生? それともドライ?種類で使い分けるのがコツ
そもそもハーブとは「人が有用性を認めた植物全般」のことです。つまり、料理によい香りを添えたり、肉や魚の臭みを取ったり、劣化を防ぐといった効果を発揮してくれる植物。それがすなわちハーブなのです。
これらの効果は、生の方がドライより優れていることが多いのですが、すべてを生で揃えるのは難しいもの。そこで、生で買うべきものと、ドライでもOKなものを使い分けてみましょう。たとえば、バジルのように風味が消えやすくても入手しやすいものは生で、乾燥しても風味が損なわれにくいパセリはドライで、といったように使い分けるのがスマートなのです。
生ハーブの使い切りの目安は、3日~1週間程度。水気を切ってペーパーやビニールに包んで冷蔵して保存します。一方、ドライは開封後半年ほどもちます。保存する際は密封して、やはり冷蔵です。
生がオススメなのはフレッシュな香りが命のもの
それでは、生のままで使用するほうがおすすめのハーブをご紹介しましょう。
左からタイム、チャービル、ローズマリー、バジルです。これらのハーブはドライにすることで香りなどの特徴が失われやすいため、できるだけ生で購入しましょう。最近はスーパーでも置いてあることが多くなってきています。
もちろん、自宅の庭やプランターで栽培するのも栽培なら新鮮&安くておすすめです。
タイムやローズマリーなどは育てやすく、ホームセンターなどで苗を買えるのでカンタンです。
乾燥しても劣化しにくいハーブならドライもおすすめ!
次は、ドライで使用するするほうがおすすめのハーブをご紹介します。乾燥したほうがよい効果を生むハーブはドライを積極的に使っていきましょう。
パセリ
パセリはドライにすると青臭さが抜けて旨味が引き立ちます。また、乾燥で色が失われにくいです。
オレガノ
オレガノのように、ドライにするとより香りが引き立ち、おいしくなる品種もあります。
生とドライで違った良さが出るハーブも
ローズヒップ、カモマイルジャーマンなど、生でもドライでもそれぞれの魅力を発揮するハーブもあります。たとえば、身近なところではラベンダーがあります。
ラベンダー:生
そのままスイーツなどに入れるのもおすすめです。
ラベンダー:ドライ
ジャムや紅茶、お菓子などに活躍します。
生とドライを使い分けるだけで、香りや旨味は見違えるほど変わります。ハーブの中には生とドライで大きく特徴が変わるものがあるため、使い分けが重要になるんです。
いかがでしたか? ハーブを使いたいと思っている方は、ぜひご参考にしてみてください。