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※情報は『MONOQLO』2020年3月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

家電Amazonで人気!愛煙家にうれしい
あのアイテムを徹底テストしました

世の中では分煙化・禁煙化が進み、喫煙者の肩身は狭くなる一方……。それでもなお、タバコを吸いたいのが愛煙家というもの。「好きなときに、好きな場所で吸いたい」というのが偽らざる気持ちではないでしょうか。アイコスなど加熱式タバコが普及していますが、まだまだ煙の出る量の多い紙タバコを嗜んでいる方も多いでしょう。

家でくらい気兼ねなく吸いたいけど家族の目が…という、肩身の狭い愛煙家のみなさんにとって「救世主」と思える製品がAmazonで人気になっています。

その製品とは「空気清浄機付き灰皿」! 灰皿と空気清浄機がドッキングしたもので、副流煙が流れるのを防ぎ、タバコの嫌なニオイを軽減してくれると紹介されています。

家電空気清浄機付き灰皿に
求めるポイントはコレ!

Amazonのレビューを読んでいて、愛煙家のみなさんが空気清浄機付き灰皿に求めるポイントが見えてきました。

ポイント1:副流煙を防いでほしい

タバコが周囲の人に嫌われる理由のひとつに「副流煙による受動喫煙」があります。

家族に遠慮してベランダで喫煙していたら、お隣りさんからクレームが来たなんて話をよく聞きます。そして、最近では「ホタル族は絶滅危惧種」とまで言われています。

(C) PaylessImages/123RF.COM

また、マンションの場合、ベランダは共用部とみなされるので禁煙となっていることがほとんどではないでしょうか。

でも灰皿が副流煙が周囲に流れるのを防いでくれたら、そういった心配もなくなるはず。副流煙対策は「空気清浄機付き灰皿」の必須ポイントと言えるかもしれません。

ポイント2:タバコのニオイを消してほしい

ニオイもまた、タバコが周囲の人に嫌われる大きな理由のひとつです。「空気清浄」をうたうなら、煙を吸引するだけなく脱臭も行ってくれて、室内でも気軽にタバコが吸えるようになるのが理想的!

ポイント3:見た目も大事

いくら機能がよくても、見た目がイマイチのものは置きたくないですよね。どうせ設置するならデザイン性が高く、机やリビングなどに置いてもサマになるものの方がベストです。

家電Amazonで好評の6製品
果たしてその実力は…?

『MONOQLO』編集部は、上記のポイントに合致しそうな「空気清浄機付き灰皿」をピックアップ。

Amazonレビュー数上位の製品の中から、「効果があった」という声が多かったものを中心に6製品選びました。そして、その性能が本物なのか見極めるため検証テストを行いました。

ピックアップしたのは以下の6製品

RioRand
脱臭機 灰皿
実勢価格:3160円


灰皿を囲むように吸引口が設置されているタイプで、灰皿は中央にハマっているだけです。

Sunvook
灰皿 空気清浄機
実勢価格:3150円


上記のRioRandの製品と同様に灰皿周辺を吸引口で囲んでいるタイプ。こちらの方がやや薄型で、コンパクトな印象。

RioRand
灰皿 脱臭機
実勢価格:3790円


今回ピックアップした6製品の中で一番の小型。周囲の煙を吸引するというより、内部から煙を吸い上げてフィルターに通す仕組みになっています。

Kaarll
脱臭機 灰皿
実勢価格:3799円


丸いボディが特徴的。灰皿はボディにハマっているだけですが、取り外すには少し力が必要。

RioRand
灰皿 空気清浄機
脱臭機 イオン発生器
実勢価格:4290円


煙を吸い上げるタイプ。未使用時は脚が縮まって、溜まった吸い殻が見えなくなります。

JPSTAR
灰皿 空気清浄機
脱臭機【3in1】
実勢価格:3799円


吸引口が中央にあるタイプ。灰皿部分は載っかっているだけなので、やや外れやすいです。

期待を込めてテストしましたが…結果はまさかの全滅!

Amazonで高評価を得ている製品をピックアップしたのですが、実際にテストしてみたところ、どの製品も期待したような「脱臭効果」は実証できませんでした

「Kaarll」だけは唯一、煙を除去してくれましたが、ほかの製品は煙やタバコのニオイが減少することはなかったのです…。

今回の「テストの詳細」「6製品の残念ポイント」は以下の通りです。

家電煙もニオイも驚くほど
除去できませんでした…

【テスト方法】
1立方メートルのアクリルの箱の中でタバコ3本を燃焼。空気清浄機能を20分運転した後、ニオイの元成分を測定しました。

【20分後のテスト結果】
アンモニア値:20ppm → 20ppm
酢酸値   :2ppm → 2ppm

全6製品の検証を行った訳ですが、タバコのニオイの元である酢酸値とアンモニア値を減少させた製品は1台もありませんでした

さらに、煙が吸引されることはなく、アクリルケースの中はずっとモクモク充満したまま……。

【残念ポイント その1】
そもそもフィルターがビミョーでした

「フィルター」は煙の除去や脱臭など、空気清浄機の性能を決定づける最重要機構。一般的に面積が大きければ大きいほど良いと言われています。しかし、今回集めた製品はすべてフィルターに難がありました

フィルターの仕組み

基本的にフィルターは2層構造になっていて、それぞれに役割があります。1層目の「集じんフィルター」で大きな汚れの粒子をキャッチし、2層目の脱臭フィルターでニオイを除去するのが一般的です。

そういった訳で、1層式の黒いスポンジ状のフィルターを搭載した3製品は集じん性能も脱臭性能も著しく低く、タバコの煙とニオイをほとんど除去できませんでした。

2層式フィルターを搭載した3製品のうち「Kaarll」だけは集じん機能が働いて煙を除去しましたが、残り2製品はフィルターが小さすぎて、性能はイマイチといった感じでした。

「活性炭フィルターで集じん・脱臭能力もバツグン」といった謳い文句が見られましたが、検証では活性炭の効果はさほど感じられませんでした。

上記の写真の黒いツブツブが活性炭らしいのですが、さすがにこれは少なすぎる気が……。

【残念ポイント その2】
フィルター層に灰が吸い込まれて危険

6製品の中には煙の吸引口がタバコの灰を吸い込み、そのまま下のフィルター層に落下したものも……。

「フィルターに引火して、あわや火事になるところだった」というレビューも見られ、これは少々危険です。

今回の検証でピックアップした6製品はどれも「現状は空気清浄機としての性能が足りていない」という結論に至りましたが、全国の愛煙家のためにも今後の進化に期待したいところです。

室内で喫煙をするなら、今のところは優秀な空気清浄機を購入する方が確実かもしれません。空気清浄機の購入を検討している方は、2019年度版となりますが、コチラの記事を参考にしてみてください!

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