お茶時間をもっとステキにするお茶の基本と選び方は?
食事のときや、仕事や家事の合間にほっとひと息つきたいとき、みんなが集まる楽しいひとときなどに欠かすことのできないお茶。何気なく選んだお茶や買ってきたお茶もいいけれど、せっかくなら自分好みの茶葉を選んで、美味しい淹れ方で飲みたいですよね。
そこで、よく飲むお茶である「日本茶」「紅茶」「中国・台湾茶」それぞれの基本から選び方、おすすめの茶葉まで、紹介したいと思います。
今回は、烏龍茶やジャスミン茶に代表される中国・台湾茶。おいしい中国・台湾の淹れ方を株式会社遊茶の代表・藤井真紀子さんに聞きました。
おいしい中国・台湾茶の淹れ方
日本でもなじみのある烏龍茶ですが、自分で茶葉から淹れたことはないという人も多いはず。
ペットボトルは手軽だけれど、烏龍茶を楽しむにはやっぱり「香り」が引き立つ淹れたて。これまでとは全く異なる烏龍茶体験が、お家で簡単にできちゃいます!
用意するモノ
ポットは自宅で日本茶などに使用している一般的なポットでOKです。
ピッチャーはポットの容量を全て注ぎ切れる容量の物がベストです。
回数を重ねて楽しむなら、出来るだけ小さいものがおすすめです。
材料(3〜4杯分)
- 茶葉:3g
- 100℃のお湯:300mlほど (一般的なポットの湯量)
淹れ方:ポイントは沸騰したアツアツのお湯を使うこと!
手順1:空のポットにお湯を注ぐ
沸騰させた100°Cのお湯をポットの半分程度まで注ぎ、ポットを十分に温めます。アツアツのお湯で温めるのがポイントです。
手順2:1のお湯をピッチャーへ注ぐ
手順1でポットを温めたお湯をピッチャーへ注ぎ、そのままピッチャーも温めます。
手順3:空のポットに茶葉を入れる
烏龍茶にはさまざまな形状があり見た目のかさが異なるので、最初はしっかりと計量するのがベターです。300mlのお湯に茶葉3gが目安。
手順4:3のポットにお湯を注ぐ
この工程は「 温潤泡」といい、茶葉を温めて短時間でお茶の香味成分を抽出するためにお湯を注ぎます。お湯はポットの3分の1程度です。
手順5:4のお湯を茶杯に注ぐ
「 温潤泡」で茶葉を温めたお湯を使って、茶杯も温めます。時間をおかずすぐに茶杯へ!
手順6:アツアツのお湯をポットに注ぐ
お茶が抽出されるのを待つ間、ピッチャーと茶杯を温めていたお湯は捨てておきます。100°Cのお湯を注ぎ、1分半〜2分蒸らしましょう。
手順7:ポットの茶水をピッチャーへ
ピッチャーへ注ぎきることで、茶杯に分ける際に茶水が均一になると同時に茶葉の浸かり過ぎを防げます。
手順8:茶水を茶杯へ淹れる
ピッチャーに注いだ茶水を、各茶杯にそのまま注ぎ分けます。
茶葉からふわっと立ち上る香りを楽しんでみてくださいね。
烏龍茶は4〜5煎は楽しめる
クオリティの高い烏龍茶の茶葉なら4〜5煎は楽しむことができます。
1煎目は軽めに淹れてまず香りを、2煎目以降は1.5倍ずつくらい抽出時間を延ばしながら、しっかりとした味わいと煎ごとの違いを楽しんでみてください。
すでに茶葉が開いているので、2煎目からは茶葉を温める工程は不要。 飲む量のお湯を注げばOKです。
中国茶カフェなどでは本格的な味わい方を体験できます
烏龍茶の香りを楽しむ「工夫式」といわれる伝統的な楽しみ方。香りを楽しむためだけにお茶を一度「聞香杯」に入れます。とくに烏龍茶における香りの重要さがわかります。
おすすめの中国・台湾茶:遊茶「四季春茶」
遊茶
四季春茶
実勢価格:1512円/50g
原産国:台湾
遊茶「四季春茶」は、1年に7回茶葉の摘み取りができることから名付けられた名称です。
花のような香りが際立っていて、烏龍茶といえば濃い茶色で香ばしいものだと思っている人は驚くこと間違いなし。爽やかな花の香りを楽しんでみてください。
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以上、お茶時間をもっとステキにする中国・台湾茶のおいしい淹れ方でした。華やかな香りや深い味わいなど、本物の味を知ったら、新しい世界が待っているかもしれません。ぜひこちらを参考にお好みを探してみてくださいね。
1煎目は香り、2煎目からは味を楽しみましょう。