生活をラクにしてくれるお助け家電はどれ?
掃除やアイロンがけなど日々発生する家事。だけど、だるいし面倒。最近は運動不足で体力も低下したし、肩こりも辛い……。それなら頑張るのは家電にお任せして、少しでもラクしませんか?
ということで、本音の家電ガイド『家電批評』がしんどいことをラクにしてくれる「お助け家電」を検証! あらゆる製品を徹底テストし、ベストバイを探しました。
今回は、自室に空気清浄機が欲しいけど、普通サイズの製品を置く空間すらない!と困っている人のために小型空気清浄機5製品を比較した結果、ベストバイに輝いたおすすめを紹介します。
小型空気清浄機とは?
おうち時間が増えた昨今、需要が増している空気清浄機。でも、特に個人の部屋で使うには大きすぎて困っていませんか。そこでおすすめなのが、机や棚の上に置ける小型空気清浄機です。場所を取らないサイズ感で空気をキレイにできます。
小型空気清浄機5製品を比較検証!
『家電批評』2021年12月号では、小型空気清浄機5製品を比較。1立方メートルの箱内でタバコを発煙させ、ニオイ除去性能を比較。また、稼働音の大きさや使い勝手なども検証しました。
今回はその結果ベストバイに選ばれた、シャープ「FU-NC01」をご紹介します。
コンパクトで性能も優秀なシャープ「FU-NC01」
シャープ
FU-NC01
実勢価格:1万5081円
サイズ・重量:φ190×H330mm・約2kg(実測値)
▼検証結果
ニオイ除去 :◎
基本性能 :◯
取り回し比較 :◎
稼動音比較 :◎
フィルター交換頻度:◎
S評価で1位となったのは、シャープ「FU-NC01」。机の上にも余裕で置けるサイズ感で書斎から玄関周りまでどこでも空気をキレイにできます。
ポイント1:コンパクトなのに優秀な性能!
他製品よりスリムで場所を取らないのに、ニオイはしっかり取れます。大きい製品だと持て余す、という人にもおすすめです。
ポイント2:モードは3段階シンプルで使いやすい
モードは弱・中・強の3段階の切り替えのみとシンプル。自動モードなどはありませんが、急に激しく稼働したりしない分、かえって使いやすいです。
ナイトライト機能も搭載しています。
ポイント3:小型だけどフィルターの実力はホンモノ
フィルターはホコリをキャッチするプレフィルターと、集じん・脱臭一体型フィルターの2つを搭載。コンパクトでも性能は◎。
性能と取り回しの両立により、ベストバイ決定
テストでは、ニオイ除去はもちろん、静音性や使い勝手も比較しました。
小型空気清浄機を比較してわかったのは、小型といっても実際に置くとサイズ感に違いがあるということ。シャープは横幅が小さく、ちょっとの空間に置けておすすめ。部屋に溶け込みます。
それでは、テストの詳細を見ていきましょう。
テスト1:ニオイ除去
▼テスト結果
ニオイ除去率:83.3% ◎
・アンモニア
運転開始時濃度:40ppm
30分後の濃度:0ppm
・アセトアルデヒド
運転開始時濃度:12ppm
30分後の濃度:4ppm
・酢酸
運転開始時濃度:4ppm
30分後の濃度:0ppm
風量は「強」で測定。アンモニアと酢酸は30分後にはなんと0ppmまで減少しました。アセトアルデヒドは少し残りましたが、このサイズの空気清浄機としては文句なしの結果です。
テスト2:基本性能
▼テスト結果
基本性能:◯
適用床面積:約6畳(約10m2) センサーなし
適用床面性は6畳と狭いですが、製品サイズを考えると十分な範囲です。
テスト3:取り回し比較
小さく軽いので移動もラク。ACアダプターが取り外せるのもうれしいポイントです。
テスト4:稼動音比較
▼テスト結果
・平均:◎
最大風量モード:53.7db
静音モード:43.7db
・真上
最大風量モード:53.5db
静音モード:43.6db
・正面
最大風量モード:54.0db
静音モード:44.0db
・右側
最大風量モード:53.6db
静音モード:43.4db
・左側
最大風量モード:53.5db
静音モード:43.6db
風量「弱」なら非常に静か。真横にあっても、ほとんど気にならないレベルです。
テスト5:フィルター交換頻度と価格
▼テスト結果
コスパ感:◎
フィルター交換頻度は約1年に1回程度。交換用フィルター価格は約3520円です。
シャープ「FU-NC01」はサブ機にもおすすめ!
シャープ「FU-NC01」は、タバコの煙を使用したニオイ除去テストではバツグンの除去率を発揮。静音性も高いので、自室での作業中や睡眠中に使うには最適です。
また、軽くて持ち運びがカンタンなうえ、棚の上などの狭いスペースに設置できるのも魅力。すでに空気清浄機を持っている方はサブ機としてもおすすめな優れた一台です。
空気清浄機の売れ筋ランキングもチェック!
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『家電批評』2021年12月号
晋遊舎
『家電批評』
2021年12月号
実勢価格:700円
『家電批評』2021年12月号では「絶対に使って欲しい最新家電」の特集を掲載しています。こちらもチェックしてみてください。