今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
プロ直伝「星空を綺麗&感動的に撮る」テクニックは?
今回は皆さんがよく「撮りたい!」と思う被写体ごとに、「撮り方の正解」を紹介します。撮影は、山岳写真家の園部大輔さんに教わりました。第3回目は「星空を綺麗&感動的に撮る方法」です。
星空撮影のコツは、基本の設定をおさえること。さらに構図や明るさや時間帯などちょっとした工夫で、最高の1枚を撮れます。
それでは具体的にどうすればいいのか見ていきましょう。
ポイント1:星空を撮るための基本設定
まずは日本国内で撮る際の基本設定を押さえておきましょう。ポイントは以下6つ。
・Mモード
・三脚を使う
・手ブレ補正はOFF
・ISO感度1600
・シャッタースピードは30秒で撮る
・広い範囲が写るレンズを使う
また、セルフタイマーと三脚は必須です。ちなみに構図決めの際は星空のベストタイミングをムダにしないためにも、ISO12800・シャッタースピード2秒の設定にしてパッと撮ってしまうのがおすすめ。岩などの余計な写り込みには注意しましょう。
なお、F値はレンズによって解放値が異なりますが、そのレンズで可能な最小値が好ましいです。ただ、F値2.8~4を基準としてみてください。
ポイント2:感度調整で最適な明るさにする
撮影場所によって明るさを変え、ベストな1枚を狙うのがポイントです。
感度を上げると明るく写る
ポイント1で紹介した設定で暗すぎると思った場合は、ISOを3200~6400に上げてみましょう。
感度を下げると暗めに写る
逆に観光地に近い場所などで明るすぎると思った場合は、ISOを800程度にすることで適切な明るさになる場合が多いです。
ポイント3:夜更かしした方がより綺麗な星空に出会える!
星空撮影のコアタイムは夏場だと23:00~3:00。人も街も寝静まった時間帯が星空のピークタイムになります。
21:55に撮影
21時55分に撮影したものは、ちょっとぼやけています。
1:45に撮影
こちらは1時45分に撮影しました。この時間は残照がなく、気温が下がりきっていて霧などが発生しません。
ちなみに星空の雄大さを表現するなら、魚眼レンズで撮影するのがおすすめです。この作例のようなダイナミックな写真が撮れます。
ポイント4:アプリ「iステラ」と「コンパス」でどこから撮るかを決める
iステラ
価格:370円
「iステラ」はオフラインでも使える星図アプリ。星と自分の位置を把握して最適な構図を決めることができます。
「iステラ」で星の位置を把握しつつ、スマホなどのコンパスで自分の向く方角を確認すれば、星の構図を完璧に決められます!
以上、星空を綺麗&感動的に撮る方法でした。次回は「夜景をカッコよく撮る方法」をお届けします。
▼「ごはんを美味しく撮る方法」はこちら
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最近の機種ならばISO感度を上げてもそれなりの画質で撮影できます。