お茶時間をもっとステキにするお茶の基本と選び方は?
食事のときや、仕事や家事の合間にほっとひと息つきたいとき、みんなが集まる楽しいひとときなどに欠かすことのできないお茶。何気なく選んだお茶や買ってきたお茶もいいけれど、せっかくなら自分好みの茶葉を選んで、美味しい淹れ方で飲みたいですよね。
そこで、よく飲むお茶である「日本茶」「紅茶」「中国・台湾茶」それぞれの基本から選び方、おすすめの茶葉まで、紹介したいと思います。
今回は、日本茶を選ぶために知っておきたいこと、名産地別のおすすめ煎茶「鹿児島編」を紹介します。
おいしい日本茶を選ぶために知っておきたいこと
日本茶の生産量ベスト5
お茶は、産地で比べると味の違いもはっきりあるんです。まずは日本茶の生産量ベスト5(2020年)をご覧ください。
- 1位 静岡県 36%
- 2位 鹿児島県 34%
- 3位 三重県 7%
- 4位 宮崎県 4%
- 5位 京都府 3%
参考資料:農林水産省「令和2年産茶の摘採面 積、生葉収穫量及び荒茶生産量」より
煎茶といえば静岡のイメージが強い人が多いと思いますが、2019年には鹿児島は茶の生葉産出額で静岡を抜いて1位に。生産量でも静岡を猛追し、静岡と並ぶ大産地となっています。ちなみに2021年は静岡で全体の42%、ついで鹿児島が37%でした。
茶葉の種類や製法の違いが味の違いにつながる
お茶の産地によって、茶葉の種類や育つ環境に違いがあります。また同じ淹れ方でも蒸し加減の違いなど、製法によっても味や色に差が出るのです。深蒸しは色が濃く、浅蒸しは色が薄いお茶になります。
好みの味を見つけたら、産地と製法をチェックして覚えておくと次に選ぶときに便利です。
茶葉の生産地とお茶を製造する地域が違うものもある
表示は茶葉の産地でも、別の地域の製法で作られることで産地の他製品とは違う印象の味に仕上がるものもあります。産地や味にこだわる際には注意して表示を見てみましょう。
裏面の表示を確認すると、鹿児島の茶葉を静岡で加工していることが分かります。
今回は、まずは試してみたい「鹿児島県」「静岡県」「宮崎県」「京都府」4県の中から、「鹿児島県」のおすすめの茶葉3選をご紹介します。
鹿児島県産の煎茶の特徴は?
鹿児島県産は深蒸しが多く、濁りのある濃いいろとコク、旨みが強いリッチな味が楽しめます!
鹿児島県産おすすめ1:枦川製茶「鹿児島県産 知覧茶」
枦川製茶
鹿児島県産
知覧茶
実勢価格:1069円/100g
原産国:日本・鹿児島県
鹿児島県産の煎茶なら栽培環境のよい南九州市で作られている「知覧茶」が有名で、なかでも枦川製茶のお茶は、独特の濃厚な味が印象的で飲みごたえがありました。
深みのあるキレイな色と濃厚な旨みが印象的
後味に独特の旨みを感じます!
鹿児島県産おすすめ2:ライフプレミアム(丸山製茶)「鹿児島県産 一番摘み知覧茶 極」
ライフプレミアム(丸山製茶)
鹿児島県産
一番摘み知覧茶 極
実勢価格:1058円/100g
原産国:日本・鹿児島県
ライフプレミアム(丸山製茶)「鹿児島県産 一番摘み知覧茶 極」は、苦みが強くパンチがあってスイーツなどにもよく合う味。ライフPBなので手軽に買えるのもうれしいポイントです。
しっかりした苦みが好きな人におすすめです。
鹿児島県産おすすめ3:神楽坂銘茶 楽山「深蒸し煎茶 掛川茶」
神楽坂銘茶 楽山
鹿児島
深蒸し煎茶
実勢価格:1080円/100g
原産国:日本・静岡県
みずみずしい茶葉の旨みと苦みがあり、甘さは少なめ。ひと口めから、どっしりとした飲みごたえを感じる味です。
苦みとコクがしっかりわかる茶葉です。
鹿児島県の茶葉は、にごりのある深い緑色でリッチな雰囲気が漂います。コクのある濃いめの味わいはスイーツとも相性バツグンですよ。
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以上、日本茶を選ぶために知っておきたいこと、名産地別のおすすめ煎茶「鹿児島編」でした。いつもよりちょっとリッチな茶葉を選んだら、お家でのおもてなしも華やかになりますよ。