今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?
写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも最近のカメラって、結構いいと思うんです。
そこで本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。
プロ直伝「人物を美しく&かわいく撮る」テクニックは?
今回は皆さんがよく「撮りたい!」と思う被写体ごとに、「撮り方の正解」を紹介します。撮影は、フォトグラファーの塙真一さんに教わりました。第2回目は「人物を美しく&かわいく撮る方法」です。
人物撮影で押さえておきたいのは、逆光を使ったテクニック、構図や余白のつくり方、カメラの角度の3つ。これらのちょっとした工夫で、初心者でもワンランク上の一枚が撮影できちゃいます。
それでは具体的にどうすればいいのか見ていきましょう。
ポイント1:髪の毛は逆光を利用する
頭部の斜め後ろから入る「逆光・半逆光」を利用することで、天使の輪のような髪のツヤ感を演出することができます!
ポイント2:ピンは顔を中心に
人物撮影で一番重要なのは顔にしっかりピントがあっていること。なるべく被写体が大きく写るようにダイナミックな構図を心掛けましょう。
また、顔の向いてる方向に背景の抜けを作ることで全体の窮屈感が減ります。
ポイント3:多少の白飛びは気にしなくてOK!
屋外撮影において被写体に露出を合わせて撮影すると、白飛びしてしまうことも。ですが、撮影するうえで一番肝心なのは顔をよく写すことなので、体の一部や洋服などの多少の白飛びは気にしなくてOKです!
ポイント4:全身を写すときは下からカメラを構える
カメラは下から構えることで脚長&頭小さめに撮ることができます。具体例を見ていきましょう。
しゃがんで下から撮影:◎
下から撮影することで、脚が長く写ります。また、頭も小さく見えるので全体的にスタイルがよく見えます。
中腰で撮影:△
被写体と同じ目線で撮影してしまうと、頭は大きく、脚は短く見えバランスが悪く写ってしまいました。
立ったまま撮影:△
中腰と同じように頭が大きく見えてしまいました。全身を撮影するのには向いていない姿勢といえます。
ポイント3:かわいく写すときは「上」から撮る
かわいく撮影したいときはカメラの位置は上からがポイントです。
さらに脚まで入れないで撮影すると、よりかわいく仕上がります。
脚まで入れないと顔がしっかり写り、目が大きく見えることでかわいく感じられます。また、画角内に余計なものを入れないことも肝心です。
ポートレートモードがおすすめ
屋内で人物を撮る際に撮りやすい設定が、シーンモードの「ポートレート」です。自ら設定をしなくても明るさなどがいい感じに仕上がります。また、「ホワイトバランス」を調整することで、肌色を赤っぽくしたりするなど細かな補正ができ、より好みの写真に仕上げられます。
初心者でもポートレートモード&しゃがんで下から撮影なら人物写真の構図を決めやすいので、まずはこの撮り方で試しましょう!
以上、人物を美しく&かわいく撮る方法でした。次回は「星空を綺麗&感動的に撮る方法」をお届けします。
▼「ごはんをおいしそうに撮る方法」はこちら
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撮りたいものが一番きれいに見えるよう、ピント、露出、構図を決めることが大切です。