サイクルコンピューターとは?
自転車に乗っていて、自分の速度や走った距離を知りたくなることってありますよね。そうしたデータが一目で分かるのがサイクルコンピューター。通称サイコンとも呼ばれています。
サイコンは安いものでは3000円程度、高い物では10万円以上と価格帯が広く、機種によって使える機能が異なります。
サイクルコンピューターを使うメリット
サイコンの最大のメリットは大きく2つあります。
1:自分の走行ペースやギアチェンジのタイミングなどが分かり、走りがラクになる。
2:走行距離や速度など、サイクリングを可視化することで達成感が得られる。
いずれにしてもサイクリングの楽しみが2倍、3倍になる便利アイテムであることは間違いありません。
サイクルコンピューターが活躍するシーン
サイクルコンピューターは、消費カロリーを知ることができるため、ボディメイクをしたいときに活躍します。また、走りながら心拍数を計測できるため、負荷を確認しながらのサイクリングが可能です。
ダイエット中で運動時の消費カロリーをチェックしたい人や市民レースの出場、坂道を登るトレーニングなど、初級者から上級者まで幅広くおすすめです。
サイクルコンピューターでいったい何が分かるの?
それではサイコンの機能を詳しく見ていきましょう。
1:速度計測機能
テレビのロードレースでは選手の走行速度が表示されますが、これを見ていると自分の普段の速度が知りたくなります。そんなときこの計測機能があれば、自分の速度をリアルタイムで知ることができます。
またサイクリングコースでは制限速度が決められている場合があり、そんなときに速度をセーブすることにも利用できます。
2:GPS機能
※画像はAmazonより
ガーミン Edge 530
実勢価格:4万1580円
「ガーミン Edge 530」のような、GPS機能搭載のモデルなら地図で自分の場所を確認することができます。また走行履歴を表示する機能がある場合は、自分が通ったルートを知ることが可能です。
前述のスピードは、下の写真のように車輪にマグネットを着けてタイヤの回転数をフレームやフロントフォークにセンサーを装着して測定しています。
そのため、正確にスピードを計測するためには、タイヤの周長(円周)の長さをサイクルコンピューターに設定しなければなりません。GPS機能が搭載されているサイコンならば、この「車輪にマグネットの装着」「センサーの装着」「タイヤ周長の設定」が不要になります。
高級サイクルコンピュータのGPS搭載機だとナビ機能がついていますが、1万円以下のサイコンではいまのところナビ機能はありません。また、GPSでスピードを測る場合はどうしてもタイムラグが生じたり、高層ビルの都市部やトンネルではGPS信号をロストしてしまったりと使えないことも。三本ローラーや固定ローラーなどを使って室内トレーニングをする場合には、センサーでないとスピードは計測できません。
3:ケイデンス計測機能
ケイデンス(rpm)とは簡単に言えば1分間のペダルの回転数のこと。ケイデンス機能があれば、自分に合ったケイデンスを測定し、把握することができます。長時間の走行が多い人は、走行がかなりラクになります。
じつは初心者ほどケイデンスは重要になります。走り慣れていない人は速度を気にして走るよりも、ケイデンスを一定にして適切なギア比で走ることを覚えると、長距離走行が非常に楽になります。
ちなみに自転車の目的によってケイデンスがどのくらい違うか見ておきましょう。
・街乗りの場合…ケイデンスは50~60
・ロードバイクでのサイクリング…ケイデンスは70~90
・ロードバイクでの競技…ケイデンスは80~100
・トラック競技…ケイデンスは120以上
4:スマートフォンとの連携
サイクルコンピューターには、スマートフォンと連携できるタイプもあります。
取得したデータの情報収集や処理をより詳細に分析でき、サイクルコンピューター単独のデータよりも振り返りや管理が簡単に行えます。毎日のトレーニング結果を記録したい人にも適した機能です。
5:防水機能
急に天候が変わりやすい山道などを走る場合、サイクルコンピューターに防水機能があると故障を気にせずに使えて安心です。
防水機能の高さを比較する際には、IEC(国際電気標準会議)による「IPコード」の規格をチェックしてみましょう。IPコード規格は9段階に分かれており、末尾の数字が大きいほど防水性に優れています。
6:その他の便利機能
サイコンには心拍数が分かるものや、足のペダルへの力のかけ方まで分かる(パワーメーター)があります。ただしそうした機能はハイクラスの高級モデルでないと搭載されていません。
サイクルコンピューターの種類は?
サイクルコンピューターには主に「有線タイプ」と無線式の「ワイヤレスタイプ」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを、自転車を使ったアウトドアイベントも企画開催している義村貞純氏に伺いました。
1:有線タイプ
※画像はAmazonより
キャットアイ(CAT EYE)
サイクルコンピュータ VELO9 CC-VL820 有線式
実勢価格:3277円
センサーをフロントフォークに取り付け、本体とケーブルで接続するタイプです。
[メリット]
・値段が比較的安い
・設置が比較的簡単
・他の機器の電波が混線する心配がない
・表示反応が早い
[デメリット]
・見た目がややゴチャゴチャする場合がある
2:ワイヤレスタイプ
自転車に取り付けたセンサーが感知した情報を無線で本体に送信するタイプです。
[メリット]
・取り付けが比較的簡単
・ケーブルが自転車のパーツに引っかかる心配がない
・見た目がすっきりしている
[デメリット]
・有線式に比べバッテリーの消耗が早い
・センサー部分にも別途バッテリーが必要
初心者はどんなタイプを選べばいいの?
それでは初心者の場合、どんな機能・方式のタイプを選べば良いのでしょうか?義村氏に聞いてみました。
最初は走行速度や距離が分かるシンプルなモデルでOKだと思います。サイコンの便利さやサイコンを使ったサイクリングの楽しさを体験することができます。もし予算があるならケイデンス計測機能付きのものが絶対おすすめ。初心者にとって「疲れない走り方」をマスターするためにはケイデンスを知ることが欠かせないからです。
サイクルコンピューターの選び方は?
今回は義村氏に10製品すべてを渡し、一週間実際に使ってもらって検証を実施。
サイクルコンピューターを選ぶときにチェックすべきポイントをランキングの採点ポイントとして、以下の基準で評価しました。
【検証1】機能(配点25点)
どんな機能を持っているか。商品ごとに機能をチェックし採点を行いました。
【検証2】使いやすさ(配点25点)
表示が見やすいか、ボタン操作がしやすいか、取り付け取り外しは簡単か、など使い勝手全般を評価しました。
【検証3】作り(配点25点)
丈夫な作りになっているか、バッテリーの減り方はどうか、防水機能はあるかなど製品の構造全般をチェックしました。
【検証4】コスパ(配点25点)
1~3を踏まえた上で、値段との釣り合いはどうか、スタッフ全員で合議して採点しました。
それではランキングスタートです!
※以下製品写真はAmazonより。
サイクルコンピューターのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、サイクルコンピューターのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||
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キャットアイサイクルコンピュータ PADRONE DIGITAL ブラック CC-PA400B
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ワイヤレス |
速度(走行速度・平均・最高)、距離(走行距離-1/-2・積算)、時間(走行時間)、時刻(12・24時間/選択可能)、ケイデンス(現在・平均・最高)、心拍数(現在・平均・最高 別途センサー必要) |
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キャットアイQUICK サイクルコンピュータ (ブラックレッド)
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アナログワイヤレス |
走行速度/走行時間/走行距離/平均速度/最高速度/積算距離/時計 Amazonで見る |
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CYCPLUSGPSサイクルコンピュータ&マウント&ケイデンス&スピードセンサー
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ワイヤレス |
スピード、タイム、距離、獲得高度、獲得標高、勾配、心拍数、ケイデンス、パワー、積算距離、気温、時刻、ラップナンバー |
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iGPSPORT50sサイクルコンピュータ+C70ケイデンスセンサー
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ワイヤレス |
走行速度/平均速度/最高速度/ケイデンス(現在・平均・最高)/心拍数(現在・平均・最高)/勾配(現在・平均・最高)/走行距離/積算距離/走行時間/時刻/温度/総上昇量/海抜高度/消費カロリー/ラップ(タイム・スピード・ディスタンス) |
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キャットアイサイクルコンピュータ VELO9 CC-VL820 有線式
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COOSPO サイクルコンピュータ
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ワイヤレス |
走行速度・平均・最高/走行時間/走行距離//積算距離/時計/心拍/ケイデンス/傾斜(現在・平均・最高)/高度/パワー/ラップ/温度/カロリー |
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XOSS Gサイクリングコンピュータ
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ワイヤレス |
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NEWOKECooSpo GPSサイクルコンピュータ
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速度/距離/高度/運動時間/カロリー/パワー/ケイデンス/ODO/心拍数/時計・日付他 |
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GMZZ自転車コンピュータ
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データ記憶機能、速度、平均、最大、相対、温度、距離、消費カロリーなど22種機能 |
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ouneedサイクルコンピュータ
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ワイヤレス |
走行速度//走行距離/最高速度/平均速度/積算距離他 |
キャットアイ「サイクルコンピュータ PADRONE DIGITAL ブラック CC-PA400B」
- キャットアイサイクルコンピュータ PADRONE DIGITAL ブラック CC-PA400B
- 実勢価格: ¥9,810〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥10,436〜
本日「0のつく日」は楽天カードでポイント4倍!!楽天市場で見る¥9,810〜
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
ケイデンスや心拍数も計測できる
第1位に輝いたのは、大画面で文字が見やすい、キャットアイの「PADRONE DIGITAL(パドローネデジタル)」。
- おすすめポイント
-
- 大画面で文字が見やすい
- 心拍も計測できる
- 取り外しも簡単
- がっかりポイント
-
- GPS機能は付いていない
- 方式
- ワイヤレス
- 重量
- 30g
- 高さ
- 67.5mm
- 幅
- 43mm
- 奥行
- 15.6mm
- 機能
- 速度(走行速度・平均・最高)、距離(走行距離-1/-2・積算)、時間(走行時間)、時刻(12・24時間/選択可能)、ケイデンス(現在・平均・最高)、心拍数(現在・平均・最高 別途センサー必要)
- 型番
- ワード除外
コンピューターケイデンス計測機能付きモデルで、オプションの心拍センサーを使用すれば、心拍も計測可能です。電池も比較的長持ちしますが、GPS機能が付いていないのが残念でした。
付属品にスピード/ケイデンスセンサー(ISC-12)が含まれています。他にはブラケットバンドやブラケットゴムパッド、ブラケット、ダイヤル、センサーゴムパッド、ホイールマグネット、ケイデンスマグネット、ナイロンタイ5本、取扱説明書など。
取り外しも簡単なのが嬉しいポイント。取り付け位置はハンドルの真上なので、若干視線が手前に寄る感じになります。
GPSがついていないので、スピードセンサーを取り付ける必要がありますが、キャットアイのサイクルコンピュータは、総じてCR2032などのリチウムコイン電池で約1年とか長持ちするので、電池交換や充電が煩わしいと思う人にオススメします。同梱品だけでケイデンスも計測することができますし、オプションで心拍数を計測することも可能です。スマートフォンに走行データを書き出すこともできるのでトレーニング管理にも使えます。最近のロードバイクは、エアロ形状で真円でないハンドルが多くなりましたが、付属のマウントならば、かなり特殊な形状でも固定できます。 なおマニアックですが、キャットアイは、各種マウントとかネジとかセンサーとかが単体で購入できるので(別途購入にはなりますが)突き出したマウントに変更することもできます。キャットアイのサイクルコンピュータは、以前は複数台自転車を持っている場合でも、サイクルコンピュータ本体は1つで、載せ替えが楽だったのですが、ワイヤレス化というかBluetooth化したことによりペアリングが面倒くさすぎて、自転車1台にサイコン1台という感じになってしまったのが個人的には残念です。
キャットアイ「QUICK サイクルコンピュータ(ブラックレッド)」
- キャットアイQUICK サイクルコンピュータ (ブラックレッド)
- 実勢価格: ¥5,940〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
本日「0のつく日」は楽天カードでポイント4倍!!楽天市場で見る¥5,940〜
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
初心者に!基本的な機能を備える
2位は1位商品と同じキャットアイの「QUICK サイクルコンピュータ」。珍しい丸型液晶でおしゃれなデザインのサイコンです。
走行速度や積算距離など基本的なサイクルコンピューターの機能はすべて備えています。GPS機能はありませんが、初心者用としては十分でおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 初心者用としては十分
- 初期設定が簡単
- がっかりポイント
-
- 日光の状況によっては計測表示が見にくい
- 方式
- アナログワイヤレス
- 重量
- 24g
- 高さ
- 93.5mm
- 幅
- 54mm
- 奥行
- 36mm
- 機能
- 走行速度/走行時間/走行距離/平均速度/最高速度/積算距離/時計 Amazonで見る
- 型番
- CCRS100W
付属品はセンサー(SPD-01)、ブラケットキット、センサーゴムパッド、ホイールマグネット、ナイロンタイなど。自転車のフロントフォークに付属のワイヤレス式センサー、ホイールにマグネットを取り付け計測します。
取り付けブラケットのレバーで簡単に本体を取り付け、取り外しできます。
ちょっとコンビニに立ち寄るときなども持ち歩けて盗難の心配をする必要がありません。
1位商品とくらべるとシンプルなモデル。ワイヤレスですが電波は計測表示が早いアナログ方式を採用しています。反転文字なので日光の状況によっては見辛いこともあるかもしれません。ボタンが1つしかありませんが、逆に操作性が抜群で初心者でも非常に使いやすいと思います。また初期設定が簡単なのも良いと思います。初心者向けということで、スピードを気にしすぎてスピードメーターを凝視しちゃうことも多いかと。このモデルは、オプション無しで少し前にオフセットできるのがとてもいいと感じました。繰り返しますがキャットアイは、取り付け部品のブラケットだけを各種購入することができるのがとても親切です。ですが、キャットアイはマウント規格が独自なのですが、個人的にはここは他のモデルと共通なマウントにしてほしかったな……と思いました。
CYCPLUS「GPSサイクルコンピュータ&マウント&ケイデンス&スピードセンサー」
- CYCPLUSGPSサイクルコンピュータ&マウント&ケイデンス&スピードセンサー
- 実勢価格: ¥6,659〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥6,659〜
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- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
安全性が一番!という人におすすめです
第3位はCYCPLUS「GPSサイクルコンピュータ&マウント&ケイデンス&スピードセンサー」。
速度や距離以外に、ケイデンス、勾配、獲得標高などが計測できるモデルです。本体以外に、盗難防止マウント(31.8mmのハンドルクランプ径に対応)、ケイデンス&スピードセンサーなどが付属しています。
本体の取り付け位置はハンドルより若干高めで、画面も大きく見やすいのが特徴。いくつかの項目を同時に表示することも可能です。
GPSはもちろん、IPX6防水やバックライトを備えていて、時間、天候に関わらず使用できます。
- おすすめポイント
-
- 画面が大きく見やすい
- ケイデンス・勾配・獲得標高が計測できる
- 時間・天候に関わらず使用できる
- 方式
- ワイヤレス
- 機能
- スピード、タイム、距離、獲得高度、獲得標高、勾配、心拍数、ケイデンス、パワー、積算距離、気温、時刻、ラップナンバー
「視点は、先へ」が二輪車の基本。メーターを気にする際、視点移動が少なければ少ないほど、路面状況や交通情報に接する時間が長くなるので、安全性が高まると思っています。具体的には、ハンドルバーから先にサイコンを設置するのがいいと思います。そこでこの商品ですが、マウント裏面がトラス加工になっています。ほんの数センチ前に突き出すことで、視点移動が少なくなり、安全運転には大きく寄与するのが良いですね。さらに心拍数、パワーのセンサー以外は、センサー入で、このパッケージだけで、結構あれこれ計測できる製品です。全部盛りと言ってもいいかもしれません。周回コースでは、LAPがGPS機能だけで機能します。これ、「周回コースの総距離がわかれば、距離計でいいのでは……」と思っていたのですが、意外に便利です。特に追い込むときにはオススメです。画面表示も見やすいです。
4位: iGPSPORT「50sサイクルコンピュータ+C70ケイデンスセンサー」
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
データが24種類と豊富
24種類のデータが表示できるiGPSPORT「50sサイクルコンピュータ+C70ケイデンスセンサー」が第4位。バッテリーの持ちも良く、ロングライドにもおすすめです。
- 方式
- ワイヤレス
- 機能
- 走行速度/平均速度/最高速度/ケイデンス(現在・平均・最高)/心拍数(現在・平均・最高)/勾配(現在・平均・最高)/走行距離/積算距離/走行時間/時刻/温度/総上昇量/海抜高度/消費カロリー/ラップ(タイム・スピード・ディスタンス)
- 型番
- サイコン
付属品はCAD70ケイデンスセンサー、Micro USB ケーブル、日本語取扱説明書、ブラケットとベース他。
GPS搭載。複数のデータを同時表示でき、画面も見やすいです。値段も手頃なので、初心者におすすめです。
スピードや走行距離はGPSで、ケイデンスは付属のセンサーで計測するモデル。特出すべき点は、ボタンであること! これ、サイクリストならばわかると思いますが、寒い季節には、グローブが必須なんです。で、グローブで操作できないタッチパネル式だったりすると、暖かい季節でも小雨での操作ができません! 結局走っていると、ランナーズハイだとかセカンドウインドとかゾーンとかに入ってしまうと、サイコンの操作なんてしないと思いますが……。ツーリングとかポタリングなんかの時には、重宝すると思います。
5位: キャットアイ「サイクルコンピュータ VELO9 CC-VL820 有線式」
- キャットアイサイクルコンピュータ VELO9 CC-VL820 有線式
- 実勢価格: ¥2,156〜
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- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
通販サイトで1位を獲得!有線式の「キャットアイ」
第5位はキャットアイ「VELO9 CC-VL820」。有線方式ですが、通販サイトでベストセラー1位を獲得。基本的な機能以外に消費カロリーやCO2削減量なども計測できます。
- 型番
- CC-VL820
オートスタートなので操作がシンプル。生活防水設計で雨天時にも対応できます。
また節電機能つきで約10分間信号が入らないと時刻表示だけの節電モードになります。
どのような初心者を想定するかにもよりますが、自転車いじりが好きな人で、ライド後にかならず注油する、なんてマメな人はワイヤレスでもいいかもしれません。が、ワイヤレスのセンサー部分の電池交換は、積算距離約1万kmで交換となります。GPS機能がついているモデルではもっと頻繁に充電が必要です。気温が下がると反応しにくいことも多く、トレーニングや通勤で毎日使用するとなると結構頻繁に交換することなります。その点有線ならばその心配はなし! 有線でセンサー部分からモニター部分までコードがあり、取り付け方法にコツが必要ですが、まずは安いのが◎。
6位: COOSPO「サイクルコンピュータ」
- COOSPO サイクルコンピュータ
- 実勢価格: ¥3,999〜
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- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
機能豊富でコスパに優れる
第6位「COOSPO」のサイコンは走行速度や距離はもちろん、ケイデンスや心拍数、傾斜、高度まで計れるスグレモノです。5千円を切るサイコンとしては比較的機能が多く、コスパに優れた商品だと言えます。
- 方式
- ワイヤレス
- 機能
- 走行速度・平均・最高/走行時間/走行距離//積算距離/時計/心拍/ケイデンス/傾斜(現在・平均・最高)/高度/パワー/ラップ/温度/カロリー
- 型番
- BC107
サイコン本体に加えて延長マウント、サイコンマウント、充電ケーブルなどが付属しています。
画面は大きく見やすいのが特徴です。さまざまな機能をひとつの画面内に表示してくれます。レビューでは「計測値が正確だ」という高評価がいくつか見られました。
サイコンの位置も問題なし。自転車に乗った状態でも比較的見やすく、安全に走行することができます。
マウントはGARMIN EDGEと互換性があります。すでにGARMINを持っている人はサブ機として使うことができ、将来機種をGARMINに替えようという人にもおすすめです。
GPSがついているスピードメーターやサイクルコンピュータは、とくにバッテリーの使用時間が気になります。毎日通勤で使うならば、ちょっと面倒でもスピードセンサーをつけたほうが電池の充電が少なくてすみます。この製品はリチウムイオンバッテリー内蔵で、比較的電池持続時間も長いGPS機能付き。センサー別売ですが、ケイデンスやハートレイトモニターとしても活躍できるパワーメーターを除く全部入りモデルかと思います。しかも画面の視認性が悪くない。ちょっと残念なのは、内蔵バッテリーが交換できたり、メーカー保証があったりすると長く使えるのですが、それは無いようです。COOSPOの旧モデルよりも表示がとても見やすくなりました。
7位: XOSS G「サイクリングコンピュータ」
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
高機能でGPS機能付き
第7位はGPS機能搭載のXOSS G「サイクリングコンピュータ」。内蔵GPS・GLONASS・Galileoなど四つの測位衛星により素早く安定した位置情報を提供します。
- 方式
- ワイヤレス
- 重量
- 52g
- サイズ
- 145×75×19mm
機能は全9種と多彩。高度や斜度も測定できるので、坂道好きにはおすすめです。またIPX7防水で雨天に強いのも高評価。なおXOSSアプリをダウンロードしてスマートフォンとペアリングすることで、サイクリングの詳細情報と分析を確認できます。
多機能ですがGPSなど表示反応が全体に遅く感じました。そのため使いやすさで評価が下がりました。また多機能のせいかバッテリーが24時間持ちませんでした。頻繁に充電しなければいけないのはやや面倒です。東京都内での実走では、GPSの計測タイムラグが致命的で傾斜測定も実用的ではありませんでした。なお汎用性の高いガーミンマウントを採用しているのは◎です。
8位: NEWOKE「CooSpo GPSサイクルコンピュータ」
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
70種類以上の自転車データを管理できる
第8位はGPS機能を備えたNEWOKE「CooSpo GPSサイクルコンピュータ」。GPS、BEIDOU、GLONSASSの三つの測位により、迅速で安定した位置情報とデータを提供してくれます。
軌跡記録はUSBとBluetoothを通じXOSS アプリまたはSTRAVAサイトにアップロードが可能です。70種類以上の自転車データを組み合わせて表示できるスグレモノです。
- 機能
- 速度/距離/高度/運動時間/カロリー/パワー/ケイデンス/ODO/心拍数/時計・日付他
心拍スビートやケイデンス、パワーメーターなどのセンサーをサポートできるモデル。今回は初心者向け中心の選考ということで評価を落としましたが、高性能でワンランク上を目指したい人におすすめのモデルです。
1つの画面で切り替えずにさまざまなデータが見られるのが便利ですが、反面同じような配置なので瞬間的な確認にやや難ありの画面配置です。カスタマイズでバックライト機能をオートに設定することもできます。ただ、検証での本体のみの仕様だと、GPSセンサーでのスピード表示は、東京都心では、個人的には、信号のキャッチが遅くあまり実用的でないように感じました。傾斜度の測定も坂を登り終えてから、やっと測定結果が反映する感じでもう少し、タイムラグが無ければと感じました。 個人的に手持ちのセンサーを追加して試してみると、使い勝手のいいスピードメーターに大変身。ただ、スピードセンサーやケイデンスセンサーは問題なく接続できましたが、心拍計(ブルートゥース4.0)は、接続できませんでした。USB充電のバッテリー内蔵なので、ロングライド前後の充電が不可欠です。
9位: GMZZ「自転車コンピュータ」
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
大画面で見やすい
第9位のGMZZ「自転車コンピュータ」は、22種類の機能を備えた多機能サイコンです。画面が大きく見やすいのが特徴。
バックライトや節電機能、防水機能など基本的な性能を備えています。こちらも6位商品と同じく「サイコン体験版」として初心者におすすめです。
- サイズ
- 76×52×12mm
- 機能
- データ記憶機能、速度、平均、最大、相対、温度、距離、消費カロリーなど22種機能
なお通販サイトでは同じような商品が複数のメーカーから発売されているので、価格や機能を確かめて購入するようにしましょう。
一見、画面が大きくて見やすいように思いますが、実際は今回のランキングで上位のモデルのほうが「濃淡」がしっかりしていて、数字、文字の表示が大きいため視認性が高いです。バックライトは夜間走行時に便利なようでもありますが、個人的には眩しいと感じるので着けないことが多いです。特にアイグラスを着けている場合は不要な反射をして肝心な路面情報が見えにくくなってしまうこともあります。アマゾンでは、同様のモデルがたくさん出ていますが価格的なことを考慮しても、僕だったら買わないな……。
10位: ouneed「サイクルコンピュータ」
- 機能
- 使いやすさ
- 作り
- コスパ
1000円台で買える
第10位は「ouneed」のサイコン。1000円ちょっとで買えるモデルです。ただしいかにも低価格モデルといった作りで、機能的に不安な面も。とりあえず「サイコンってどんなもの?」と体験したい人向けの商品です。
- 方式
- ワイヤレス
- 重量
- 71g
- サイズ
- 45×45mm
- 機能
- 走行速度//走行距離/最高速度/平均速度/積算距離他
うーん、安い! 全部盛りを目指してコスパを優先させた商品なのかな? 小学生とかの自転車で乗り換えコストを削減するならばいいかもしれないけれども……。
義村氏による今回のまとめ
スピードメーターを取り付けるとスピードが気になることでしょう。私もかつて、「最高速 〇〇km/h!」そんなふうに考えていた時期がありました。
しかし、スピードを出している時にスピードメーターを見る、あるいは気にするという行為は、危険度が増す行為です。ので、なるべく短時間で確認ができる視認性や、視点の移動が少なくて済む製品を上位ランクとしました。
バックライト機能は、夜間走行時に一見よさそうに思いますが、郊外など暗い道を走るときには、目がバックライトの明るさに慣れていまい路面状況が見えにくくなることもあるかと思います。年齢などの個人差もあるとは思いますが。
また、GPS機能搭載モデルなどの高価格モデルは、スマートフォンをサイコンとして使用する場合と比較しなければならないと思います。そもそもスマートフォンにはGPS機能や方位磁石、各種センサーを受信するBluetoothがあります。
通信機能があるので、マップも最新版が表示できますし、ナビ機能はサイコンの追随を許しません。レースで無い限りはスマホを携行しているはずなので、全重量の軽量化にもつながります。
さらに、積算距離がなにげに便利です。「100km走ったから、チェーンに注油しよう」、「今月はまだ、600kmしか走ってないから、後半もう少し走ろう」などと活用できます。初心者なら、シンプルな機能なモデルから初めて、サイコンの活用法を探ってみてはいかがでしょうか?
最後に、おまけとしてケイデンスセンサーのおすすめを紹介しておきます。
ケイデンスセンサーおすすめ
XOSS
X1 ケイデンスセンサー スピードメーター ワイヤレス ANT + Bluetooth 4.0
実勢価格:2350円
連続作動300時間を誇る「XOSS」のケイデンスセンサー。磁石を必要とせず、地磁気誘導で測定するモデルです。
データはより正確で、軽量なのが大きな特徴です。
重量はわずか10g。IP67防水を備えています。
一昔前のマグネット式センサーは磁石とセンサー、2つをかなり接近させて自転車に取り付けなければいけませんでした。これが、ちょっとしたはずみでずれてしまって計測できなかったり、ケイデンスセンサーの場合はクランクやフレームの形状によってはなかなか取り付けにも工夫が必要だったりしました。スピードセンサーの場合はホイールのスポーク形状やフォークの形状によっては取り付けがかなり難しい自転車も増えてきたかと。現在は、ケイデンスならばクランク部分に1つ付けるだけ! スピードセンサーとして使うならばハブに固定するだけ。簡単な時代になりました。ペアリングさせる規格もANT+とBluetoothの両対応製品ならば、メーカーを問わず幅広いサイクルコンピュータに対応させることができたりもします。
以上、1万円以下で買える「初めて」のサイクルコンピュータ10選のご紹介でした。
ぜひ、お買い物の参考にしてみてくださいね。
サイクリングコンピューター(略してサイコン)は、単にスピードメーターと呼ばれたりします。スピードがわかるのが基本機能となります。また、ほぼすべてのサイコンが時計の機能がありますので、速さ×時間で距離も測定できるのです!