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インスタントの常識を超えた! 100%失敗がない頼もしさ
全8製品を検証した結果、ベストバイに決定したのは富士フイルムの「SQ10」でした。従来のインスタントカメラはシャッターを切ると同時に写真がプリントされますが、SQ10は「プリントしない」ことを選択できる(マニュアル時)のが特徴。撮って、液晶で確認して、任意でプリントするという工程なので、失敗する可能性が極めて低いという、インスタントカメラにはレアな特性を持っています。
富士フイルム
instax SQUARE SQ10
実勢価格:2万5846円
サイズ:119×47×127mm
重量:450g
使用フィルム:instal SQUARE
フィルムサイ:86×72mm
焦点距離:28.5mm固定(35mmフィルム換算)
撮影したデータはmicroSDに保存されるので、同じ写真を複数枚プリントしたり、スマホのごとくエフェクトをかけたりするのも朝メシ前!
ちなみにこれ、全部同じ写真です。
アナログ感のある仕上がりはもちろん……
プリントする前にスマホアプリのような加工も自由自在。
お気に入りだけを印刷できます。フィルムサイズは86×73mmの大サイズで迫力十分!
操作性はほとんどデジカメ 液晶を見ながら撮影できる
ファインダーは非搭載ですが、背面の液晶を確認しながら撮影するので狙ったアングルを外しません。従来のチェキシリーズより、むしろデジカメやスマホに近い感覚で撮影できる「今っぽさ」を評価したい製品です。
失敗がないのでフィルムをムダにしません。
「バルブ撮影」「二重露光」「スローシンクロ」「シャッターボタン半押しによるピント固定」など、カメラ好きがおもしろがれる機能も搭載されています
アナログの“味”も表現 風景、人物、マクロまで対応
操作性はデジカメ寄りですが、写真の仕上がりはしっかりとアナログ味を感じさせてくれます。今回は曇天下での撮影にもかかわらず、風景は明るく、料理のマクロ撮影も問題なし。対応力の高さは比較した機種の中でもピカイチでした。
※富士フイルム「instax SQUARE」使用
曇りの日でも風景写真が暗くなりませんでした。
特筆すべきは「フラッシュ機能」の賢さ。強制発光、発光禁止など実際的な機能が搭載されています。オートフラッシュでの撮影でもムラなく仕上がりました。
人物もシャープではありつつ、どこか優しい印象に。
インスタ映えする料理写真も美味しそうに撮れました
作例を用意してくれたカメラマン・大木氏は「コレは100%失敗しないカメラです」と太鼓判。ポジフィルム時代から活動しているカメラマンの熊坂氏も「フィルムのサイズ感がいい」とプロから絶賛の製品でした。
ただ、「使用感も仕上がりもほとんど完璧! ですがデザインが惜しい……」(カメラマン大木氏)との意見も。
今回ご協力を頂いた方
カメラマン・大木慎太郎氏(frot)
アナログ世代の人も、そうじゃない人も、写真の楽しみを再発見できるインスタントカメラでした。
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