憧れの“ラク家事家電”はほんとに便利?使いやすい?
憧れのラク家事家電、ちょっとお値段は張るし、買っても使わなかったら嫌だなと思って買うのを迷っていませんか? そこで『LDK』では実際に使った人しかわからないメリット、デメリットを大調査しました。
今回実際1年以上使った経験のある人に声を聞いたのはこの人気の家電4アイテム!
・食器洗い機
・全自動調理鍋
・ドラム式洗濯乾燥機
・ロボット掃除機
その中から今回は“買ってよかったラク家事家電NO.1”だった「食洗器」をご紹介。ユーザーだからこそわかるホントのところ、どうぞご覧ください!
一度使ったら手放せない!食洗器はユーザー満足度100%
お値段もやや高く、設置場所の問題もあってハードルが高い「食器洗い機」。買うかどうか迷うアイテムですね。
ところがユーザーに調査したところ、「時短」はもちろん、「節水」「洗いにくいものもキレイになる」などいいことずくめ。高くても十分モトは取れるとの声が圧倒的だったんです。
平均購入価格はビルトインタイプは10~20万円と値段は張りますが、据え置きタイプなら4~8万円。一度使うと、もはや「ない生活は考えられない」というくらい満足度が高いのが食洗器なんです。ユーザーから上がった“買ってよかった点”をまとめてみました。
その1:基本、予洗いはいらない
汚れの種類や食器の入れ方によっては残るので必要ですが、基本は予洗いなしでスッキリ!
その2:超時短になる
使った食器をそのままセットしてお任せ。朝の忙しい時間がぐんと節約できます。
その3:思った以上に節水できる
高温で洗ってすすぐため、手洗いするよりも水の量が少なくて済みます。
その4:大きくても置く価値アリ
たとえ幅や場所をとっても、それを上回る便利さなので手放せないとの声が多数でした。
もうちょっと知りたい!食洗器のあるある疑問
それではもう少し、食洗器についてのあるある疑問を見てみましょう!
Q:音がうるさいんじゃない?
A:気になるのは最初だけ。
音問題は気になりますよね。ユーザーさんに聞いたところ、たしかにうるさいのですが、気になるのは最初だけ、とのこと。
そこで騒音計で測ってみました!
食洗機前とリビングで騒音計測をしたところ、キッチンでは平均50dB、リビングでは平均46dBでした。キッチンの一番大きな音(MAX70dB)でも新幹線の車内くらい。
キッチンにいるとテレビが聞こえないこともありますが、リビングで会話している分には問題ないです。
Q:ビルトインならいいけど据え置き型は邪魔では?
A:設置面積は水切りカゴ程度です。
据え置き型は本体の大きさから圧迫感があるかもしれませんが、設置面積は水切りカゴとそれほど変わりません。
ただし、背の高さが気になったというモニターも。ファミリー向けの場合は吊戸棚などに当たらないか要チェックです。
また、電源の確認もお忘れなく!
分岐水栓を付ける必要はあったけどラクにつけられましたよ。(据え置き型使用者)
Q:予洗いナシって本当?
A:カピカピやネバネバに注意!あとは予洗いなしでOK。
今回の調査したユーザーは全員予洗いナシでの使用で、汚れ落ちにはほぼ満足していることがわかりました。ただし乾いた卵の汚れや粘度の高いソースのかたまりなど、落としきれないものも。
▼食洗器が苦手なもの
食洗器で落ちにくいものはあり、食器の形状も影響するようです。
基本は予洗いせずに使用してOK、食器の入れ方さえ気をつければ、そのままでほぼキレイになるということでした。
Q:天ぷら鍋とか、油は無理でしょ?
A:油モノは手洗いより得意です!
意外なことに、食洗器は60~80℃のお湯で洗うので油はしっかり落ちるんです。
油が固まりやすい冬場も、すっきり落とせるのがイイ!と全員が回答。手洗いと比べるとその差は歴然で、手洗いでは流せない高い水温がポイントでした。
▼比べてみました
ただしユーザーからこんな声もあったので、コップを一緒に入れるのはご注意くださいね。
天ぷら鍋とガラスコップを一緒に入れるのは、油が付いてさすがに厳しい!(ビルトイン型使用者)
Q:洗剤が残ったりしない?
A:手洗いより心配ないです
食洗器では洗剤は泡立てず、洗剤を溶かしたお湯の強い水流で洗うイメージなので、洗剤が落ちていない感じはしません。むしろ洗い残しは手洗いより少ないようです。
ちなみに、食洗器専用洗剤のテストでベストを獲得したのはこちらのキュキュットです。
花王
キュキュット ウルトラクリーン
食器洗い乾燥機専用
実勢価格:494円
内容量:480g
お皿同士がくっついていなければ、くまなくキレイになりますよ。
▼食洗器専用洗剤のランキングはこちら!
Q:食洗器の中にカビが生えたりしない?
A:カビ汚れはつきにくいけど、パッキンは汚れます
食洗機は洗った後、乾燥までしてくれるのでカビは発生しません。食器を入れっぱなしにしても、送風機能が付いているので蒸れる心配もナシ。カビ汚れに悩む人は少ないです。
ただし、パッキン部分はどうしても汚れてくるのでお手入れが必要です。
Q:時短のほかに手洗いよりいいところは?
A:光熱費の節約、手荒れ防止、洗いにくいものもキレイに!
食洗器といえば時短がいちばんのメリットのように思いますが、梅雨どきのカビや臭いのニオイの防止、冬は湯量が気になるからなど、時短以外の目的で導入したという人が多数。
イニシャルコストさえクリアすれば、食洗機は経済的でもあるんです!
▼節水になるから光熱費が減る
強い水流で洗うので、手洗いの約1/9~1/6まで節水可能。お湯を使う冬は特に光熱費に差が出るので、いっそうありがたさを感じます!
▼ツラ~イ手荒れが激減
洗剤に触れている時間が減るので、お肌への刺激や乾燥を防げます。
▼洗いにくいものがキレイに
強い水流が届かないところまでキレイに洗い上げます。
冬場、お湯の使用量が1日あたり150Lも減りました!
購入検討中の方に!据え置き型おすすめ3選
今回の調査では、ユーザー全員がこれからも使い続けたいとの回答でした。時短はもちろん、光熱費の節約になったり手荒れを防いだり、うれしいメリットがたくさん。これは買って間違いなしのアイテムといえます。
それでは最後に、プロが選んだおすすめ据え置き型食洗器を3台ご紹介したいと思います。どうぞご覧ください!
サンコー 「水道いらずのタンク式 食洗機ラクア」
サンコー
水道いらずのタンク式
食洗機ラクア
実勢価格:2万9800円
タイプ:タンク式、分岐水栓式
サイズ:W410×H440×D410mm
重量:13kg
消費電力:850W
洗浄モード:6コース(通常洗浄、スピード、エコ、強力洗浄、水洗い、乾燥)
圧倒的な洗浄力を発揮したのが、サンコー「水道いらずのタンク式 食洗機ラクア」でした。とにかく「キレイ!」の一言。
カピカピのカレーも落とすこの仕上がりなら、予洗いも仕上げ洗いも不要。3万円を切る価格で、コスパも最高です。
短時間でもキレイに洗える!パナソニック「NP-TCR4」
パナソニック
NP-TCR4
実勢価格:5万2399円
タイプ:分岐水栓式
パナソニック「NP-TCR4」は、洗浄時間が短くてもキレイに洗い上がりました。庫内はやや狭いため、長い菜箸は入りません。奥行きがコンパクトなところがウリです。
しつこい汚れには工夫が必要 シロカ「SS-M151」
シロカ
SS-M151
実勢価格:4万9800円
タイプ:タンク式、分岐水栓式
3製品中、最も少ない水量、消費電力で健闘したシロカ「SS-M1513」。残り時間の表示や、タンクの水の量をお知らせするなど使いやすさは好評でした。置き場所の自由度が高いところもポイントです。
▼据え置き型食洗器の詳しいレビューはコチラ!
以上、ユーザーだからこそわかる食洗器のメリットと、卓上型のおすすめ食洗機3選のご紹介でした。
気になってたけど迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
導入前にはない音がしたので初めは驚きましたが、今は気になりません。(据え置き型使用者)