乱切り輪切り…一番美味しく仕上がるのは?
いまや夏や秋の旬の時期でなくても、スーパーに行けば1年中手に入る「なす」。
ところで「なすの煮びたし」って作るときどう切りますか? 家庭によって形や皮付き皮なしなど様々なのではないでしょうか。
今回は8種類の切り方でなすの煮びたしを作り、どの方法が一番美味しくできるのかをテストしてみました。あなたのおうちのなすの煮びたしが変わるかも?
[皮付き乱切り]オススメです!
皮付きの状態で乱切りにして作った煮びたしは、面が多くなるので味がしみ込みやすく、食感のバランスがバツグン。文句なしの仕上がりです!
[皮なし乱切り]こちらもオススメです!
乱切りの皮なしバージョン。味のしみ方、食感の良さともにこちらも文句なしのでき栄え。皮付きとほぼ変わらず、安定した美味しさでした。
[皮付き縦切り]トロッと食感でオススメ!
縦切りは、皮と実の間の部分がとろっとした仕上がりになり、味のしみ方もよく、皮なしで縦に切るよりも美味しく仕上がりました。
[皮なし縦切り]見た目の品はいいけれど味はイマイチ
それでは皮なしで作るとどうでしょうか。見た目はとても上品な煮びたしです。
しかし、表面積が広い分、皮付きの縦切りよりも水分が多く出ていってしまい、実がかたくなってしまいました。
[皮付きで手で割く]包丁いらずで簡単!
包丁で切るより手で割いたほうが表面積が大きくなるので、味がよくしみました。見栄えを気にしないならこちらもアリ。
[皮をむいて手で割く]見た目より味重視ならアリ
皮をむいてから手で割いてみると、こちらも味のしみがよく、美味しくいただけます。ただし、見た目はイマイチなので、味重視の人向けです。
[皮付き輪切り]水分が抜けて縮んでしまいました
輪切りで煮たこちらは、乱切りに比べて厚みがないので熱を加えると水分が出て縮んでしまいました。
その分食感も損なわれたのが残念。
[皮なし輪切り]口当たりは柔らかいけど……
皮をむいた分、口当たりが柔らかくなり、食感はまずまずです。しかし、こちらも水分が抜けてしまい、やや縮んでしまいました。
検証の結果、表面積が大きくなりすぎたり厚みがなさすぎると、水分が出ていって美味しさが半減することが分かりました。
なすの煮びたしは、乱切りや皮がついたままで縦切りでの調理がオススメです!