お茶時間をもっとステキにするお茶の基本と選び方は?
食事のときや、仕事や家事の合間にほっとひと息つきたいとき、みんなが集まる楽しいひとときなどに欠かすことのできないお茶。何気なく選んだお茶や買ってきたお茶もいいけれど、せっかくなら自分好みの茶葉を選んで、美味しい淹れ方で飲みたいですよね。
そこで、よく飲むお茶である「日本茶」「紅茶」「中国・台湾茶」それぞれの基本から選び方、おすすめの茶葉まで、紹介したいと思います。
今回は、中国、インド、スリランカなど世界各国で採れる紅茶。おいしい紅茶の淹れ方を、紅茶専門店の店主・高野健次さんに聞きました。
おいしい紅茶のいれかた:大きなポットがコツ
ホテルやカフェでアフタヌーンティーを注文し、貴族のような時間を楽しみ、非日常を味わう活動「ヌン活」が人気ですよね。でもお家でもカフェやホテルみたいな美味しい紅茶を淹れられます。
高野さんが提供するセイロンティーは、産地直輸入の茶葉を使ったミルクティーの決定版とも言える一杯。スコーンとの相性が抜群。自宅でも実践できるシンプルなその淹れ方には、茶葉のすくい方から注ぐ前のかき混ぜなど、何気ないけれど重要なポイントがいくつも隠れていました。
コツは大きなポットで茶葉を広く動かすこと。ミルクティーは牛乳と砂糖をたっぷり使えばコクがアップします。
用意するモノ
必要な道具は「ティーポット」「ティーストレーナー」「ティーメジャー」「カップ&ソーサー」です。
材料(2杯分)
- 茶葉:5〜6g
- 100℃のお湯:カップ2杯分より少し多く
- 無調整牛乳、砂糖:適量
手順1:水道水を沸かす
浄水器でカルキ等の臭みをろ過した水道水を、ティーカップ2杯より少し多めに汲み沸騰させます。
手順2:ポットとカップを温める
冷えた茶器に熱い紅茶を注ぐと香りを損ねてしまうため、お湯を注いで温めます。ポットのフタまで温まったら十分です。
手順3:ティーメジャーで茶葉を量る
茶葉ごとの規定量を量りポットへ。ティーメジャーは茶缶の底まで差し込んですくい上げます。茶缶の底に沈んだ細かい茶葉もすくいましょう。
手順4:お湯を注ぎ3〜4分蒸らす
沸騰したお湯をポットに素早く注ぎ入れ、フタをして3〜4分蒸らします。素早く注ぐことで茶葉を動かします。
手順5:静かにかき混ぜる
蒸らし終えたらフタを開け、ポット内をティースプーン等で静かにかき混ぜます。カップへ注ぐ前のワンポイントです!
手順6:ストレーナーを使って注ぐ
茶葉の流動が落ち着いたら、ティーカップのフチにティーストレーナーを掛け、紅茶を注ぎ入れます。
手順7:最後の1滴まで注ぎきる
ポットを垂直に傾けて残った茶葉に圧がかかると、濃厚な滴が出てきます。最後の1滴にも旨みが詰まっています。
手順8:牛乳と砂糖を入れて完成!
常温の牛乳をたっぷりと注ぎ入れ、砂糖をシュガースプーン2杯ほど入れたら完成です!牛乳は無調整がおすすめ。
こんなティーグッズもあれば完璧
紅茶をおいしく飲むための ティーグッズもあれば完璧! 高野さんのお店で取り扱っている「Tea House TAKANO オリジナル」をご紹介します。
ティーポット
ポットは大小2種あり、内側の青い印は小がティーカップ2〜3杯分、大が6〜7杯分の湯量を示しています。
これはポットを垂直にしてもフタが落ちないよう、フタ裏に2つのストッパーが付いています。
傾けてもフタが落ちないから安心です。
ティーストレーナー
紅茶を注ぐときに、茶殻がティーカップへ入らないようにする回転式の茶こし。横からのフォルムもティーカップ型になっています。受け皿付きで机を汚しません。
ティーメジャー
茶缶の底に届く長めのデザイン。茶葉の形状によって計量の差はありますが、常に同じメジャーを使うと量的感覚が身に付きます。こちらは山盛り1杯で茶葉5g 程度です。
紅茶がおいしく飲める期限は?
紅茶の基本として、おいしく飲める期間や使える回数はおさえておきたいポイントです。
開封した茶葉の期限は1カ月
茶葉は紫外線、湿気、酸素、ニオイによって劣化するため、茶缶に入れたら1カ月で使いきるようにします。ペースに合った量を購入しましょう。
茶葉を使えるのは1回きり!
紅茶の茶葉は煎の違いを楽しむ日本茶や中国茶とは違って1回きり。2回目は色が薄く味もほとんどしません。そもそも性質の問題なので捨て惜しむ必要はありません。
おすすめの紅茶:HEDIARD「ダージリン」
HEDIARD
ダージリン
実勢価格:2138円/125g
原産国:インド・ダージリン
HEDIARD「ダージリン」は、フランスの高級食材店の茶葉だけあり、フランス人好みの強めの香り。ショートケーキなど生クリームを使ったお菓子と一緒に頂くのがおすすめです!
紅茶の売れ筋ランキングもチェック!
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以上、お茶時間をもっとステキにする紅茶のおいしい淹れ方でした。こちらを参考にお店のようなおいしい紅茶を毎日のティータイムに取り入れてみてくださいね。