あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?
コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。
今回は、iPhoneユーザーに最強の紛失防止タグ、Appleの「AirTag」とAppleのネットワークに対応して注目のサードパーティ製品「Chipolo ONE Spot」を比較しました。
紛失防止タグ「AirTag」は最強なのか検証!
正確な位置まで導いてくれるApple「AirTag」は紛失防止タグ市場では頭ひとつ抜けた存在。各メーカーは知恵を絞って新製品を投入していますが、AirTagを上回る探知性能を持つタグは現れたのでしょうか。最新の製品をテストしました。
検証方法:タグを隠して都内を探索!
テストでは、任意の場所(新宿駅のコインロッカー) にタグを隠して、1日後に捜索を開始しました。
1:置き忘れを想定して1日後にタグの位置を探索
まずはじめに各タグがクラウド追跡を行えているかを確認。その次に居場所を特定できるかを確認しました。
2:盗難を想定しタグを持ち運び30分後に居場所を探索
直線距離で6kmほどの場所に移動されたタグを30分後に追跡開始。通知の有無、各タグがコミュニティを活用できているかを確認後、実際にたどり着けるかテストしました。
探知精度抜群! 旅先で失くしても見つかる Apple「AirTag」
Apple
AirTag
実勢価格:3800円
サイズ・重量:31.9×8mm・11g
▼テスト結果
- 見つけやすさ:◎
- 音量(実測値):83.8dB
- クラウド追跡方法:Appleコミュニティ
- ディスプレイ検知:方向探知
- 接続距離:非公表
- 電池寿命:1年以上
- 電池交換:○
Apple「AirTag」は従来製品と異なり、紛失物の正確な位置を教えてくれる優れたスマートタグ。「クラウド追跡」はユーザー同士が相互にコンタクトをとることでタグのありかを発見するシステムですが、ユーザーが多いAppleは必然的に検出精度が高くなります。そのうえAirTagは近距離の位置検出を可能にするUWB(※)を利用して、正確な位置まで導いてくれます。
※UWB(Ultra Wide Band):超広帯域無線システム。近距離であれば高精度な測距・測位が可能でiPhone 11以降のモデルでサポートされています。
Appleストアや量販店などで購入可能で、4個セットだと実質2800円引きとなりお得です。
テストで判明:ラスト1mまで探しやすい
1:紛失物が地図上に表示される
紛失物が地図に表示されます。「経路」に従い大体の位置まで追跡できます。
2:タグとスマホが接続される
タグとの接続エリアに入るとスマホが反応。詳細な位置を探知 します。
3:タグの位置が矢印で表示される
距離と方向が表示されるので、 縮まる方向に歩を進めていきます。
4:紛失物にたどり着けた !
残り1mほどまで近づくと、 画面が緑色に変わり、場所を特定します。
電池交換式で残量も確認可能
電池交換式になっており、残量はスマホから確認可能。不意の電池切れが防げます。
それでは、注目のサードパーティ製品「Chipolo ONE Spot」はどうだったのでしょうか?
「探す」機能が制限されている Chipolo「Chipolo ONE Spot」
Chipolo
Chipolo ONE Spot
実勢価格:3700円
サイズ・重量:37.9×6.4mm・7g
▼テスト結果
- 見つけやすさ:○
- 音量(実測値):97.7dB
- クラウド追跡方法:Appleコミュニティ
- ディスプレイ検知:-
- 接続距離:60m
- 電池寿命:1年以上
- 電池交換:○
Chipolo「Chipolo ONE Spot」は、Appleネットワークを利用したサードパーティ製品として発売されました。発売前から注目を集めていましたが、いざ検証を始めると「探す」機能が制限されていることが判明。タグ付近までは行けますが、方向探知ができませんでした。
「方向探知」は未実装
「経路」を使って目的地周辺に到着するとカーナビのように案内が終了してしまいました。紛失物の正確な位置までは導いてくれません。ほかのタグ同様、最後はアラームが頼りです。
まとめ:AirTagがやっぱり最強でした
Apple「AirTag」は圧倒的な探知力で旅先で失くしてもしっかり見つかることが分かりました。サードパーティ製の「Chipolo ONE Spot」はアップルネットワークに対応しただけで、方向探知機能には対応していません。
やはりiPhoneユーザーはAirTag一択です! 最後に、Apple「AirTag」を買うべき理由と見送る理由をまとめました。
買うべき理由
- iPhoneユーザーが多いため網にひっかかりやすい
- 失くしても正確な位置まで導いてくれる
見送る理由
- そもそもAndroidユーザーは使用できない
- 厚みが結構あるため財布へ入れにくい場合も
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