テクニクス「SL-1200M7L」
テクニクス
SL-1200M7L
実勢価格:14万9800円
サイズ・重量:W453×D353×H169㎜・約9.5 kg
型式:ダイレクトドライブ
回転数:331/3、45回転(78回転:切換スイッチで設定)
レコードプレーヤーを調べると必ず見かけるのが、テクニクスのSL-1200シリーズ。安定した回転に、故障の少なさでDJ用で不動の地位を築いたのが、今回ご紹介する「SL-1200M7L」です。
2022年5月に50周年限定モデルを発売。ゴールドのトーンアームに7種類のカラバリは高級感があり、男心をくすぐります。
デザインはもちろんですが、性能もピカイチ。安定したピッチでレコードを回せるダイレクトドライブ方式は、レコードの歪みを気にする必要なく、最良の音質を実現してくれます。
あくまでDJ用の定番モデルでしたが、音楽鑑賞用でもプロが「ここまでいいと思わなかった」と唸るほどの一台です。
EPアダプターが取り出しやすい
シングルレコードを再生する際に使用するEPアダプターは、そもそも小さくてなくしがち。本製品はEPアダプターをしまうための穴があり、溝に段差があるため取り出しやすいです。
ピッチ確認の赤いストロボは見た目もおしゃれ!
DJ用ターンテーブルには音の速さを調整するピッチコントローラーが付いていて、光でピッチが合っているかチェックできます。見た目もかっこいいです。
土台がしっかり音も安定
土台が軽すぎたり水平を保てないとレコードが回りながら歪み、その影響で音も悪くなります。本製品は土台がしっかりしているので安定して良音を楽しめます。
安定感あるトーンアーム
トーンアームは針圧(※)を調整するのに重要な部品。アームの平行を調整するウェイトとレコードの針が外側に飛んでいかないようにするアンチスケーティングだけでなく、トーンアーム自体の高さを最大6㎜まで変えられるので、高精度で音を調整できます。
※針圧:レコード針がレコードを下方向に押さえつける重さのこと
50周年限定のカラバリがカッコいい
※画像はテクニクス公式より引用
7色と豊富なカラーバリエーションで、自分の好みの色を選べます。「50thAnniversary」とシリアルナンバーが刻まれたプレートもカッコいい!
暗いところでも針先が見える
細かい配慮もSL-1200シリーズが人気になった理由の一つ。小さいライトで部屋が暗くてもレコードの溝と針先が見えます。
デザイン最高!アナログDJも挑戦したくなります。
テクニクスのターンテーブルって?
DJプレイだけでなく、レコードを聴くのに重要なのが、ターンテーブルを回す方式。主に「ダイレクトドライブ」と「ベルトドライブ」の2種類の方式があります。
テクニクスはデノンと並びダイレクトドライブの元祖とされており、この方式を採用したことで1970年代に一世を風靡しました。
ダイレクトドライブ方式
モーターを低速で回転させ、レコードを回す方式。故障が少ないのがメリットですが、低速でスムーズに回転させるには特別なモーターが必要なため、精度が高いものはコストがかかります。
ベルトドライブ方式
ベルトを介してモーターの回転力を伝達する方式。振動は少なく、音質に影響を与えづらいですが、安いものはスイッチ入れた直後の立ち上がりが悪く、回転ムラが大きいです。
レコード再生の簡単4ステップ
テクニクス「SL-1200M7L」の魅力はわかったけど、そもそもレコードプレーヤーの再生手順がわからないという人のために、やり方を紹介します!
1:針圧の調整
まず針圧を調整します。レコードプレーヤーごとに適切な針圧があり、針圧で音も変化します。
2:レコード掃除
アナログ特有のプツプツ音はゴミと静電気が干渉しているため。事前に取りましょう。
3:回転速度を確認
レコードはシングル盤とアルバム盤で回転速度の適正が異なるので、適性に合わせます。
4:針を落とす
針は慎重に落としましょう。慣れれば好きな曲から再生できるようになりますよ。
以上、テクニクス「SL-1200M7L」の検証レビューでした。
テクニクスのレコードプレーヤーの人気シリーズの50周年限定モデルは、デザインも性能もバツグン。値はちょっと貼りますが、アナログでDJプレイをしてみたい人やオーディオマニアの世界に足を踏み入れたい人にはおすすめです!
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DJ用の認識でしたが音楽鑑賞用にも優秀です。