!
【新定番⑥】万能補修テープ 脚が折れた椅子も約20分で元どおり
椅子の脚や家の配管などがちょっとしたアクシデントで折れたり破損したときに、ビニールテープを巻いて補修した経験はないでしょうか?
ちょうど椅子を修繕しようとネットで検索していたら、もっといい新定番を発見! それがこちら、アメリカで100万個以上が売れたという怪物商品。その名も“全米が震撼した新しい形の補修剤”です。
ファイバーフィックス
万能補修テープ
実勢価格:2750円
サイズ:H2.5×W100cm、3ロール
素材:グラスファイバー、ポリウレタン
一度固まったら外れない強力さから、アメリカで100万個売れた実力をもつこの補修テープ。箱を開けてみると、テープと一緒に手袋が入っていました。液剤が付着するので手袋使用は必須のようです。
では、早速使ってみましょう。 テープを袋から出したら、十分に濡らします。濡らさないとうまく巻けないことも。外気に触れると硬くなるので、残っても保存はできません。使い切りで。
補修したい箇所にテープを巻きつけていきます。巻き回数の目安は通常の箇所で最低6回。水漏れ箇所には8回以上巻きつけましょう。色の付着に注意!
巻き終わったら約5分でテープの表面が硬化を開始。約20分でほとんどのものが完全にくっついていきます。
使い方に若干クセはありますが、テープを濡らして、補修したい部分に巻くだけで作業は完了。実際に試した椅子も抜群の強度で一度固定すると素手では剥がせないほど。当然ながら、今もしっかり使えています。テープが巻けるものなら木や金属も補修ができるので、いざというときの新定番としておすすめです。
【新定番⑦】瞬間パンク修理剤 10秒でタイヤ補強、ピンチを救います
自転車人気が高まるなか、ちょっと遠くまで週末トリップを楽しむ人も多くなってきました。気分よく走っているときに遭遇すると厄介なのが、突然のパンク。こんなときのためにバッグの中に忍ばせておきたいのが、日本唯一のパンク修理材メーカーマルニ工業の誰でも簡単に使えるパンクの瞬間修理剤です。
マルニ工業
瞬間パンク修理剤
実勢価格:927円
内容量:75ml
対応バルブ:英国バルブ専用
突然のパンクでも慌てずに、
約10秒でできる瞬間パンク修理の登場! タイヤ1本に対し本製品1本を使います。
タイヤのバルブに本体のノズルを差し込んで、泡状になった修理剤を流し込みます。きっちりと差し込むのがコツ。
注入時に泡がこぼれても問題ありません。直径1㎜程度の小さな傷穴を補修して、空気も同時に入れてくれるから一石二鳥です。
まわりにサイクルショップのない場所なら途方にくれ、修理キットがあっても修理に20~30分はかかってしまいます。しかし、コレがあればわずか10秒で終了。傷穴が大きいと徐々に空気は抜けていきますが、帰宅できる程度には空気が残るので安心です。
ご紹介した8つの新定番、いかがでしたか? ママにはミューズのノータッチハンドソープ、こどもにはカエルアプリとソニーMP-CD1。これでしばらくは一家安泰かも……。