電気代の高騰で夏のエアコンが心配……
電気代高騰のニュースが飛び交う2022年。いろいろなものが値上がりしているうえに電気代のアップは痛いところですよね。
そうはいっても、真夏のエアコンはもはや必須。在宅時間が増えているなか、熱中症対策としても欠かせない存在です。
電気代は、この1年間で1683円もアップ
値上がり傾向にある電気代は、2022年も上昇傾向が続いています。東京電力の「平均モデル」の電気代は、去年の5月から今年5月までの間に1683円もアップ。
原因は、請求される電気代に含まれている「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」によるものです。
日本の発電の主流は火力発電ですが、その発電をするための燃料を輸入しています。ウクライナ情勢の緊迫化などによって燃料となる天然ガスや石炭の輸入が困難になり、燃料費調整額が高騰したためと言われています。
情勢の緊迫化などによって輸入が困難になり、燃料費調整額が高騰していると言われています。
電気代の値上がりは気になるものの、エアコンなしで夏を乗り切るのも難しいですよね。
そこでエアコンを使いながら少しでも節電し、電気代の負担を軽くするために、プロに節電術を聞いてみました。
今使っているエアコンをもっと節電する方法は?
電気代の高騰は避けられないものですが、なにか自分で備えることができたら──。ということで、家電のプロの協力のもと、ハイエンドとシンプルモデルはどっちが何年でお得になるのかランニングコストの比較や、おすすめの最新ハイエンドモデルを紹介しました。
▼前回までの記事はこちら
第3回の今回は、プロが教えるエアコン節電ワザを紹介します。
節電ワザ1:フィルターにホコリがついたらとる
エアコン掃除は、基本的にプロにお任せするのが鉄則。ですが、フィルター掃除だけは自分でやっても大丈夫です。
フィルターがキレイだとエアコンが快適に動くため、余計な電気代がかかりません。節電になり、エアコンも長持ちしやすくなるので一石二鳥です。
プロが教えるフィルター掃除術
1:エアコン上部のほこりを取る
カバーを開ける前にやってほしいのがこのホコリ取り。これで内部が汚れません。
▼おすすめアイテム
花王
クイックルハンディ
実勢価格:298円
※Amazonはセット販売の商品ページです
2:新聞紙を敷き、掃除機で吸う
新聞紙の上に取り外したフィルターを置くと、掃除機で吸い取りやすくなります。
コツは新聞紙を吸う感覚で動かすこと。ほこりが少ないときはほうきで払うだけでもOKです。
3:落ちなければシャワーで流す
長年放置していたほこりは、油や水分によってこびりついてしまっていることも。シャワーで流せばスッキリです。
4:カビていたらマイペットを使う
フィルターがカビ臭い場合は洗剤でやさしくこすり洗い。家にある中性洗剤でもOKです。
▼おすすめアイテム
花王
かんたんマイペット
実勢価格:328円
※Amazonはセット販売の商品ページです
ただし洗ってもカビ臭が取れない場合は、掃除のプロに任せましょう。
節電ワザ2:室内機・室外機の周辺に物を置かない
空気の循環はエアコンの節電にとって超重要。周囲に物があるとうまく室温コントロールができず、ムダに電気を使ってしまいます。スムーズな空気の流れをジャマしないようにしましょう。
とくに冷房時の室外機周りは注意が必要で、ファンの前に物があると吐き出した熱風を自分で吸い込んでしまい、悪循環になります。ベランダに物を置いている人は要確認。下の図を参考に、エアコンが呼吸しやすい空間を確保しましょう。
※メーカーによって推奨する据付スペースが異なる場合があります
節電ワザ3:直射日光から室外機を守る
室外機が高温になると熱風の排出力が弱まり、電気を多く消費してしまいます。それを防止するには室外機カバーが役立ちます。
▼おすすめアイテム
第一ビニール
エアコン室外機用 日よけのシート
実勢価格:1782円
このような、全体を被わない傘タイプのものがおすすめです。
節電ワザ4:ドレンホース・ 断熱材の状態をチェック
一見関係なく思われがちですが、じつはホース周りも節電に関係します。
ドレンホースにゴミや泥が詰まっていると、運転効率の妨げになります。
また、室外機から伸びる冷媒管の断熱材が剥がれていると冷房の効きが悪くなります。耐熱テープの劣化を確認して、必要なら交換しましょう。
以上、プロが教えるエアコンの節電術でした。エアコンを買い替える前に、まずは試してみるとよさそうです。
エアコンの売れ筋ランキングもチェック!
エアコンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
正しくメンテすれば電気代が浮きます!